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シェーズロング

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シェーズロングとは、足を伸ばして座ったり寝転んだりできる休息用の寝椅子です。幅は1500mm~1800mmまであり、幅の広いサイズを選べば男性でもくつろげます。
波打つような曲線美を持つアンティークから、ル・コルビュジエの手掛けたLC4のように直線的でモダンなシェーズロングまで揃えた豊富なラインアップからお選びください。

シェーズロングをもっと詳しく解説

3色の商品タイプのマークについて

シェーズロング

 

 

 

いつものお昼寝も贅沢に。アンティークシェーズロングで叶える優雅なわがままライフ

流れるような曲線フォルムが魅力的な、アンティークシェーズロング。その美しいデザインにばかり目が行きがちですが、貴族が作らせただけあって、実用性もなかなかのものなんです。人が横になって使うことを前提に作られたシェーズロングは、座る+寝るの動きを一台でカバーしてくれる優れもの。幅広サイズの座面をいかして、2人掛けソファや3人掛けソファライクにお使いいただいてもOKですし、背もたれや肘掛けが体にフィットするようカーブしているため、上半身をもたれさせてゆったり読書やネットサーフィンを楽しんだり、ごろりと寝転がってテレビや映画を観たり…なんて使い方もできます。クラシカルな見た目に反して、ごろ寝派の現代人のニーズにも応えるポテンシャルの高さを持つシェーズロングで、ちょっと贅沢なリラックスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

置いてあるだけで絵になる家具。シェーズロングとは

シェーズ・ロング(chaise longue)とはソファの一種です。フランス語で「長椅子」を意味するその名の通り、座面が長いため足を伸ばして座れるだけでなく、横になって体全体を休ませることができるのが特徴です。シェーズロングをはじめとする、いわゆる「寝椅子」と呼ばれるような家具の原形は、エジプト文明時代には既に誕生していたとされています。その後、古代ギリシア、古代ローマ時代へと、少しずつ姿を変えながら受け継がれていきました。現代の我々が知るアンティークシェーズロングは、17世紀初期のフランスで原形が作られ、18世紀以降西洋で流行したのち、世界へ広まったと言われています。
シェーズロングの形状は、背もたれ・肘置きが備わっていて、横に長いつくりというのが基本形です。背の形状には、単純な四角やゴンドラ型、上端が反ったり巻いたりする古典主義型などがあり、脚は円柱・角柱・猫脚などがあるほか、脚先にキャスターが付く場合もあります。細部の意匠は、ルネサンスやバロック様式の影響による古代ギリシア・ローマ由来のものが多く、貝やアカンサスの葉、ロゼット(花紋)、唐草、渦巻等の彫刻であったり、寄木細工や象嵌といったより手の込んだ装飾が施されているものもあります。正式な場というよりは、どちらかというとゆったりと寛ぐプライベートなサロンや、シッティングルームに置かれることが多かったシェーズロングは、お部屋を優雅に彩る主役級の家具として、実にさまざまなデザインのものが作られました。

シェーズロングの歴史を紐解く


シェーズロングのご先祖さま。クリーネとレクタス

シェーズロングの起源を辿っていくと古代エジプトまで遡る、ということは上記でお話した通り。エジプトから古代ギリシア・古代ローマへと伝わったシェーズロングのご先祖は、その地で「クリーネ」「レクタス」として普及しました。レクタスは当時の家庭において最も高級な家具とされ、横になって会食をするのに使われていたのだとか。(古代ギリシャでは、食事は寝そべったまま行うものでした。シンポジウムの語源である「シンポシオン」は、男性たちが寝椅子に横たわって食事をとりつつ、政治談議や哲学談義に花を咲かせる宴会だったそう。)
その後、時を経て17世紀に入り、絶対王政によって国力を増したフランスが西洋文化の中心となると、華麗な宮廷文化が花開きます。それに端を発し、ヨーロッパにおける家具製作の技術もメキメキと向上。より優れたクオリティの家具が数多く作られました。1725年から1730年頃には、王侯貴族たちが自身の寝台近くで談話を楽しむための寝椅子として、端部が枕状に高くなった古代風の長椅子「リ・ド・ルポ」や「リ・ド・ジュール」が登場。正確な年代は定かではありませんが、おそらく18世紀半ば~末頃には、そういった休息用寝椅子をまとめて「シェーズロング」、と呼ぶようになったと考えられています。

シェーズロングとサロン文化

1715年、国内で摂政体制が始まったのをきっかけに、フランスではそれまでの儀礼的な傾向から一転して、自由で寛いだ社交文化が流行します。貴族達は小部屋での集い、「サロン」を楽しみ始め、そこで使われる家具も部屋の規模や催しに応じて小型化され、種類も増えました。1723年、ルイ15世が成人すると更に寛ぎ志向は強まり、サロンの内装や家具も、それに合った軽快華麗なロココ様式で作られるようになります。ゴンドラ型の背をもつシェーズロングの代表的形態の一つ、「デュシェス」が作られたり、1人掛けソファとオットマンがくっついたような不思議な形のシェーズロング、「デュシェス・ブリゼ」が流行したのもこの頃のことです。この時代には、貴族たちの尽きることのない要望を叶えるため、見た目の優雅さと快適性を備えた家具がどんどん作られました。

そして1774年にルイ16世が即位する頃には、猫脚など曲線的なデザインが主体だったロココに取って代わり、直線的な意匠が特徴の新古典主義の時代が到来。家具先進国フランスの新様式は、ロココが流行したときと同様に各国に伝播し、新たなムーブメントを巻き起こしました。19世紀初期には、両端に背がある古代風の「レカミエ」や、片方の肘掛けが長い「メリディエンヌ」が流行。共にシェーズロングの代表的形態の一つとして、今日も知られています。 ちなみに「デュシェス」とは、フランス語で「公爵夫人」の意。また「レカミエ」は、19世紀フランスの文学・政治サロンの花形であったレカミエ夫人を描いた絵画にちなんで、その名称で呼ばれるようになりました。これぞアンティーク家具といった優雅な面持ちが魅力のシェーズロングですが、まさに貴婦人のようにゆったりくつろぐのにぴったりの家具というわけなんですね。

イギリスにおけるシェーズロング

一方イギリスでは、17世紀半ばにフランスの影響によるデイベッドが登場します。ただ、当時のものは肘無椅子を延長しただけの簡素な形状で、クッション付の豪華なものが現れたのは世紀末になってからのことでした。18世紀になると、海外進出や産業革命により富裕層が増え、イギリスにおいてもサロン文化が隆盛、フランス同様に家具や内装が発達します。18世紀後半には、家具師チッペンデールによるロココや、建築家アダムによる新古典主義風の良質な寝椅子等が作られ、近代家具の先駆けとなりました。
19世紀に入ると、片肘付で背の端が巻かれた形の古代風意匠のシェーズロングが流行し、当時のシェーズロングの代表的形態の一つに。そして19世紀後半になり、新たにビクトリア様式が流行し始めると、中流階級の成長により次第に庶民の間にもサロン文化が広まります。クッションのスプリング構造やボタン締め、房飾り(フリンジ)といった、今日のソファに通ずる仕様・デザインを取り入れたイギリス流シェーズロングは、当時サロン文化が復活していたフランスにも影響を与え、その後世界へと広まっていきました。フランスから伝わったデイベッドがイギリスで進化を遂げ、後に新たな形のシェーズロングとしてフランスへ逆輸入された…というところからも、この時代におけるインテリア史の入り組んだ複雑さが垣間見えるようです。

近代~現代のシェーズロング

ここまでアンティークのシェーズロングについてお話してきましたが、シェーズロングは作られた当時から進化を続け、現代でもたくさんの人に愛用されています。中でも近代建築の三大巨匠の一人、ル・コルビュジエ(コルビジェ)が手掛けた「LC4 シェーズロング」はあまりにも有名ですね。シェーズロングと聞いて、上記でお話したようなクラシカルなアンティークのものではなく、LC4を思い浮かべたという方も多いのではないでしょうか。
また、日本風のシェーズロングとも言える「松本民芸家具」の512型ベンチは、洋のイメージが強いシェーズロングを見事に日本人の暮らしに落とし込んだ、素晴らしい作品です。デザインはシンプルながら、家具としての実用性にこだわって作られた松民流シェーズロングは、LC4同様一生ものと呼ぶにふさわしい名品です。

アンティークから中古まで。個性豊かなシェーズロングたち

さて、シェーズロングのあれやこれが分かったところで、ここでは当店ラフジュ工房で取り扱っているシェーズロングの一部をご紹介します。やはり、多いのはフランスやイギリスのアンティークシェーズロングですが、同じ国で作られたものであってもそのデザインはさまざま。さらに当店では、先ほどお話したLC4等の近現代の中古シェーズロングも扱っていますので、ぜひ豊富なラインナップの中からお気に入りの1点を探してみてくださいね。

  • イギリスアンティーク
    シェーズロング

    クッション付きで、より快適に過ごせそうです。

  • イギリスアンティーク
    シェーズロング

    大きく波打ったようなデザインの背もたれが特徴的です。

  • イギリスアンティーク
    シェーズロング

    直線的でシンプルなつくり。これぐらい簡素な方が寝るのにはいいかもしれません。

  • 横浜ダニエルの
    シェーズロング

    現代ものは座面クッションもたっぷりしていて、心地よくお昼寝できそうです。

  • カッシーナの
    シェーズロング

    言わずと知れた名品、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが手掛けたLC4です。

  • フランスアンティーク
    シェーズロング

    フランスらしい優雅なカブリオールレッグと、鮮やかなファブリックが目を惹きます。

  • ベルギービンテージ
    シェーズロング

    ジャコビアン様式を思わせる細やかな意匠が圧巻です!

  • フランスアンティーク
    シェーズロング

    緩やかなカーブを描くシルエットが気品を漂わせています。

  • 松本民芸家具の
    シェーズロング

    柳宗悦氏が設計した512型。欧米化する日本人の生活に寄り添う、趣あふれる逸品です。

  • フランスアンティーク
    シェーズロング

    現代のソファに近い形のダブルエンド。本革の座面が高級感たっぷりです。

  • イギリスアンティーク
    シェーズロング

    流線形のフォルムに、当時の家具職人の技術力の高さが伺えます。

  • イギリスビンテージ
    シェーズロング

    英国家具特有のどっしりと重厚感ある佇まいが魅力的です。

シェーズロングを取り入れたインテリアコーディネート実例

それでは最後に、アンティークシェーズロングを取り入れたおしゃれなコーディネート例をご紹介しましょう。時を経た深みのあるアンティークシェーズロングは、こだわりの空間づくりにピッタリです。皆さんもぜひ自由なコーディネートを楽しんでみてください。

  • イギリスアンティークのシェーズロングを主役に。クラシカルにまとめたコーディネート

    落ち着いたクリーム色の地に、大きめのボタニカル柄が華やかで気品を感じさせるこちらのシェーズロングは、イギリスアンティークのもの。木部は濃いブラウンですが、ほとんどの面積を占めるファブリックのカラーが明るいため、ナチュラルな木色のフランスビンテージのビューローブックケースとも、浮くことなく馴染んでいます。 また、シェーズロング・ブックケース・テーブルの各アイテムは作られた時代も国も異なるものの、いずれも曲線を多用したデザインのため、並べて置いても統一感のある空間に。シェーズロングをメインにした、英国レトロなテイストに仕上がりました。

主役級のソファをお探しなら、ぜひシェーズロングも選択肢に

ラグジュアリーな雰囲気を醸し出せるシェーズロングは、宮殿や貴族の邸宅の設えとして使われていただけあって、お部屋の主役として申し分ない存在感を発揮してくれます。ご自宅のリビングや客間、店舗を華麗に彩るキーアイテムをお探しなら、見逃す手はありませんよ。




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