でも、ラフジュは販売だけじゃなくて買取もやってるってこと、今初めて知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今日はこの場を借りて、こっそりラフジュの買取についてお話しちゃおうと思います。
古くなってただ捨てられていく運命にあるものを、なんとかして残したい
ラフジュ工房は、そんな弟の熱い思いからスタートした会社です。
会社をはじめた当初は、ラフジュ工房の買取を知ってもらうために駆け回る日々。
そうして少しずつ問い合わせも増え、わたしはちょこちょこ買取に出るようになりました。
でも実を言うと、店長である弟とは違って、最初から「古いものが好き!」というわけではなかったんです。
今でこそ、家具はもちろん和骨董、洋食器に至るまでどんなものでも目利きできる自信と経験がありますが、当時のわたしは「マイセンってなに?」状態。
そんな状態なもんだから、現場に行くとほとんどが見たことのないものばかりなんです。わたしには、それが楽しかった。
そのうち買取に慣れてくると、「旧家の場合、こういう蔵ならこういうものがありそうだな」っていうのも分かるようになるもので。
違いに気付き始めると見聞も広まって、それがまた面白くて、ますます古い品を見るのが好きになっていきました。
そんなこんなで買取に携わって、早20年ほど。
今ではトレジャーハンターよろしく、日々膨大な量のアンティークや骨董に囲まれています。
他の業者では買い取らないものも、ラフジュなら
買取をしていてお客様によく言われるのが、「他の業者さんにも来てもらったけど、ほとんど見ないで帰っていった」ということ。
実際、貴金属など分かりやすいものだけ買い取って、残りはよく分からないから買取不可、とする業者さんは多いです。
でもお客様のなかには、「値段が付かなくても、持っていってくれるだけで良い」「自分では使わないけど、捨てるのは忍びないから誰かに使ってほしい」という方も。そこには多かれ少なかれ、“残したい”気持ちがあるんだと思うんですね。
そしてそれは、わたしたちも同じ。100年も200年も前に作られたはずなのに、なぜこんなに綺麗な状態で残っているんだろう?とか、この時代にここまでつくりの良いものを作れたなんて!とか、アンティークや骨董には、時代を越えた驚きや感動が詰まっています。
なのでわたしは、買取に伺ったら全部見ます。
1点1点丁寧に確認した上で、どこかしらで買い手が付くだろうお品はできるだけ買取りますし、ラフジュではほとんど売れそうにないかなと思うものであっても、ついつい持って帰ってきたり。
建具なんかも喜んで買取りますよ!
汚いところに呼んじゃって申し訳ない、でも丁寧に見てくれて嬉しい
ラフジュの買取では、蔵の中を見に旧家へ伺うことも多いです。そういうところって、長い間無人のまま放置されていたり、言ってしまうとけっこうボロボロな状態。
そんなのも、わたしは意外と気にならない。もちろん大変は大変なんです。でもそれ以上に、やっぱり「うちでなら引き取れるものがあるかもしれない」っていう気持ちの方が強くて。
使命感なんて言うとおこがましいですが、よそで使ってくれる人がいるなら、できる限りその縁をつなぎたいです。
たまに散らかっててごめんなさい、と恐縮されるお客様もいらっしゃいますが、ラフジュの場合はむしろ逆。お客様がゴミだと思って捨てたものの中にほしいものがあったりするので、できるだけ片付けずにいてもらった方がありがたいです。
買取対象は日本全国
ラフジュの買取は、わたしと数名のスタッフでまわしています。だから、フットワークはすこぶる軽い!
極論、我々とお客様、双方のスケジュールが空いてさえいれば行けるので、関東圏なら午前中に買取相談のお電話をいただいて、その日の午後に訪問することもあったりします。
過去には、「数点見てほしいものがある」という話でお伺いしたら、とても1日じゃ見切れない物量で急遽泊まった…なんてこともありました。本当はその後にも、なんなら翌日にも別件の買取が入っていましたが、そっちは別のスタッフにお願いして。(結局そのときは、全部見終わるのに4日かかりました。)
こういう柔軟な対応ができるのも、他の業者さんにはない強みかなと思っています。
絵画、ブロンズ像、洋食器、腕時計、カメラにオーディオ、万年筆、楽器…これ全部買取対象です
そういえば、「ラフジュ工房は家具屋だから、家具以外は買取してもらえないと思ってた」と言われることがあるのですが、そんなことは全くありません。むしろ家具以外も大歓迎です。
ラフジュ工房の買取はオールラウンド!
例えば骨董、美術品、コレクターズアイテム、古道具、和洋食器類などなど、ほんとになんでも査定できます。
おそらく他の業者さんにはある、「この分野はちょっとよく分からないな」という苦手分野がうちにはないので、分からないからって適当な価格を付けられたり、査定を拒否されたりなんてこともありません。
もっとラフジュの買取を身近に
さて。買取の宣伝になるかも!と意気込んだ結果、熱が入りすぎてしまいました。この調子だと延々語ってしまいそうなので、今回はこの辺りで。
つたない文章ながら、少しはラフジュの買取のことをお伝えできたかな?と思います。これを機に、販売はもちろん買取の方も、ぜひ気軽にご利用くださいね!
買取鑑定士あいさつ
あるとき弟に誘われたのをきっかけに、右も左も分からず飛び込んだ古物の世界。
それから今日まで買取一筋。気付けば総買取数は100万点を超え、「買取」というジャンルにしては珍しく、リピーターのお客様がつくまでになりました。
ただお金になりそうなものを買い取ってもらうだけなら、他の業者だっていいはず。
にも関わらず、たくさんのお客様があえてラフジュを選んで声をかけてくださる現状には、本当に感謝しかありません。
ラフジュ工房の買取は、眠ったまま忘れ去られた”本当は価値あるもの”を掘り起こし、次の世代に繋いでいく存在でありたいと考えています。
貴金属しか買い取らなかったり、そもそもきちんと査定できるだけの知識すらない業者も多い昨今。
そんな彼らが一瞥もくれずゴミと判断するようなものでも、ラフジュなら価値を見出せるかもしれない。ラフジュなら救い出せるかもしれない。
おこがましいかもしれませんが、SDGsなんて言葉が流行るずっと前から古いものと向き合ってきた、「アンティーク家具ラフジュ工房」だからこそのプライドでもあります。
リピーターのお客様が多いのは、きっとそんな思いに共感してくださる方がたくさんいらっしゃるからなのだと思います。
それでも正直、買取に関して言えば知名度はまだまだ。
かろうじて存在は知っていても、家具以外は買い取れないんでしょ?と言われることも未だによくあります。
繰り返しになりますが、ラフジュの買取は家具だけじゃありません。
価値あるものは1点でも多く残す。そういうスタンスなので、家具以外のものだって喜んで見に行きます。
お茶道具、掛け軸、美術品や洋食器、コレクターズアイテムその他諸々、家中のもの全部まとめて査定できると思っていただいて構いません。
「捨てるにはしのびないけど、使う人もいないしとりあえず押入れにしまっておこう。」
多分、日本中のどのご家庭にも、そんな風にしまい込んだままになっているものが一つや二つあることでしょう。
でもそういうものって、十中八九しまわれたまま人知れず朽ちていって、結局はガラクタ扱いで捨てられてしまうんですよね。
わたしたちみたいな買取業者は、ある意味では最後の砦なのかもしれません。
人とものを繋ぐ仕事、なんて言ったらちょっと格好良すぎますが、あなたにとって不要になったものと新しいオーナーさんとの出会いの一助となれば嬉しいです。
2024年2月
買取鑑定士の人物像をご紹介!
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