アクタス(ACTUS)の買取実績

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アクタスは、1969年に創業した日本を代表する総合インテリアショップです。北欧家具の魅力にいち早く注目し、スウェーデン発のIKEAを日本に広めたことでも知られています。
また、輸入総代理店としての顔も持ち、北欧諸国やイタリアを中心とした輸入家具を扱うほか、昨今では自社オリジナルの家具も手掛けるなど、世界のインテリアの魅力を発信しつつ、日本のモダン家具文化の発展に大きく貢献してきました。 さらに新鋭クリエイターとのコラボレーション商品や、世界の名作アイテムとの限定コラボ商品も数多くリリースするなど、話題がつきません。
現在では、ダイニングセットやソファといった家具全般のみならず、有名デザイナーの照明やインテリア小物、生活雑貨といった商品を幅広く扱い、日本におけるモダンインテリアのアイコン的存在としての地位を確立しています。モダン家具黎明期から培い洗練されたインテリアの審美眼は、いつの時代もトレンドに敏感な世代から厚い支持を集めています。

一人の好奇心からはじまったアクタス

アクタスの歴史は古く、1969年に東京・青山で「湯川美術品株式会社」として創業するところに始まります。創業者の湯川幸治氏は、大阪・天下茶屋で「湯川家具」を営み、婚礼家具や和家具の販売をしていましたが、好奇心旺盛な性格だったこともあり、かねてから洋家具にも関心がありました。 そんな湯川氏は、“日本の暮らしにヨーロッパの家具を取り入れることで、住まいを豊かに発展させたい。“という目的のもと、青山にのちにアクタスとなる「ヨーロッパ家具・青山さるん（以下、青山さるん）」をオープンさせます。
青山さるんに並ぶのは、湯川氏がデンマークやノルウェーで直接買い付けた北欧家具たちでした。当時は、1ドル360円の固定為替相場という、輸入ビジネスをするには決して有利だったとはいえない時代。しかしこの逆風を湯川氏はものともせず、持ち前の好奇心を武器に、北欧やヨーロッパ家具の普及に突き進みます。 ちなみに買い付けた家具の中には、1脚が当時の日本円にして200万円を超すリクライニングチェアもあったといい、社員たちを非常に驚かせたそうです。
当時の輸入家具は今以上に高価なものだったため、ターゲットは富裕層がメインでしたが、青山さるんの洗練された空間はグラフィックデザイナーや美術家、ファッションデザイナーなどにも大きな刺激を与え、各業界を通じて世間一般にも広まっていくことになります。 以降、湯川家具を筆頭にして、都市部の百貨店や家具メーカーなどが連携し、ヨーロッパ家具や北欧家具の文化を日本へ浸透させていくのです。

スウェーデン発ブランド・IKEAとの意外なつながり

そして1974年、スウェーデン発の家具・IKEA（イケア）の販売権を日本で初めて獲得。主要都市の百貨店を中心に、店舗を展開していきます。北欧家具のデザインの真新しさや、ヨーロッパ家具が持つ価値観は、当時の若者を中心に人気を博しますが、当初は価格帯が高額だったことや、組み立て式のシステムが日本では一般的ではなかったことが原因で業績が振るわず、12年後の1986年、一度日本撤退を余儀なくされます。

ハンス・J・ウェグナーとの出会い

一方で、IKEAが日本進出した７年後の1981年、「株式会社アクタス（以下アクタス）」が設立されます。輸入家具の日本代理店としての幅を広げ、以降、全国にショップを展開していくように。
1969年の創業当時は、一部の富裕層しか手に取れなかったヨーロッパ家具も、多くの客層に浸透していきます。また、アクタスはこれと同時に、公共施設やホテルの工事も請け負うなど、インテリア事業をますます拡大していくのでした。
そんな発展のさなか、アクタスをさらに大きく成長させるできごとが起こります。 1982年に熱海で開館を予定していた『MOA美術館』のプロジェクトに、北欧家具の巨匠、ハンス・J・ウェグナー自ら家具製作の打診があったのです。 一流の美術館にふさわしい家具を選ぶため、デンマークの有名家具メーカーまで訪れたアクタスの噂を聞きつけたウェグナーが、自ら連絡してきたのでした。 これがきっかけとなり、ハンス・J・ウェグナーの作品を始め、アクタスと北欧家具はますます密接になり、日本への普及を加速させます。ちなみに、このときにウェグナーが手掛けたのがPPモブラー社と提携した『ジャパンチェア』。同美術館のVIPルームに今もなお大切に置かれています。

日本の丁寧な暮らしをリードする企業へ

数々の事業やプロジェクトを手掛けてきたアクタス。その後、ヨーロッパの家具ブランドの販売権をいくつも獲得していき、1987年にはフランクフルトに「アクタスヨーロッパ」を設立。海外とのつながりをますます深めていきます。日本国内の店舗には、最新の洗練されたデザイナーズ家具が数多く並び、ユーザーにとってアンテナショップ的な存在となってきました。
そして、1999年には子供向け家具の開発をスタートし、2006年には不要家具のリサイクル事業も開始するなど、ライフスタイルに根差した家具製作や、サステナブルな取り組みにも参画していきます。
2024年現在、インテリアを軸にしながら、一部の店舗にはカフェショップを併設したり、衣料や食材にかかわる事業にも参入したりするなど、衣・食・住における丁寧な暮らしを多方面からサポートするための事業も展開しており、その未来的な活動は勢いを増してやみません。
創業してから半世紀近く経ち、海外の暮らしを伝えることで、これまで多くの世代を魅了してきたアクタス。現在では、新宿の本店を中心に全国で33もの店舗数を誇り、日本を代表する総合インテリアショップとして幅広い世代から絶大な人気を誇っています。

アクタスの魅力、人気なポイントといえば、洗練されたモダンの文化が息づいているところでしょう。ヨーロッパ各国における丁寧な暮らしや家具文化を日本へいち早く伝えたアクタスは、独自のインテリアの感性で多くの人々を魅了してきました。 また、総合インテリアショップとして家具を販売するだけでなく、衣食住、つまり生活にまつわる全てのカテゴリーにフィーチャーしている点もアクタスならでは。
キッチンやリビング、ベッドルームなど、さまざまなシーンに着目し、快適な理想の生活空間を提案するアクタスのスタイルは、目まぐるしく変わる現代に生きる人々にとって多くの共感を呼びました。
イタリアの『PORADA』やデンマークの『eilersen』などのモダンで美しい家具を扱うほか、『SOUP』を筆頭に北欧家具文化を根差しつつ、日本の生活に見合ったオリジナル家具を開発しているところも注目したいところ。日本にしっかりと寄り添いながらも、世界の文化を融合させていくような役割が、多くの人々に愛される理由でしょう。

アクタスの人気アイテムといえば、紹介しきれないほどたくさんありますが、その中で注目したいのが以下の3つです。

eilersen（アイラーセン）の『PLAYGROUND』ソファ

1895年、馬車のシート製作からはじまったデンマーク発のブランド、アイラーセンの『PLAYGROUND』ソファ。未来的なフォルムとラグジュアリーな雰囲気のデザインは、お部屋の主役にぴったりな一品です。120年以上続くシート製作の技術が根付く座り心地は、使い込むほどに愛着を感じさせてくれること間違いなし。

WERNER（ワーナー）シューメーカースツール

おしりの形をした座面がインパクト大なスツールは、ワーナーのシューメーカースツール。ルーツをたどると15世紀までさかのぼり、もとは牛の乳搾りのときに農民たちが使っていた椅子がはじまりなんだそう。その後、17世紀には靴職人が使うようになり、今の名前になったというわけです。400年以上も続く大ベストセラー商品ということで、一生モノのアイテムがほしいときにチョイスしたい一品。さまざまな暮らしの中で、大活躍してくれますよ。

オリジナル家具『SOUP』シリーズ

アクタスが手掛けるオリジナル家具『SOUP』シリーズは、アクタスユーザーの中でも最も評価の高いラインナップ。シンプルながらも上質で、一度触れたらとりこになってしまう人が続出のシリーズですよ。 また、シンプルなデザインだからこそ柔軟にカスタマイズがかなうのも魅力の一つで、色違いや形違いの商品を組み合わせも違和感なくまとまってくれます。家族の人数の変化や、好みの違いなどにも難なくクリアできるところや、多様なライフスタイルに合わせやすいところは、ずっと使い続ける家具選びをするうえで、心強いポイントですね。

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