着物の収納といえば、桐箪笥(桐たんす)。湿気やカビ、虫を寄せつけないとされ、古くから着物の収納に重宝されてきました。着物をお持ちの方なら、一度は憧れたことがあるかもしれませんね。
ただ、桐箪笥(桐たんす)は腕の良い職人が作ったものだと、1竿数十〜数百万という値段の高級品。いくら大切な着物のためとはいえ、買うのを躊躇してしまう方も多いかと思います。
そこでラフジュ工房でおすすめしているのが、中古やアンティーク品の桐箪笥(桐たんす)。桐箪笥(桐たんす)は、今では使い道がなく手放す方も多く、中古品なら良質な桐箪笥(桐たんす)がお手頃な価格で手に入るんです。中古の桐箪笥(桐たんす)でも、隅々まできちんと修理・クリーニングされたものなら、着物を収納するのにも全く問題ありませんよ。
当店で扱っている着物用桐箪笥(桐たんす)は、古いものでも、傷んだ部分を削り直したり、新しく桐材で作り変えたりと、しっかりと修復しています。未使用品や使用感のない中古美品も多数取り扱っているので、いわゆる中古家具が苦手という方でも、納得のいく桐箪笥(桐たんす)が見つかる可能性が高いんですよ。
また、置き場に合わせたサイズリメイクや、用途に応じた収納リメイクなど、幅広いカスタムができるので、オーダー家具のように好みの桐箪笥(桐たんす)が手に入ります。
今回の記事は、着物用の桐箪笥(桐たんす)が欲しいという方へ、もう少し詳しく、当店の中古桐箪笥(桐たんす)の特徴と、着物収納におすすめの種類、価格帯、人気のリメイクメニューについてご紹介していきます。お手頃な値段の良質な桐箪笥(桐たんす)を多数紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
着物箪笥の選び方や使い方など、基本知識から知りたい場合は、「後悔しない着物箪笥の選び方!自分好みの和服箪笥を手に入れよう」の記事も合わせてご覧ください。着物箪笥は桐箪笥(桐たんす)にすべきかというところから、良質な着物箪笥の選び方、押さえておきたい知識まで、より幅広くご紹介しています。
Contents
- 1 良質な着物用桐箪笥(桐たんす)を安く買うなら、中古・アンティーク桐箪笥(桐たんす)がおすすめ。新品との違いも解説
- 2 着物収納におすすめの桐箪笥(桐たんす)。種類と価格を紹介!
- 2.1 衣装盆付きの桐箪笥(桐たんす)。着物収納に一番人気の和箪笥
- 2.2 引き戸と引き出しが付いた重ね桐箪笥(桐たんす)。着物を湿気から守る気密性の高い箪笥
- 2.3 引き出しのみの重ね桐箪笥(桐たんす)(衣装箪笥・小袖箪笥)。着物・洋服をたっぷり収納
- 2.4 小引き出し付きのアンティーク桐箪笥(桐たんす)。着物から小物類までまとめて収納
- 2.5 観音扉付きのアンティーク桐箪笥(桐たんす)。二重構造の収納で湿気から着物を守る
- 2.6 コンパクトにリメイクした着物用中古桐箪笥(桐たんす)。洋室やクローゼットにも取り入れやすい
- 2.7 長い脚付きの着物用桐箪笥(桐たんす)。洋室にも似合う和モダンなリメイク箪笥
- 2.8 小型の桐箪笥(桐たんす)・小箪笥。和装小物をまとめて収納したい方におすすめ
- 3 着物用箪笥におすすめのオーダーリメイク。サイズやデザインなど妥協したくない方におすすめ!
- 3.1 桐箪笥(桐たんす)を部屋やクローゼットにぴったりのサイズにリメイク。中古でも理想を100%実現
- 3.2 桐箪笥(桐たんす)に引き戸や戸棚、衣装盆などを追加。着物や小物類の収納力アップ
- 3.3 衣装盆の代わりに使える棚板をプラス。着物収納以外にも使える桐箪笥(桐たんす)にリメイク
- 3.4 着物用桐箪笥(桐たんす)に脚を取り付け。より湿気が溜まりにくい作りに
- 3.5 着物用桐箪笥(桐たんす)に天板を取り付け。箪笥の上にも物を置けるよう頑丈にリメイク
- 3.6 着物用桐箪笥(桐たんす)を塗装でリメイク。傷や汚れに強い仕上げに
- 3.7 桐箪笥(桐たんす)にガラスを取り入れるリメイク。伝統的なデザインを自分流にアレンジ
- 4 最後に
良質な着物用桐箪笥(桐たんす)を安く買うなら、中古・アンティーク桐箪笥(桐たんす)がおすすめ。新品との違いも解説
当店では、着物収納に最適な、国産桐無垢材を使った職人手作りの中古・アンティーク桐箪笥(桐たんす)を格安価格で販売しています。
当店の桐箪笥(桐たんす)は、古いものでも、大切な着物を安心して収納していただけるよう、手間をかけて美しくリペアしているのがポイント。ご希望があれば、サイズやデザインのリメイクまで承っています。そのため、着物初心者さんからプロの方まで、幅広い方に好評いただいているんですよ。
当店の着物用桐箪笥(桐たんす)は、現代物の中古品と、江戸から昭和期頃にかけて作られたアンティーク品の大きく2つがあります。まずは、それぞれの特徴や価格帯についてお話ししますので、ご自身に合うのはどちらか検討してみてくださいね。
中古なら伝統工芸品の着物用桐箪笥(桐たんす)が約80%オフ!未使用品・美品もあり
現代物の中古の着物用桐箪笥(桐たんす)は、桐材の変色や変形などの傷みがあまりなく、新品同様の気密性の高さが魅力です。着物に湿気や虫、カビがつきにくく、良好な収納環境を保つことができます。
中古の着物用桐箪笥(桐たんす)は、保管性能が高いにも関わらず、価格が安いのが魅力。当店の場合、新品の約80%オフの値段で販売しています。
加茂桐箪笥(桐たんす)などの伝統工芸品の桐箪笥(桐たんす)は、新品では100〜150万円ほどですが、20〜25万前後から手に入りますよ。その他中古の民芸桐箪笥(桐たんす)なら、大きな三段重ねのタイプで約15万円から販売しています。
アンティーク着物用桐箪笥(桐たんす)なら3万円〜!国産桐材製・職人手作りの良質な桐箪笥(桐たんす)が多数
一方、アンティークの着物用桐箪笥(桐たんす)は、使い込まれた味わいがあり、価格がさらに格安なのがメリット。当店の場合、良質な国産桐材が使われた上質なものでも、小ぶりなものだと3万円〜、三段重ねの大きなものなら10万円前後から見つけることができます。
アンティークの着物用桐箪笥(桐たんす)のデメリットは、新品や中古品と比べると、気密性に劣ること。しかしながら、防虫剤や乾燥剤を使って、虫干しなどの基本的なお手入れをしながら使えば問題ありません。
そのため、過度に心配する必要はありませんが、着物をこまめにお手入れするのが苦手な方は、アンティークではなく、中古の桐箪笥(桐たんす)を選ぶと良いでしょう。
また、桐箪笥(桐たんす)は、木が柔らかく、変色しやすいという性質を持つため、見た目に古さや使用感が現れやすい家具です。当店でリペアする際には、味わいと言えない傷みはしっかりと修復していますが、それでも古家具が苦手な人にとっては、状態が気になるかもしれません。ちょっとした傷も気になってしまうかもという方は、中古やアンティーク品でなく、新品を選ぶことをおすすめします。
ラフジュなら中古桐箪笥(桐たんす)でも安心!着物収納に最適な高品質リペアとカスタムリメイク
「中古やアンティークの着物用箪笥は安くていいけど、本当に問題なく使えるの…?」大切な着物をしまう予定なら、そんな疑問をお持ちの方も少なくないかと思います。
たしかに、オークションサイトや譲渡サイトなどに出品されているような古い桐箪笥(桐たんす)は、適切なリペアをしていないものが大半なので、いくら安いとはいえおすすめできません。しかしながら、当店の高品質リペアをしたものなら全く心配無用です!
当店では、昔ながらの桐箪笥(桐たんす)屋が行っているような、丁寧で抜かりない修理・再生をしたうえで、着物用桐箪笥(桐たんす)を販売しています。
また、単に修理するだけでなく、購入時にサイズやデザインをリメイクするカスタムオーダーも受け付けているので、理想を100%形にした桐箪笥(桐たんす)が手に入るんですよ。
着物用桐箪笥(桐たんす)を美しく使いやすく再生。ラフジュ工房ならではの高品質リペア
ラフジュ工房で販売している着物用桐箪笥(桐たんす)は、水洗い、分解、削り直し、歪みや傷みの修理、組み立て、塗装、清掃と、丁寧なクリーニングと修理の工程を経たものです。
複数人の職人の目で厳しくチェックしながら、長年の使用で発生した汚れや傷みをしっかり取り除いているので、中古でも綺麗な桐箪笥(桐たんす)に再生されています。
例えば、古い着物用桐箪笥(桐たんす)は、引き出しの底板や背板などに隙間が生じてしまっていることがあります。これは、桐材が乾燥により収縮してしまって起きる現象で、桐の無垢材を使用している箪笥なら、どんなに高級な桐箪笥(桐たんす)でも起こりうることです。当店では、そんな隙間も丁寧に桐材で塞いで仕上げます。こうすることで、着物にとって大切な気密性の高さを取り戻すことができるんです。
また、当店のリペアでは、引き出しや扉など可動部の動きがスムーズになるように、しっかりと手を入れています。戸道やレールに傷みがあれば、その傷んだ一部分だけでなく、丸ごと新材で作り直してリペアします。
部分的に補修すると、湿気や乾燥によってそこだけ膨張・収縮してしまい、開け閉めがしにくくなることが多いのですが、丸ごと交換しておけば安心です。材料や手間を惜しまず修理することで、使い心地が劣化しない桐箪笥(桐たんす)に仕上げています。
中古の着物用桐箪笥(桐たんす)を希望サイズ・デザインにリメイク!オーダー家具のようにカスタム可
着物用箪笥を中古品から選ぶ際、理想の条件にぴったり合うアイテムを見つけるのはなかなか難しいところ。そこで当店では、ご希望に応じたリメイクを受け付けています。
例えば、「クローゼットにぴったりと収まるサイズにしてほしい」「引き出しや衣装盆を追加して収納量を増やしたい」「桐材の呼吸を妨げないように好みの色に塗装してほしい」など、幅広いご要望にお応えできますよ。
当店では、今までに3万点以上の家具をリペア・リメイクした経験があり、家具加工の高い技術があります。前例のないことでも、難しそうな加工でも、どんなご要望でもお応えします。こんな風になったらいいのに…というご要望があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
着物用の桐箪笥(桐たんす)におすすめのリメイクについては、3章で詳しくご紹介しますので、参考にしてみてください。また、過去のオーダー例の一部をオンラインショップでも公開しています。こちらも合わせてご覧ください。
着物収納におすすめの桐箪笥(桐たんす)。種類と価格を紹介!
さて次は、当店で扱っている桐箪笥(桐たんす)の中から、着物収納におすすめの種類をご紹介します。それぞれの特徴をお話ししますので、用途に応じて選んでみてください。
衣装盆付きの桐箪笥(桐たんす)。着物収納に一番人気の和箪笥
着物用の桐箪笥(桐たんす)といえば、着物箪笥や和服箪笥と呼ばれる、衣装盆付きのものが定番です。観音扉の中に衣装盆が備えられていて、着物をゆったりと綺麗に収納しやすく作られています。
衣装盆には着物を2〜3枚重ねて収納することができます。着物を詰め込みすぎることがないので、着物にシワがつきにくい、着物を探しやすい、出し入れしやすいのがメリットです。特に着物を頻繁に着る方、たくさん持っている方におすすめですよ。
衣装盆付きの着物箪笥は、一般的に2〜3段重ねの大型のものが多いですが、サイドボードサイズのものや、よりコンパクトにリメイクしたものなどもあります。
着物箪笥のデメリットは、引き出しタイプの桐箪笥(桐たんす)と比べると、湿気が入りやすいこと。頻繁に着物を着る方であれば、ほどよく換気ができますが、長期間しまいっぱなしになりそうな方は、意識して定期的に換気すると良いでしょう。
引き戸と引き出しが付いた重ね桐箪笥(桐たんす)。着物を湿気から守る気密性の高い箪笥
引き戸と引き出しが付いた3段重ねの桐箪笥(桐たんす)も、着物用の箪笥として人気のタイプ。先ほどお話しした通り、衣装盆タイプよりも気密性が高く、湿気から着物を守ることができます。引き出しに長期間しまいっ放しになりそうな方でも、防虫剤や防湿剤を入れて保管しておけば、効果が長持ちします。
引き戸には、和服用の小物やバッグなどをしまうことができます。必要なものをまとめて収納できるので便利です。また、引き出しには洋服も収納しやすく、お手持ちの衣類をまとめて収納することができます。
引き出しタイプの桐箪笥(桐たんす)のデメリットは、引き出しの深さがあるため、下側の着物が重みや湿気などで傷む可能性があること。引き出し1杯に着物を詰め込み過ぎないよう、そして、大切な着物ほど上の方に収納するように心がけましょう。
引き出しのみの重ね桐箪笥(桐たんす)(衣装箪笥・小袖箪笥)。着物・洋服をたっぷり収納
着物用の桐箪笥(桐たんす)は、シンプルな引き出しのみのタイプもあります。特徴は先ほどお話しした引き出しタイプの桐箪笥(桐たんす)とほぼ同じです。
異なるのは、全体的なサイズ感。引き戸がない分、高さがコンパクトなものが多く、部屋に圧迫感なく取り入れたい方におすすめです。
ちなみに、引き出しタイプの桐箪笥(桐たんす)は、アンティーク品から現代物まで幅広く見つかりやすいです。作られた時代によって様々なテイストがあるんですよ。現代物の桐箪笥(桐たんす)は、シンプルで上品なものが多いですが、時代を遡るに連れて、無骨な金具が付いた存在感のあるものが増えていきます。ぜひ、好みのものを探してみてくださいね。
小引き出し付きのアンティーク桐箪笥(桐たんす)。着物から小物類までまとめて収納
引き出しタイプの着物用桐箪笥(桐たんす)は、大ぶりな引き出しだけでなく、コンパクトな小引き出しが付いたタイプもあります。これは、アンティーク桐箪笥(桐たんす)に多く、和装小物などをまとめて収納するのにぴったりの作りです。
小引き出しは、扉と引き出しと二重構造になっているものが多く、気密性が高いのが特徴。上質な和装小物も安心して収納できますよ。
小引き出し付きの桐箪笥(桐たんす)は、全体的にも豪華な金具が付いた凝った作りのものが多く、アンティークの和箪笥らしい迫力のある意匠が楽しめます。伝統的な和のインテリアが好きな方におすすめです。
観音扉付きのアンティーク桐箪笥(桐たんす)。二重構造の収納で湿気から着物を守る
アンティークの着物用桐箪笥(桐たんす)の中には、上段に十字金具の観音扉が付いたタイプも多数あります。こちらは、観音扉の中に衣装盆ではなく、大きな引き出しがぴったりと収まっていて、気密性の高い作りです。こちらも着物収納におすすめですよ。
こちらはアンティーク桐箪笥(桐たんす)の古い塗装を剥離し、無塗装のまま仕上げる、ストリップド加工をした桐箪笥(桐たんす)。塗装をしたものと比べると傷や汚れが付きやすいですが、桐材本来のシンプルで美しい木目や、ナチュラルな木肌が楽しめます。
また、観音扉付きのアンティーク桐箪笥(桐たんす)は、何と言っても存在感たっぷりの金具が魅力。堅牢さを表すように金具が張り巡らされていて、金具には古いものならではの味わいが刻み込まれています。
コンパクトにリメイクした着物用中古桐箪笥(桐たんす)。洋室やクローゼットにも取り入れやすい
当店では、重ね桐箪笥(桐たんす)を分割して、コンパクトにリメイクした着物用桐箪笥(桐たんす)も多数取り扱っています。サイドボードやローボードサイズなので、リビングや寝室など幅広い部屋に取り入れやすいのが魅力です。
ローボードサイズの桐箪笥(桐たんす)は、天板や脚を付けてリメイクしたものもあります。天板を取り付けると、テレビなど重量のあるものを載せて使うことができますよ。
桐箪笥(桐たんす)は、もともと天板に物を載せるように作られていないため、重いものを載せると天板や全体がゆがんで、引き出しの開け閉めがきつくなります。テレビ台などとして使いたい場合は、天板を強化しているものから選んでみてくださいね。
また、桐箪笥(桐たんす)は脚を取り付けることで、掃除がしやすく、フローリングの洋室とも相性が良くなります。床との間に隙間ができることで、下段の引き出しでも、湿気が溜まりにくく、開け閉めしやすくなり、箪笥の重厚感を軽減することができますよ。
長い脚付きの着物用桐箪笥(桐たんす)。洋室にも似合う和モダンなリメイク箪笥
着物用の桐箪笥(桐たんす)は、長い脚を取り付けてリメイクすることも可能です。脚が長いと、ちょうどサイドボードや飾り台として使いやすい高さになり、立ったまま引き出しの開け閉めがしやすくなります。
脚付きの桐箪笥(桐たんす)は、和風でありながらも、どこかモダンさも感じられる新鮮な印象で、フローリングの洋室とも相性がいいです。和モダンなインテリアが好きな方におすすめです。
小型の桐箪笥(桐たんす)・小箪笥。和装小物をまとめて収納したい方におすすめ
着物周りの小物を収納する桐箪笥(桐たんす)がほしいという方は、小箪笥がおすすめです。大小の引き出しが付いていて、帯や帯締め、帯揚げ、足袋などを整理して収納することができます。小ぶりなサイズなので、和室やクローゼットの隅など、ちょっとしたスペースに取り入れることができますよ。
着物用箪笥におすすめのオーダーリメイク。サイズやデザインなど妥協したくない方におすすめ!
着物用の桐箪笥(桐たんす)を中古から探していると、「デザインは好きだけどサイズが大きすぎる」「サイズはぴったりだけど、金具が気に入らない」など、細部まですべて理想通りのものを見つけるのは、なかなかハードルが高いですよね。そんな悩みを解消すべく、当店では桐箪笥(桐たんす)のリメイクを積極的に受け付けています。
着物用桐箪笥(桐たんす)のリメイクで特に人気なのは、次にご紹介する7つです。サイズやデザインなどを思いのままにリメイクすることができますよ。リメイク事例をご紹介しますので、ぜひイメージを膨らませてみてください。
ちなみに、当店の着物用桐箪笥(桐たんす)は、次の4タイプがあります。どれもお好みでリメイクができますが、特に下記の(3)(4)から選んでいただくと、お得かつスムーズにリメイクできます!検討する際の参考にしてみてくださいね。
(1)高品質リペア済み商品
隅々まで徹底的にリペア、クリーニングした商品。綺麗な桐箪笥(桐たんす)がほしい方におすすめです。ご希望があればリメイクもできます!
(2)時代の味そのままに使える商品
簡単な調整と隅々まで掃除をした商品。古い傷などを味わいとして残しています。あまり手を入れていない分、とてもお得な価格で本格的な桐箪笥(桐たんす)が手に入ります。
(3)カスタムできるアンティーク家具・建具
未リペアの状態で販売し、注文が入ってからリクエストに応じてリペア・リメイクする商品。高品質リペア済みの商品をリメイクするよりも、割安かつ自由度高く加工ができます。完成後、もし仕上がりが気に入らなければ、無料でキャンセルもOK!イメージ通りじゃなかったらどうしよう…なんて心配もいりません。
(4)これから高品質リペア予定の商品
まもなく高品質リペアを始める予定の商品。気になる商品があれば、ご連絡いただくことで、優先的に、ご希望通りにリペア・リメイクができます。こちらも完成後に気に入らなければ無料でキャンセルOKです!
桐箪笥(桐たんす)を部屋やクローゼットにぴったりのサイズにリメイク。中古でも理想を100%実現
サイズリメイク例
着物用桐箪笥(桐たんす)のリメイクで一番多いのが、サイズのリメイク。高さや幅、奥行きを好みのサイズに増減することができます。
例えばこちらは、アンティークの仙台箪笥の奥行きを445mmから345mmに詰めたリメイク例です。古い桐箪笥(桐たんす)は今の住宅には大きすぎる場合が多いので、このようにカットしてリメイクことが多いですよ。
当店のサイズリメイクは、サイズを増やす場合は、もともとの桐材と木目や質感、色味が合うように調整し、減らす場合は上下左右バランス良く見えるようにカットします。そのため、増やすも減らすも、全く違和感なく仕上がるんですよ。これは、これまで多数の箪笥を修理・リメイクしてきた経験があるからこそできることです。
桐箪笥(桐たんす)に引き戸や戸棚、衣装盆などを追加。着物や小物類の収納力アップ
着物用桐箪笥(桐たんす)は、引き出しや戸棚、衣装盆などの収納を追加することもできます。着物をたくさんお持ちの方や、小物類や洋服などもまとめて収納したい方などにおすすめです。
こちらも、桐箪笥(桐たんす)の古い部分と新しい部分が違和感なくつながるよう、しっかりと色合わせをして仕上げます。どこが継ぎ足した部分かわからないくらい、綺麗に仕上がりますよ。
また、店舗用などの着物箪笥をお探しの場合、同じデザインの桐箪笥(桐たんす)が複数台欲しいという場合もあるかと思います。そんな場合も当店なら、一から同じデザインの桐箪笥(桐たんす)を制作することができますよ。上質な国産桐材を使って腕のある職人が作りますので、高精度・高気密な桐箪笥(桐たんす)に仕上がります。
衣装盆の代わりに使える棚板をプラス。着物収納以外にも使える桐箪笥(桐たんす)にリメイク
棚板製作例
より幅広い用途に使える着物箪笥が欲しいという方には、衣装盆と交換して使える棚板を別途製作しています。
収納するものに応じて、棚板と衣装盆を組み合わせて使ったり、棚板だけにしたりと、様々な使い方ができますよ。いずれ着物を手放すかもしれないという方でも、用途を変えながら、桐箪笥(桐たんす)を長く使い続けることができますよ。
着物用桐箪笥(桐たんす)に脚を取り付け。より湿気が溜まりにくい作りに
着物用桐箪笥(桐たんす)を洋室で使いたい場合は、脚を取り付けるリメイクが人気です。2章でも触れた通り、桐箪笥(桐たんす)に脚を取り付けると、掃除がしやすい、下側の引き出しにも湿気が溜まりにくい、引き出しの開け閉めがしやすい、フローリングとの相性がいい、桐箪笥(桐たんす)の重々しさが軽減されるなど、様々なメリットがあります。桐箪笥(桐たんす)がより使いやすく、モダンに生まれ変わりますよ。
木製脚・鉄脚の取り付け
当店では、脚取り付けの基本オプションとして、木製脚と鉄脚を用意しています。木製脚はよりナチュラルな雰囲気に、鉄脚はクールなビンテージテイストに仕上がります。
また、木製の場合は、脚の長さも自由に調整できるので、ローボードサイズからサイドボードサイズまで、お好みの高さにリメイクすることができますよ。
着物用桐箪笥(桐たんす)に天板を取り付け。箪笥の上にも物を置けるよう頑丈にリメイク
着物用桐箪笥(桐たんす)は、もともと上に物を載せて使う想定がされていませんが、天板をリメイクして強度を高めることで、重いものを載せられるようになります。例えば、テレビ台や飾り台として使ったり、クローゼットにしまって桐箪笥(桐たんす)の上にも物を収納したり、といった使い方ができますよ。
桐箪笥(桐たんす)の天板リメイクは、木製天板やガラス天板、石材天板を取り付ける方法と、外観を変えることなく内側から天板を強化する方法があります。
木製天板の取り付け
一番人気なのは、最も馴染みが良い木製天板を取り付けるリメイク。お好みに応じて、栗材やホワイトオーク材、ヒノキ材など和箪笥と相性が良い木材を使用します。これらは桐材よりも硬くて傷つきにくく、木目も綺麗なので、特に天板に向いていますよ。
ガラス・石材天板の取り付け
また、桐箪笥(桐たんす)を飾り棚として使いたい場合はガラス天板にして高級感を出したり、作業台として使いたい場合は石材天板にして傷や汚れが付きにくくするという手もあります。異素材を組み合わせると、純和風からよりモダンな印象になりますよ。
天板を内側から補強
もともとの桐箪笥(桐たんす)のデザインが好きな方には、やはり内側から補強するのが人気。特にアンティーク桐箪笥(桐たんす)などで、昔ながらの姿を大切にしたい場合におすすめです。ただ、桐材は柔らかく傷付きやすいので、長く使っていく上ではさらに傷が増えていくことは避けられません。傷も味わいとして楽しめる方に向いています。
着物用桐箪笥(桐たんす)を塗装でリメイク。傷や汚れに強い仕上げに
着物用の桐箪笥(桐たんす)は、塗装することで、より使いやすさやメンテナンス性がアップします。桐箪笥(桐たんす)はもともと砥の粉仕上げが多かったのですが、砥の粉仕上げは、ちょっと触れただけで手垢が付きやすい、塗装が剥がれやすい、自分で再塗装ができないという、なんとも扱いづらい塗装です。
桐箪笥(桐たんす)を長くきれいに使っていきたいなら、次の4つの塗装がおすすめです。
着色・蜜蝋ワックス仕上げ。桐箪笥(桐たんす)の変色が目立ちにくく、メンテナンスも簡単に
着色・蜜蝋ワックス仕上げ
着物用桐箪笥(桐たんす)の塗装として、当店で一番人気なのは、着色ステインと蜜蝋ワックスによる仕上げ。
蜜蝋ワックスは、桐箪笥(桐たんす)の表面に塗膜を作らない仕上げなので、桐材の調湿性を妨げたくないという方にもおすすめです。乾燥から木肌を保護することができます。
桐箪笥(桐たんす)は、どんなに良質な桐材を使ったものでも、いずれ褐色や黒っぽく変色してしまいます。これは、桐材の防虫成分であるタンニンという物質の仕業。タンニンは空気に触れると徐々に変色してしまうんです。
一般的な桐箪笥(桐たんす)は、桐材の白い木肌を生かしたものが多いですが、白っぽい桐箪笥(桐たんす)はこの変色が目立ちやすいというデメリットがあります。反対に、初めから暗めの色合いに着色しておけば、まだらな変色が目立たないので、何年経っても古っぽさを感じにくいです。桐箪笥(桐たんす)は何十年と使えるものなので、長い目で見て気に入る塗装を選ぶといいでしょう。
蜜蝋ワックス仕上げのデメリットは、他の塗装と比べると保護力が高くないこと。水拭きすると塗装が落ちてしまうので、普段のお手入れは乾拭きが基本です。
また、塗装は5〜10年ほど持ちますが、乾燥が気になったら、蜜蝋ワックスを再塗装するのがおすすめ。木肌に深みが増し、さらに美しく汚れにくくなります。
着色・ウレタン塗装仕上げ。水拭きもできる汚れにくい仕上げ
着色・ウレタン塗装仕上げ
ウレタン塗装は、桐箪笥(桐たんす)の表面にしっかりとした塗膜を作る塗装方法。ウレタン塗装で保護することで、桐箪笥(桐たんす)が汚れに強くなり、汚れがついたとしても水拭きで掃除できます。こちらもお好みの色に着色できるので、桐材の変色を目立たなくすることができますよ。
一般的に、着物用の桐箪笥(桐たんす)は、塗膜を作る塗装が敬遠されています。塗膜があると、桐材が湿気や乾燥に反応して膨張・収縮するのを妨げてしまうと考えられているからです。
しかしながら、桐材は、そもそも湿気や乾燥による変形率が小さい木材。ウレタン塗装をしたからといって、大きく気密性が下がるわけではありません。当店の経験上、桐箪笥(桐たんす)の気密性の高さは、湿気や乾燥への反応の良さというよりは、変形率が小さく木が柔らかいことで誤差なく加工しやすく、ぴったりと精度高く造られていることが大きな要因です。
そのため、着物用桐箪笥(桐たんす)の塗装は、塗膜を作るかどうかという点ではなく、使いやすさやメンテナンス性を重視して選ぶことをおすすめしています。もし、小さなお子様がいるご家庭や、汚れや水気がつきやすい場所で使う場合は、しっかり塗膜を作って保護する塗装で仕上げるのがおすすめです。
また、ウレタン塗装のデメリットは、大きな傷がついた際に自分で修復するのが難しいこと。再塗装したくなったら、プロへ依頼する必要があります。
カシュー塗り。傷や汚れに強い仕上げ。伝統色が豊富
カシュー塗り仕上げ
カシュー塗りは、漆塗りの代替塗料として使われる、和箪笥との相性が良い塗装です。ウレタン塗装よりも強靭な塗膜を作り、木肌をしっかりと保護します。また、漆塗りよりも塗装工程が簡単なので、漆と似た質感ながらも、価格が安いのが魅力です。
カシュー塗りは、幅広いカラーバリエーションがあります。赤や緑、グレーなど、ブラウン以外の色も幅広くあるので、インテリアに合わせて選ぶことができます。発色も鮮やかで、桐箪笥(桐たんす)のイメージをガラリと変えることができますよ。
カシュー塗りのデメリットは、価格が高めなこと。漆塗りほどではありませんが、塗装に手間がかかるため、他の塗装よりも高価です。
本漆塗り。高級感・耐久性抜群の着物箪笥にリメイク
本漆塗り仕上げ
漆塗りは、ご存知の通り、和家具や工芸品などでよく目にする日本の伝統的な塗装。古くから高級箪笥に用いられてきた塗装で、カシュー塗りよりも強靭な塗膜を形成します。汚れや傷、衝撃などに強く、水拭きで簡単に汚れを落とすことができます。また、耐久性も高いので、長く綺麗な状態で使い続けることができますよ。
漆塗りは、高い機能性もさることながら、仕上がりが美しいのも大きな魅力です。塗り方次第で、鏡面のように艶やかに仕上げることもできれば、木目を活かして上品に仕上げることもできます。最高級の桐箪笥(桐たんす)らしい風格ある佇まいが楽しめますよ。
漆塗りのデメリットは、やはり価格が高いこと。他の塗装よりも手間がかかるうえ、原料も貴重なので、とても高価です。
また、漆塗りは日光に当たると劣化してしまう性質があります。使う際は、直射日光のあたらない場所に置くようにしましょう。
桐箪笥(桐たんす)にガラスを取り入れるリメイク。伝統的なデザインを自分流にアレンジ
最後は、着物用桐箪笥(桐たんす)の引き戸にガラスを取り入れるリメイクをご紹介します。板戸にガラスを取り入れることで、桐箪笥(桐たんす)の圧迫感を減らしたり、モダンさや個性をプラスすることができますよ。
当店で人気なのは次の3つのリメイクです。
桐箪笥(桐たんす)の板戸をガラス戸に。和モダンな着物箪笥に
まずは、着物用桐箪笥(桐たんす)の板戸をガラス戸に作り変えるリメイク。こちらは、桐箪笥(桐たんす)の上段の引き戸にダイヤガラスを取り入れた例です。レトロなダイヤガラスを使うことで、シックな桐箪笥(桐たんす)が昭和レトロな雰囲気に生まれ変わりました。
ダイヤガラスは、表面がでこぼことしたアンティークガラスのこと。モザイク性があり、戸棚内を適度に目隠ししてくれます。また、どこかノスタルジックな雰囲気で、桐箪笥(桐たんす)と相性が良いのも魅力です。
当店では、他にも幅広いガラスを用意しています。シンプルなクリアガラスや、和風の柄入りのオリジナルガラスなど、様々なテイストのものがありますよ。
また、当店では、窓の形やサイズもお好みで決めることができます。こちらは桐箪笥(桐たんす)の引き戸に丸窓を設け、朱色のカシュー塗りでリメイクした例。半透明のすりガラスを使って、丸い形を際立たせています。大正ロマンっぽいレトロモダンな桐箪笥(桐たんす)に仕上がりました。
桐箪笥(桐たんす)の板戸を透かし彫りでアレンジ。和風の模様などをプラス
透かし彫りを追加
こちらは、板戸に月とうさぎをモチーフとした透かし彫りを入れたリメイク例。シンプルな窓よりも個性的で、より装飾的なアレンジを楽しむことができます。こちらは一例ですが、他にも自由な柄を彫ることができますよ。
透かし彫りは、ガラスと組み合わせて取り入れることもできますし、小振りな模様なら、素通しのままガラスをはめ込まずに仕上げることもできます。ただし、気密性を確保したいなら、ガラスと合わせて取り入れるのがおすすめです。
桐箪笥(桐たんす)の板戸を組子入りガラス戸に。着物に似合う美しい細工をプラス
組子細工を追加
こちらは、板戸をガラス戸にリメイクし、さらに組子細工を取り入れた例。伝統的な組子細工は、桐箪笥(桐たんす)や着物との相性ぴったりで、繊細な美しさを演出してくれます。棚内を目隠しする効果もあり、シックな和風のインテリアが楽しめますよ。
当店の組子細工の模様は、麻の葉、七宝、三重菱の3種類を基本としています。どれも伝統的な縁起物の文様です。これら以外でも、新たにご希望のデザインで製作することもできますので、ご希望があればお気軽にご相談ください。
最後に
着物用桐箪笥(桐たんす)は、中古品をうまく活用すれば、安い価格で良質なものを手に入れることができます。中古の桐箪笥(桐たんす)を使うことは、価値ある桐箪笥(桐たんす)が処分されていく現状を改善することにもつながります。古き良き着物という文化を楽しむと同時に、昔ながらの歴史ある桐箪笥(桐たんす)にも目を向けてみてくださいね。