ソファのお手入れ・お取り扱い方法

ソファのお手入れ 5つのポイント!

  1. 直射日光・過乾燥・多湿・過度な負担をかけることは避ける
  2. 普段は柔らかいアイテムを使って汚れを取り除くだけでOK
  3. ソファの張りがなくなり困ったらプロに相談
  4. ソファが破れたらなるべく早く対処する
  5. 部位の素材に合わせたお手入れでコンディションを整える

 

ソファの普段のお手入れ方法を詳しく解説!

1. ソファの基本のお取り扱い方法は?

  • 直射日光を避ける
  • ソファを直射日光に当て続けると、紫外線の影響で張地の変色や素材の劣化を引き起こします。
    直射日光が当たらない場所に置くか、カーテンやソファカバーなどを使用して直接紫外線を浴びないようご注意ください。

  • 過度な乾燥・湿気を避ける
  • エアコンの風が直撃するとソファは乾燥状態となり、木やレザーなどの素材はひび割れなどを起こす恐れがあります。
    また多湿な環境はカビやダニが発生しやすくなります。特に6〜8月の梅雨の時期は注意が必要で、除湿を行いながら室内の湿度が40〜60%になるよう調節してください。
    濡れた衣類でソファに座ったり、濡れたタオルなどを肘掛けや背もたれに掛けるなどもNGです。日常のちょっとした行動にも気を付けましょう。

  • 同じ所に座り続けない
  • 2〜3人掛けソファだとついつい同じ場所に座りたくなりますよね。しかし同じ場所に座り続けるとどうしてもその場所だけがヘタってしまいます。
    座る位置を変えたり、座面クッションを取り外せるタイプのソファであれば、時折クッションを入れ替えるなどしてください。
    また肘掛け部分に腰をかけるといった行為も、素材を傷めたりグラつきの原因になりかねません。
    ソファを良いコンディションで保つためにも、一部分だけに過度な負担がかかるような使用は控えましょう。

2. ソファの基本のお手入れ方法は?

普段は乾いた柔らかい布やブラシを使って、表面に付いたホコリや汚れを取り除くだけでOKです。
すぐに落ちないような汚れが付いた場合には、水または水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、かたく絞って拭き取ります。拭き取り後は乾拭きをしてしっかり乾燥させましょう。
月に1度ほど、ソファの溝部分に溜まったゴミや汚れを柔らかい布で掻き出したり、掃除機(ブラシタイプのアッタッチメントを使用)で吸い取れば、より美しく清潔な状態を保てますよ。
日常でふと食べ物や飲み物などをこぼすことがあるかと思いますが、そのまま放置すればシミや変色の原因となるので、染み込む前にすぐに拭き取ることが重要となります。

3. ソファの座面に張りがなくなったら?

長年使用しているとソファに張りを感じなくなってくることがあります。
クッション材の消耗、張地の劣化、スプリングの不具合など原因は様々考えられますが、クッション材が羽毛であれば、中の素材をほぐしながら空気を入れ込むことで膨らみが戻ります。もしウレタン素材や金属製バネを使用したクッションであれば、セルフでの修復が難しいため専門業者にご相談することをオススメします。
ただ張りがなくなることは決して悪いことだけでなく、例えば本革ソファのように使い込むことで徐々に張地がしっとりと柔らかい表情に変化し、いい味を出す場合もあります。使用上に問題がなく経年変化として楽しめるのか、それとも修理が必要となるのか、の判断が困難な時もプロに相談すると良いかもしれませんね。

4. ソファの張地が破れてしまったら?

ペットの爪で引っ掻いたり、張地が傷んだ状態で使い続けた結果、ソファが破れてしまったということがあります。
破れた箇所が小さい範囲であれば市販の補修シートを使用したり、生地のほつれ程度であれば糸で縫い合わせるなどの対処法がありますが、もし破れた範囲が大きい場合は、専門業者に張り替えをお願いするのが一番綺麗に仕上がるので安心かもしれません。
ソファカバーなどで隠すこともできますが、使用を続ければさらにダメージが広がる可能性もあるので、ソファを補修したい場合は早めに対処しましょう。

5. ソファの部位の素材によってより詳しいお手入れ方法は変わってくるの?

ソファの部位の素材によってお手入れ方法は変わってきます。
美しく永く使用し続けるためにも、素材の特性に適した方法でお手入れしましょう。

〈座面:革(レザー)製〉

革(レザー)は合成皮革(合皮)と本革に大別でき、特性が大きく異なります。
合皮は汚れが付きにくく、汚れがついても落としやすいため、基本的なお手入れ以外に特別なケアは必要ありません。しかし耐久性は本革より劣るため、長く使い込むほどに劣化していく傾向にあります。

一方本革は合皮よりも水や汚れに弱いですが、定期的なメンテナンスを行うことで汚れや乾燥から守りやすくなり、ダメージも味わいのひとつとして経年変化を楽しむことができます。もし汚れが付いた時には革専用のクリーナーが有効的ですよ。オイル、保護クリーム、クリーナーなど目的に合わせてメンテナンス剤を使い分けましょう。

またスエードやベロアといった起毛系の革の場合は、布ではなく柔らかいブラシを使って汚れを落とします。汚れが落ちない時は、水で薄めた中性洗剤をガーゼなどに含ませ、摘み取るようにして拭き取ります。その後必ず表面に付着した洗剤も拭き取り、乾いたガーゼや布で水気を取ります。仕上げに乱れた毛羽をブラシで整えましょう。

革(レザー)のお手入れ方法は以下のページで詳しくご紹介しています。
⇒革(レザー)のお手入れ・お取り扱い方法はこちら

〈座面:布(ファブリック)製〉

コットンやウールなどの天然繊維も、ポリエステルやナイロンといった化学繊維も、日頃のお手入れは基本的に柔らかいブラシでのブッラシングだけでOKです。それでも取りきれない細かいホコリやゴミは、掃除機などで吸い取りましょう。
もし汚れが付いた場合は、市販の布用クリーナーを使ってポンポンと叩くように汚れを落とします。ただ生地によっては色落ちしたり、クッションまで染み付いた汚れが浮き出てくる可能性もありますので、一度目立たない箇所で試したり、様子を確認しながら慎重に行うようにしてください。
ベルベットなどの起毛系の布は、先述の「起毛系の革」と同様のお手入れ方法でケアしましょう。

〈アーム・フレーム:木製〉

先述の「ソファの基本のお手入れ方法」だけで十分に綺麗な状態を保てます。
特に皮脂汚れなどが付きやすい肘を乗せる部分のケアは、入念に行うといいかもしれませんね。
使われている木材・塗装の種類によって、詳しいお手入れ方法は変わってきます。それぞれの特性に合わせたお手入れを心掛けましょう。

木材別・塗装別のお手入れ方法は以下の各ページで詳しくご紹介しています。
⇒木材別のお取り扱い方法はこちら
⇒塗装別のお手入れ方法はこちら

〈アーム・フレーム:金属製〉

アイアン・スチール・ステンレスといった金属の場合、一番注意したいのがサビですよね。
水拭きした後はしっかり乾拭きをしたり、多湿な環境を避けて風通しを良くするなど、水気や湿気には十分にお気をつけください。
サビの良い風合いを楽しみたい場合でも、今の状態を維持しながらそれ以上のサビ進行を防ぐため、基本的なお手入れは行うようにしてくださいね。
サビを予防したい、落としたいといった際の対処法もありますので、その時の状態に合わせたケアを行いながら快適なコンディションに整えましょう。

アイアンのお手入れ方法は以下のページで詳しくご紹介しています。
⇒アイアンのお手入れ方法はこちら

 

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