ラグのお手入れ 6つのポイント!
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直射日光と湿気には要注意
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どんな素材も掃除機がけ&水拭きが基本
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汚れが付いたらすぐに対処する
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ほつれは引っ張らずに切る
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素材によっては重曹でニオイを除去できる
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ラグを正しく保管すれば劣化を防げる
ラグの普段のお手入れ方法を詳しく解説!
1. ラグの基本のお取り扱い方法は?
- 直射日光を避ける
- 湿気に注意する
お天気の良い日は日光に当ててカラッと干したくなりますが、ラグの表面を直射日光に当てると色褪せする可能性があります。
外で干す場合はラグを裏返しにし、直射日光を避けて陰干しして乾燥させてください。
ラグは湿気が大敵です。多湿な環境はダニが発生しやすく、ニオイやカビの原因にもなります。
お部屋の風通しを良くしたり、たまにラグを床から離したりして、湿気が溜まらないような環境作りを心掛けましょう。
2. ラグの基本のお手入れ方法は?
ラグには様々な素材が使われていますが、基本的なお手入れ方法は同じです。
普段は掃除機をかけて、ホコリ・ゴミ・花粉などを取り除きましょう。お手入れは、空気が乾燥したカラッと晴れた日に行うのが最適です。
麻などの編み目の粗いタイプや毛足の長いタイプは、中に汚れが入り込んでいるため、2〜3日に1度のペースでこまめに掃除機をかけることをオススメします。
毛足の長いラグに掃除機をかける時は、毛並みに逆らうようにかけるのがポイントです。中に詰まった汚れが吸引しやすくなります。
最後はラグ下の床部分にも掃除機をかけ、ダニの原因となるゴミを取り除いて衛生的に使用しましょう。
■コロコロは補助的に使う
お掃除アイテムによくある粘着カーペットクリーナーは通称「コロコロ」と呼ばれ、ラグのお掃除に使用している方も多いのではないのでしょうか。
コロコロはラグの表面に付いた汚れをある程度取ってくれるものの、奥に入り込んだ汚れまでは取り除けません。
また毛足のあるラグに頻繁に使用すると、繊維を傷めたり毛玉を作る原因にもなってしまいます。
コロコロだけでラグの掃除を完結することは困難です。掃除機で取りきれなかったゴミを取り除きたい時などに使用するのが望ましいでしょう。
■月に1度は水拭きを
普段の掃除機がけと合わせて、月に1度かたく絞った布で水拭きすることをオススメします。
溜まった汚れやニオイの元を取り除けるので、見た目も使い心地もサッパリしますよ。
水拭きの前は必ず掃除機でゴミやホコリを吸ってから始めるようにしてください。水拭きもまた毛並みに逆らって拭くと奥の繊維まで掃除ができますよ。
もし中性洗剤が使えるラグであれば、中性洗剤を溶かした水で水拭きすることで洗浄力をアップさせることもできます。
仕上げに乾拭きと陰干しをして、水気や湿気を残さないようにしましょう。
3. ラグに飲み物をこぼしたら?
ラグに思わず飲み物をこぼしてしまった場合は、すぐに乾いたタオルやペーパーで水分を吸い取りましょう。
そしてラグの裏に当て布を敷き、汚れた部分をかたく絞った布でポンポンと叩くように水拭きします。
ゴシゴシ擦ってしまうと汚れが広がり、繊維も傷めてしまう恐れがあるので厳禁です。また汚れの広がりを防ぐため外側から内側の順で拭いていくことがポイントです。
中性洗剤が使用できる場合は、水に数滴垂らしてから布に含ませて拭くとより落ちやすくなりますよ。最後は必ず乾拭きをしてください。
セルフで対処できない汚れは、早めにプロのクリーニングにお任せしましょう。
特に落としたい汚れがない時でも、数年に一度クリーニングしてもらうことで普段落とせない汚れもスッキリ落ち、清潔な状態を保つことができます。
4. ラグがほつれたら?
ラグがほつれたり糸が飛び出していたら、ハサミで切り揃えましょう。
無理に引っ張って抜こうとする行為は周りの糸に影響が出てしまうためNGです。
ハンドメイドラグの中には切らない方が良いケースもあります。心配な場合は細い棒や針で飛び出た糸を中に入れ込むなどして対処しましょう。
■遊び毛について
ウール製のラグには「遊び毛」というものがよく見られます。
こちらはほつれではなく抜け毛のようなもので、使用していくうちに自然に落ち着いていきます。
気になるからといってコロコロで強く擦ると繊維を傷めてしまうため、普段のお手入れと同様に掃除機がけで対処しましょう。
5. ラグのニオイが気になったら?
先述した水拭きや外で干すという方法も消臭効果がありますが、重曹を使って簡単に対処することもできます。
ただしウールなどの動物性繊維やい草に重曹を使用すると、ゴワつきや変色を生じる可能性があるため注意が必要です。
【ラグのニオイが気になった時のお手入れ方法】
《準備するもの》
・重曹(粉)
・掃除機
《手順》
1. 重曹(粉)をラグに直接振りかける
2. 数時間放置する
3. 掃除機でしっかり吸い取って完了!
※粉をかけ過ぎると掃除機が詰まったり、ラグの奥に入り込んで吸い取り切れない場合があるので、使用する重曹の量にはご注意ください。
6. ラグを保管したい時は?
しばらく使用する予定がなく一時保管したい時は、収納する前に掃除機と水拭きで汚れを取り除き、陰干しで湿気を払っておきます。
そしてラグの表面を内側にしてクルクルと巻き、横に寝かせて保管しましょう。
ビニール袋に入れるとホコリからは守れるものの湿気がこもってしまう恐れがあるので、袋を使用したい場合は市販のラグ用収納袋を使うと安心ですよ。
保管場所もまた湿気がこもらないよう風通しを良くしたり、除湿剤を置くなどして環境を整えましょう。
保管期間が長過ぎると劣化する原因にもなるため、時折広げてお手入れしたり、シーンズンごとに他のラグと入れ替えで使用したりするのがオススメです。
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