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アンティークベントウッドチェアはどんな家具?魅力をまるっとご紹介

なめらかな曲線、そして華奢なデザインが目を引くアンティークのベントウッドチェア。そのシンプルながら洗練されたデザインをカフェなどで見かけ、魅了されてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。

誕生から現在まで、優に100年以上。それだけ長い間多くの人たちに愛され続けるだけあって、ベントウッドチェアは魅力たっぷりなんです。

今回のRAFUJU MAGでは、そんなベントウッドチェアの魅力をデザインや特徴、コーディネート例から紐解いていこうと思います。

この記事を読めば、

・自分好みのベントウッドチェアを探しやすくなる!
・ベントウッドチェアを選ぶメリットが分かる!
・ベントウッドチェアを使ったコーディネートのイメージがしやすくなる!

アンティークのベントウッドチェアを取り入れたいと思っている、どんな家具か知りたい、そんな方はぜひ続きを読んでみてくださいね。

アンティークのベントウッドチェアとはどんな家具?

アンティークベントウッドチェアの最大の特徴は、何といっても「曲げ木細工」の技法が使われていること。

曲木とは読んで字のごとく、木を曲げる技法です。木材を蒸気で熱し柔らかくした上で、型などにはめてぐにゃりと折り曲げ、自由な形状を作るというわけですね。

実は、曲木の技術自体は古代エジプト時代にほぼ確立していたと言われています。しかしながら曲木を用いた家具の生産が広く普及したのは、近代に入ってからのことでした。

ドイツ人家具デザイナー、ミヒャエル・トーネットを創業者にもつトーネット社が、1850年代に曲木を使ったチェア「ベントウッドチェア」の大量生産に成功。以降、イギリス国内で大流行したベントウッドチェアは、カフェやパブ、病院など様々な場所で使われるようになりました。

質のいい椅子を大量に効率よく生産できる技術は、当時は非常にセンセーショナルなものだったよう。後述する「No.14」チェアにいたっては、1859年から1930年にかけて、なんと5千万脚を売り上げたとされています。

アンティークベントウッドチェアのデザインから見た種類

ざっくり概要がつかめたところで、お次はアンティークベントウッドチェアの代表的なデザインをご紹介していきます。素敵なデザインばかりなので、どれにしようか迷ってしまうこと必至ですよ。

まずは形に注目!フレームのデザインは6種類!

チェアのデザインをチェックするに当たって欠かせないのが、印象を大きく左右するフレームの形ですよね。アンティークベントウッドチェアの代表的なフレームの形は、主に6種類あります。

定番中の定番、ダブルループチェア

ベントウッド ダブルループチェア

数あるベントウッドチェアの中でも最もよく見かけるのが、この「ダブルループチェア」。

ダブルループの名の通り、湾曲した2本の棒が背もたれになっています。その丸く膨らんだ形からバルーンバック、フープバックとも呼ばれていますね。

このダブルループチェアの代表作として有名なのが、先ほど少し触れたトーネット社のヒット作「No.14」。1859年に発売されて以来、現在に至るまで多くの人々に愛されるベストセラー作品です。

丸みを帯びた背もたれが醸し出すやわらかな雰囲気は、優雅さ漂うエレガントな空間からカジュアルな空間まで、幅広いテイストによく似合います。この抜群のコーディネートのしやすさも、人気の秘密なのかもしれませんね。

迷った時はこれを選べは間違いない、そんな定評のあるデザインです。

Uの字のカーブが目印、ユーバックチェア

ベントウッド ユーバックチェア

見ての通りの、Uを逆さにしたような背もたれからその名が付いた「ユーバックチェア」。

先ほどのダブルループチェアと形が似ているような気もしますが、よーく見るとU字の先端が腰の辺りまで降りてきていますよね。この逆さU字がしっかり背中から腰を支えてくれるので、座面に深く腰かけても収まりがいいんです。

フレームの角を残すようなシルエットは、どこかかっこよさも感じさせます。数あるアンティークのベンドウッドチェアの中でも、特にメンズライクなコーディネートにしっくりくるデザインと言えるかもしれません。

竹のようなデザインがユーモラスなバンブーバックチェア

バンブーバックチェア

こちらのベントウッドチェアは、その名も「バンブーバックチェア」。

バンブーバック、と言っても背もたれに竹が使われているというわけではありません。背もたれのスティックが竹を思わせるデザインであることから、その名が付けられたのだそう。

デザインされた当時は、オリエンタルな雰囲気が素敵だとずいぶん人気だったようですよ。言われてみれば確かに、和洋折衷な大正ロマン風やシノワズリな空間に取り入れてもよく似合いそうです。

クラシカルなコーディネートをお考えの方には、特におすすめしたいデザインです。

カーブのフィット感がたまらない、パネルバックチェア

ベントウッド パネルバックチェア

続いてご紹介するのは、これまでのアンティークベントウッドチェアとはちょっと違う、薄い板を湾曲させた背もたれが特徴の「パネルバックチェア」。

個性的な背もたれのデザインが多いベントウッドチェアですが、こちらはより使い慣れた形で挑戦しやすいのではないでしょうか。背中をきちんと支える椅子がお好みの方にもおすすめの、安定感ある座り心地が特徴です。

パネルバックチェアを選ぶならぜひ注目していただきたいのが、背もたれのエンボス飾り。エレガントなアールヌーボー調から、直線的なアールデコ調のものまで色々なバリエーションがあるんです。

チェアのシルエット自体はシンプルですが、エンボス飾りによって雰囲気がガラッと変わるから面白いですよね。

パネルバックチェアが気になる…という方は、ぜひ背もたれのデザインにもこだわって探してみてください。

ヨーロッパのカフェで人気だった、カフェチェア

ベントウッド カフェチェア

ベントウッドチェアの生産が最盛期の頃、ヨーロッパのカフェを中心に普及した形である「カフェチェア」。

実際にカフェで見かけたことがある、という方もいらっしゃるかもしれないですね。これまでご紹介してきたものとは違い、スクエア状のパーツを多様したどっしりとした佇まいが印象的です。

見た目同様、作りも大き目なので、大柄な方や男性もゆったりと座りやすいのが魅力。「カフェチェア」という名前の通り、リラックスしつつ食事をのんびりと楽しむ、そんなシーンに持って来いのデザインですね。

ゆったりとした座り心地が楽しめる、アームチェア

ベントウッドアームチェア

ベントウッドチェアには曲げ木ならではの曲線を生かした、こんなアーム付きデザインのものもあります。

背もたれから伸びるようにアームが付いた「アームチェア」は、アームパーツが座面と背もたれの構造を補強してくれる分、通常のベントウッドチェアよりも強度が高いのが特徴です。

また、定番型と比べると流通量も格段に少ないレア品のため、気になった方はこまめにお店をチェックしてみてくださいね。

ちなみにアームチェアをお迎えするなら、ダイニングチェアとしてお使いいただくほか、書斎やリビングなんかに置くのもおすすめ。なぜなら、アームチェアはゆったりくつろげるように座面・奥行が広く作られているものが多いんです。

長時間机と向かい合って作業するときなど、特に座り心地が気になるような場面にはもってこいかもしれません。

着目すればもっと楽しめる「座面」の模様!

ここまで、アンティークのベントウッドチェアのデザインをフレームの形から見てきました。

が、他にももうひとつ、デザインを語る上で押さえておきたいポイントがあります。それが「座面の模様」。

実はほとんどのベントウッドチェアの座面には、他の椅子にはあまり見られない型押しの模様が施されているんです。

座面の素材は、トーネット社が製造していた当初は籐の座面がメジャーでした。しかしその後経済面などを考慮し、合板の座面に変わっていったのだそう。

画像のようなアールデコ・アールヌーボーの図柄以外にも、花や星の形にパンチングされた模様など、ブランドや製造年によってたくさんのバリエーションが見られます。

座面の模様まで吟味して選べば、より愛着がわくこと間違いなしですね。購入を検討される際は、ぜひフレームとあわせてチェックしてみてください。

こんなにある!アンティークベントウッドチェアを選ぶメリット

さて。アンティークベントウッドチェアには実に様々な種類がある、ということは皆さんお分かりいただけたことと思います。

ここからはさらにもうひと押し、ベントウッドチェアの良いところを4つほどお伝えさせていただきます。

軽くて扱いやすい

ベントウッドチェアは、開発当時から大衆向けに販売することを想定して作られました。というのも、トーネット社の創業者ミヒャエル・トーネットの「一般家庭で使える安価で質の良い椅子を作りたい」という思いから生まれたのが、ベントウッドチェアだったんです。

実用性にもこだわってデザインされたベントウッドチェア、その最大の特徴が「軽さ」。さっと移動できるその身軽さから、ヨーロッパでは発売当初からカフェ用のチェアとして採用されていたのだとか。

女性でも片手で楽に動かせるので、掃除の際にも隅々まできれいにしやすいのが嬉しいですね。

※ベントウッドチェアは丈夫なの?

ちなみに、アンティークのベントウッドチェアは曲げ木細工のおかげで「丈夫である」とよく言われます。

ただ、今までたくさんのアンティークベントウッドチェアを取り扱ってきた当店の経験からすると、その耐久性は細身のフレームの割に高いという程度。やはり厚みのある材を使ったアンティークチェアには敵いません。

耐久性が高いという話を過信せず、購入前は傷んでいないか状態確認をしっかりするのはもちろん、実際お使いいただく際にも過度な重みをかけないなど、粗雑な扱いはしないようお気を付けください。

アンティークでもセットで揃えやすい

アンティークベントウッドチェアの強みのひとつが、現代でも数が多く残っているということです。

これは、大量生産された量産品という背景があったから。だからこそアンティークのチェアではなかなか実現するのが難しい、セットで揃えるという楽しみ方もできるのです。

例えばダイニングチェアとして、統一感を持たせてセットでコーディネートしたいとお考えの方にはぴったりですね。

デザイン豊富で選ぶ楽しみ広がる

アンティークのベントウッドチェアには先ほど触れたように、とてもたくさんの種類が存在します。

しかも量産品だったことからどれも比較的数が残っているので、気に入ったデザインのチェアが売り切れてしまっていても、再び手に入れられる確率が高いんです。

さらに数が多く残っているからこそ、同じモデルでも作られた工場や時代によるディテールの違い、前の持ち主が作り出した風合いの違いなどでそれぞれ細かい個性が感じられるのも魅力です。

そんなバリエーションの多さにコレクター心がくすぐられるのか、ついつい何脚も集めてしまうというファンも多いんですよ。

シンプルデザインでコーディネートしやすい

アンティークのベントウッドチェアは、曲げ木細工ならではのエレガントさはありつつも、他のアンティークチェアと比べて彫り細工などの華やかな装飾は控えめ。また、色味や素材に関しても非常にシンプルです。

主張し過ぎないデザインは、ベントウッドチェアの生まれ故郷である西洋のインテリアにはもちろんのこと、和やレトロなどのテイストともすんなり馴染んでくれます。

ヨーロッパアンティークのチェアに興味があるけれど、自宅のインテリアに合うかどうか自信が無い…そんなアンティーク初心者の方にも、最初の1脚としておすすめのチェアなんです。

アンティークのベントウッドチェアのインテリアコーディネート6選

それでは最後に、アンティークベントウッドチェアを使ったコーディネートをご紹介します。

どんなインテリアにも合わせやすいとは言っても、やはり実際にお部屋に置くとどんな感じになるのか気になりますよね。ここではダイニングスペースにフォーカスしたインテリアコーディネート例を見ていただきたいと思います。

西洋アンティークをたっぷり使ったクラシカルなダイニング

まずご紹介するのは、ヨーロピアンな雰囲気漂うエレガントなダイニングスペース。

クラシカルなコーディネートは重厚なムードのものも少なくありません。雰囲気を軽くしたいなら、ベントウッドチェアのような細身でシンプルなチェアを合わせるのがおすすめ。

ロマンチックなペイント収納棚の軽やかさを引き立て、ふんわりと楽しい雰囲気の空間に仕上がっています。

このお部屋では、種類違いのアンティークベントウッドチェアを4脚取り入れてみました。形は全く異なる4脚ですが、ベースの作りが近しいこともあって違和感なくまとまっていますね。

「同じデザインの椅子だけではつまらない。でも、バラバラのデザインを選んでうまくコーディネートできるか心配だな」という方は、こちらの例のようにベントウッドチェアをデザイン違いで揃えてみても良いかもしれません。

もっと詳しくこのお部屋をチェックしたいなら…

シャビーなアンティーク家具と祝う大人のクリスマス」のPHOTO GALLERYページはこちら

大きな水屋箪笥が存在感を発揮する和モダンなダイニング

先ほどとはガラッと変わって、こちらは水屋箪笥を主役にした和風のコーディネートです。

こんな風に、和が主体のお部屋に洋のエッセンスを加えて和モダンに仕上げたいという時にも、アンティークのベントウッドチェアは大活躍。

和モダンなダイニングを作る上で、画像のようなウィンザーチェアを取り入れるのは割と定番のテクニックですが、がっしりとしたデザインのダイニングチェアで揃えると、ちょっと重たい印象にまとまってしまいがちですよね。

もう少しカジュアルに、心がほぐれるようなリラックス感を演出したい!なんて時は、軽やかさとやわらかさを感じさせるアンティークのベントウッドチェアは頼もしいお助けアイテム。

このお部屋のように、フォーマルな雰囲気にゆるっと抜け感を与えてくれるんです。

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古い和家具に漂う品格。凛とした空気と静穏さに満ちた和モダン」のPHOTO GALLERYページはこちら

和家具と洋家具のミックスした個性的なダイニング

一口にアンティーク家具と言っても、西洋家具から和家具までとてつもない種類があります。

特定のジャンルが好きな方もいれば、そこまでジャンルは気にしない!という方もいらっしゃるかもしれませんね。けれど、幅広いジャンルのアンティーク家具を取り入れてコーディネートするとなると、上手くまとまるのかちょっと心配になりませんか?

そんな時に役に立ってくれるのが、アンティークのベントウッドチェア。

例えばこのお部屋には、和製アンティークの収納棚(でも色は洋風なブルーペイント)、イギリスアンティークのダイニングテーブル、レトロな収納棚など、個性豊かなアンティーク家具達が置かれています。

それでも違和感なく共存しているのは、どんなジャンルにも馴染むベントウッドチェアのおかげ。オールマイティーなベントウッドチェアが、他ジャンル同士の橋渡しをしてコーディネートをまとめてくれるんです。

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和家具と洋家具のミックスで、もっと気軽に楽しむアンティーク」のPHOTO GALLERYページはこちら

食事も趣味も楽しむナチュラルなダイニングスペース

こちらは、「家事の合間に趣味も楽しみたい!」というお母さんのために、本や趣味の道具も備えたダイニングです。

このスペース一カ所で様々なことができるので、別のお部屋に移動しなくて済む分時間を有効に使えそうですよね。けれどひと部屋に置く物が増えた分、お部屋がちょっと手狭になりがちです。

そんな時にはアンティークベントウッドチェアの華奢な佇まいが活躍。視界をあまり遮らないので、お部屋を広く見せてくれるんです。写真のお部屋のように同じテーブル面にあるチェアは全てベントウッドチェアで揃えると、より視界が広がり効果的です。

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お母さんの暮らしの中心。ダイニングはナチュラルで居心地よく」のPHOTO GALLERYページはこちら

白い食器棚が主役のポップなダイニング

こちらは白い食器棚を主役にしたダイニング。ビビッドな色味の小物類を配し、心がぱっと晴れるような明るい印象に仕上げています。

より楽しくポップな感じになるように、定番のダブルループタイプのベントウッドチェアは少し明るい色味のものをチョイスしました。

また、ダイニングチェアは2脚づつお揃いにしていますが、置き方を対角線上に対で配置するようひと工夫。こうすることで、同じデザインのものを横並びに置くよりもにぎやかな雰囲気を演出できるんです。

ベントウッドチェアのうち一脚にはクッションを置いてみました。

腰の部分に背もたれが無いベントウッドチェアですが、座面が広めのタイプを選んでこうやってクッションを置けば、体をもたれて深く座ることもできますね。見た目としてもよりリラックスした寛ぎ感を演出でき、居心地のいい空間作りにひと役買ってくれます。

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最後に

アンティークベントウッドチェアの魅力を特徴やデザイン、コーディネートなど幅広い点からお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。
どんなシーンでも馴染んでくれる絶妙な佇まいと選択肢の多さで、他のアンティーク家具とは一線を画すアンティークのベントウッドチェア。
そんな魅力たっぷりのアンティークベントウッドチェアを取り入れて、ぜひ素敵なお部屋作りを楽しんでくださいね。
この記事がその参考になればうれしいです。

 

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