「お気に入りが見つかる、アンティークダイニングチェアのデザイン5選」「アンティークダイニングチェアの使い勝手を決める、注目ポイント4つ」など、数回に渡りアンティークダイニングチェアの魅力をお届けしてきましたが、運命のチェアとはすでに巡り合えたでしょうか?
デザインも使い勝手も満足できるものが見つかったなら、さっそく購入…といきたいところですが、少々お待ちを!
アンティークダイニングチェアを購入する前に必ず確認しておきたい重要なチェックポイントは、この他にもいくつかあるのです。
今回のRAFUJU MAGのテーマは、アンティークダイニングチェアの購入前に押さえておきたいチェックポイントについて。
相場や安全性、お店選びのいろはなど、アンティークのダイニングチェアをお家に迎え入れようと考えている方のための実用的な情報をお届けしていきますよ。
目次
最初の確認。アンティークダイニングチェアの相場は?
アンティークダイニングチェアを購入するなら、大体の相場は把握しておきたいですよね。
まずはアンティークダイニングチェアのおおよその価格と、ダイニングチェアの助っ人としてご紹介したスツール、ベンチの価格を合わせてチェックしていきましょう。
ダイニングチェアの価格
アンティークのダイニングチェアの価格を左右する大きなポイントは、
・デザイン
・作りの良し悪し
・素材
この3つが挙げられます。
これに加え、背もたれや脚に施された装飾、アームの有無などでも価格は変動していきます。
有名ブランドや著名なデザイナーが手掛けたチェアになると、元値が高かったということもあり、比較的高値が付けられる傾向です。
アームなしのチェア…22,000~100,000円
アームありのチェア…35,000~100,000円
アームありのダイニングチェアに比べて、アームのないチェアのほうが比較的低い値段が付けられることが多いです。ただし、作りの良いものになればなるほど、アームの有無による値段の差はなくなっていく傾向です。
良質なアンティークダイニングチェアですと、中には10万円以上の価格がつけられるものも。
「アンティークダイニングチェア」の商品一覧はこちら
スツールとベンチの価格
一口にスツールやベンチといっても、そのデザインや形は様々。
今回は、ふとした時にダイニングで使える点、省スペースで使いやすいという点に的を絞って、シンプルで背もたれのないタイプの相場を見てみましょう。
丸スツール・角スツール…15,000~40,000円
木製のもの、鉄脚のものなど、素材によって価格が変化します。
作り自体はシンプルなものが多いため、比較的お手頃に手に入れやすい価格帯のものが多数見つけられます。
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ベンチ(背もたれなし)…30,000~100,000円
ベンチの価格は、素材の違いに加え、装飾が施されているかによっても異なります。
装飾の少ないシンプルなデザインのものを探せば、お手頃なアンティークベンチが見つけることができますよ。
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購入前に必ずチェック!アンティークダイニングチェアのダメージ確認
アンティークとは、長い間使われ続け、現代まで残った家具を指します。
長い年月を経ても壊れなかったということは、つまりそれだけの質の良さを体現しているということ。表面の傷やへこみ、経年による木色の変化などは、長い年月を生きてきたアンティークならではの「味」と言えるでしょう。
しかしながら、長年使われてきたぶん消耗やダメージが積み重ねっているのもまた事実です。
腰を掛け、全体重を預けるチェア。
デザインや機能性も大事ですが、日常で使っていくにあたって、アンティークダイニングチェアの安全面は、念入りにチェックしてほしい最重要ポイントでもあります。
その中でも、「ぐらつき」と「がたつき」は要注意です。
安全上しっかり直す必要あり。「ぐらつき」
まず確認しておきたいのが「ぐらつき」。
4本の脚が全て床についているのに本体がグラグラと揺れてしまうなら、接合部分にゆるみや隙間ができている証拠です。思わぬ事故にも繋がりかねませんので、しっかり修理を行いましょう。
このとき、できればプロの手での修理をおすすめします。
購入前であれば、まずはお店の人に修理をお願いしてみるといいですよ。
座り心地に影響する「がたつき」
もう1点、事前に確認しておきたいのが「がたつき」です。
こちらは古い椅子によくある症状で、主な原因は全体的な歪み。ぐらつきほど安全面に影響があるわけではありませんが、座り心地という観点から見ればやはり気になる点ではあります。
脚の下にクッション材を挟んで応急処置を行うのもひとつの手ですが、こちらもまずはお店に相談して、可能であれば修理や調整をしてもらえると安心ですね。
「数が揃わない」という心構えを
4脚、ないし6脚と、ある程度まとまった数で揃えて作られたはずのダイニングチェアですが、なにせアンティークものですので、そっくりそのまま現代まで残っていることはめったにありません。
アンティーク品でダイニングチェアを揃えようと思っても、全く同じデザインのものに出会える確率は限りなく低いものだと思っていた方がいいでしょう。
もし、どうしても同じデザインのもので全てのダイニングチェアを揃えたいのであれば、時代が比較的新しいビンテージ(ヴィンテージ)や、民芸家具という選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、あえてデザインのバラバラ感を楽しんで、自分だけのコーディネートを作るのもアンティーク家具を使う醍醐味のひとつですよ。
「バラバラチェアコーデ」の参考例はこちら
アンティークかアンティーク調か、選ぶならどっち?
はっきりとした定義があるわけではありませんが、一般的にアンティーク家具とは、作られてから100年以上経過した古い家具のことを指します。
アンティーク特有の味わい深い趣はもちろん、すでに長い年月を経ているため、今後も風合いが大きく変わることがないという点も魅力のひとつ。5年後、10年後と、変わらない雰囲気のまま長年使っていけるのが嬉しいですね。
しかしながら、アンティーク家具は、言い方を変えてしまえば「中古品」。
アンティーク家具の雰囲気に心惹かれるけれど誰かが使っていたものに抵抗があるという方は、“アンティーク調”の家具を視野に入れてみるのもひとつの手です。
ただし、アンティーク調の家具は現代の家具の表面に加工を施しているものも多いため、本物のアンティーク品に比べて明らかに見劣りするものが多いことも覚えておきましょう。
見劣りしないほど丁寧に作られたものになりますと、その分価格が高くなり、アンティーク家具を購入するのと変わらない値段がつけられていることも少なくありません。
アンティークにしてもアンティーク調にしても、購入前にじっくり検討してみる必要があります。
じっくり選びたい。信頼できるお店の見つけ方とは?
お店を選ぶ際、品揃えや価格など、気になるポイントは多岐に渡りますが、アンティークのダイニングチェアを購入するときは「メンテナンスをしっかり行っている」という点に重点を置いたお店選びをするのがおすすめです。
上記でもお話しした通り、アンティークダイニングチェア選びにおいて、メンテナンスの質は大変重要なポイントになってきます。
身体を預けて使うものですから、安全性には充分考慮して使っていきたいですよね。
丁寧にメンテナンスを行っている店のアンティーク家具はどうしても価格は高くなりがちですが、多少の出費を覚悟しても安心して使えること、使っていく中で修理の相談に乗ってくれるお店など、信頼のおける店を探すことが大切です。
インターネット通販で信頼できるお店を選ぶには
では、店の雰囲気や店員さんの親しみやすさなどが見えづらいインターネット通販でアンティークダイニングチェアを購入する場合、どこに着目してお店を選べばいいのでしょうか?
インターネット通販の場合は、サイトに掲載されている写真や説明が丁寧か、電話での対応がきちんとしているかなどが、ひとつの判断基準になると思います。
どこにいても購入が可能なインターネット通販において、信頼できるお店を見つけることは、アンティークダイニングチェアと暮らしていく日々の中で大きな助けに繋がるはずです。
アンティークダイニングチェアを購入するなら、安心安全の質をお届けするラフジュ工房へ
当サイトを運営するアンティーク家具のオンラインショップ・ラフジュ工房では、経験豊富な職人たちが丁寧にリペア・メンテナンスを行ったアンティークチェアを数多く取り扱っております。
アンティークのダイニングチェアをお探しの際は、ぜひ一度覗いてみてくださいね。
ご不明な点やお探し物がございましたら、お気軽にご相談くださいませ。
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最後に
デザインや使い勝手ももちろん大事ですが、家具選びの際にしっかり吟味したいポイントはそれだけではありません。
後悔しないアンティークダイニングチェア選びのために、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。