高級桐箪笥(桐たんす)を探すなら必見。優良品の見分け方とおすすめブランド

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高級桐箪笥(桐たんす)を探すなら必見。優良品の見分け方とおすすめブランド

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桐箪笥 高級

「信頼できる高級な桐箪笥(桐たんす)が欲しい」「多少価格が高くてもいいから本格的な桐箪笥(桐たんす)を買いたい」
大切な着物を収納したい方、一生ものの桐箪笥(桐たんす)をお探しの方などから、そんな要望をよく耳にします。

高級な桐箪笥(桐たんす)は、たしかに品質が良いものが多いですが、そもそもなぜそれほど価格が高いのかご存知ですか?正直なところ、「よくわからないから、ある程度価格が高くて信頼できるものが欲しい」という方が多いのではないでしょうか。

桐箪笥(桐たんす)は、価格の仕組みがわかりにくく、どのメーカーも似たようなことをうたい文句にしているので、何を判断基準に選べばいいか迷ってしまいますよね。

そこで、この記事では、中古家具屋としてたくさんの桐箪笥(桐たんす)を修理・販売してきた知識と経験を活かして、高級桐箪笥(桐たんす)が高価な理由と、当店おすすめの高級桐箪笥(桐たんす)ブランドをご紹介したいと思います。

桐箪笥(桐たんす)の価格の仕組みについては、以前「桐箪笥(桐たんす)の値段の違いとは?価格の仕組みと販売・修理・買取価格帯一覧」の記事でもご紹介しましたが、今回は特に高級桐箪笥(桐たんす)にフォーカスして、桐箪笥(桐たんす)の価格の歴史や、材料による価格と質の違い、おすすめのメーカー・工房についてお話ししていきますよ。

後半では、伝統工芸品の総桐箪笥(桐たんす)から、アンティーク桐箪笥(桐たんす)まで、多数のジャンルからおすすめの高級桐箪笥(桐たんす)を厳選してご紹介します。ぜひ気になるところからご覧ください。

Contents

高級桐箪笥(桐たんす)が生まれた歴史的背景

桐箪笥 歴史

明治期頃の総桐材製仙台箪笥

桐箪笥(桐たんす)は、江戸時代に起源をもつ家具。現存する最古の桐箪笥(桐たんす)は、岩槻市で発見された衣装箪笥で、1772年(明和9年)と裏書されているそうです。

桐箪笥(桐たんす)は、明治初期頃まで高級品で、富裕層しか持てない家具でしたが、明治以降、徐々に庶民にも普及していきました。戦時中は桐箪笥(桐たんす)の製造は困難になりましたが、戦後は再び生産体制が復活しています。

そして、桐箪笥(桐たんす)は、戦後から現在に至るまで、様々な歴史的要因によって価格が変動してきました。現在のように、贅沢な材料を使って手間暇かけて、100万円以上するような高級桐箪笥(桐たんす)が作られるようになったのは、婚礼家具として豪華な桐箪笥(桐たんす)が作られるようになったのがきっかけと言えます。

まずは、その歴史を簡単に振り返っていきましょう。

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1947年頃
(昭和22年)

戦後の混乱期。一部に桐材を使用した安価な桐箪笥(桐たんす)が主流に。

終戦後、極度のインフレ(資材価格の高騰)や材料不足などで、桐材が入手困難に。その結果、高価な総桐箪笥(桐たんす)ではなく、一部に杉材などを取り入れた安価な前桐箪笥(桐たんす)、三方桐箪笥(桐たんす)が多く製造されました

1955年頃
(昭和30年)

洋家具志向により、桐箪笥(桐たんす)の需要が減少。

戦後の混乱が落ち着き、住宅の洋風化、洋家具志向が進行しました。和箪笥が家具に占める割合は戦前の2割から1割に減少し、桐箪笥(桐たんす)の生産が減少していきました。

1956年
(昭和31年)

桐箪笥(桐たんす)の婚礼家具セットが登場。高級な桐箪笥(桐たんす)が作られる。

府中家具が婚礼家具として「婚礼3点セット」を家具展示会に出品し、注目を集めました。それまで桐箪笥(桐たんす)は単品での販売が一般的でしたが、セット販売が主流になり、高級な桐箪笥(桐たんす)が多く作られるようになりました。婚礼家具セットは全国的に生産されるようになり、桐箪笥(桐たんす)の生産数が増加していきました。

1970〜1974年
(昭和45〜49年)

高価な婚礼家具が定着し、桐箪笥(桐たんす)の出荷数・価格帯が上昇。

第一次ベビーブーム世代が25歳前後になった頃、婚姻組数が年間100万組を超えました。加えて、高度経済成長により生活水準が向上したことで、婚礼家具としてさらに豪華な桐箪笥(桐たんす)が作られるようになり、桐箪笥(桐たんす)は出荷数・価格帯ともに上昇しました。
当時は、嫁入り道具の良し悪しで、花嫁や家を評価する風習があり、特に婚礼家具セットは嫁入り道具の中でも重要品だったため、高級桐箪笥(桐たんす)が多数製造されました。

1973年頃
(昭和48年)

オイルショックにより家具全般の価格が高騰。

結婚ラッシュの最中、1973年に第一次オイルショック、そして1979年に第二次オイルショックが起きました。家具資材の価格が高騰し、家具全般の価格が高くなりました。

1985年頃
(昭和60年)

婚姻組数減少・備え付け家具の登場により桐箪笥(桐たんす)の需要が低下。

結婚ラッシュ以降、婚姻組数が大幅に減少しました。さらに、新築住宅に家具が備え付けられるようになり、桐箪笥(桐たんす)の需要は下降気味になりました。

1986〜1991年
(昭和61〜平成3年)

バルブ景気で高級桐箪笥(桐たんす)が好まれる傾向に。売上ピークを記録。

バブル景気を背景に、人々は高級志向に。桐箪笥(桐たんす)も、豪華なもの、大きなサイズのものが好まれるようになり、価格単価が上昇しました。1991年、加茂桐箪笥(桐たんす)は売上最高額を記録したとされています。

現在に至るまで

桐箪笥(桐たんす)の需要低下。高級ラインとは別に低価格帯の桐箪笥(桐たんす)も登場。

バブル崩壊後、桐箪笥(桐たんす)は価格が高いことに加え、住宅様式や婚礼家具の習慣が変化したことにより、需要はさらに低下。今に至るまで苦戦を強いられています。
現在、職人手作りの桐箪笥(桐たんす)は、一竿100万円以上するような高級箪笥も作られてはいますが、それ以外にも、20〜30万円から手に入る小ぶりなサイズの桐箪笥(桐たんす)や、洋室にも合うチェスト型の桐箪笥(桐たんす)など、商品ラインナップが広がっています
また、大量生産型の安価な桐箪笥(桐たんす)が数多く登場し、価格の幅、品質の幅も広がっています

参考
桐箪笥産地の形成,衰退,再生 -事例:加茂桐箪笥-
府中家具の歴史
桐箪笥に関する研究(1)桐箪笥の変遷について

桐箪笥(桐たんす)は国産桐材のものが良いという話。本当?

なぜ、高級な桐箪笥(桐たんす)が生まれたか把握できたところで、次は高級な桐箪笥(桐たんす)の中でも、良いものを見分ける方法について押さえていきましょう。

一般的に、良い桐箪笥(桐たんす)を見分けるには、海外産ではなく国産桐材を使用しているかどうか、熟練の職人が手作りしているかどうかがポイントだと言われています。実際、高級な桐箪笥(桐たんす)は、この2点を押さえたものがほとんどです。

しかしながら、桐材が国産か海外産かという点は、もう一歩踏み込んで、正しい知識を身につけておく必要があります。というのも、国産品の桐材を使っている桐箪笥(桐たんす)の中には、品質がいいとは言えない格安な桐箪笥(桐たんす)も含まれているのです。

なぜ国産でも粗悪なものがあるのか、その理由と見分ける方法についてお話しします。

国産と海外産桐材の違いとは?良質な高級桐箪笥(桐たんす)を見分ける方法

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(上)目の詰まった桐材 (下)目が粗めの桐材

桐材は、育った地域によって目の詰まり方や堅さが違います。一般的に、寒い地方で育った桐材ほど、目が詰まっていて硬く、強度が高いため、桐箪笥(桐たんす)作りに向いています。そもそも桐材は、木材の中で最も軽く、柔らかい素材なので、目がスカスカなものは全く家具作りに向いていないのです。

そのため、国産だと東北地方、特に福島県の会津桐が良材とされています。また、海外産のものでも北米産のものは、国産材に劣らず良材だと言われています。

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ただ、会津桐や北米産の桐材だからといって、すべてが良材とは限りません。桐の木は、同じ地域で育ったものでも、1本1本、目の密度や伸び方などが異なっているため、桐箪笥(桐たんす)に向かないものもあります。

そのため、高級桐箪笥(桐たんす)を作る場合は、そこからさらに職人が良材を選び抜いて使用しているんです。硬く良質な桐材は需要が高いため、単価が高く、さらにそこから厳選して使用するので、桐箪笥(桐たんす)の原価はさらに高くなります。特に、大きな1本もの(上下一体型)の桐箪笥(桐たんす)を作る際は、大きなサイズの貴重な桐無垢材1枚板を使用するため、格段に価格が高くなります。

一方、国産の桐材を使用していても、格安な価格の桐箪笥(桐たんす)もありますよね。これらは、国産でも、耐久性に劣る安価な桐材を使っている傾向にあります。また、アク抜きや乾燥など手間のかかる下処理を行っていない場合も多く、そういったものは使用するうちにすぐに変形したり、変色したりしてしまいます。

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つまり、良質な高級桐箪笥(桐たんす)を見分けるには、国産桐材かどうかというよりは、目の詰まった良質な桐材を使用しているか、桐材にどんな下処理をしているか、材料選びから製作まで職人が手がけたものか、この3点を確認すると間違いありません。

桐箪笥(桐たんす)作りに誠心誠意取り組んでいる工房では、ホームページやカタログなどで製造過程を紹介している業者が多いです。価格や表面的なうたい文句だけで判断せず、深く調べたうえで検討しましょう。

高級桐箪笥(桐たんす)は、どのメーカー・工房から買うべき?

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続いては、実際に高級桐箪笥(桐たんす)を購入するなら、どこから買うのがいいか、具体的にお話ししたいと思います。

まず、新品の高級桐箪笥(桐たんす)を買う場合、当店としては、伝統工芸品に指定されている地域や、昔ながらの民芸箪笥の産地にある工房から購入することをおすすめしています。具体的に言うと、加茂桐(桐たんす)箪笥、府中桐箪笥(桐たんす)、春日部桐箪笥(桐たんす)、名古屋桐箪笥(桐たんす)、藤枝桐箪笥(桐たんす)、泉州桐箪笥(桐たんす)、紀州桐箪笥(桐たんす)などです。

どこがいいがわからないという方は、まずは国内シェアNo1の加茂桐箪笥(桐たんす)からチェックしてみてください。幅広いラインナップがあり、生産体制もしっかりしているので、好きなものが見つかりやすく、届くまでに極端に時間がかかることもありません。

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また、高級桐箪笥(桐たんす)は、中古品も多数販売されています。100万円以上する高級桐箪笥(桐たんす)でも、中古品なら20〜30万円代から見つかりますよ。高級で良質な桐箪笥(桐たんす)を手頃な価格で購入したい方は、ぜひ中古桐箪笥(桐たんす)もチェックしてみてください。

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中古の桐箪笥(桐たんす)を買う際は、当店のような、リペア工房を持つ中古家具屋(箪笥屋)から購入するのがおすすめです。桐箪笥(桐たんす)は、どんなに良いものでも、変色したり、傷ついたりするものなので、数十年に1度、洗いや削り直しと呼ばれる修理をする必要があります。特に、他人が使っていた中古品は、傷や匂いなどが気になる場合もあるので、隅々までしっかり修理・クリーニングされたものを買うことをおすすめします。

当店では、伝統工芸箪笥など、高品質な高級桐箪笥(桐たんす)を多数取り扱っていて、引き出しの隅々まで綺麗にリペアしています。また、店舗の在庫処分品を買い取った未使用の桐箪笥(桐たんす)も販売しているので、いわゆる中古家具が苦手という方でも、気に入るものが見つかる可能性もありますよ。ぜひ、一度オンラインショップをご覧ください。

高級桐箪笥(桐たんす)は大きく3つあり!用途に合わせて選ぼう

高級桐箪笥(桐たんす)というと、総桐材製で新品の桐箪笥(桐たんす)を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はそれだけではありません。前板に欅材など高級木材を使った桐箪笥(桐たんす)や、アンティークの高級桐箪笥(桐たんす)もありますよ。

桐箪笥(桐たんす)業界では、総桐材製でなく一部に桐材以外が使われた箪笥は、品質に劣るとされますが、それは安価で耐久性の低い木材を取り入れた場合の話。例えば、欅材や黒柿材、栗材などの高級木材を使ったものは、昔から桐箪笥(桐たんす)よりも耐久性に優れる高級箪笥とされているんです。

また、アンティークの高級桐箪笥(桐たんす)は、現代物の桐箪笥(桐たんす)よりもデザインが幅広く、歴史的・工芸的価値の高いアイテムが多数あります。買ってから後悔しないためにも、幅広い桐箪笥(桐たんす)を見た上で、用途に合わせて選ぶのがおすすめですよ。

まずは、今お話しした高級桐箪笥(桐たんす)の3ジャンルについて詳しくご紹介しますので、どれが好みか検討してみてくださいね。

総桐材製の高級桐箪笥(桐たんす)。気密性重視派におすすめ

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高級桐箪笥(桐たんす)の王道は、職人手作りの総桐材製箪笥。加茂桐箪笥(桐たんす)や府中桐箪笥(桐たんす)、名古屋桐箪笥(桐たんす)、泉州桐箪笥(桐たんす)などのメーカーが有名ですね。

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総桐材製の桐箪笥(桐たんす)のメリットは、箪笥の精度が高く、気密性が高いこと。タンス内に湿気が入りにくく、着物など大切な衣類をカビや虫から守りながら収納することができます。

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総桐材製の桐箪笥(桐たんす)のデメリットは、木肌が傷付きやすく、年月とともにまだらに変色すること。木が柔らかいため、ちょっと引っ掻いたり、ぶつかったりしただけでも傷になりやすいです。また、桐材にはタンニンという物質が含まれるため、使ううちに空気と反応して、自然と褐色や黒っぽい色に変色します。

特に砥の粉仕上げの桐箪笥(桐たんす)は、塗装がデリケートで、少し触れただけで手垢がついたり、塗装が落ちたりすることもあります。これだと傷や変色が目立ちやすいです。日頃からできるだけ木肌に触れないように注意し、掃除する際も軽くホコリを払うだけにしなければなりません。

以上のことから、総桐材製の高級桐箪笥(桐たんす)は、メンテナンス性よりも気密性を重視したい方、ある程度の汚れは気にせず使える方、もしくは定期的に修理に出してメンテナンスしながら使える方に向いています。総桐材製でメンテナンス性の高い箪笥が欲しい方は、蜜蝋ワックスやウレタン塗装など、汚れにくく耐久性のある塗装で仕上げたものを選びましょう。

内側に桐材を使用した高級桐箪笥(桐たんす)。メンテナンス性重視派におすすめ

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高級箪笥の中には、内側を桐材、外側を堅く木目の美しい高級木材(欅材など)で製作したものもあります。

これらの桐箪笥(桐たんす)は、総桐材製の箪笥よりも、木肌が堅くて傷つきにくく、耐久性に優れ、また、まだらに変色することもありません。定期的に削り直しなどの修理をせずとも、何十年ときれいなまま使えます。天然木なので、使い込むほどに多少変色はしますが、それも素敵な味わいになりますよ。

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また、欅材や黒柿材、栗材といった高級木材を使ったものは、力強く美しい木目を楽しめるのも魅力。総桐箪笥(桐たんす)は、上品で繊細な印象のものが多いのに対し、こちらは重厚感や迫力を感じるものが多いです。

反対にデメリットはというと、総桐箪笥(桐たんす)と比べると、多少気密性に劣ること。しかしながら、腕の良い職人が製作した精度の高い箪笥なら、その差は極わずかです。着物など大切な衣類の収納にも十分に使えます。

高級感たっぷりのアンティーク桐箪笥(桐たんす)。雰囲気重視派におすすめ

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もう一つ、高級桐箪笥(桐たんす)を探すうえで忘れてはいけないのが、アンティーク桐箪笥(桐たんす)。アンティークの桐箪笥(桐たんす)は、木地や金具作り、塗装などにおいて、高い工芸技術を贅沢に詰め込んだものが多数あります。現代の桐箪笥(桐たんす)では目にしないような凝った装飾や、歴史が刻まれた木肌が楽しめ、一目見たら忘れられないような風格や高級感を漂わせています。

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アンティーク桐箪笥(桐たんす)のメリットは、そんな雰囲気たっぷりの佇まいに加えて、良質なものでも価格が安いこと。同じくらいの品質の新品桐箪笥(桐たんす)と比べて、お手頃な価格で購入できます。歴史的・工芸的価値の高い希少なアンティーク桐箪笥(桐たんす)は例外ですが、一般的な桐箪笥(桐たんす)は5〜20万円ほどで手に入ります。

反対にアンティーク桐箪笥(桐たんす)のデメリットは、現代物の桐箪笥(桐たんす)と比べると、気密性に劣ること。また、物によっては、傷や汚れ、匂いなどがあるため、気になる方もいるかもしれません。ちょっとした汚れや傷も気になってしまうかもという方は、アンティークや中古品ではなく、新品から選びましょう。

さてここからは、先ほどご紹介した3ジャンルの高級桐箪笥(桐たんす)について、それぞれのおすすめブランド・アイテムをご紹介します。どれがいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

高級総桐箪笥(桐たんす)おすすめブランド!着物収納に人気の本格タンス

まずは、総桐材製の高級桐箪笥(桐たんす)が欲しい方におすすめのブランド2つを詳しくご紹介します。どちらも優良なブランドで製造方法も似ていますが、細かい部分で作りに違いが見られます。

加茂桐箪笥(桐たんす)。伝統工芸品に指定される高級桐箪笥(桐たんす)ブランド

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加茂桐箪笥(桐たんす)は、新潟県加茂市にある桐箪笥(桐たんす)メーカー。経済産業大臣から伝統工芸品に指定されて、国内シェア一位を誇る信頼の厚い高級桐箪笥(桐たんす)ブランドです。

加茂桐箪笥(桐たんす)のルーツは、江戸時代(天明3年・1783年頃)にあるとされ、200年以上もの長い歴史があります。現在は、伝統的な着物箪笥から、既成概念に捉われないモダンなチェストまで、幅広いラインナップがありますよ。和室から洋室まで、様々なインテリアに合う桐箪笥(桐たんす)が販売されています。

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加茂桐箪笥(桐たんす)の魅力は、原料となる桐材を切り出すところから、製造まで一貫して手掛けている点。変色や変形を防ぐ「アク抜き」をするため、製材してから2〜3年天日干しし、さらに良材のみを厳選して適材適所に用いて製作しています。こうすることで、極めて精度の高い美しい桐箪笥(桐たんす)に仕上がります。

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加茂桐箪笥(桐たんす)の組み立てでは、木釘や組接ぎ、蟻組接ぎなど伝統的な方法で組み上げられます。金属の釘を使わないことで、サビによる腐食を防ぎ、湿気に柔軟に反応できる木地に仕上がります。さらに、丁寧にカンナ掛けして微調整することで、極めて気密性の高い桐箪笥(桐たんす)となっています。

府中桐箪笥(桐たんす)。高い技術を持つ歴史ある高級桐箪笥(桐たんす)メーカー

府中桐箪笥(桐たんす)は、広島県府中市近郊で作られる府中家具の桐箪笥(桐たんす)。その歴史は、江戸時代の宝永年間(1703〜1711年)に始まったとされ、300年もの伝統があります。過去には、婚礼家具セットを開発したことで一世を風靡しました。現代では伝統的な桐箪笥(桐たんす)だけに限らず、モダンなチェストも製作しています。

府中桐箪笥(桐たんす)は、桐材の下処理に丁寧に時間をかけて作られます。桐材は3〜5年天日干しにし、しっかりとアク抜きをしてから使われているんですよ。そして、木目や色などに応じて木取りされ、板組されます。見た目に美しく、狂いが出ないよう、熟練の職人が似たような質の材を選りすぐり、丹念に作られています。

府中桐箪笥(桐たんす)の組み立てでは、加茂桐箪笥(桐たんす)と同じく、蟻組みや木釘が使われます。蟻組みは、留形蟻組みという、組んだ箇所を内側に隠す仕口が用いられます。こうすることで、板目が綺麗につながって美しく仕上がり、強度も高まります。

さらに、全体を丁寧にカンナ掛けし、引き出しなどがぴったりと、かつスムーズに動くように入念に調整されます。こうして細部まで凝りに凝った、最高級の桐箪笥(桐たんす)が完成します。

内側桐材の高級桐箪笥(桐たんす)。メンテナンスしやすい高機能な和箪笥

次は、内側が桐材、外側に欅材などの高級木材が使われた桐箪笥(桐たんす)をご紹介します。メンテナンス性に優れた箪笥が欲しい方は、ぜひチェックしてみてください。

仙台箪笥・岩谷堂箪笥。外側欅材・内側桐材の高級民芸箪笥ブランド

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左から仙台箪笥・岩谷堂箪笥

伝統的な民芸箪笥として人気なのが、仙台箪笥岩谷堂箪笥。前面に欅材、引き出しなどの内側に桐材を使っている高級箪笥ブランドです。

猛々しく美しい欅材の木目と、重厚で迫力のある金具、そして上質な漆塗りが特徴で、伝統工芸の技が詰まった最高級の和箪笥と言えます。

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仙台箪笥は、江戸時代末期に始まったとされ、仙台藩の武士たちが刀や羽織を収める箪笥として使われていました。桐箪笥(桐たんす)は時代を追うごとに、シンプルで普段使いに適したものが増えたのに対し、仙台箪笥は現代物でも無骨で力強い意匠がそのまま受け継がれていて、歴史的な美術品のような印象です。

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仙台箪笥は、長年使用しても狂いがなく、スムーズに引き出しの開け閉めができるよう、高い技術を持つ指物師が木地作りを行っています。さらに、漆塗りで仕上げることで、特別なメンテナンスなしに何十年と使える耐久性に優れた箪笥に仕上がります。

現に、仙台箪笥は100年以上前に作られたアンティーク品も現役で数多く存在しているんですよ。リペアすることで、さらに古い味が付加された美しい姿に再生することができます。

岩谷堂箪笥

一方、岩谷堂箪笥は、平安時代にルーツを持つとされる、長い歴史のある箪笥ブランドです。前面は欅材で作られ、そこに手打ち彫りや南部鉄器の豪華な金具がびっしりと付けられています。欅材の美しい木目と、精巧に作られた金具が見事に調和して、和箪笥らしい堂々とした存在感を醸し出しています。

岩谷堂箪笥 着物

岩谷堂箪笥も、前面以外の内部には桐材などが用いられていて、狂いが少なく気密性高く作られています。

欅材も桐材も丁寧にアク抜きをしたものが使われていて、長年使用しても狂いや割れ、変色などが起こりにくいです。仕上げの漆塗りにより、さらに耐久性が高められていて、使い勝手も工芸的な美しさも最高級の箪笥に仕上げられています。

外側欅材・内側桐材のアンティーク箪笥。シンプルなデザインのものもあり!

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外側欅材、内側桐材の箪笥は、アンティークだと他にも幅広く見つかります。仙台箪笥のような豪華で重厚なデザインのものもあれば、現代物の桐箪笥(桐たんす)のようにシンプルで上品なものもありますよ。

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例えば、こちらは明治大正期頃のアンティーク衣装箪笥。前面が欅材で作られた高級箪笥です。

修理する際に、古い塗装を剥離して仕上げることで、欅材の美しい木目が際立つ姿に生まれ変わりました。引き出しの前板と背面以外は、黒いカシュー塗りでリメイクし、モダンさを感じる上質な箪笥に仕上がっています。

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こちらは、漆塗りで仕上げられた、前面欅材、中桐材の高級箪笥。赤みを帯びた美しい金具と木肌が印象的です。

古い衣装箪笥は、大きな引き出しが4杯備えられたものが一般的ですが、こちらは5杯も備えられた「5丁引き」と呼ばれるタイプ。引き出しが浅めで、洋服や着物をきれいに収納しやすく、出し入れもしやすい作りになっています。

これ以外にも、アンティーク桐箪笥(桐たんす)は様々なデザインのものがあります。また、ご希望があれば、引き出し内部を削り直したり、新材で作り直したり、といった修理・リメイクも可能です。当店のオンラインショップで販売中ですので、よければそちらもご覧ください。

軽井沢彫りのタンス。内側桐材製の美術品のような高級タンス

軽井沢彫家具

華やかで個性的な箪笥が欲しいなら、軽井沢彫りの箪笥もおすすめです。軽井沢彫りは、明治期に軽井沢に別荘を構えた欧米人をターゲットとしてスタートした高級家具ブランド。日光彫りの腕の良い職人たちを呼びよせ、華やかで贅沢な木彫りを施した家具が作られました。

軽井沢彫り 中古家具販売

外側は緻密な木彫りができるよう、栃の木や朴の木など、木目がきめ細やかで、粘り気のある木材が使われ、内側は気密性高く仕上がるよう桐材などが用いられます。木材は、4〜5年かけてアク抜きや乾燥を行い、後々に狂いが出ないよう丁寧に処理されて使われます

伝統的な和箪笥の作りと、欧米家具の優雅な装飾を融合させて製作されていて、昔ながらの桐箪笥(桐たんす)とはまた違った優雅で華やかなタンスに仕上げられています。

軽井沢彫り

軽井沢彫りの例 左から桜・ぶどう

軽井沢彫りの彫刻図案は、桜をはじめ、ぶどうや菖蒲、松、竹などがあります。どれもダイナミックで立体的に彫刻されていて、彫刻は贅沢にも前面だけでなく側面にまで及んでいます。どこから見ても高級感の漂う、上質なタンスです。

アンティーク桐箪笥(桐たんす)。歴史的価値の高い骨董美術品のタンス

続いては、アンティーク業界で高い価値を持つとされる高級桐箪笥(桐たんす)ブランドを3つご紹介します。伝統的な和風のインテリアが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。

佐渡桐箪笥(桐たんす)。豪華な金具が目をひく、アンティーク桐箪笥(桐たんす)の最高峰

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アンティーク桐箪笥(桐たんす)の中でも王様の風格と評される、佐渡箪笥。新潟県の佐渡ヶ島で作られていた箪笥のことです。総桐材製のものや、前面に欅材を使った桐箪笥(桐たんす)などがあります。

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佐渡箪笥の大きな特徴は、美しい装飾金具。特に佐渡ヶ島の小木地方で作られた小木箪笥は、雲のような形の技巧的な金具でびっしりと覆われていて、まさに豪華絢爛な作り。1つ1つの金具はすべてが分厚く贅沢に作られていて、箪笥を堅牢かつ煌びやかに彩っています。

最高級の小木箪笥は、前板に希少な玉杢が現れた欅材が使われ、上質な漆塗りで仕上げられており、生き生きとした貫禄のある表情が楽しめます。

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佐渡箪笥は、小木箪笥のほか、八幡地方で作られる八幡箪笥というものもあります。八幡箪笥は、桐材を用い漆塗りで仕上げたものが多く、小木箪笥と比べて金具が薄めで、繊細な印象です。

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金具は、遠目で見ると直線的ですが、よく見ると恵比寿や大黒、鶴亀など有機的な縁起物の絵柄が緻密に描かれています。歴史的・工芸的な価値は小木箪笥に劣ると言われる八幡箪笥ですが、見る人を飽きさせない職人技が詰まった高級箪笥です。

庄内桐箪笥(桐たんす)。重厚な佇まいが魅力の高級アンティーク桐箪笥(桐たんす)

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庄内箪笥は、山形県の酒田市や鶴岡市周辺で作られている箪笥。総桐箪笥(桐たんす)や前板に欅材を使った桐箪笥(桐たんす)などがあります。箪笥ごとにデザインが幅広く、角手の引き手に抽象的な形状の錠前金具が付けられたものや、丸い蕨手の引き手に、鶴亀や松竹梅など縁起物をモチーフとした錠前金具が付けられたものなどもあります。

庄内箪笥

庄内箪笥の塗装は、赤みを帯びた漆塗りのもののほか、黒漆塗りで仕上げられたものもあります。どちらも高級感がありますが、黒漆塗りのものは、特に重厚でシックな雰囲気が漂っているのが特徴。金具は、黒に映えるよう、ほんのりと赤みを帯びているものもあり、他の桐箪笥(桐たんす)とは一味違う、個性的な意匠が楽しめます。

会津桐箪笥(桐たんす)。良質な桐材を使用した高級アンティーク桐箪笥(桐たんす)

会津桐箪笥

会津桐箪笥(桐たんす)は、先にご紹介した2つのアンティーク桐箪笥(桐たんす)と比べると、あまり有名ではないブランド。しかしながら、国産桐材の中でも最高級と評される良質な会津桐を贅沢に使って作られており、アンティーク桐箪笥(桐たんす)の中でも優良な箪笥が多いんですよ。前面に欅材が使われた桐箪笥(桐たんす)や、総桐材製の箪笥があり、派手さはないながらも、実直に丁寧に作られています。

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会津桐箪笥(桐たんす)も様々なデザインのものがありますが、先ほどの2つと比べると、金具が少なくすっきりとした印象のものが多いです。

例えば、こちらはシンプルな丸い錠前金具に、木瓜の引き手が付いています。金具は、引き手が分厚く作られていて、シンプルな中に心地よい上質さが感じられます。また、金具がすっきりとしている分、木地が広く見えるので、温かで美しい木目の表情を楽しむことができます。

帯専用の桐箪笥(桐たんす)を探すなら、高級帯たんすをチェック!

桐箪笥(桐たんす)の中には、着物の帯を収納するために作られた「帯たんす」もあります。帯たんすは、板盆や衣装盆、引き出しなどが備えられていて、小ぶりなサイズ感のものが主流です。

帯たんすにも次の3種類があります。

総桐材製の高級帯たんす

帯箪笥

帯たんすで主流なのは、桐箪笥(桐たんす)業者が製作している総桐材製の帯たんす。衣装盆付きの着物箪笥をコンパクトにしたような作りで、気密性が高く、帯を良い環境で収納することができます。価格は40万〜70万円ほどで、サイズが大きいほど高価です。

外側欅材・内側桐材製の高級帯たんす

帯 箪笥

左から岩谷堂箪笥・軽井沢彫り

帯たんすは、総桐材製のものだけでなく、前面に欅材など堅く見栄えのする木材を使ったものもあります。これらは、総桐材製のものよりも傷つきにくく、力強い意匠が楽しめるのが魅力。こちらも腕の良い職人が手がけたものなら、総桐箪笥(桐たんす)と気密性に大きな差はなく、帯などの和装小物も問題なく収納できます。

価格は、メーカーによりけりですが、例えば岩谷堂箪笥や仙台箪笥だと10〜30万円ほど、軽井沢彫りだと30万円前後です。

アンティークの高級帯たんす

帯箪笥 桐

アンティークの帯たんすは、新品よりも気密性に劣りますが、デザインが幅広く、レトロな雰囲気を楽しめるのが魅力。また、作りの良いものでも価格が安く、3〜15万円ほどで見つかります。

ただ、気密性は新品と比べて劣るため、防虫剤や防湿剤をしっかりと使いながら収納するのがおすすめです。

少量の着物を収納するなら、高級桐衣装箱がおすすめ

少量の着物を収納するなら、桐箪笥(桐たんす)ではなく、高級桐箱(桐衣装箱)を使うという手もあります。桐衣装箱は、桐箪笥(桐たんす)のような高い気密性がありながら、コンパクトで場所を取らず、価格もお手頃です。桐衣装箱は主に次の2種類があります。

総桐材製の桐衣装箱。丁寧に作り込まれた高級桐箱

桐衣装箱

桐衣装箱も、王道なのは、桐箪笥(桐たんす)業者が製造している総桐の衣装箱。桐箪笥(桐たんす)作りの高い技術を活かして、気密性に優れた高級桐衣装箱が製作されています。

少量の着物のために、高価な桐箪笥(桐たんす)を購入するのは、ちょっともったいないような気がしてしまいますが、桐箱ならほど良いサイズとお値段で購入できます。価格は1段で2〜4万円ほどです。

アンティーク桐衣装箱。古い味わいも楽しめる高級桐箱

桐衣装箱 国産

桐衣装箱は、アンティーク品もあります。アンティーク品で現代まで残って再販されているものは、職人手作りの頑丈なものが多く、古い温かな味わいが出たものが多いです。

また、繰り返しになりますが、新品に比べると気密性は劣ります。ですが、こちらも防虫剤や防湿剤を使いながら収納すれば問題ありませんよ。価格は1〜3万円ほどです。

高級桐箪笥(桐たんす)をさらに高品質に。人気のリメイク・アレンジ例

こだわりの高級桐箪笥(桐たんす)が欲しいなら、家具屋でオーダーメイドで注文したり、オプションでリメイクをして購入するのもおすすめです。

ラフジュ工房でも、オーダーメイドでの製作や、中古桐箪笥(桐たんす)のリメイクオーダーを承っています。高級な桐箪笥(桐たんす)に特に人気なのは、次のような4つのオーダー・リメイクです。ぜひ、購入する際の参考にしてみてください。

アンティーク仙台箪笥の金具を再利用して、オーダーメイドで桐箪笥(桐たんす)を製作

箪笥 アンティーク 仙台

こちらは、ご希望のアンティーク仙台箪笥の金具を再利用し、オーダーメイドで一から桐箪笥(桐たんす)を製作した例。前面を栗材、内部を桐材で製作しています。

これなら、好きなサイズや形で作ることができ、引き出しも新品で気密性高く仕上がるので、中古やアンティーク品に抵抗がある方にもおすすめです。ご希望次第で、総桐材製や他の木材でもお作りできます。

高級箪笥金物

仙台箪笥の金具は、華やかで迫力満点で、大変人気の高い金具です。新品の桐箪笥(桐たんす)に取り付けても、まるでアンティーク品のような深い味わいを演出してくれます。自慢の一品になること間違いなしです。

桐箪笥(桐たんす)を漆塗り・カシュー塗りでリメイク。高級感とメンテナンス性をプラス

着物 箪笥 アンティーク

一般的な桐箪笥(桐たんす)は、砥の粉仕上げや焼き仕上げ、オイルフィニッシュなどのものが多いですが、高級な桐箪笥(桐たんす)は、漆塗りやカシュー塗りで仕上げるのも人気です。

漆 箪笥

漆塗りは、ご存知の通り、日本の伝統工芸である塗装方法。ウルシの木から採れる樹液を使って、何度も丁寧に重ね塗りし、美しく強固な塗膜を作ります。塗装技法によって仕上がりは様々で、ふっくらとした鏡面のように仕上げることもできれば、木目を活かして艶やかに上品に仕上げることもできますよ。

漆塗り 箪笥

漆塗りは、使うほどに塗膜が透明になっていき、艶も増していきます。柔らかい桐箪笥(桐たんす)の木肌をしっかりと保護するので、傷や汚れがつきにくく、乾拭きでも水拭きでも掃除ができますよ。長くきれいに使えるので、一生ものの桐箪笥(桐たんす)におすすめの塗装です。

漆塗りのデメリットは、価格が高いこと。漆の原料は量が限られていて、塗装するにも手間もかかるので、かなり高価です。当店では漆塗りにする場合は、塗装代30万円〜としています。

桐たんす カシュー塗り

もう少し低価格で、漆っぽく仕上げたい場合は、カシュー塗料をおすすめしています。カシュー塗りは、漆塗りの代替塗料として使われるもので、漆のような質感に仕上がる塗装です。

漆よりも質感に劣るといわれることもありますが、当店の経験上は、塗装する職人の腕次第で、それほど大きな差を感じたことはありません。カシュー塗りは、塗装代10万円〜承っています。

桐箪笥(桐たんす)に引き出しや衣装盆をプラス。より使いやすく収納力もアップ

タンス アンティーク リメイク

当店で販売している桐箪笥(桐たんす)は、既製品ではありますが、引き出しを増やしたり、こまかく分割したり、棚や引き戸の収納を付け加えたり減らしたりと、柔軟にアレンジすることができます。収納に凝った作りにすると、使いやすいことはもちろん、見た目にも高級感を高めることができますよ。

タンス 高収納

例えばこちらは、桐箪笥(桐たんす)の引き出しを細くして増やした例。深い引き出しよりも使いやすく、衣服などをきれいに収納しやすいです。一見すると、どこをリメイクしたかわからないほど、美しく違和感なく仕上がります。

桐箪笥(桐たんす)の金具を交換。凝った金具を取り付けると高級感アップ

タンス アンティーク 茶色

桐箪笥(桐たんす)は、好みの金具に交換するのもおすすめです。桐箪笥(桐たんす)の金具は、箪笥の印象を大きく左右するアイテム。色や形、サイズなど、幅広いものがあるので、ぜひ好きなものを選んでみてください。

桐たんす 金具

当店で金具を付け替える場合、当店の在庫にある現代物やアンティーク品の金具から選んでいただくか、ご自身で好きなものを探して指定いただくことも可能です。どんな金具でも、当店できれいに取り付けますので、希望があればお気軽にご相談ください。

最後に

高級桐箪笥(桐たんす)は、種類が豊富で、高い買い物なだけに選ぶのに苦労するかと思いますが、ぜひこの記事をヒントに、納得のアイテムを探してみてくださいね。

桐箪笥(桐たんす)の具体的な選び方を詳しく知りたい場合は、「もう桐箪笥(桐たんす)で悩まない!上手な選び方からリメイク・買取まで徹底解説」の記事もご覧ください。種類やサイズなど、用途に応じた選び方を解説しています。

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