棚。それは日常生活の中において、そこに自然にあるもの。収納を目的としていたり、ディスプレイを目的としていたり、その用途は様々です。そんな身近な家具である棚、そしてラックだからこそ、ぜひアンティークを取り入れてみてはいかがでしょうか。現代の家具ではなかなかお目にかかれないようなデザインの多いアンティークの棚やラックは、きっとあなたの目を楽しませ、日々を過ごす空間を素敵なものにしてくれますよ。
今回は、たくさんの棚やラックの中から、おすすめ35選をご紹介。アンティークの棚やシェルフ、ラックと一口に言ってもその範囲は実に広く、様々な種類があるので、筆者のここまでの経験で(筆者は少し前までアンティーク家具屋のカスタマーサポートスタッフでした)主に形状や用途にフォーカスして、「この辺は気になる人が多いんじゃないかな」というものを、ざっくりとピックアップしてみました。
「こんなアンティークの棚やラックがあるんだ!」と眺めるだけでも楽しめると思いますので、ぜひご覧くださいね。
「棚・シェルフ・ラック」は明確な区別がなかなか難しく、その種類は多岐に渡ります。棚というとオープンなものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、食器棚など扉付きの棚をお探しの方も少なからずいらっしゃいますので、今回はオープンタイプの棚やシェルフ、ラックだけでなく、扉が透明なガラス扉であるなど、見せる収納向きの戸棚も含めてご紹介していきます。
Contents
スタンダードな棚型収納!正面置きのアンティーク棚・シェルフ・ラックおすすめ18選
まずはアンティークの棚・シェルフ・ラックの基本型。壁に接して置く、スタンダードな形の棚・シェルフ・ラックのおすすめからご紹介していきたいと思います。
スタンダードであるだけに、その中でもさらに様々な種類に分かれていきます。今回はそんなスタンダードなアンティーク棚・シェルフ・ラックの中から、筆者の思う人気のタイプ、気になるタイプのものを18選、そこからさらに6つのカテゴリに分けてのご紹介としてみました。あなたの気になるものはあるでしょうか。それでは、どうぞご覧くださいませ。
飾り棚としても優秀!アンティーク本棚おすすめ5選
棚と聞いて思い浮かぶポピュラーなもののひとつは、本棚ではないでしょうか。おすすめのアンティークの棚・シェルフ・ラックの中から、まずはこの本棚について取り上げてみたいと思います。
蔵書の保管にはかかせない本棚ですが、本の収納だけでなく、飾り棚としても優秀です。扉付きの本棚(ブックケース)などはデザイン性に優れたものも多いので、インテリアとしてひとつあると、色々と活用できて便利ですよ。
それでは、まずはそんなアンティーク本棚のおすすめ5選を見ていきましょう。
1■オーソドックスなシルエットが美しいイギリスアンティーク本棚
トラディショナルなイギリスアンティークの雰囲気を楽しみたい方におすすめなのが、こちらのアンティーク本棚。
直線的なラインに、小振りのバンフット(ふくらんだパンのような脚のかたち)がイギリスアンティークのオーソドックスなシルエットを作り出し、その様式美を堪能させてくれます。
目立った装飾は見られませんが、扉のデザインや真鍮の取っ手の意匠、先に挙げたバンフットなど、控えめなデザインが上品な佇まいを完成させています。杢目も美しいオーク材の重厚感を感じる落ち着いた色合いが、さらに品の良さを際立てていますね。
扉付きなので、埃や汚れを避けた本の保管ができます。余談ですが、その昔、本は貴重品であったため、扉に鍵をかけて保管されていました。そう考えると、こちらの本棚には鍵はありませんが、扉付きの本棚の形状にも歴史を感じますね。
シンプルで比較的取り入れやすいデザインですので、イギリスアンティークがお好きな方はもちろん、アンティークにあまり馴染みのない方でも挑戦しやすいアンティーク本棚といえるのではないでしょうか。
2■繊細でいて華やかな意匠が目を引くフランスアンティーク本棚
見た目に華やかなこちらのアンティーク本棚は、フランスアンティークのビューローブックケースです。
フランスアンティークらしい華やかで優雅なそのデザインは、エレガントでフェミニンな雰囲気の空間づくりを楽しみたい方にはもってこいな、おすすめのアンティーク本棚です。
ビューローブックケースは、その名の通りビューロー(蓋を開くと天板となり、デスクとして使える収納家具)とブックケースが一体となったアンティーク家具です。現代の家具ではほとんど見かけない形の家具ですね。本棚とデスク、収納がひとところにまとまるので、ワークスペースとして使うのに最適です。
カブリオールレッグ(猫脚)をはじめとした滑らかな曲線使いや、丁寧に彫り込まれた繊細で美しい彫刻などその華やかな意匠は、まさしくフランスアンティークの美しさに溢れています。インテリアに取り入れれば、この1点だけでもお部屋の雰囲気がフランスアンティークのそれに引き寄せられてしまいそうですね。
フランスアンティークの魅力を堪能したい方にはぜひおすすめのアンティーク本棚です。
3■スタッキングタイプの中でも珍しいイギリスアンティーク本棚
イギリスアンティークの本棚で人気の定番と言えば、スタッキングタイプのブックケースです。
スタッキングブックケースはスタッキング、つまりは1段1段に分かれた棚を積み上げて使う本棚となっています。1段ずつに分かれるので、模様替えなどで移動をさせる際にもらくらくです。
こちらのイギリスアンティークの本棚は、そんなスタッキングブックケースの1段がビューローとなっています。ビューロー内部は細かな収納がついていて、手紙やステーショナリーを整頓して収納するのにぴったりです。
ちなみにこの細かな棚は「ピジョンホール」とも呼ばれます。鳩の巣。なかなか素敵な呼び名です。名称を知るとただの棚でもなんとなく愛着が湧きますよね。
本棚部分のフラップタイプの扉は、イギリスアンティークらしさを感じるステンドグラス。このアンティークガラスのステンドグラスや、ビューローの蓋に施された彫刻、チョコレートのようなこっくりとした色合いは、イギリスアンティークのクラシカルな味わいを存分に楽しむことができます。
西洋の風を感じるアンティークスタイルのインテリアコーディネートを作るのにはもってこいのアンティーク本棚ですよ。
4■楔式のレトロなフォルムがたまらない和製アンティーク本棚
ここまで西洋アンティークの本棚をご紹介しましたが、次にご紹介するのは和製アンティークの本棚。筆者が個人的にも好きな、楔式の和製アンティーク本棚です。
シンプルなつくりながらどこかノスタルジーを感じるレトロな佇まいが、とても素敵だとは思いませんか。
楔式というのはどういうことかというと、側板を突き通した棚板を、楔を打って固定することで本棚の形となっている本棚なのです。なので、楔を外せばばらばらに分解できてしまいます。模様替えなどで使わなくなって、しばらく保管しておきたい時などには便利ですね。
使っているうちに楔が緩んできてしまうこともあるので、その都度楔を打ち直してあげる必要はありますが、そんなところも愛着を持って使えるアンティーク本棚です。
ご覧のとおりシンプルなデザインなので、本棚としての使用はもちろん、ディスプレイラックとして使っても雑貨の魅力を引き出してくれます。大きすぎず小さすぎない絶妙のサイズ感で、奥行きもあまりないので、書斎やリビング、廊下など、様々な場所に置いて使えそうなのも嬉しいですね。
レトロな佇まいながらもすっきりとしたシルエットなので、シンプルなインテリアコーディネートを好まれる方にもおすすめしたいアンティーク本棚です。
5■背の低い横長タイプで圧迫感なく使える和製アンティーク本棚
続いても和製アンティークの本棚をひとつ。学校や図書館で見かけたような、懐かしさを感じるフォルムに心惹かれるアンティーク本棚です。背が低くて横に長いこちらの和製アンティーク本棚は、小さなお子さんでも使いやすい本棚としておすすめですよ。
こちらのアンティーク本棚は、四角い箱型ではなく、サイドが台形の本棚となっています。台形のラインに合わせて斜めに棚板がついているので、背の低い本棚ではありますが、低い位置でも背表紙が見やすく、取り出しやすくなっています。
斜めの棚板は本の表紙を正面に向けて立てかけても安定するので、お気に入りの本をディスプレイして楽しむこともできますよ。
本が詰まった背の高い本棚は圧迫感を与えがちですが、こちらはローサイズ。たくさんの本を収納してもさほど圧迫感は感じません。高さがないということで、絵本好きな小さなお子さんのこども部屋に置く本棚としてもぴったりですね。
余計な装飾のないシンプルなつくりのどこか懐かしさ漂うアンティーク本棚は、ナチュラルスタイルやレトロスタイルなど、様々なインテリアコーディネートに組み込みたい、おすすめのアンティーク棚・シェルフ・ラックのひとつです。
収納力はピカイチ!アンティーク食器棚おすすめ3選
暮らしの中で欠かせない棚・シェルフ・ラックといえば、食器棚。ここからご紹介するのはアンティークの食器棚です。
毎日使う、生活の中で馴染みの深い食器棚だからこそ、機能性だけでなく、デザインにもこだわって選びたいですよね。食器棚は大きなもの多いので、お部屋の印象も変わってきます。
そんなアンティーク食器棚は、キッチンだけでなく、リビングやダイニングでディスプレイの棚やシェルフ、ラックとしても活躍してくれますよ。おすすめのアンティーク食器棚3選、ぜひチェックしてみてください。
6■オープンラックでおしゃれに収納できるアンティーク食器棚
重厚感や高級感のあるアンティークにはちょっと手を出しにくいという方におすすめなのが、カントリースタイルのアンティーク家具。こちらのアンティーク食器棚は、そんなカントリースタイルのアンティークカップボードです。パイン材のやわらかな雰囲気に素朴な佇まいがかわいらしいですね。
こちらのオープンラックの食器棚、棚部分の奥行は135mmほど。私たちに馴染みのある扉のついた食器棚と比べると、だいぶ奥行が浅く感じますよね。
奥行が浅い理由は、こういった食器棚は収納にプラスして「飾る」というニュアンスも強く、お皿などを立てて並べていたからです。棚板を良く見ると溝が彫られているのがわかるでしょうか。この溝があることで、お皿を立てて飾れるのです。
「見せる」ことに優れた食器棚なので、食器収納としてはもちろん、飾り棚としてお使いいただいても素敵なアンティーク食器棚です。こちらは棚板にフックもついているので、カップを吊り下げたり、ハンギングのグリーンや雑貨を飾ったりして楽しむこともできますよ。
木のぬくもりを感じるカントリーテイストを活かして、ナチュラルインテリアやカントリーインテリアのお部屋の一員としておすすめです。
7■和の空気に満たされる和製アンティーク食器棚
和のアンティークがお好きな方におすすめのアンティーク食器棚といえばこちら。堂々とした立ち姿に風格を感じる、水屋箪笥です。幅五尺の大振りなサイズ感に、棚、引き出し、戸棚と、満足できるたっぷりの収納力ですね。
豪奢な装飾はありませんが、抜群の存在感でお部屋のインテリアの主役となってくれます。
こちらはこの手の水屋箪笥には珍しく、棚部分がオープンになっているので飾り棚としても楽しめます。深く濃い、重厚感のある色味なので、和食器を飾れば美しく映えますね。なんとも絵になる佇まいです。もちろん洋食器を収納して見せても、和洋の調和が美しく素敵ですよ。
どっしりと構えた重厚感のある姿ですが、上品な色合いやすっきりとしたデザインはどこかモダンな印象ですね。
重ねの水屋箪笥なので、上下に分けてサイドボードとして使うこともでき、用途やインテリアコーディネートの幅が広がります。
和を取り入れたインテリアを楽しみたい方にはおすすめして間違いなしの、存分に和のテイストを堪能できるアンティークの棚ですよ。
8■レトロな佇まいがどこか懐かしい和製アンティーク食器棚
続いてのアンティーク食器棚は、アンティークまではいかない、レトロな雰囲気がお好きという方におすすめの食器棚です。
素朴なつくりの食器棚にぺったりとしたかわいらしいペイントは、どこかノスタルジーな気持ちにさせてくれます。
2段重ねの戸棚に3杯の引き出しのついた、いたってシンプルなデザイン。重ねなので、上下を分けて使用することも可能です。
シンプルながらも、上下で戸棚のガラスの種類が異なるので、ちょっとおしゃれな雰囲気に。ちなみに、下段の戸棚のガラスは人気のレトロガラスのひとつ、モールガラスです。モールガラスが入るだけでも、レトロ感がプラスされますね。
ホワイト×グリーンのペイントは、爽やかでかわいらしい色の組み合わせです。ちょっとくすみがかったグリーンがやさしい印象ですね。白一色だとぼやけてしまいがちですが、グリーンが加わることで印象を引き締めています。脚元にちらりと見える木部も良いアクセントとなっていますね。
どこか懐かしいレトロなお部屋作りや、ホワイトがアクセントのナチュラルコーディネートなど、様々なインテリアスタイルに取り入れて楽しんでいただけるアンティーク食器棚です。
しっかり区切ってすっきり整頓!アンティークマス目棚おすすめ3選
人気のアンティークの棚・シェルフ・ラックといえば、マス目棚にも注目したいところです。
整然とマス目が並んだシンプルなつくりは飾るものや置く場所を選ばないので、自由にインテリアコーディネートやディスプレイを楽しむことができます。つくりがシンプルな分、使い込まれた木の風合いをダイレクトに感じられるのも魅力的です。
きっちりと区切られたマス目は、そこに雑貨などを収めていくだけでも様になるため、ディスプレイにそれほど頭を悩ませなくても良いのもまた嬉しいポイントですね。
そんなアンティークマス目棚から、おすすめ3選をご紹介させていただきます。
9■店舗什器としても活躍!大型のアンティークマス目棚
たくさんのコレクションを並べて見せたいなら、マス目の数が圧巻のこちらのアンティークマス目棚がおすすめです。
使い込まれた木の風合いがそのままの無骨な立ち姿が魅力的で、1マス1マスきっちり雑貨を並べても、どこかラフな印象で気取り過ぎないディスプレイとなりますね。
古い工場で部品棚として使われていたアンティーク棚で、細かく区切られたマス目は、その数126マス。壁面をお気に入りのコレクションで埋め尽くせてしまいますよ。全体のバランスを見ながら、飾るものの色の散らし方やサイズのまとまりなど、何をどのマスに飾ろうか考えるだけでもわくわくしてしまいませんか。
ご自宅でのコレクションラックとしてはもちろん、ずらりと商品を並べる陳列棚など店舗什器としても申し分なく、おすすめですよ。ショップのオーナーさんこだわりのお品物を、こだわりのディスプレイで、お客様の目を楽しませてみてはいかがでしょうか。
ディスプレイ面では頭一つ抜けた、おすすめのアンティーク棚・シェルフ・ラックです。
10■雑貨を並べて楽しみたいペイント×ガラス扉のアンティークマス目棚
続いておすすめするアンティークマス目棚は、マス目のひとつひとつに扉のついたマス目棚。ガラスのはまった扉がついていることで、ご自慢のコレクションやお気に入りの雑貨を、ホコリから守って収納&ディスプレイしてくれます。
本体のグリーンのような水色のような色合いのペイントと、扉や天板の木の色の組み合わせは、チョコミントの様なカラーリングで大変かわいらしいですね。そのかわいらしさは、こども部屋のインテリアとしても喜ばれそうです。
棚に雑貨を並べて扉を閉めれば、扉の木枠がまるで額縁の様で、お気に入りの雑貨達を絵の中に閉じ込めてしまったかのようなディスプレイが楽しめますよ。
目を引くツートンカラーは、お部屋のアクセントにぴったりです。木目のしっかり見える扉や天板で、ナチュラルなお部屋にもしっくりと馴染んでくれますよ。
お気に入り達を見せて楽しむ収納にいかがでしょうか。
11■両面使いで使い方の幅が広がるアンティークマス目棚
使い勝手の良いアンティークの棚やシェルフ、ラックをお探しならば、両面使いのできるこちらのアンティークマス目棚がおすすめです。棚に背板がなく、どちらの面からも出し入れができるので、お部屋のちょっとした間仕切りなどにしても便利に使える、ちょうどいいアンティークマス目棚ですよ。
デザインはいたってシンプル。とくに装飾性のないそのままの3×3マスのマス目棚なので、キッチンでもリビングでもショップでも、様々なシーンに違和感なく取り入れられます。
壁に寄せて置いても、背板がないので幾分か開放感があり、すっきりと見えますよ。
両面使いを活かしてお部屋の間仕切りのように使う場合も、マス目棚に並べて収納されたもので程よく視線が遮られながらも向こう側が見えるので、圧迫感なく使えます。多少雑然とものを置いても、棚自体が整然とマス目が並んだ棚なので、ぱっと見きっちり見えるのも嬉しいですね。
シンプルなので飾るものを選ばないこちらのアンティークマス目棚、ぜひインテリアの一員に迎えてみてはいかがでしょう。
細かな棚分けで書類もすっきり!アンティーク書類棚おすすめ3選
アンティークの棚・シェルフ・ラックの中でも、独特の形状をしていながらも意外と需要があるのが、アンティーク書類棚です。書類を収納するために細かく仕切られた棚が特徴の書類棚ですが、オフィス等での書類の整理はもちろん、文具を整頓したり、ハンドメイド用品を収納したりと、この細かな棚が何かと便利に使えます。タイプにもよりますが、飾り棚の様にだって使えてしまいますよ。
それでは、そんなアンティーク書類棚のおすすめ3選、どうぞご覧ください。
12■引き出し付で収納力抜群なアンティーク書類棚
アンティーク書類棚で最初におすすめするのは、大容量が嬉しいこちらのアンティーク書類棚。
カルテケースとして病院で使用されていたものなので、実用においての申し分はありません。細かく仕切られた大きな棚部分の他、引き出し収納や扉収納もついて、たっぷりの収納力が魅力的ですね。
こちらの書類棚は、棚板をすべて取り外すことができます。そのため、まとまった数の書類を収めたいときなどには棚板を数段引き抜いて、大き目のワンブロックにして収めることができます。
同様に、重量には注意したいところではありますが、テープ台やペン立てなど、高さのある備品なども収納できるので、この書類棚1台で必要なものをひとところにまとめて収納できてしまいますね。オフィスでオフィス用品を収納したり、店舗で伝票や備品をまとめたりするのにぴったりですよ。
もちろん、ご自宅のインテリアとして取り入れても素敵なインテリアとなります。黄色みがかった本体の色と、オレンジがかった引き出しの前板や扉の色のちょっとしたツートンカラーがどことなくレトロチックで、レトロテイストのインテリアコーディネートの一員としてもおすすめです。
13■小振りな卓上サイズが嬉しいアンティーク書類棚
こちらのアンティーク書類棚は、先ほどの大きなものと違って、卓上でも使えそうな小振りなサイズのアンティーク書類棚です。デスクの脚元に置いたり、サイドテーブルの上に置いたりと、作業スペースのすぐそばに置いて便利に使いたいサイズ感ですね。
こちらも棚板がすべて引き抜けるようになっているので、中に収めたいものに合わせて棚の高さを調整することが可能です。書類の収納だけでなく、一部の棚を引き抜いて雑貨をディスプレイして楽しむのも素敵ですね。仕切り板をはめるための溝も、なんだか味わい深く見えます。
横型のため高さも程よく、1列はノートを立てて収納して、1列は手紙類を小分けに収納して、1列は雑貨をディスプレイして…と、様々に使えるのが嬉しいポイントです。仕切りが細かいため、ディスプレイの模様替えの度に色々と考えて印象を変えられるので、楽しくなってしまいますね。
何かとちょうどいいサイズ感なので、作業スペースで細々したものを収納したり、リビングで手紙などを分類して一時保管場所にしたりなど、様々なシーンで活用できます。
紙物や細々したものを、すっきり仕分けてコンパクトに収納したい方におすすめのアンティークラックです。
14■レコードも収納できるサイズ。レトロな雰囲気のアンティーク書類棚
大切な書類はしっかりと保管したいという方におすすめなのは、扉がついたこちらのアンティーク書類棚。実は蓄音機台として使われていたもので、中の棚はレコードラックとしてレコードが収納できるサイズになっています。
比較的棚の幅がせまいものが多いアンティーク書類棚の中で、ゆとりのある棚幅がありがたいですね。
中の棚は、横置きの棚と縦置きの棚のどちらも備わっています。収納したいものに合わせて使えるので便利ですね。
注意したいのは、ここまでの2つの書類棚と異なり、棚板が外せない点。アンティーク書類棚を探す場合は、自分がどのように使いたいかを踏まえた上で、棚板が外せるかどうかの確認にも気を配りたいところです。
シンプルな箱型ですが、波のようなカーブを描いた鈍く光る金属の取っ手や、扉にはめられたモールガラスなど、ちょっと古びたレトロ感が良い雰囲気を醸し出しています。サイドやバックもデザインが施されているので、どこから見ても様になりますね。
シンプルなので様々なインテリアコーディネートが楽しめそうです。例えばほっと落ちつくレトロでシックな空間づくりに取り入れたい、そんなアンティーク書類棚です。
金属素材でスタイリッシュに!スチール製のアンティーク棚・シェルフ・ラックおすすめ1選
アンティークのインテリアというと、なんとなく、彫刻などが施された木製家具のイメージがありませんか。でもそこに、異素材であるアイアンやスチールなど金属素材のアンティークを取り入れてみると、メリハリが出て全体の印象がきりっと引き締まったりもします。
こちらでおすすめするのはスタイリッシュなスチール製のアンティークワイヤーラック。スチール製のアンティーク棚・シェルフ・ラックのおすすめ1選、どうぞチェックしてみてください。
15■シャビーなペイントがおしゃれなスチール製のアンティークワイヤーラック
前置き通り、ご紹介するのはアンティークワイヤーラック。錆感のあるキャスターが、古びた味わいを演出しています。
ぱっと見た印象は、アンティークというよりはレトロ寄りな雰囲気でしょうか。
太めのフレームのグレイッシュな水色に、ワイヤーバスケットのアンティークホワイトがなんともかわいらしい色合わせです。スチール製のワイヤーラックはどうしても無骨な印象になりがちですが、ペイントのおかげでやわらかく優しげな印象となりました。
それでいてワイヤーラックのジャンク感は健在なので、白やパステルカラーが基調のフレンチシャビーなインテリアスタイルに取り入れると、しっくりはまりそうな佇まいですね。フレンチスタイルにスパイスを効かせたい方などにおすすめです。
ワイヤーバスケットのサイドは、くるんと曲げられたワイヤーがかわいいアクセントに。ディスプレイラックとして使うほか、洗面所や脱衣所でタオルや洗濯用品を収納しても様になりますね。
おしゃれでスタイリッシュなイメージのアンティーク棚・シェルフ・ラックをお探しの方には一考の価値がある、おすすめのワイヤーラックです。
魅せる収納の定番!ガラスのアンティーク棚・シェルフ・ラックおすすめ3選
アンティークの家具で木製家具以外に注目するなら、たっぷりのガラスが使われたガラス棚も外せません。前面が大きなガラス戸になったガラス棚もあれば、側面や天板などもガラスのいわゆるガラスケースタイプのガラス棚もあります。いずれも「見せる」という点において優れているアンティークの棚やシェルフ、ラックとなりますね。
コレクションを素敵に収納したい方や、おしゃれなディスプレイを楽しみたい方へおすすめのアンティークガラス棚3選、ぜひともご覧ください。
16■大きなガラス戸で見せる収納が楽しめるアンティークガラス棚
見せる収納を楽しめ、たっぷりの収納力を持つアンティーク棚・シェルフ・ラックとしておすすめしたいのが、こちらの和製アンティークの大振りなガラス棚です。高さ1645mm×幅1500mmというワイドなサイズは、大満足の収納力です。
大きなガラス戸は一見するといわゆるクリアガラスですが、趣のあるアンティークガラスとなっています。
ガラスの厚みが均一ではないために、ガラスの表面がゆらゆらと揺らいで見えるガラスで、一般に「ゆらゆらガラス」と称される、レトロな雰囲気が人気のアンティークガラス。前面はそんな人気のアンティークガラスがどーんと入っているので、扉だけでもレトロな雰囲気たっぷりです。
大きなガラス戸は、ホコリから守りながらコレクションを並べる飾り棚としてもぴったりですね。
どっしりと構えたこちらのアンティークガラス棚、随所で木目を堪能できますが、着目すべきは支輪(棚の最上部の縁周り)の意匠。ぽこぽこと並んだ装飾を良く見ると、その木目はひとつひとつに年輪の中心が表れていて、ずらりと並ぶことで何とも言い難い美しさがあります。支輪の中央にある植物をモチーフとしているであろう象嵌細工もワンポイントとなり、エレガントさが光ります。
どこかモダンな雰囲気が素敵なこちらのアンティークガラス棚。たっぷりの収納力と大きなガラス戸で、飾り棚に食器棚に本棚にと、様々に活躍してくれるのでおすすめですよ。
17■剥げたペイントがシャビーでお洒落なガラスのアンティークシェルフ
一風変わったお洒落なアンティークの棚・シェルフ・ラックをお探しなら、こちらのアンティークのケビントもおすすめです。ケビントは、いわゆる医療棚。人気のアンティーク家具のひとつです。
清潔感のあるペイントカラーや、光をしっかり通す4面ガラスは、インテリアに取り入れればお部屋の雰囲気が明るくなりますね。
アンティークのケビントは、そのガラス面の多さからしっかりと光を通すので、ご自宅でのコレクションケースや、店舗でのショーケースとして使えば、中のものを美しく見せ、その魅力を引き立ててくれます。
せっかくなので、窓際などの光がふんだんに入る明るい場所に置いて、その特性をいかんなく発揮させてあげてくださいね。自然光を取り入れるのが難しい場合は、ライティングにこだわってみるのも良いですね。
印象的なその立ち姿、ポイントはやはりそのなんともスマートなすらりと伸びた脚でしょうか。この脚であることで、ぐっとスタイリッシュな印象になっていますね。ただスタイリッシュなだけでなく、脚の付け根のフリルのようなデザインでエレガントさも兼ね備えています。
アンティークならではの、擦れたペイントもまた雰囲気があって素敵です。白系のペイントが馴染みやすいナチュラルスタイルや、シャビーシックなコーディネートでお楽しみいただきたいアンティークシェルフです。
18■ガラスと木が調和したレトロなアンティークガラス棚
先ほどの特徴的な立ち姿のケビントから見ると、ぐっとシンプルなシルエットの、こちらのアンティークガラス棚。
シンプルであるからこその魅力が光る、インテリアに取り入れやすいアンティークガラス棚としておすすめです。小振りで控えめな印象ではありますが、お部屋の一角にあるだけでも、なんだか様になりそうではありませんか。
無駄のないシンプルなデザインは、中に飾るものを邪魔することなく、ディスプレイ什器としてぴったりです。棚板もガラス板となっているので、上段から下段まで光を遮ることなく、中のものを明瞭に見せてくれます。
そんなガラス板の棚も、ものを収め過ぎればその分遮光されてしまいます。ディスプレイを楽しむ際は、空間に余白をもたせて飾るように心がけたいですね。
無機質なクリアガラスとフレームの明るい色味の木のぬくもりが調和した、どこかレトロなアンティークガラス棚。縦長のすっきりとしたフォルムは、省スペースに使えるのも嬉しいところです。ちょっとしたスペースをおしゃれに演出してくれますよ。小物や雑貨を並べれば、まるでお店のショーケースのよう。もちろん、店舗什器としてもおすすめです。
ナチュラルスタイルや、ノスタルジックな雰囲気漂うお部屋作りに、ぜひ取り入れて楽しみたいアンティークガラス棚ですね。
お部屋の片隅もしっかりディスプレイ!コーナータイプのアンティーク棚・シェルフ・ラックおすすめ4選
頑張ってお部屋をコーディネートしても、なんだか気になるお部屋の片隅。家具は箱型のものが多いので、どうしてもデッドスペースが生じてしまいますよね。
そんなデッドスペースを有効に使い、素敵にディスプレイしてくれるのが、コーナータイプのアンティーク棚・シェルフ・ラックです。雰囲気のあるアンティーク家具で、寂しいお部屋の片隅も、魅力的な一角に変身させてしまいましょう。
それでは、コーナータイプのアンティーク棚・シェルフ・ラックからおすすめを4選、どうぞご覧ください。
19■上品な佇まいに透かし彫りが美しい和製アンティークコーナーラック
お部屋の隅を品よく飾りたいのであれば、こちらのすらっとした佇まいが上品な和製アンティークのコーナーラックがおすすめです。古いナラ材の味わいのある質感に深い色味が美しく、装飾の控えめなその姿は、コーナーをさりげなく飾り付けてくれますよ。
華美な装飾はありませんが、和製アンティークならではの透かし彫りが施されています。シンプルで控えめなデザインではありますが、そんなところにも品の良さを感じてしまいますよね。取っ手のデザインや古びた風合いは何ともいえない趣深さがあります。
棚部分は高さがあるので、花瓶に花を活けて収めれば、シックで落ち着くコーナースペースが出来上がります。天板をご覧いただいてもお分かりいただけますように、綺麗な三角形のコーナーキャビネットなので、コーナーにぴったりとフィットして、すっきりして見えますよ。
品のある佇まいを活かして、大正ロマンやレトロモダンなインテリアにおすすめしたいアンティークコーナーラックです。
20■高級感あふれるレザー仕様がクールなアンティークコーナーラック
続いては解放感溢れるオープンなつくりで、様々なもので飾り立てて楽しみたいアンティークコーナーラックです。
ペイント×レザーで、お部屋のデッドスペースとなりがちなコーナーをシックに、クールに演出して、素敵な空間に仕上げてくれますよ。現在ではレザー仕様の家具はあまりお目にかかれないので、そういった点から見てもおすすめのアンティークラックです。
このオープンタイプのアンティークラックは「ワットノット」とも呼ばれ、19世紀頃にイギリスで流行し、親しまれてきた飾り棚です。美術品や骨董品からカップや雑貨まで、好きなものを飾れる棚として重宝されてきました。
コーナータイプのワットノットからは、デッドスペースも余すことなく活用して自慢のコレクションを飾っていた、当時の上流階級の人々の暮らしや文化がうかがえますね。
階段状になったラックを支える柱は、クラシカルな印象の挽き物細工。棚板はレザー仕様となっていて、レザーに型押しされた金のデザインも相俟って、高級感を漂わせています。
かつてのイギリスの上流階級の人々のように、ぜひご自慢のコレクションをなんでも飾って楽しんでみてはいかがでしょうか。
21■品のある佇まいでコーナーを飾るイギリスアンティークコーナーシェルフ
アンティークの棚やシェルフ、ラックの中でも、ちょっと珍しい形なのがこちらのイギリスアンティークのコーナーブックシェルフです。
コーナータイプの棚やシェルフ、ラックというと、その性質上、棚板の形が三角形あるいは入口側が広い台形であるものがほとんどとなってきます。そうなると、そこに飾れるものは、自立する雑貨などに偏ってしまいがちです。
ですがこちらのコーナーシェルフは、棚部分が、コーナーに沿ってふたつの棚が直角に並んだ形となっているので、正面置きの棚と同じように棚板を使え、ストレスなく本なども収納できるようになっています。一般によく見るコーナーシェルフよりも収納の幅が広がるので、より有効にコーナーを活用できますよ。
デザインに着目すると、波打つ天飾りや扉のレリーフ、取っ手の意匠など、細部の作り込みが美しく、上質感が漂います。くっきりとした美しい木目のオーク材が高級感を引きただしていますね。
お部屋の隅まで抜かりなくトラディショナルな英国のアンティークスタイルを演出する、そんなインテリアの一員としておすすめしたいアンティークシェルフです。
22■西洋風の意匠で彩る日本のアンティークコーナーラック
大正ロマンのように、西洋の意匠と和の雰囲気が織りなす独特のデザインの家具がお好きな方におすすめしたいのが、こちらのアンティークコーナーラック。随所に見られる西洋風の意匠がエレガンスを感じさせる、なんとも美しい佇まいのコーナーラックです。
まず目を引くのが、その扉の美しいパーケットリー。パーケットリーとは、馴染みのある言葉に置き換えれば寄木細工で、種類の異なる木材を組み合わせて幾何学模様を描き出す、伝統的な技法です。
アンティークでは定番ともいえる球根のような形の脚、ブルボーズレッグも西洋のアンティークらしさを感じられますね。
他にも、玉を連ねたような装飾や、パーケットリーの扉に施された曲を描く縁取りなど、隙のない意匠が見事で目を楽しませてくれます。
リビングのインテリアとしてはもちろん、その目を引く気品ある佇まいは、訪れるお客様を迎える玄関のコーナーなどに置けば、一目置かれてしまいそうですね。
大正ロマンのような、優雅でクラシカルな魅力あふれる空間づくりに一役買って出てくれる、おすすめのアンティークコーナーラックです。
壁だってぬかりなく彩りたい!壁掛けタイプのアンティーク棚・シェルフ・ラックおすすめ5選
お部屋をコーディネートするにあたって、ふっと気を抜くとうっかり現れる、物寂しくスペースの空いた壁。そんな物寂しさを埋めてしっかりと空間に彩りを添えてくれるのが、壁掛けタイプのアンティークの棚やシェルフ、ラックです。
そういった意味では、収納としての役割はもちろんですが、ディスプレイ面に特化したものも多くあるのが壁掛けタイプの棚。壁面をしっかりおしゃれに飾ってくれる、心強いインテリアです。
ここではそんな壁掛けタイプのアンティークの棚・シェルフ・ラックのおすすめ5選をご紹介していきます。
23■オープンなマス目で壁を彩る壁掛けイギリスアンティークシェルフ
壁を見映えよく飾りたいのであれば、アンティークの壁掛けマス目棚がおすすめです。
こちらはイギリスアンティークの壁掛けシェルフ。シンプルなマス目棚ではありますが、棚の上下のデザインがイギリスアンティークらしさを感じさせますね。シンプルながらも優雅さを感じるデザインです。
6×4マスに区切られたマス目棚は、難しいことは考えずにそれぞれのマスに雑貨を1つずつ並べるだけでも、立派に様になるディスプレイとして完成します。お気に入りの雑貨でマス目を埋めていくのは心が躍りますよね。ところどころランダムに何も置かないマスを作っても、リズムが生まれて面白いディスプレイになりますよ。
こちらの壁掛けシェルフは、1000mm×675mmというサイズ感。意外としっかりとしたサイズなので、ふとした瞬間に目を引く壁のディスプレイが楽しめます。ショップで小物や雑貨の陳列棚として使ってもおしゃれで素敵ですね。
空いた壁にお気に入りのディスプレイコーナーを作りたい方におすすめしたいアンティークの壁掛けシェルフです。
24■クラシカルな英国テイストが光る扉付きの壁掛けアンティークシェルフ
こちらはシックな雰囲気が素敵な、イギリスアンティークの壁掛けカップボード。クラシカルな意匠ながら、インテリアに取り入れやすいシンプルなシルエットなので、アンティーク初心者さんなどにもおすすめのアンティークシェルフです。
年月を経て深みの増した木の色の中で、取っ手の白さが一際目を引くアクセントとなっていて、そのコントラストが全体の印象を引き締めます。扉のガラス周りに施されたカットは、控えめながら上品に扉を飾り、品の良さ添えています。天に向かって広がるコーニスと呼ばれる天飾りなどは、伝統的なイギリスアンティークの様式美を感じますね。
両開きの扉はガラスが大きく入っているので、中もしっかり見えます。アンティークシェルフのクラシカルな雰囲気にひっぱられて、中のものも格式高く見せてくれそうですね。
キッチンの壁の空きスペースに収納を増やしたり、リビングやダイニングでとっておきのティーセットを飾りながら収納したり、本や雑貨をおしゃれにディスプレイする飾り棚としてみたりと、様々なシーンや用途で取り入れたい、クラシカルな英国スタイルを楽しめるアンティークシェルフです。
25■壁掛け+コーナータイプが嬉しいイギリスアンティークラック
カントリースタイルのアンティークがお好きであれば、おすすめなのはパイン材のイギリスアンティークラック。インテリアに取り入れれば、カントリーな気分が盛り上がること間違いなしです。
こちらは壁掛け+コーナータイプなので、デッドスペースを存分に有効活用できますね。
カントリースタイルの家具で多く用いられるパイン材。パイン材は、その素朴でナチュラルな木目や、時を経る中で飴色になったやさしい色合いが魅力的です。ほっこりとやさしい雰囲気に心惹かれますね。
デザインもシンプルで可愛らしいものが多く、こちらの壁掛けアンティークラックも、棚板の前部分が波型を描いていてかわいらしい印象です。
ちなみにこちら、棚板に溝が彫られているので、お皿を立てかけても飾れますよ。白いお皿を立てかけて飾れば、憧れのカントリースタイルにまた一歩近づいた気分になりますね。
キッチンの壁にかけて調味料ラックとしたり、ダイニングの一角で見せる食器収納としたり、リビングで雑貨を飾ったりと、様々なシーンでナチュラルカントリーな雰囲気を満喫できるアンティークラックです。
26■ホワイトペイントがフレンチシャビーなフランスアンティークウォールラック
アンティークの棚やシェルフ、ラックを使って、もっとシンプルに壁面を活用していのであれば、こちらのフランスアンティークのウォールラックなどもおすすめです。幅のある棚板1枚の棚に、フックが組み合わさった、壁面を便利に使えるのが嬉しいアンティークのウォールラックです。
幅が1450mmあるワイドな棚は、たっぷりのディスプレイを楽しめます。お気に入りの雑貨をずらりと並べてみたくなりますね。
そして便利なのが、棚下がウォールフックになっている点です。フックにコートや帽子をかけて、棚にバッグを置けば、お出かけ用品がひとまとまりになって、さっと身支度を整えてお出かけできます。キッチンで棚に調味料を並べて、フックにキッチンツールを吊り下げても、おしゃれに便利に使えますね。
存在感のあるワイドサイズですが、縦方向はコンパクトなので、それほど場所を選ばずに設置できます。
アンティークなホワイトカラーでリペイントを施していますが、綺麗にし過ぎずクラック塗装をするなど、アンティークの風合いを損なわずに、シャビーシックなウォールラックとして仕上げています。
フレンチシャビーな雰囲気を演出する壁の彩りとして、いかがでしょうか。
27■フランスらしい優雅で美しい彫刻が目を引くアンティークウォールシェルフ
先ほどのウォールシェルフと同じく棚板1枚のつくりですが、見た目に華やかなアンティークらしさを楽しみたい方にお勧めなのが、こちらのフランスアンティークウォールシェルフ。棚下にあしらわれた華やかな彫刻が視線を引き寄せる、存在感のあるウォールシェルフです。
木色の明るいウォールシェルフに彫り込まれたモチーフは、アカンサスモチーフでしょうか。
アカンサスとは、ハアザミの一種です。ヨーロッパのアンティークの家具や雑貨ではポピュラーなモチーフで、現代にいたるまで一般的な植物文様として親しまれています。
優雅で滑らかな曲線で描き出されるアカンサスモチーフは、華やかでエレガントなアンティークの気分を一気に高めてくれますね。
こちらのウォールラックは、幅1000mm程。レリーフ部分が大きく縦にも幅があるので、棚部分にアートフレームなど高さのあるものを飾れば、豪華な壁面ディスプレイとなりそうです。ご自宅のインテリアとしてはもちろん、店舗でお使いいただいても、お客様の目をひく優秀な商品ディスプレイとして活躍してくれること間違いなしです。
壁を彩るインテリアに、ぜひ華やかなアンティークを楽しめるウォールラックを選んでみてはいかがでしょうか。
アイデア勝負おすすめ3選!アンティーク雑貨だって棚・シェルフ・ラックに早変わり
ここまで様々なアンティークの棚やラックのおすすめをご紹介してきましたが、この章はちょっと番外編。
おしゃれに、個性的にインテリアを楽しみたいのであれば、何もきちんと棚やラックとしてつくられた家具にこだわる必要はないとは思いませんか。
ということで、ここでは棚やラックのように使えるおすすめアンティーク雑貨3選をご紹介します。インテリアのスパイスとして楽しめる一味違ったアンティークの棚やラックとして、どうぞご覧ください。
28■木箱はシンプルさで魅せるアンティーク棚・シェルフ・ラックに
棚やシェルフ、ラックのように使える雑貨としてまずおすすめしたいのが、アンティーク木箱です。
インテリアのアクセントとしてそのまま置いてあっても雰囲気のあるアンティーク木箱ですが、くるっと口を手前に向ければ、1段の棚に早変わり。ラフに床に直置きしてもなんだか様になって見えますし、卓上に置いて調味料を並べるスパイスラックなどにしてもおしゃれなインテリアに。
アンティーク木箱のナチュラルな風合いは、もちろん植物とだって相性抜群です。
壁に取り付ければ立派なウォールシェルフ。そのまま木箱だけを壁に固定してもすっきり見えて良いですが、おしゃれなブラケットと組み合わせて取り付ければまた違った雰囲気で楽しめますよ。
また、アンティーク木箱1つでは1段の棚ですが、いくつかを無造作に重ねれば複数段の棚・ラックのようにも使えますね。きっちりと重ねるよりも、ずらして重ねてみたり、ばらばらのサイズで重ねてみたりすると、なんともこなれ感のあるインテリアになってくれますよ。
なにより、アンティークとはいえ木箱は木箱。なんとなく気持ちも楽ですよね。気軽に取り入れられてアンティーク感を楽しめる棚やラックとしていかがでしょう。
29■脚立はインダストリアルな雰囲気のアンティーク棚・シェルフ・ラックに
続いて棚やシェルフ、ラックにおすすめしたいのは、アンティークの脚立。
脚を開いてステップ部分に棚板をわたせば、インダストリアルな雰囲気がおしゃれで個性的な、立派なシェルフとなりました。そのインダストリアルで無骨な印象をホワイトペイントがやわらげ、カジュアルでありながらもナチュラルな印象に仕上がっています。末広がりなシルエットはインテリアのアクセントとなり、空間にリズムが生まれますね。
こちらは大き目の脚立1台のシェルフですが、同じサイズ感のものを2つ並べてひとつのシェルフにするのも素敵です。
小振りなものや、踏板のあるもの等、脚立といってもデザインは様々。小さめのものを選んでも、インテリアのちょっとしたアクセントになりますよ。木製のアンティーク脚立であれば、もっとナチュラルなコーディネートスタイルも楽しめそうです。
センスある個性的なアンティークの棚やラックをお探しなら、アンティーク脚立も必見ですよ。
30■和製の踏み台はインテリアのワンポイントとなるアンティーク棚・シェルフ・ラックに
和のテイストも取り入れて棚やラックのように使えるアンティーク雑貨としておすすめなのが、和製アンティークの踏み台。シンプルで小振りな踏み台は、インテリアのワンポイントとしてぴったりです。
和製アンティークの踏み台はシンプルな1段のものも多いのですが、こちらの踏み台のように2段のステップになっているものも多く、小振りなアンティーク棚として立派に活躍してくれます。高さのある家具などと組み合わせれば、高低差で空間にメリハリがつきますよ。
和製アンティークに多く見られるのは、月日を経た木の深く濃い茶色。和モダンスタイルやシックなナチュラルスタイルに合わせやすい色合いで、飾ったものもきれいに見せてくれます。季節の花を飾ったり、文庫本を並べたり、ちょっとした空きスペースにディスプレイが楽しめますよ。
インテリアのコーディネートにアクセントとして彩りを添えたい場合などに、アンティークの踏み台を飾り棚として取り入れてみてはいかがでしょうか。
忘れずチェック!アンティーク家具ラフジュ工房オリジナル棚・シェルフ・ラック6選
最後にご紹介するおすすめアンティーク棚・シェルフ・ラックは、アンティークログを運営する、アンティーク家具ラフジュ工房のオリジナル家具たちです。
純粋なアンティークというわけではありませんが、古材を用いて製作しているためアンティークの雰囲気を楽しむことができ、他のアンティーク家具と組み合わせてインテリアをコーディネートしても馴染みやすい家具となっています。サイズのオーダー等を承っているものもありますので、空きスペースにちょうどいい家具が欲しいな、という方などにもおすすめですよ。インテリアにアンティーク調をプラスする家具としていかがでしょうか。
それでは、アンティーク家具ラフジュ工房オリジナルの棚・シェルフ・ラック6選、ぜひご覧ください。
31■シンプルな使い勝手の良さが嬉しいスリムなブックシェルフ
まずは薄型が嬉しい、ブックシェルフです。深みのある落ち着いた色合いとシンプルなシルエットは、様々なインテリアスタイルに取り入れやすくおすすめですよ。薄型なので圧迫感が少ないのもポイントですね。
引き出しの前板部分には明治期の古材が用いられ、新材にはない味わい深さを感じます。取り付けられた取っ手もぴかぴかではなくくすんだ風合いで、これもまた良い味を出していますね。この引き出しだけでも、存分にアンティークの趣を楽しめます。
ブックシェルフの薄型の本体は、引き出しを挟んだ上部はストレートですっきりとしていますが、下部をちょっとした台形にして斜めにすることで、シルエットに安定感があります。下部を斜めとすることで、そこに収めた本をすっと取り出しやすくなっているのも嬉しいですね。
本棚としての他、雑貨を飾る飾り棚としてもぴったりです。深く濃い色合いの棚は、白や明るい色味の雑貨などを引き立ててくれますよ。
書斎やリビングなど、様々なシーンで取り入れやすいインテリアとしておすすめの、アンティークの雰囲気を楽しめるシェルフです。
32■和の風情を楽しめるアンティーク建具の扉付きリメイクウォールシェルフ
インテリアにちょっとした和の雰囲気をプラスしたいな、という方におすすめなのが、こちらのウォールシェルフです。アンティークの建具をリメイクして、扉付きのウォールシェルフとして仕上げました。
こちらのウォールシェルフに用いられたアンティーク建具は、細かな格子がシンプルに美しい格子戸です。開いた壁に取り付ければ、和の雰囲気を楽しむことができますよ。格子越しにのぞく雑貨も趣があり、何を飾ろうかわくわくしてしまいます。また、格子が程よい目隠しにもなるので、生活感のあるものを収納しても良いかもしれませんね。
せっかくなのでアンティークの建具の雰囲気をお楽しみいただきたいところではありますが、扉を外してしまえばシンプルなウォールシェルフなので、お部屋のイメージを替えたい時などは扉を外してそのまま使ってみるのもいいかもしれません。棚受けはありますが棚板も取り外し可能なので、棚板を外せばまた印象が変わりますよ。
物寂しい壁がありましたら、こちらのアンティーク建具のウォールシェルフでぜひ和モダンに彩ってみてくださいね。
33■チェッカー模様がおしゃれな扉付き壁掛けマス目棚
続いても、壁掛けタイプの棚をご紹介します。
1マス1マスしっかり区切られていることで、雑貨をおしゃれにディスプレイすることができるのが魅力のマス目棚。そのマス目に交互に扉を付けることでチェッカー模様になった、デザイン性の楽しい壁掛けマス目棚です。
ラワンの古材の不明瞭な木目がなんとも素朴な風合いです。濃いブラウンの扉の中に小さな白いつまみが映えて、そのコントラストがアクセントとなっていますね。
シンプルながらもどこかかわいらしく、それでいて落ち着いた色合いなので、ナチュラルやモダン、レトロなど、様々なインテリアスタイルに溶け込みやすそうなデザインです。
交互に付いた扉で、ディスプレイを楽しみながら収納もできる、ちょっと嬉しい壁掛けマス目棚。オープンなマス目が交互になっているので、バランスよくメリハリのあるディスプレイが楽しめますよ。
壁をおしゃれに飾るにはもってこいの、古材の風合いがアンティーク感を添えるおすすめのウォールシェルフです。
ちなみに、こちらの壁掛けマス目棚は、扉なしのタイプやすべて扉付きのタイプでもオーダー可能ですので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
34■店舗什器にもちょうどいい!ホワイトのペイントがかわいらしい台形アイアンラック
1章でスチール製のワイヤーラックをご紹介しましたが、こちらはアイアンラックとなります。いわゆるアンティークではありませんが、他のアンティーク家具と組み合わせればインテリアの良いアクセントとなるのでおすすめです。
アイアン×木の組み合わせはスタイリッシュな印象で、メンズライクなテイストにもぴったりなのですが、こちらはアイアン部分にホワイトペイントを施すことで、かわいらしく仕上げています。
ライトブラウンの明るい木の色の棚板と落ち着いた白色のフレームは、ほっと落ちつくナチュラルな組み合わせのカラーリングですね。ホワイトペイントなので、例えばフレンチスタイルのアンティーク家具との相性が良さそうです。
サイドが台形で棚板のサイズが上から下に大きくなっていくので、それぞれの棚板に合わせた大きさのものを置けば、自然とバランスのとれたディスプレイとなります。雑貨店などで商品を並べれば、商品をかわいらしく引き立ててくれそうです。ナチュラルに、おしゃれに見せたい店舗什器としてもおすすめですよ。
オープンラックですっかりと光が通るので、室内ガーデニングの台としてもちょうど良さそうですね。
ナチュラルテイストのアンティークスタイルのお供にいかがでしょうか。
35■テレビをおいてもおしゃれ。棚板と支柱でレイアウトを自在に楽しむアイアンラック
オリジナルのアイアンラックからおすすめをもうひとつ。こちらのアイアンラックは、支柱と棚板を自由に組み合わせて使えるアイアンラックです。
こちらもアイアンの支柱にペイントを施すことで、アイアンそのままよりもジャンクな印象を抑え、レトロテイストの家具などに合わせやすくなっています。ちなみに、ペイントなしのアイアンラックはヴィンテージスタイルのインテリアにぴったりですよ。
こちらのアイアンラックは、棚板のサイズを大、中、小と展開しています。お部屋の広さや、置きたいものなどに合わせて選んでくださいね。
支柱に棚板を渡すだけのシンプルな構造なので、棚板を一段抜いて使えば、テレビラックとしてもお使いいただけます。レイアウトが自在なので、ご自宅での使用の他、店舗什器としても人気です。
支柱の追加やペイント、棚板のサイズなど、ご希望のオーダーを承ることが可能ですので、アンティークスタイルやレトロスタイルのインテリアコーディネートのアクセントとして、アンティーク家具ラフジュ工房オリジナルのアイアンラックをいかがでしょうか。
アンティーク風な棚・シェルフ・ラックのDIYはいかが?
さて、ここまで様々なアンティークの棚やシェルフ、ラックのおすすめをご紹介してきましたが、気に入ったものは在庫がない、サイズが合わない、などといった問題に直面するのが、1点物のアンティークの悩みどころ。
そんなときは、ちょっと気持ちを切り替えて、アンティーク風の棚やシェルフ、ラックをDIYしてみるのも1つの手です。
本格的に大物を製作するのはなかなか難しいかもしれませんが、例えばちょっとしたウォールシェルフなどであれば、DIYの経験がなくとも比較的簡単に挑戦できますよ。
DIYに使えるパーツを取り扱っているお店では、シャビーな雰囲気が素敵なブラケットもあります。アンティーク感のあるブラケット2つに棚板が1枚あれば、シンプルながらもおしゃれなウォールシェルフが出来上がりますよ。棚板に古材をチョイスすれば、アンティークらしさがより高まります。
※幅のある棚にしたい場合は、適宜支えるブラケットの数を増やしてくださいね。
ちなみに、アンティーク家具ラフジュ工房では、ブラケットに棚板を固定した状態で販売している壁掛け飾り棚もあります。ブラケットの色や棚板の材の種類のバリエーションもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
最後に
アンティークの棚(シェルフ)・ラックのおすすめ35選、いかがでしたか。
筆者はどの子もとても素敵なアンティークの棚やラックだと思い選びました。が、アンティークの棚やラックはみんな魅力的で、甲乙つけがたいのが実際のところです。本当に一部のおすすめのご紹介となりましたが、少しでも参考となりましたら幸いです。
アンティークは1点物。日々新しくやってくるアンティークの棚やラックがたくさんありますので、これぞ!という出会いがありましたら、どうぞその出会いを逃さないようにしてくださいね。