アンティーク業界に興味のある方へ。仕事の種類と探し方のコツ

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アンティーク業界に興味のある方へ。仕事の種類と探し方のコツ

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アンティーク業界 就職

アンティーク家具や骨董品など、古いものが好きな方。「アンティークに関わる仕事がしたいな…」なんて思ったことはありませんか?気になる求人を見つけても、仕事内容や勤務の実態が想像しにくいゆえに、応募をためらっている方もいるのでは。

ということで今回は、気になるアンティーク業界の仕事の種類、求人を探すコツまで、役立つ情報をまとめてお届けします!

アンティークに関わる仕事の種類

バイヤー

バイヤーは、国内外のアンティーク家具や雑貨、古道具、古美術品、骨董品などを、各店舗独自のルートを使って仕入れる仕事です。 主な仕入先としては、古物市場、国内外の蚤の市や骨董市、ディーラー、個人宅、学校などの施設、国内外のオークションサイトなどがあります。

アンティークの仕入れは膨大な知識と経験が必要であり、熱意がなければ務まりません。知識を増やすには、とにかく場数を踏むこと。 また、美術館や博物館でたくさんの「本物」を見て、審美眼を高めることも大切です。経験を積めば、仕入れの醍醐味である「宝探し」的な感覚や、ディーラーや競合他社との「駆け引き」を楽しめるようになるでしょう。

仕入れの方針は店によって異なります。最近では、バイヤーのセンスを頼りにジャンルを問わず商材を仕入れる店舗や、市場価値よりも商品が持つストーリーを大切にする店舗など、ショップの方向性も多様化しています。複数ジャンルを扱うショップの場合、身に付けなければならない知識も当然増えるので、人によっては辛く感じてしまうかもしれません。

アンティークには定価がないため、製作年代や生産地、デザイン、状態など商品自体の価値に加えて、バイヤーの交渉力や信頼度が仕入れ値に大きく影響します。 新参者を敬遠しがちな古物市場や海外のアンティーク市場であっても、巧みに交渉して信頼を獲得するコミュニケーション力がなければ、仕入れは上手くいかないでしょう。

リペア職人

仕入れたアンティーク品は、一部が汚れていたり、壊れていたり、そのままでは販売できないものもたくさんあります。それらを修理・修復するのがリペア職人の仕事。

アンティーク品は全てが一点もののため、商品ごとにどんなリペアを施すか、知識や経験を活かして対応しなければなりません。職人と聞くと黙々と体を使って作業する仕事だと思われがちですが、実は柔軟な思考力も不可欠。 これをこうしたらこうなる、ここをいじったらこうなる、と常に多面的に考えながら、一点一点リペアします。

また、リペアは細かく地道な作業がほとんどです。染み込んだ汚れを落としたり、色褪せた部分を全体に馴染むように着色したり、ガタツキを直したり、戸や扉の建付けを良くしたり。商品の状態に合わせて、さまざまな修理を施します。特にアンティーク時計やジュエリーなど小さな雑貨のリペアも行う場合は、極めて高い精度の作業が求められます。手先の器用さはもちろん、高い集中力がなければ務まらない仕事と言えるでしょう。

ちなみに、アンティーク家具は現代の家具に比べ重いものが多く、海外製になるとサイズがひと回り大きいこともザラです。そうした点から、大型家具を扱うショップの場合はある程度の体力も求められます。女性や体力に自信のない方は、小型家具専門のリペア職や、ペイントやワックスがけなどの仕上げ職を考えてみても良いかもしれません。

販売・事務

他職種に比べて求人数が比較的豊富で、未経験からでも挑戦しやすい販売・事務の仕事。基本的には、個人や企業に向けて商品を販売したり、商品管理や店舗運営事務に従事したりします。

具体的な仕事内容としては、商品の仕入れ管理や在庫管理、品出し、販売業務、お客様対応、経理事務など。ある程度大きな店舗の場合、販売員や事務員としての専門職採用も多数あります。一方規模が小さいと、バイヤーなど他の業務を兼任するケースも。ネットショップの場合には、電話・メールでのお客様対応、注文管理、商品の発送など、お客様対応業務を中心に行うカスタマーサポートなどの職種もありますよ。

接客業務にあたっては、商品に関するあらゆることを学ぶ姿勢を大切にしなければなりません。 知識レベルの高い方や、商品がどこでどんな風に使われていたかを気にする方、実用性やメンテナンス方法に不安のある方など、相手にするお客様は十人十色。常にアンティークに関する幅広いことに興味関心を持って、日々の仕事に打ち込める人でなければ務まらないでしょう。

カメラマン

近年、アンティークのWEBショップが増えており、より質の高いコンテンツを作るため、撮影スタッフを雇う企業が増えています。ただ、撮影業務のみのカメラマン単体での募集は少なく、商品の検品や採寸などを兼ねる場合が多いようです。

WEBショップでアンティーク品を購入する場合、商品の色や形、質感、キズの有無、実用的かどうかなど、お客様から見て気になる点はたくさんあります。そこで重視されるのが、商品の全容から詳細までを確認できる商品写真。商品のありのままの状態が伝わるよう、それでいて商品の魅力もちゃんと届けられるよう、各商品に合わせた見せ方を考えながら撮影します。

基本的な商品撮影は一人で行う場合がほとんどですが、より深いコンテンツを作る場合には、ライターやコーディネーターと協力しながら撮影を進める場合も。また、商品を細部までよく見る撮影スタッフだからこそ、気になる傷を見つけたり、使いづらい部分を発見したりすることもあるでしょう。そういった場合には他部署のスタッフに伝え、適切な対応をしてもらわなければなりません。基本は一人仕事とは言え、仕事を円滑に進めるためにはコミュニケーション力も必要です。

ライター

ライターは商品写真と合わせて、文章で商品の特徴を伝える仕事です。 こちらもカメラマン同様、WEBショップの訴求力と利便性を高めるため、募集している企業があります。求人としてはライティング業務が基本ですが、サイト運営やデザインなどの業務を兼ねていることも多くあります。

作成する内容はショップによってさまざまですが、商品説明をはじめとして、広くアンティーク品について紹介する記事や、お手入れ方法を紹介する記事など、お客様が求めるものを考えながらコンテンツを制作します。 アンティークが好きな人にとっては、どんどん知識を深めていくことができるやりがいのある仕事と言えるでしょう。

アンティークに関することは身近でない事柄が多く、調べるのも伝えるのも大変です。現物を見たり、インターネットや書籍などを利用して調べたことを、アンティークに詳しくない人が見ても分かりやすいようにまとめなければなりません。現代の商品とは違う、アンティーク品ならではの魅力をどう紹介するか、お客様の興味を引く文章を書くことが求められます。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、アンティーク家具や雑貨を使って空間をコーディネートし、暮らしへの取り入れ方を提案します。 主な仕事は、販売促進のためにWEBや紙媒体でインテリアコーディネート集を制作すること。現代物にはないアンティークならではのデザインや、質感、サイズなどを活かしながら、生活に取り入れたくなるような空間をスタイリングします。

アンティークは一点ものであり、仕入れ状況によって商品のバリエーションが左右されるため、柔軟な発想で商品をコーディネートすることが求められます。 例えば、アンティーク家具を用いてダイニングをコーディネートする場合、適当なサイズのテーブルがなかったり、テイストが同じチェアが揃っていなかったり、といったことが多々あります。そんな場合でも空間の使い方を工夫し、さまざまなテイストをミックスさせながらスタイリングを完成させなければなりません。また、現代の生活ではあまり使われなくなった古道具や家具についても、暮らしに取り入れてもらえるような新しい使い方を提案することが求められます。

仕事を見つけるコツ

働く地域を限定しない

アンティークを扱う企業やショップは、都内に集中しているイメージがあるかと思います。実際そうなのですが、探してみると意外と地方にも点在しているんですよ。 何を隠そう、このアンティークログの運営元である株式会社ラフジュ工房があるのも、茨城県の常陸太田市という田舎町。

ですから、「どうしても都内じゃなければダメ!」など譲れない何かがある方以外は、働く場所を限定せず広い範囲で探してみることをおすすめします。

企業・ショップのホームページもチェックする

仕事探しの基本と言えば求人サイト。ですが、もし理想の求人に出会えないなら、気になる企業やショップの求人状況を片っ端から調べてみるのもアリです。 良く利用するお店や雑誌に掲載されているショップなど、ホームページを探してスタッフ募集が出ていないかチェックしましょう。

もしホームページ上で募集状況が分からない、あるいは募集していないような場合でも、一度問い合わせてみるのがおすすめです。今後募集する予定はあるのか、あるとすればいつ頃の予定なのかなど、問い合わせたことで情報を得られる可能性もあります。

人脈を広げる

また、一度自分の人脈を振り返ってみるのも良いかもしれません。学生時代の友人や仕事仲間など、意外なところにアンティーク業界で働いている人や、詳しい知り合いを持つ人が潜んでいる可能性も。

さらに最近では、骨董市や蚤の市など全国でアンティークに関するイベントが盛んに行われています。出店者は個人や家族経営の方が多いですが、場が場なだけに気さくに話してくれる方が多いので、思い切って相談してみるのもおすすめです。働き口の情報が得られるとは限りませんが、人脈を作るという意味で今後プラスになる可能性は大です。

おすすめの求人サイト

「日本仕事百貨」

「日本仕事百貨」は、仕事を通してさまざまな人の生き方や働き方を伝える求人サイトです。 そこで働く人が抱える思いや葛藤をありのままに伝えているため、アンティーク業界で働くイメージを掴むのにもおすすめです。

中には募集終了となっている記事もありますが、掲載期間が終了しただけで実はまだ募集中という企業もあります。気になる企業があれば、ぜひ一度問い合わせてみましょう。

「日本の伝統」や「地域に根ざす」など、独自の切り口で幅広い職場を紹介しており、読み物としても楽しめるサイトですよ。

>>「日本仕事百貨」はこちら

「四季の美」

「四季の美」は日本の伝統工芸に関する情報を発信するサイトで、伝統工芸に携わる後継者募集の情報が掲載されています。 アンティーク業界という枠ではなく、工芸品など古くからあるものづくりに興味があるという方におすすめしたいサイトです。

器や家具、ガラスなど、地域ごとにさまざまな伝統工芸の職人を募集しており、情報は随時更新中です。 併せて養成施設や大学・専門学校も紹介されていますよ。
サイトに求人が掲載されていない場合でも、産地によっては後継者を募集している団体もありますので、気になるところがあれば工房や事業所、組合などに直接問い合わせてみてください。

>>「四季の美」はこちら

「ハローワークインターネットサービス」

「ハローワークインターネットサービス」は、ハローワークが持つ全ての求人情報を閲覧することができるサイトです。掲載料が無料のため、多くの中小企業やベンチャー企業が利用しているのが特徴です。

ハローワークはブラック企業の求人が多いというマイナスのイメージもありますが、大手サイトには掲載されていない仕事を見つけられる可能性もある ので、ぜひチェックしてほしいところ。まずは気になる求人を探して、企業のホームページやハローワーク窓口を利用して情報収集しましょう。きちんとした企業であれば、企業ホームページにも採用情報を掲載しています。

>>「ハローワークインターネットサービス」はこちら

実は、ラフジュ工房でも求人募集中です

以上、少しは参考になったでしょうか?「長くて読むのが大変だった…」という方、すみませんが最後にもうちょっとだけお付き合いください。

実は現在、弊社ラフジュ工房では工房スタッフを募集中なんです!募集している職種は下記の3つ。

  • リペア:
    古今東西あらゆる家具や建具の修理・修復、オーダー品の新規製作をお任せします。
  • フィニッシング:
    完成した商品の仕上げ(塗装)、クリーニング、梱包作業等をお任せします。
  • 大工:
    弊社所有の投資物件のリノベーション・リフォーム等をお任せします。

ラフジュ工房って?

ラフジュ工房をひと言で表すと、インテリアの総合デパート。博物館級のアンティーク・ビンテージに、名だたる有名ブランドのユーズドまで、国・時代問わずさまざまな商品を取り扱っています。その数、なんと驚きの3万点越え!ラフジュ工房は、そんな多種多様な商品たちの買取仕入れ・再生・販売、そしてオーダー品の製作を自社完結で手掛ける会社です。 近年は空き家や空き店舗のリノベーション・大家業など、不動産事業も開始。外装~内装まで、空間デザインを一手に担います。

どんな仕事?

今回募集するリペアとフィニッシングは、家具や建具の再生を担う仕事です。古いもの特有の味わいを生かしつつ、実用品として申し分ないレベルに修理・修復を施し仕上げる。 単に綺麗に直せば良いというわけではないのが、この仕事の面白くも難しいところです。

一方大工が担うのは、建物の再生。不動産事業部のメンバーとして、弊社所有の投資物件のリノベーション・リフォームのほか、お客様から受注した工事、設計・施工に関する業務を全般的にお願いすることになります。

求めるのはどんな人?

リペアとフィニッシングの場合、相手にする商品は一点一点全て違います。だから、「この通りにやれば大丈夫」というマニュアルもありません。自分の頭で考え、分からなければ都度上司に聞く。 自ら積極的に動く姿勢が求められます。

能動的であることに加え、もう一つ大切なのがプロ意識 です。プロとして、仕事は最後まできっちりやり遂げること。プロとして、常に商品の先にいるお客様のことを考え、自分本位にならないこと。プロとして、技術の研鑽を怠らないこと。良い商品・サービスを提供するためには、どれも不可欠です。これはリペアやフィニッシングに限ったことではなく、ラフジュ工房の全社員に通ずる話です。

求人コンテンツ公開中!

弊社に興味をもってくださった方は、ぜひ公開中の求人コンテンツも読んでみてください。これを読めば、ラフジュ工房がどんな会社なのか手に取るように分かるはず。

また、弊社ではリペア・フィニッシング・大工の3職種以外にも、事務など複数の職種で求人募集しています。詳細な求人情報はハローワークに掲載しています ので、もしよろしければそちらもチェックしてみてくださいね。

ラフジュ工房で一緒に働きませんか?

ラフジュ工房は2007年、地元である茨城県常陸太田に前身の会社を設立して以来、より良い商品・サービスの提供のため、優秀な人材の確保に力を注いできました。そして現在更なる発展を目指し、共に働いていただける方を募集しています。

黙々と働くことが好きな方。地域に根ざして働き、しっかり稼ぎたい方。 あなたのような人をラフジュ工房は求めています!

 

【安心できる職場で、長く働く】

・お子さんや自分の生活に合った働き方を
リペアスタッフの場合、固定残業有・月平均26時間ほどの時間外業務がありますが、事前申告による定時退社や有給取得がしやすい環境づくりに努めています。
・充実の福利厚生
子供手当・住宅手当・家賃補助手当・通勤手当・産前産後休暇・育児休暇・リフレッシュ休暇etc

・未経験でも、向上心とプロ意識があれば歓迎!
リペアの仕事は決して楽ではありません。技術も努力も、自分で考えて進む力も必要です。しかし、向上心とプロ意識をもってコツコツ励めば、できることも増えていきます。実際弊社では、未経験で入社し活躍している人も多数います。


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