漆塗のお手入れ方法 4つのポイント!
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お手入れの基本は乾拭き
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直射日光を避ける
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傷の原因となるアイテムに注意する
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補修したい所が出てきたらプロにお任せ
漆塗のお手入れ方法を詳しく解説!
1. 普段のお手入れは?
普段は柔らかい布で乾拭きし、ホコリを拭き取るだけで十分です。
またはかたく絞った布での水拭きも可能です。落ちにくい汚れには中性洗剤が活用でき、水で薄めた中性洗剤を布に含ませて汚れを拭きます。いずれも最後は乾拭きをして水分を残さないようにします。
水分や汚れが付着した時にはすぐに拭き取ることが大事です。そのまま放置すると変色を起こす可能性があります。
2. どんな所に気をつければ良い?
直射日光にさらさない
漆塗は直射日光が苦手です。紫外線に当たり続けると塗膜が劣化し、光沢を失ったり色褪せしたりします。
また乾燥もしやすくなり、ひび割れを引き起こす可能性もあります。
直射日光の当たらない所に置くか、カーテンで遮る、布を被せるなどして対処しましょう。
金たわし・クレンザーなどの使用はNG
硬い素材でできた金たわし、また研磨剤を含むクレンザーなどで擦ると表面を傷めてしまいます。使用しないようにしましょう。
鋭利な物や、重く硬い物が当たった時も同様に、傷が付く恐れがあります。普段から布や敷物などでカバーしておくことで傷を防ぐことができます。
3. トラブルが起きた時はどうすれば良い?
漆塗を使用していると、以下のようなトラブルが起きることがあります。
- 塗膜が薄くなってきた
- 塗膜が剥がれた
- シミが付いた
- 傷・割れ・欠けができた
漆塗は経年によって徐々に透過し明るい色味になっていきます。そうした変化を味わいとして捉えることも楽しみ方のひとつです。
もし以前のような色味や艶を蘇らせたい場合や、剥げ・シミ・傷など直したい箇所が出てきた場合には、専門業者へ塗り直しなどの修復依頼することをオススメします。
漆塗りをセルフで行うキットなども売られていますが、未経験の方にとっては技術的に難しさを感じることも多く、体質によっては皮膚のかぶれなども心配されます。
セルフでの修復に不安を抱いていたり、綺麗な仕上がりを求めるのであれば、プロにお任せするのが一番かもしれません。漆塗は適切な補修や塗り直しを施し続ければ、永く愛用できるという点も魅力のひとつです。
ラフジュ工房では家具・建具・照明などの修理やリメイクを承っております。
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