ドアノブ・取っ手のお手入れ 8つのポイント!
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〈木製ドアノブ・取っ手〉大敵である水気・湿気に要注意
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〈金属製ドアノブ・取っ手〉水拭きや中性洗剤で汚れを拭き取る
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〈ガラス製ドアノブ・取っ手〉汚れの種類に合わせたお掃除アイテムでクリア感をキープしよう
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水気や汚れはすぐに拭き、素材に適したお手入れアイテムで綺麗にする
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軽度の傷やシミはセルフで補修できる
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カビが発生したら布で拭き、しっかり乾燥させよう
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サビ取りには中性洗剤や重曹が効果的
ドアノブ・取っ手の普段のお手入れ方法や素材別のお手入れ方法を詳しく解説!
ノブ・つまみ・ハンドル・取っ手・引手といった開閉時の持ち手部分は手で触れるということもあって汚れが気になる部位です。ここでは、ドアノブや取っ手を美しい状態で快適に使用し続けるためのお手入れ方法を、素材別にご紹介していきます!
ドアノブ・取っ手は水気や汚れを付着したまま放置しておくと、シミ・カビ・腐食などを引き起こす恐れがあります。
どんな素材であっても、水気や汚れが付いたらすぐに拭き取りましょう。
また、傷が付かないよう必ず柔らかい布・スポンジ・モップ等で、優しくお手入れを行うようにしてください。
1.木製のドアノブ・取っ手のお手入れ方法は?
木は水や湿気の影響を受けやすいため、基本的には柔らかい布で乾拭きをしましょう。
乾拭きで落ちなかった汚れは、かたく絞った布で水拭きをします。最後に乾拭きをして水分を残さないようにしてください。
仕上げに木材用のオイルやワックスなどを塗っておくと、汚れや傷などが付きにくくなり、お手入れもしやすくなります。
また、障子戸や襖などの白木の引手は、手垢で黒ずむことがあります。
手垢等の汚れでできた黒ずみはメラミンスポンジで優しく擦ると落とすことができます。
木製のドアノブ・取っ手に傷やシミができた時は?
木製の場合、小さく浅い傷・軽度のシミであれば補修したい箇所とその周りにオイルやワックスを塗り込んだり、ウレタンで塗装したりすることで目立たなくさせることができます。
また、下記のようにサンドペーパーで削って補修する方法もあります。
《準備するもの》
・サンドペーパー(♯600~1000程の目の細かいもの)
・オイル塗料 または ワックス塗料
・ウェス または 綿素材の布(着古したTシャツの端切れでもOK) 3枚ほど
《手順》
1. サンドペーパーで修正したい箇所を削る(木目に沿って丁寧に)
2. 削った時に出た粉を綺麗に拭き取る
3. オイル塗料またはワックス塗料を塗り込む
※ オイルやワックスは年に1〜2回ほど再塗装が必要です。
木製のドアノブ・取っ手にカビが発生した時は?
初期段階のカビであれば、かたく絞った布で水拭きをしたり、消毒用エタノールを含ませた布で拭くだけでカビを除去できる場合があります。
ただし消毒用エタノールは中性であるため木材を傷める心配はありませんが、塗装をしている場合は塗膜を溶かす可能性があるため注意が必要です。
カビを除去した後は必ず乾拭きをし、しっかり乾燥させます。
水気や湿気の多い場所はカビが発生しやすいため、普段から換気や除湿をこまめに行ってカビの発生を防ぎましょう。
木製アイテムの木材別・塗装別の詳しいお手入れ方法を以下でご紹介していますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。
⇒木材別のお取り扱い方法はこちら
⇒塗装別のお手入れ方法はこちら
2.金属製のドアノブ・取っ手のお手入れ方法は?
アルミ・ステンレス・アイアン・スチール・真鍮など、金属にも様々な種類がありますが、どの種類も普段は柔らかい布で乾拭きをしてお手入れを行います。
汚れが気になる時は柔らかい布での水拭き、または中性洗剤を水で薄めて布に含ませて優しく拭きます。
水拭きの場合も、中性洗剤を使用した場合も、仕上げには必ず乾拭きをして水気や洗剤を拭き取りましょう。
金属の中でもアイアン・スチール・真鍮はサビやすい性質であるため、水気や汚れなどには特に注意が必要です。
お手入れの最後に防サビ剤やコーティング塗装を施すことで、無塗装の状態よりもサビの進行を抑制することができます。
金属製のドアノブ・取っ手に傷やシミができた時は?
金属製の場合、小さく浅い傷・軽度のシミであれば以下の方法でセルフでの補修ができます。
【アイアン製ドアノブ・取っ手の補修方法】
傷部分をサンドペーパー(♯120〜240)やワイヤーブラシでこすり、周囲と馴染ませます。
綺麗にした後は、サビ止め剤で下塗りし、表面塗装で仕上げるとしっかりと保護されるので安心です。
【真鍮製ドアノブ・取っ手の補修方法】
市販の「金属研磨剤」や「真鍮専用の磨きクロス」で優しく磨くことで目立ちにくくなります。
くすみもスッキリ取れるので、光沢を蘇らせたい場合にも有効的です。
金属製のドアノブ・取っ手にサビが発生した時は?
サビを金属ならではの味として楽しむこともできますが、そうでない場合はそれぞれの素材に適した方法で除去しましょう。
【アイアン製ドアノブ・取っ手のサビ除去方法】
軽度のサビであれば、水に薄めた中性洗剤を布に含ませて優しくこすることで除去できます。
また、前述した補修方法と同様の方法でもサビを綺麗にすることができます。
【スチール製ドアノブ・取っ手のサビ除去方法】
市販のスチール専用サビ取り剤を使用すれば、手間や時間をかけずにサビの除去を行えます。
その他、身近なアイテムである重曹を使用する方法もあります。
《準備するもの》
・重曹
・水
・スポンジ
・ウェス または 綿素材の布(着古したTシャツの端切れでもOK) 1〜2枚
《手順》
1. 水と重曹を4:1の割合で混ぜ合わせてペーストを作る
2. スポンジに1のペーストを付けて、サビ部分に塗布する
3. そのまま1時間ほど置く
4. スポンジで優しくこする
5. ウェスで綺麗に拭き上げて完了!
※ 重曹だけでは落ちにくいという場合、クエン酸を加えることでより効果が高まります。
【真鍮製ドアノブ・取っ手のサビ除去方法】
真鍮のサビ除去方法はいくつかあり、「金属研磨剤」や「真鍮専用の磨きクロス」で優しく磨くという方法もそのひとつです。また、スチールと同様に重曹を使ってサビを除去する方法もあります。
《準備するもの》
・重曹
・水
・ウェス または 綿素材の布(着古したTシャツの端切れでもOK) 3枚ほど
《手順》
1. 水と重曹を1:2の割合で混ぜ合わせてペーストを作る
2. ウェスに2のペーストを付けて優しく磨く
3. 新しいウェスで水拭きをしてペーストを綺麗に拭き取る
4. 新しいウェスで乾拭きして完了!
アイアン・真鍮のお手入れについて、以下で詳しくご紹介しております。より詳しく知りたい方はご覧ください。
⇒アイアンのお手入れ方法はこちら
⇒真鍮のお手入れ方法はこちら
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