屋外のドアノブ・取っ手のお手入れ 8つのポイント!
-
〈木製の屋外ドアノブ・取っ手〉こまめな乾拭きでカビや腐朽を防ぐ
-
〈金属製の屋外ドアノブ・取っ手〉水気・汚れ・傷はすぐに対処してサビを防止
-
〈ガラス製の屋外ドアノブ・取っ手〉日々の乾拭きだけでも輝きはキープできる
-
長持ちさせるカギは「素材に合ったアイテムで、素早くこまめに行うお手入れ」
-
軽度の傷やシミはセルフで補修できる
-
カビが発生したら布で拭き、しっかり乾燥させよう
-
身近なアイテムで手軽にサビを除去しよう
屋外ドアノブ・取っ手の普段のお手入れ方法と素材別のお手入れ方法を詳しく解説!
屋外に置かれたドアノブや取っ手は、常に雨・風・日光・ホコリ・排気ガスなどに晒されるため、どうしても劣化が進行しやすくなります。
特に塩分の多い海沿い、排気ガスがかかりやすい道路沿いは、汚損の進行が早いです。
そうした環境の中、建具や家具のパーツを長持ちさせるために重要となってくるのが「普段のお手入れ」です。
また、傷やシミができてしまっても軽度の場合はセルフで補修できるケースもあるので、それぞれの基本的な補修方法もご紹介いたします。
素材別のお手入れ方法・ポイントをしっかりおさえ、屋外のドアノブや取っ手を快適に使用しましょう!
1.木製の屋外ドアノブ・取っ手のお手入れ方法は?
普段は柔らかい布で乾拭きをしてください。
水気・汚れなどが付いたら、染み込む前にすぐに拭き取るようにします。落ちにくい汚れには水拭きをし、最後に乾拭きをして水分を残さないようにしましょう。
木材は性質上カビや腐朽が起こりやすいので、濡れていたり湿潤な状態のままにしないよう注意が必要です。
紫外線の影響による色褪せ・変色が気になる場合は、屋外用塗装で保護することをオススメします。
木製の屋外ドアノブ・取っ手に傷やシミが出来た時は?
小さく浅い傷、軽度のシミであれば、木製のドアノブはセルフでの補修ができる場合があります。
※大きく深い傷や頑固なシミはセルフでの補修が困難であるため、その場合は専門業者にご相談することをオススメします。
【木製の屋外ドアノブ・取っ手の補修方法】
補修したい箇所とその周りに屋外用塗装(ウレタン、ペンキ等)で目立たなくさせることができます。また、下記のようにサンドペーパーで削って補修する方法もあります。
《準備するもの》
・サンドペーパー(♯600~1000程の目の細かいもの)
・屋外・木部用塗料
・刷毛
・ウェス または 綿素材の布(着古したTシャツの端切れでもOK) 3枚ほど
《手順》
1. サンドペーパーで修正したい箇所を削る(木目に沿って丁寧に)
2. 削った時に出た粉をウェス等で綺麗に拭き取る
3. 屋外・木部用塗料を刷毛で丁寧に塗る
※2~3年に1度、劣化や剝離が出たら再塗装しましょう。
木製アイテムの塗装別の詳しいお手入れ方法を以下でご紹介していますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。
⇒塗装別のお手入れ方法はこちら
木製の屋外ドアノブ・取っ手にカビが発生した時は?
木製は特にカビが発生しやすい素材です。
初期段階のカビであれば、かたく絞った布で水拭きをしたり、消毒用エタノールを含ませた布で拭くだけでカビを除去できる場合があります。
ただし消毒用エタノールは中性であるため木材を傷める心配はありませんが、塗装をしている場合は塗膜を溶かす可能性があるため注意が必要です。
カビを除去した後は必ず乾拭きをし、しっかり乾燥させてカビの再発を防ぎましょう。
2.金属製の屋外ドアノブ・取っ手のお手入れ方法は?
屋外で主に使用される金属にはアイアン・スチール・アルミ・ステンレスなどありますが、どの素材も普段は柔らかい布で乾拭きをしてください。
汚れを落としたい場合には、水で薄めた中性洗剤を布やスポンジに含ませ優しく拭きます。仕上げに乾拭きをし、水分や洗剤を拭き取ります。
水気・汚れ・傷などを放置しておくと、そこからサビが発生する恐れがあるため、すぐに拭き取ったり補修するなどして対処しましょう。
なお金属もまた、表面塗装やサビ防止剤を施すことで、水気・汚れ・傷などが付きにくくなりサビを防ぎやすくします。
金属製の屋外ドアノブ・取っ手に傷やシミが出来た時は?
浅く軽い傷や、薄いシミの場合はセルフで補修ができます。塗装の剥げや傷は放置するとそこからサビが広がるので、綺麗に保ちたい場合はしっかり塗装するのがオススメです。
【アイアン製の屋外ドアノブ・取っ手の補修方法】
傷部分をサンドペーパー(♯120〜240)やワイヤーブラシでこすり、周囲と馴染ませます。
綺麗にした後は、サビ止め剤で下塗りし、表面塗装で仕上げるとしっかりと保護されるので安心です。
金属製の屋外ドアノブ・取っ手にサビが発生した時は?
アイアンやスチールは素材の中でも特にサビやすい性質を持ちます。
サビを金属ならではの味として楽しむこともできますが、そうでない場合はそれぞれの素材に適した方法で除去しましょう。
軽度のサビであれば、水に薄めた中性洗剤を布に含ませて優しくこすることで除去できます。
中性洗剤以外には、金属専用のサビ取り剤を使用するのもオススメです。
また、家にあるものでサビ除去をする場合、以下の方法でもサビ取りができます。
【金属製の屋外ドアノブ・取っ手のサビ除去方法】
《準備するもの》
・重曹
・水
・スポンジ
・ウェス または 綿素材の布(着古したTシャツの端切れでもOK) 1〜2枚
《手順》
1. 水と重曹を4:1の割合で混ぜ合わせてペーストを作る
2. スポンジに1のペーストを付けて、サビ部分に塗布する
3. そのまま1時間ほど置く
4. スポンジで優しくこする
5. ウェスで綺麗に拭き上げて完了!
※ 重曹だけでは落ちにくいという場合、クエン酸を加えることでより効果が高まります
アイアンのお手入れについては、以下で詳しくご紹介しております。より詳しく知りたい方はご覧ください。
⇒アイアンのお手入れ方法はこちら
3.ガラス製の屋外ドアノブ・取っ手のお手入れ方法は?
普段は繊維の付かない柔らかい布、マイクロファイバークロスなどで乾拭きするだけで十分綺麗になります。
汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤・市販のガラスクリーナー・クエン酸・重曹など様々なアイテムを使ってお手入れすることができます。
特に屋外特有の大気中のホコリ・雨水・砂・土・排気ガス・花粉といった汚れには酸性のクリーナーが最適です。
ガラスは傷付きやすいため、研磨剤などは決して使用せず、柔らかい布やスポンジで優しくお手入れするよう心掛けましょう。
ラフジュ工房では家具・建具・照明などの修理やリメイクを承っております。
お手入れだけではどうにもならない不具合はラフジュ工房にお任せください。他店でご購入されたものでも大歓迎!
豊富な実績を持つ熟練のリペアスタッフが、お客様のご要望に沿って丁寧に修理・リメイクいたします。