「キャビネット」とはざっくり言うと「箱型の収納」のこと。形や大きさは決まっておらず、幅広い家具を指す名前です。
色々な形があるので、使い方・使用場所も様々。
今回は、「アンティークキャビネットを使ったお部屋ってどんな感じ?」が一目で分かるように、シーン別にインテリア実例をご紹介いたします!
使い方や置き場所によって多彩な魅せ方ができて見応え抜群ですので、ぜひインテリアコーディネートにお役立てください!
ディスプレイに
気に入った食器や雑貨などのコレクションは、素敵な家具を使ってより魅力的に見せたいものですよね。ここではアンティークのキャビネットを使ってそんな願いを叶えた6つのお部屋をご紹介します。
ダイニングにクラシカルなイギリスアンティーク
食器好きさんはついつい家の中に食器が集まってしまうもの。お気に入りなのにしまい込んでなかなか出番がない…なんてことも多いのではないでしょうか。このお部屋ではお気に入りの食器類のディスプレイ用に、ガラス扉の大きなキャビネットとスタッキングブックケース、2つのイギリスアンティークキャビネットを取り入れています。
こんな風にお気に入りの食器もガラス扉のキャビネットでしっかりと見せれば、お部屋の彩にもなりますし、日常使いする頻度も自然と上がりそうです。また食器以外にも日用品などをさりげなく入れているのですが、扉にあしらわれたステンドグラスの優美な姿に生活感も和らぎ、おしゃれな印象になりますね。他の家具もイギリスアンティークを使うことで、うっとりするようなエレガントな雰囲気に仕上がりました。
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書斎部屋に壁掛けタイプを使って見せる収納
こちらのお部屋ではシンプルなデスクの上の壁スペースに、ガラス扉を使ったフランスアンティークの壁掛けキャビネットを置いています。こんな風にお気に入りのコレクションも目線より高い位置に飾ってあげることで、より視線を集め引き立ちますよね。
さらにテーブルの上に設置したことで、コレクションを飾るだけでなくデスク周りのさっと取り出したいものをしまう実用的な収納スペースとしても活躍してくれます。テーブルにあまり収納が備わっていない、あるいはテーブルの天板上をできるだけ広く使いたい時にも役に立つ、壁掛けアンティークキャビネットのコーディネート例です。
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リビングダイニングでレトロポップに
白い色味のガラス扉付きキャビネットを、ディスプレイ用に取り入れたコーディネートです。このキャビネットはスチール製のケビントですが、白ペイントが施されているので、ジャンクなかっこよさを秘めつつお部屋に取り入れやすいデザインです。また、ケビント以外にも鉄脚家具を積極的に取り入れた今回のようなコーディネートだと、ハードになり過ぎることもありますが、ケビントの白やガラス製の棚板が爽やかなムードを演出し、柔らかさも取り入れられますね。さらにこのように棚板がガラス素材のものを選ぶことで、アンティークキャビネットの圧迫感が軽減される効果も期待できます。
なお、ガラスの棚板は木の棚板に比べて強度が心配という声も聴きますが、ものをぎっしり置かなければ特に問題はありません。本なども安心して収納できるので、幅広いお気に入りアイテムをしまうことが可能ですよ。
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和のリビングダイニングで北欧ヴィンテージ
こちらのお部屋は和室に北欧家具を取り入れた、ちょっと珍しいコーディネートです。このお部屋でディスプレイ用に活躍している北欧ヴィンテージのキャビネットは2つ。
1つは北欧ヴィンテージキャビネットの定番ともいえる横長のサイドボード。背が低い分家具上のスペースをディスプレイに活用することができます。天板上に雑貨類を飾ったり、キャビネット上の壁の空きスペースに絵を掛けたりと、モダンな床の間感覚で楽しめますね。
もうひとつはお部屋の仕切りとして使えるルームディバイダー。開放感あるワンルームでも落ち着いた気持ちになれるよう、お客様を迎えるパブリックスペースとソファなどがあるプライベートスペースの間に取り入れてみました。飾り棚部分には背板が無い分開放感があるのに、ディスプレイした雑貨がさりげない「壁」を作ってくれ、リラックスしたムードを演出してくれます。こんなお部屋ならディスプレイにも力の入れ甲斐がありますよね。
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大正ロマンな書斎にデンタルキャビネットで重厚感を
こちらのお部屋は、日本の大正ロマンテイストのアンティーク家具をたっぷり使った書斎です。イギリスアンティークを使ったような重厚感あるシックな雰囲気の中でひと際目を引くのが、ディスプレイ兼収納用に取り入れたアンティークのキャビネットです。
こちらはいわゆるデンタルキャビネットと呼ばれるもの。もとは医療用とはいえ、このように落ち着いた色味のものを選べば、お部屋にも違和感なく馴染みますね。細かな収納に加えてこのように大き目のデンタルキャビネットには鏡が備わっていることも多いのも特徴。お部屋に取り入れれば空間を広く見せてくれる効果も期待できますし、写真のように鏡の前にガラス小物などを置けばきらびやかさが増し、ムードある空気を作ってくれます。洗練されつつも医療用ならではのユニークな佇まいでちょっと個性的なスパイスを利かせてくれる、そんなアンティークデンタルキャビネットの魅力が光るコーディネートです。
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洋館風リビングダイニングでガラス扉を活かす
このお部屋もいわゆる大正ロマン風のコーディネート。洋館のようなノスタルジックな雰囲気のするお部屋です。こちらには背の高さが異なる大小2つのアンティークキャビネットをディスプレイ用に取り入れています。どちらもデザインの傾向がレトロと和洋折衷と若干異なっていますが、色味を揃えることを意識して選んだおかげで統一感が生まれました。このように年代やテイストの異なるアンティークキャビネットも、カラーを揃えることでぐんとまとまりが出て、空間が端正な印象になるんです。
また今回はクリアガラスと結霜ガラス、2種類の透過性の異なるガラスを使った扉収納を、アンティークキャビネットで確保しています。それによって存分にディスプレイしたいもの、さりげなく見せつつ隠したいものなど自分の好みに合わせたディスプレイ・収納を楽しむことができるようになりました。
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キッチンに
実用面に注目しがちなキッチンですが、おしゃれであたたかみあるアンティークキャビネットを取り入れれば、より楽しい気持ちで家事もこなせそうです。ここではアンティークキャビネットが活躍するキッチンコーディネートを4つご紹介します。
北欧ヴィンテージスタイルの洗練された機能的な空間
シンクこそありませんが、アンティークキャビネットを使ったキッチン作りの参考になりそうなコーディネートを発見しました。こちらは北欧ヴィンテージをたっぷりと取り入れたお部屋です。注目すべきは北欧サイドキャビネットの使い方。もともとサイドキャビネットは食器類をしまう収納棚および配膳台として作られた家具。
そのため食器類の収納もしやすいですし、適度な天板サイズはお料理をよそったり準備したりするのにもぴったり。リビング使いのイメージが強い家具ですが、キッチン使いにも非常におすすめな家具なのです。
またこのお部屋のようにキッチンもリビングやダイニングスペースと同じテイストで、手を抜かずにトータルコーディネートすれば、空間に繋がりが演出できてお部屋も広く見えますよ。
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ワークスペースも兼ねたダイニングキッチンに
こちらは趣味などをこなすデスクをキッチンに作った、ちょっとユニークなコーディネートです。確かにこんな風に空間を活用すれば、家事の合間に効率よく趣味を楽しむことができますよね。ただこんな風にキッチン周りに機能を増やしていくと、デスクなど家具が増え、お部屋が狭い印象になりがちです。
そこで今回は食器棚として使っている2つのアンティークキャビネットは、すっきりとした印象のホワイトペイントされているものを選びました。さらに扉にガラスの入ったタイプを選んで、より軽やかさを演出しています。さらにデスクも白いペイントのものをチョイスすることで、別用途のスペースをひとつの空間に同居させても違和感が生じないよう工夫しています。
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オープンキッチンの仕切りに
キッチンには様々なタイプがありますが、その開放感から人気なのがリビング・ダイニング・キッチンの間に仕切りを設けないオープンキッチンです。けれどあまりにも開放的過ぎると落ち着かなくて、この開放感を壊さずにさりげなく仕切れたら…なんて気持ちも出てくるかもしれませんね。そんな時はアンティークのキャビネットを使って、こんな風に低い壁を作って仕切るのはいかがでしょう。
リビングとキッチンを隔てるキャビネットは、収納スペースをキッチン側に向ければキッチン収納に、リビング側に向ければリビング収納にと用途に応じて使い分けることが可能で、アレンジの幅が広がります。
またふたつのキャビネットに加え、壁掛けタイプのアンティークキャビネットも取り入れたので、収納力は抜群です。アンティークのキャビネットをたっぷり取り入れると、こんなにガラリとキッチンの印象を変えることができるという好例です。
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和カフェ風ダイニングで収納と目隠し
オープンスタイルのキッチンとダイニングスペースをアンティークのキャビネットで仕切るコーディネート例を、もうひとつご紹介します。こちらはより大胆に、大型のガラス扉付きアンティークキャビネットで空間を仕切っています。ここには食器など食事の準備に必要なアイテムを収納。キッチン側とダイニング側両方から出し入れすることが可能なので、食事の準備や片づけの際にも何かと重宝します。広いガラス面と日本製のアンティークキャビネットならではのコンパクトな奥行のおかげで狭苦しい感じもなく、無理なく空間を区切ることができます。
大胆に大きなアンティークキャビネットひとつで仕切ったからこその、洗練されたおしゃれな雰囲気が素敵です。
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リビングに
家の顔ともいえるリビングにこそ、アンティークのキャビネットでおしゃれなコーディネートを作り出したいものですよね。ここではアンティークキャビネットが活躍する素敵なリビングを6例ご紹介します。
リゾート風リビングダイニングに重厚感をプラス
イギリスアンティークらしい重厚なアンティークキャビネットを取り入れて、リビングをコーディネートしてみました。こちらは別名サイドボードとも呼ばれる家具です。まるで美術品の様でちょっと取り入れるのに勇気がいる豪華なアンティークキャビネットですが、より気負わず取り入れられるようひと工夫してみました。まず黄色など少し明るめの色味でコーディネート。するとイギリスアンティークの上品さはそのままに、より軽やかにまとまります。
次にサイドボードの上には、ガラスの食器類に始まり曲線が魅力的な銀製のティーポットなど、かわいらしさ感じるアイテムをディスプレイして親近感を演出しているんです。こんな風にコーディネートすれば、あこがれの重厚なアンティークキャビネットも、リビングに自然に馴染んでくれますよ。
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メンズライクなリビングに北欧ヴィンテージ
男性のひとり暮らしをイメージしたリビングコーディネートです。
例えひとり暮らしだとしてもリビングは、様々なものがひしめき合う空間。そんな諸々をすっきりと整理しておしゃれなインテリアを実現するには、見せるにも隠すにも長けたアンティークキャビネットの力を借りるのが1番です。
このお部屋では北欧ヴィンテージの大き目サイドボードを、収納の主役として取り入れています。中の見えない扉付き収納からガラス扉収納、引き出し、そしてオープンラックとありとあらゆる収納機能を備えた贅沢な1台は、本や食器など一見関係のないさまざまなものをごちゃつかせず、おしゃれにしまえるのが魅力です。スペースに限りがある、少ない家具でできるだけおっしゃれにすっきりさせたい、そんな単身者や2人暮らしのリビングの参考になる、北欧ヴィンテージキャビネットの魅力が感じられるコーディネートです。
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シャビーシックなリビングダイニングに多色使いのアンティーク
お次はシャビーなアンティークキャビネットを取り入れた、リビングダイニングのご紹介です。このコーディネートでは白と青、地の茶色が顔をのぞかせるカップボードを中心に、この3色を基本色として家具を選び配置しています。
白ばかり取り入れると少し整い過ぎた印象になってしまいがちですが、このように少し他の色味が入ることで柔らかな印象になり、ほっと気の休まる空間を作ることができます。ちなみに爽やかさが素敵な青ですが、食卓に取り入れると食欲が減退するともいわれています。けれどこのように食卓には茶色のテーブルを使うなど色の割合を調整すれば、青の爽やかで清潔感あるいい面だけを楽しむことができますよ。
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※ペイントされたアンティークキャビネットを使ったコーディネートは、後ほど詳しくご紹介します。
レトロ風リビングダイニングに飴色の収納を
なんとなく和の香りが漂うレトロな雰囲気のアンティークキャビネットを使って、あたたかな印象のリビングダイニングをコーディネートしてみました。レトロの代名詞ともいえる飴色の大き目アンティークキャビネットを取り入れることで、お部屋全体が心穏やかになるような明るい印象になります。またレトロなアンティークキャビネットは、アイアンなどジャンクテイストの家具とも相性がいいので、隣にはアイアンラックを置いてレトロな中にもアクセントを添えてみました。
ちなみにこのアンティークキャビネット、実は上下段で別々に使える作りをしているんです。なんだか上下段が分かれる「重ね箪笥」によく似ている気がしませんか。こんな絶妙な和洋のミックス感も空間に何ともいえない個性を演出してくれます。
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和モダンリビングに和家具で統一感
こちらは鉄脚ベンチや和のアンティークキャビネットを使ったレトロリビングです。使ったのは日本のアンティークキャビネットの代表格である和箪笥。まずは食器収納用にガラス扉を使った水屋箪笥を、さらに背の低いアンティークキャビネットを2個使って空間を仕切って、カフェスペースを作製しました。天板上はコーヒーやお茶を入れるちょっとした作業台として、あるいは読みかけの本類などを並べるのにも重宝します。
こんなカフェスペースを設けたリビングがあれば、外に出かけてお茶を飲む回数が減ってしまうかもしれませんね。アンティークキャビネットの配置を工夫すれば様々な空間演出ができる、そんな可能性を感じられるコーディネートです。
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畳のお部屋で活かす和の収納
和製アンティークのキャビネットを、和室に取り入れたリビングコーディネートです。このお部屋ではテレビ台として、丸い形のガラス窓など、大正から昭和初期に作られたからこその和洋折衷な佇まいのアンティークキャビネットをチョイス。さらに窓辺に置いた和風デザインのアンティークキャビネットも、昭和中期に作られた、さりげないモダンなエッセンスが感じられる1台を選んでいます。
和のアンティークキャビネットもこのように作られた時代に着目して比較的新しいものを選んで取り入れれば、現代の生活にも馴染みやすいモダンな雰囲気漂う空間が完成します。さらに照明もこんな風にレトロであたたかな雰囲気に揃えれば、ノスタルジックな和のアンティークキャビネットのよさもさらに引き立ちますよ。
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本棚に
サイズも色味も様々でともすれば雑然とした印象になりがちな本も、アンティークのキャビネットに収めれば、デザインの魅力でより整った雰囲気になります。ここではアンティークキャビネットを本棚として本を魅力的に整理しているお部屋を4つご紹介します。
リビング書斎で大人な演出をするスタッキングブックケース
大きなスタッキングブックケースを主役として、クラシカルなアンティーク調に仕上げたリビング書斎です。スタッキングブックケースのようなガラス扉付きのアンティークキャビネットに本を入れる時は、きっちり詰めて収納するのもいいですが、このお部屋のように表紙を正面に見せたり、横に倒して重ねてみたりと、遊び心を持って入れるのもおすすめ。まるでおしゃれな本屋さんやショップのような、雰囲気ある収納を楽しめます。
本の置き方や他にもトランクを使ったセンターテーブルなどで遊びを取り入れた分、スタッキングブックケースやソファは落ち着いた佇まいのシックなイギリスアンティークものを選んで、きりっと引き締め大人っぽく仕上げています。
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ナチュラルなリビング書斎に大容量の棚
こちらもリビング書斎のコーディネート例です。大きな本棚兼整理棚の役割を果たすアンティークキャビネットが目を引きますね。本持ちさんにとっては大きな本棚って、あこがれの存在ですよね。けれど大型の本棚は存在感があってなかなか挑戦する勇気が持てないもの。そんな時にぜひ検討していただきたいのが、このお部屋にあるような大きなガラス扉を備えたアンティークキャビネットなんです。
ガラスの透明感のおかげで軽やかな印象に仕上がるので、本棚のボリュームが実際よりも軽減される効果が期待できます。また、さらに圧迫感を抑えたいなら、家具の輪郭が強調されない写真のような明るい木色のものや、淡いペイントのアンティークキャビネットをチョイスするのがおすすめです。
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明るいリビングダイニングに読書スペースを作る棚
このお部屋ではレトロ家具の定番でもあるパタパタ扉収納棚をリビングに設置し、本棚として活用しています。本って中には人にあまり見せたくない、プライベートなものもありますよね。あるいは背表紙があまりに派手なものも、インテリアにマッチしないという理由から隠したくなることも。そんな時オープンスペースと隠す扉収納どちらも備えたこのようなタイプのアンティークキャビネットは非常に便利です。
今回は適度に集中しでもリラックスして読書を楽しめるよう、冷静さを引き出してくれるというブルーカラーで、やさしい印象のペールトーンのものを選んでみました。食器を入れたアンティークキャビネットと色味をリンクさせることで、本棚だけが浮かないまとまりのあるお部屋に仕上げました。
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ジャンクなリビングダイニングに武骨なスチール本棚
鉄製のアンティーク家具をたっぷりと取り入れたジャンクなリビングコーディネートです。ここで本棚として使っているのは、スチール製のアンティークロッカー。アイアン家具などと合わせてビンテージスタイルのコーディネートをするにはぴったりのかっこいいアイテムですよね。もちろんこのまま洋風の雰囲気でまとめてもいいのですが、このお部屋のように、アクセントに和箪笥のような純和風な雰囲気のアンティークキャビネットを合わせてコーディネートしてみるのもおすすめです。
奇抜な感じがするかもしれませんが、飾り金具がアイアンと上手くマッチするので、意外と違和感なくコーディネートすることができるんです。ジャンクな雰囲気を強調するのであれば、あまり整った雰囲気のものではなく、素朴で粗削りな質感の和のアンティークキャビネットを選ぶといいですよ。
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おわりに
今回はアンティークキャビネットのインテリア実例をシーン別にご紹介いたしました!
単体だとどうコーディネートしたら良いか難しく感じるアイテムでも、コーディネート写真を見るとピンときますよね。ぜひ、テーマや目的を決めながら、実際のお部屋を想像して家具探しをしてみてくださいね。
素敵なインテリアのための家具探しでお役に立てれば嬉しいです!