どこか懐かしく、あたたかな雰囲気が魅力的なレトロインテリア。そんなレトロなお部屋に取り入れるなら、テレビを載せるテレビ台やローボードだってレトロな雰囲気のもので揃えたい、そう考える方も少なくないのではないでしょうか?
「レトロ テレビ台」「レトロ ローボード」で検索するとやわらかな木味のテレビ台やローボードを見つけることもできますが、多いのはやはりアンティーク調のものや現行品ばかり。それだって悪くはありませんが、アンティークファンの方でしたら、アンティーク家具ならではの深い趣や味わいがつい恋しくなってしまいますよね。
今回のANTIQUE LOGでは、お部屋にレトロな雰囲気をもたらしてくれること間違いなしの、テレビ台に活用できるアンティーク家具を徹底解説!
レトロなアンティーク家具の選び方のポイントやコーディネート実例も併せて紹介していくので、理想のレトロなテレビ台・ローボード選びの参考にしてみてくださいね。
それでは、さっそく順番に見ていきましょう。
Contents
押さえておきたい!レトロな印象のテレビ台を選ぶときのチェックポイント
アンティーク家具と一口にいえども、クラシカルからインダストリアルまで、その雰囲気やデザインは様々。数あるアンティーク家具の中からレトロな印象のものを探し出すのは、案外骨が折れる作業ですよね。
テレビ台・ローボードとして使えるアンティーク家具を見ていく前に、レトロな雰囲気のアンティーク家具を選ぶポイントを覚えておきましょう。
ポイントは「木製家具」と「シンプルなデザイン」
レトロな雰囲気のお部屋をつくりたいのなら、まずは木色が味わい深い木製家具でインテリアを統一することを意識してみましょう。
このとき、褪せた様な色合いが味わい深い飴色のものや、和の風情を感じる赤味を帯びた木色のものを選ぶのがおすすめ。趣のある木の風合いが、空間にレトロインテリアならではの情緒を生み出してくれますよ。
また、重厚感のある濃い木色のものであっても、シンプルなものならレトロテイストのインテリアにも違和感なく取り入れることができます。素朴なデザインが木材の厳かな印象を緩和してくれるので、古風ながらもどこかモダンな雰囲気が楽しめますよ。
レトロなテレビ台を選ぶときは、“木製家具の木味”と“デザインのシンプルさ”に注目してみてくださいね。
レトロなテレビ台・ローボードなら、日本と北欧のアンティーク家具がおすすめ
レトロな雰囲気のテレビ台・ローボードがほしいなら、まずは日本製のアンティーク家具に狙いを定めてみましょう。
どこかぬくもりが感じられるような物懐かしい雰囲気が魅力的なレトロインテリアは、素朴でやわらかな風合いのものが多い日本のアンティーク家具と相性抜群。昔懐かしい昭和レトロな雰囲気の家具も多く残っており、レトロなテレビ台やローボードを探すのにはもってこいです。
また、レトロインテリアに取り入れるテレビ台を探すなら、北欧ヴィンテージにも注目してほしいところです。スタイリッシュでモダンな印象の強い北欧ヴィンテージ家具ですが、あたたかな木の風合いを活かしたシンプルなデザインは、木の素朴なぬくもりを楽しむレトロインテリアとも相性がいいんですよ。
作られた国でレトロなテレビ台・ローボードを絞り込むなら、日本と北欧は要チェックです。
次章では、特におすすめしたい日本製のアンティーク家具をピックアップしてご紹介していきますので、自分にぴったりのテレビ台はどんな家具なのか、じっくり吟味してみてくださいね。
レトロなお部屋にぴったり。テレビ台・ローボードとして使えるレトロなアンティーク家具8選
では実際に、どんな家具だったらレトロなインテリアのテレビ台・ローボードとして使いやすいのでしょうか?
この章では、定番のものからちょっと個性的な変わり種まで、幅広い種類の和製アンティーク家具をピックアップしてみました。さっそく順番に見ていきましょう。
まずは定番。収納家具としてもテレビ台としても使えるアンティーク収納棚
テレビ台として使える家具としては、収納棚は定番ですよね。テレビを載せた上で収納もしっかりできるので、DVDや生活雑貨をすっきりまとめられるのも嬉しいポイントです。
アンティークというと西洋アンティークのようなクラシカルな雰囲気のものを思い浮かべがちですが、木材の味わいを活かしたシンプルなデザインを選べば、レトロなインテリアにもしっくり馴染んでくれますよ。
ここでは、代表的な日本のアンティーク収納棚をいくつか押さえておきましょう。
レトロガラスにも注目!豊富な種類から選べるアンティーク戸棚
日本の収納棚と聞いて、最初に“戸棚”を思い浮かべる方も少なくないのではないでしょうか。
お茶道具をしまったり、日用品を整理したり、古くから日本人の生活に寄り添ってきたアンティーク戸棚は、デザインやサイズ、収納タイプも多種多様。定義があいまいなぶんバリエーションが豊富なアンティーク戸棚でしたら、テレビ台やローボードとして使いやすい形のものも見つけやすいですよ。
レトロな雰囲気のテレビ台をお探しなら、引き戸にガラスが使われたガラス戸のものは押さえておきたいところ。特に、現代のガラスにはない独特の味わいが魅力的なレトロガラスが使われたものは、ぜひレトロスタイルのインテリアに取り入れてほしいアイテムです。
特徴的な縞模様がモダンな印象を生むモールガラスや、光を反射してきらきらと輝く様が美しいダイヤガラス、雪の結晶を思わせる模様が目を惹く結霜ガラスなど、レトロガラスが生み出す情緒が、いっそうお部屋のノスタルジックな雰囲気を高めてくれますよ。
使われたレトロガラスの種類によっても印象がずいぶん変わりますので、お好みのデザインを探してみてくださいね。
アンティーク和箪笥なら、素朴なデザインのものがおすすめ
レトロなお部屋のテレビ台やローボードとして使うなら、古風な佇まいが味わい深い和箪笥もおすすめです。
重厚な金具が使われたものや艶やかな漆が施されたものなど、荘厳な佇まいの時代箪笥もたくさん見つけることができますが、レトロなインテリアのテレビ台として使うのであればシンプルで素朴な風合いの和箪笥を選ぶのがポイント。
衣装箪笥や水屋箪笥なども、レトロな印象が強い赤みがかった木色のものや飴色のもの、シンプルで素朴なデザインを意識して選ぶことで、レトロテイストのインテリアともうまく合わせてお使いいただけます。
注意点として覚えておきたいのは、日本製のアンティーク家具は天板が薄いものが多いということ。テレビの重量に耐えられないものも中にはあるので、テレビ台・ローボードとして使っても問題ない強度なのかどうか、購入前に必ず確認するようにしましょう。
不安なようなら、まず家具を購入するショップに確認してみることをおすすめします。
この章でご紹介したもの以外にも、アンティークのサイドボードやローチェスト、サイドキャビネットなどは和製アンティーク・北欧ヴィンテージを中心に探せばレトロインテリアに取り入れやすいものを見つけることができるので、ぜひ検索キーワードに加えてみてくださいね。
シンプルさが使いやすい、アンティークセンターテーブル
テレビ台・ローボードに使いやすいアンティーク家具としては、アンティークセンターテーブルも候補のひとつ。アンティークセンターテーブルの多くはごくシンプルなデザインで、レトロなインテリアに取り入れやすいものを多く見つけることができます。
和の印象が強いものをお求めなら、「アンティーク座卓」も検索ワードにプラスしてあげると、よりシンプルで趣深いものを見つけやすいですよ。アンティークの座卓は奥行が広めに作られているものが多いので、なるべくコンパクトなサイズを探してみてくださいね。
木の味わいを引き立てる素朴な佇まいとやわらかな雰囲気が、ほっと一息つけるような優しげな雰囲気を演出してくれるアンティーク家具です。
ソファや座椅子と合わせて使うことが多く、40cm台~60cm台までの高さのものが豊富に揃っているアンティークセンターテーブル。
現在流通しているテレビ台・ローボードの多くは、低めのもので20cm~30cm台、高めのものだと70cm前後の高さのものが主流です。アンティークセンターテーブルにテレビを載せて使うのであれば、テレビ台として見るとやや背が高めの部類に入るので、椅子やソファに座ってくつろぐお部屋に取り入れるのがおすすめですよ。
天板の薄さやダメージの度合いによってはテレビを載せると故障やたわみを引き起こすこともあるので、天板の厚みや強度は購入前に念入りにチェックしておきましょう。
安定感が嬉しい、古風な佇まいが魅力的なアンティーク文机
和の風情を感じられるレトロなお部屋を作りたいなら、アンティーク文机をテレビ台やローボードとして活用するのもおすすめです。
文机とは、床に座って使用する低めの机のこと。正座の文化が長かった日本で生まれた家具で、古くは平安時代の貴族に愛用されていたそうです。その後、文字の読み書きが大衆にも浸透していくと同時に市民の勉強机としても使われるようになり、現存しているものに多く見られるような、素朴で小振りなデザインの文机が次第に増えていきました。
アンティーク文机には稀に折り畳み式の脚のものもありますが、テレビ台として使うのであれば、主流である固定式のもの方がおすすめです。何かの拍子に脚が畳まれてしまう心配もないので、テレビのような重量のある電化製品も安心して載せることができますよ。
アンティーク文机の多くは30cm前後と背が低く、全体的にコンパクトなつくりになっています。ワンルームなどのスペースが限られたお部屋にも取り入れやすく、何かと手狭になりがちなひとり暮らしのインテリアの心強い味方ですね。
薄型の引き出しが数杯付いているものも多いアンティーク文机は細々とした収納に便利で、ちょっとした生活雑貨をさりげなく整頓することができますよ。
古道具ならではの古風な味わいを楽しめる、情緒あふれるテレビ台としていかがでしょうか。
アンティークベンチをテレビ台に使うなら、奥行がしっかりあるものを選ぶのが鉄則
レトロな雰囲気のテレビ台・ローボードをお探しなら、アンティークベンチはチェックしておきたいところ。木製のものを探すと、レトロインテリアにぴったりな趣のあるベンチを見つけることができますよ。
背もたれのない木製ベンチはシンプルなデザインも多く、レトロインテリアのテレビ台として取り入れやすいですが、奥行が少ないものには注意が必要です。
あまりに奥行が少ないものだと安定感に欠け、些細なことでテレビの転倒などの事故にも繋がりかねません。テレビ台としてアンティークベンチを取り入れる際には、最低でも30cm以上の奥行のものを選ぶようにしましょう。
アンティークベンチは100cm前後の幅のものが主流ではありますが、50cm前後のコンパクトなものから、大人数で座れる2m近いワイドなものまで、そのサイズは様々。
現行品のローボードに多い60cm~120cm程度の大きさのものがテレビ台としては使いやすいですが、小さなテレビを載せるならコンパクトなサイズのものを無駄なく活用したり、テレビ周りにディスプレイを飾るために少し余裕のあるワイドなものを選んだりと、テレビの大きさや使い方によってサイズが選べるのも嬉しいですね。
頑丈さと木そのものの味わいが魅力。アンティーク裁ち板
裁ち板とは、古くは布を裁断する際に使っていた低い作業台のことを指します。
現代ではあまり見かけなくなってしまったこの裁ち板を、テレビ台やローボードとして活用してみるのもおすすめです。
無垢材の一枚板を贅沢に使用しており、作りが頑丈なものが多いアンティーク裁ち板。重心も低く安定しているので、テレビのような大きな電化製品を載せるのにもってこいですよ。
アンティーク裁ち板の多くは木材が豊富だった頃に作られたもので、一枚板の無垢材が使われているものが多数残っています。
無垢材ならではの滑らかで美しい木の質感が楽しめるのも、アンティーク裁ち板の魅力のひとつですね。シンプルさゆえに際立つ木の風合いや木目の美しさが、ぬくもり漂う上品な空間を演出してくれそうです。
ただし、アンティーク裁ち板は、横幅の大きいワイドなサイズ感のものがほとんど。150cm~180cm台の横幅のものが品数豊富で、横幅が100cm以下の裁ち板は見つけるのが難しくなっています。
20cm~30cm前後の高さのものが多いアンティーク裁ち板は、背が低いぶん圧迫感を感じずにお使いいただけますが、スペースに余裕のあるお部屋での使用がおすすめです。
また、テレビの大きさに対して裁ち板の横幅がワイドすぎて寂しいと感じた場合は、グリーンや雑貨などを飾ってディスプレイ台として兼用するのもひとつの手ですよ。
昔懐かしいアンティークちゃぶ台なら、角型タイプがおすすめ
少々変わったレトロインテリアのテレビ台・ローボードをお探しなら、アンティークのちゃぶ台はいかがでしょうか?
木の風合いを活かしたシンプルなデザインながら、日本人ならどの世代でもなんとなくほっとしてしまうような、懐かしい雰囲気が魅力のアンティークちゃぶ台。
アンティークちゃぶ台は背の高いものでも30cm強程度の高さしかないので、床に座ってくつろぐスタイルのお部屋でテレビ台として使うのにぴったりですよ。
アンティークちゃぶ台をテレビ台・ローボードとして使いたいのなら、四角い角型のちゃぶ台を選ぶのがおすすめです。
角型のちゃぶ台にも長方形と正方形の2パターンのデザインが見られますが、近年主流の薄型テレビを置くなら、幅に対して奥行の少ない長方形のタイプが省スペースで使いやすいですよ。
アンティークちゃぶ台の多くは脚が畳める折り畳み式になっていますが、ちょっとぶつかった拍子にちゃぶ台の脚が折れでもしたら一大事です。特に小さなお子様がいらっしゃるお家では、安定感に欠けるものも多いアンティークちゃぶ台は、テレビ台としてはあまりおすすめできません。
折り畳み式のものと比べると数は少ないですが、文机のように脚が折りたためない固定式のものも中にはありますので、テレビ台・ローボードとして使うのであれば固定式のほうが安心です。
アンティークちゃぶ台は、必ずダメージの程度をチェック
アンティークのちゃぶ台をテレビ台やローボードとして取り入れる際は、メンテナンスが行われているかどうかをしっかり事前に確認しましょう。
比較的安い価格で手に入るアンティークちゃぶ台ですが、その反面、ぐらつきなどのダメージが補修されていないまま市場に出されているものもしばしば。
購入するときはお店でちゃぶ台の状態を念入りに確認するか、目で見て確かめられないネット通販で購入する場合は、直接ショップに問い合わせしてみるのがベターです。
人とは違う個性派テレビ台をお探しのあなたに。アンティーク火鉢
火をくべて暖をとったり、お湯を沸かしたり、一昔前まではどの家庭でも必需品として重宝されていたアンティーク火鉢。最近ではすっかり見かけなくなりましたが、その古風な佇まいや古道具らしい独特の味わいで、じわじわと注目が集まっているアイテムです。
そんなアンティーク火鉢にテレビを載せて、テレビ台やローボードとして活用するのはいかがでしょうか?
手あぶり火鉢や金属火鉢、瀬戸火鉢など、火鉢にも様々な種類がありますが、テレビ台として使うなら木製のものに見られる長火鉢がおすすめ。安定した長方形で横幅もしっかりあるので、大きめの電化製品を載せても安心感があります。
特に、もともと軽い食事やお茶の時間のテーブル代わりに使われていた関西火鉢は、炉の周りにテーブルのような広めの縁が取り付けられているため、余裕を持ってテレビを載せることができますよ。炉を蓋で塞ぐか、強化ガラスを天板として載せてあげれば、他にはない個性派テレビ台の出来上がりです。
一味違うレトロなテレビ台・ローボードをお探しの方は、ぜひ一度試してみてくださいね。
※強化ガラスの厚みは要チェック!
それなりの重量があるテレビを載せるのであれば、天板として使う強化ガラスの厚みは7mm以上のものを選ぶと安心ですよ。
レトロインテリアにアクセントをプラス。ペイントアンティーク家具
レトロインテリアに取り入れるテレビ台・ローボードなら、ペイントが施されたアンティーク家具にも注目してみましょう。
ここまで木の風合いを活かした木製家具をおすすめしてきましたが、そこにぜひプラスしてほしいのがペイントアンティーク家具。ペイントのやわらかな雰囲気と木製家具の朴訥とした印象を組み合わせることで、より優しいニュアンスのお部屋をつくることができます。
また、同じレトロテイストのインテリアでも、ペイント家具のカラーによってまた違ったテイストをプラスできるのが面白いところ。
例えば、ペイント家具を使って、どんなテイストのレトロインテリアが作れるのでしょうか?
いくつか代表的なものを見ていきましょう。
●優しげな雰囲気のナチュラルレトロインテリア
レトロな雰囲気の中にいっそう柔和でラフなニュアンスをプラスしたいのであれば、ホワイトやアイボリーカラーなど、マイルドなカラーを取り入れてつくるナチュラルレトロなお部屋がおすすめ。懐かしさとナチュラルが同居した、居心地のいい空間を作ることができます。
●レトロに爽やかさをプラス。カジュアルレトロインテリア
水色などといった清涼感のあるカラーを選べば、レトロな味わいの中にも爽やかさを感じられる、カジュアルレトロな雰囲気のインテリアを演出することができます。軽やかなカラーが、お部屋全体の雰囲気を明るくしてくれそうですね。
●懐かしさとキュートな雰囲気を楽しむ、レトロポップインテリア
鮮やかなオレンジやグリーンをうまく使って、懐かしさとキュートな雰囲気をミックスしたレトロポップなお部屋を作るのも素敵です。ポイントは、鮮やかながらもくすんだ風合いが感じられるカラーを選ぶこと。アイテムとしてひとつペイント家具を取り入れるだけで、ポップな雰囲気がぐっと高まりますよ。
●甘すぎないのが嬉しい、メンズライク寄りのレトロインテリア
甘すぎないインテリアがお好みの方でしたら、ブルーグレイやブラックなど、重めのペイントカラーを取り入れたメンズライク寄りのレトロインテリアを作ってみてはいかがでしょうか。レトロな味わいを残しつつも、シックな雰囲気漂う大人っぽい空間を作ることができます。
このように、選んだペイントカラーや使い方によってもインテリアの印象は大きく変わってきます。
ペイントアンティーク家具をテレビ台やローボードに活用して、あなただけのレトロインテリアを作ってみてはいかがでしょうか。
懐かしさが心地いい。レトロなテレビ台を使ったコーディネート実例
レトロ家具を選ぶポイントもしっかり確認して、レトロなインテリアのテレビ台・ローボードとして使えるアンティーク家具をチェックしたら、いよいよレトロなテレビ台をお家に出迎えたくてうずうずしてしまいますね。
この章では実際にレトロ家具をテレビ台・ローボードとして使用したインテリアコーディネートの実例をご紹介していきます。
「レトロなお部屋にぴったり。テレビ台・ローボードとして使えるレトロなアンティーク家具8選」の章に登場したアンティーク家具を使ったコーディネートもあるので、テレビ台・ローボードとしてアンティーク家具を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アンティークローチェストをテレビ台として取り入れた、木の風合いを楽しむレトロなリビングダイニング
レトロインテリアならではの、やわらかくあたたかな雰囲気で満ち足りたリビングダイニング。こちらのお部屋には、木味が趣深いアンティークローチェストをテレビ台として使用しました。
テレビに対して横幅の余白がずいぶん目立つワイドなローチェストですが、テレビを片方に寄せ、空いたスペースに本や雑貨を置いたことで、ガランとした空白が気にならなくなりました。アンティーク裁ち板など、横幅の大きいアンティーク家具をテレビ台・ローボードとして使う際の参考になりそうですね。
味のある優しい木色が、お部屋の柔和な印象をいっそう高めてくれますよ。
今回のコーディネートでは、やわらかくも深みのある木製家具でお部屋をまとめ、時間の流れがゆっくり感じられるような落ち着いたインテリアを演出しました。
差し色で取り入れたクッションやファブリックもくすみカラーや彩度の低いカラーで統一したので、シックな印象を保ったままお部屋にさりげなく軽やかさをプラスしています。
落ち着きと趣を楽しむ、大人のレトロインテリアが完成しました。
レトロガラスのアンティーク収納棚をテレビ台として使った、レトロモダンリビング
こちらのレトロテイストのリビングには、レトロガラスが使われた和製アンティークのガラス戸棚をテレビ台として取り入れました。
上記で紹介したアンティークローチェストとは反対に、今回使用したのは横幅が少なく、テレビを載せるとサイドにあまり余裕がない小ぶりなアンティーク戸棚。横にサイズの違う収納棚を置いて、テレビと戸棚周辺のせせこましい印象を緩和しました。
テレビとテレビ台のサイズが同じくらいだとどうしても安定感が気になりますが、横に少し高めの収納棚があることで、テレビが転倒する不安が軽減されるのも嬉しいですね。
テレビ台として使ったアンティーク戸棚には、薄氷の張った冬の湖を思わせる模様が美しい結霜ガラスが使われています。
レトロガラスの中でもより和の風情が強い結霜ガラスに対し、隣の収納棚に使われているのは、レトロな味わいの中にもスタイリッシュな印象が光るモールガラス。
和の印象とモダンな雰囲気をうまく組み合わせて、種類の違うレトロガラスを並べても違和感のない、すっきりとしたコーディネートを実現しました。
セピア色を思わせるストライプ柄のソファと合わせ、懐かしさとスマートさを調和させたレトロモダンなリビング。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アンティーク衣装箪笥をテレビ台に。ファブリックで彩を加える、レトロカジュアルなリビングダイニング
木色が生きたレトロなインテリアながら、ファブリックで差し色を取り入れることによってカジュアルな印象のコーディネートでまとめたこちらのお部屋。
テレビ台には、和製アンティークの衣装箪笥を使用しました。
箪笥と聞くとつい風情たっぷりの和風テイストのものを思い浮かべてしまいますが、今回使った衣装箪笥はごくシンプルで素朴なデザインなので、レトロカジュアルなお部屋にも違和感なく取り入れることができますね。
色合いの違う木材を組み合わせたデザインが、シンプルさの中にメリハリのあるアクセントをプラスしています。黄味がかった明るい木色が軽やかな印象をつくってくれるのもポイントです。
味わい深い木製家具で統一されたレトロコーディネートですが、テーブルクロスやラグ、クッションなどのファブリックで鮮やかな色合いや模様を取り入れ、明るく爽やかな印象を演出しました。
ポップで元気な雰囲気と、レトロインテリア特有のやわらかく落ち着いた雰囲気。どちらもぶつかることなく共存しているので、賑やかな空気感を楽しみながらもゆっくり寛げそうですね。
レトロなインテリアには惹かれるけど落ち着きすぎた雰囲気に少々抵抗がある方は、取り入れる小物やファブリックで彩を加えてみてはいかがでしょうか。
アンティーク時代箪笥をテレビ台に使った、和家具とモダン家具でつくるクール×レトロなリビング書斎
和家具とモダンな家具をうまく組み合わせてコーディネートした、クールで落ち着いた雰囲気のこちらのお部屋。テレビ台には、大きな丸金具が目を惹く時代箪笥を取り入れました。
素朴な風合いが魅力のシンプルなデザインなので、お部屋に和のアクセントをプラスしつつも主張しすぎない、様々なシーンで使いやすい一品です。
このコーディネートでは、スタイリッシュなレザーのソファや存在感のあるライティングビューローを大胆に和家具と合わせ、ミッドセンチュリーの雰囲気漂うクールな印象のレトロインテリアでまとめました。和家具特有の凛とした佇まいがモダン家具とうまくマッチし、コーディネートにスパイスを利かせています。差し色もグレーや青、ブラックなどの重めの色で統一し、渋みのある大人の空間を演出しました。
暗めの色や深い木色でお部屋を統一すると大人っぽくシックなインテリアをつくることができますが、反面、どうしてもお部屋が重く沈んで見えがち。観葉植物などのグリーンを適度に取り入れると、ほどよく空間に明るさを加えてくれるのでおすすめです。
アンティーク関西火鉢をテレビ台として活用した、個性が光る和モダンなレトロリビング
北欧ヴィンテージ家具と和家具を組み合わせてつくったシックなレトロリビングには、関西火鉢をテレビ台として取り入れました。
珍しい火鉢のテレビ台は目を惹くこと間違いなし。インテリアのアクセントにはもってこいの、存在感のある一品です。
北欧ヴィンテージを多数取り入れたスタイリッシュな雰囲気のお部屋ですが、テレビを載せた関西火鉢やちゃぶ台など、懐かしさ漂う和家具をポイントで使うことでノスタルジックな印象をプラス。洗練された印象のレトロなコーディネートを演出しました。
ブラックや青といった重めのカラーが目立ちますが、明るくやわらかな木色で家具を統一することで、重さを感じさせないバランスのいい空間をつくっています。北欧ヴィンテージ家具特有の赤みがかった木色が、郷愁あふれる和家具によく合いますね。
ほっと肩の力が抜ける懐かしいレトロテイストと、都会的でモダンな北欧テイスト。どちらも好きな方は、ぜひ北欧ヴィンテージ家具と和家具の組み合わせに挑戦してみてくださいね。
最後に
レトロなテレビ台・ローボード特集、いかがでしたでしょうか。
生活スタイルや作りたいコーディネートによって、相性のいいレトロな家具も様々です。
色々なアンティーク家具を見比べて、あなたにとってただひとつのレトロなテレビ台を探してみてくださいね。