ワンランク上の観葉植物インテリアにしたい人必見!アンティーク雑貨の活用法

アンティーク全般

ワンランク上の観葉植物インテリアにしたい人必見!アンティーク雑貨の活用法

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素敵な空間づくりに欠かせないアイテム、観葉植物。おしゃれさと癒しの効果を狙って、インテリアにグリーンを取り入れる方も多いはず。
でも、せっかくなら、「人とは違うおしゃれを楽しみたい!」「どこでも見かける植物を、簡単にワンランク上の観葉植物インテリアにしたい!」と思いますよね。

そんな方のために、「アンティーク雑貨」を使って楽しむ観葉植物のコーディネートをご紹介します。アンティーク雑貨の朽ちた雰囲気と生き生きとした観葉植物が一緒になったときの不思議なマッチングが、他では真似のできない独特な雰囲気を出してくれるんです。そして、アンティーク雑貨と組み合わせるだけで、どこにでもある植物が、ひと手間かけたインテリアに見えるので、ワンランク上を目指す初心者にもおすすめな方法でもあります。

さらに、観葉植物を枯らしてしまった経験のある方にも役に立つ、室内で観葉植物を育てるコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

おしゃれな鉢カバーに。アンティーク雑貨

 

アンティーク雑貨を使った観葉植物インテリア

おしゃれなカフェや素敵なショップでは、自分の育てているのと同じ植物が、なぜかかっこよく見える…。そんなふうに感じたことはありませんか?もしかしたらそれは、植物の「入れ物」が違うからかもしれません。

植え替えをしなくても、鉢をそのまま、カバーに入れてみるだけで雰囲気はだいぶ変わります。まずは、おしゃれ度をアップさせる、鉢カバーにおすすめのアンティーク雑貨をご紹介していきます。

無機質がかっこいい金属アイテム

ブリキのバケツ

近頃、男性だけでなく女性にも人気なのが、工業系がかっこいい、インダストリアルなインテリア。無機質になりがちな空間には、潤いを与えてくれる観葉植物が必須です。そんな空間に合わせる鉢カバーには、インダストリアルインテリアの基本素材でもある金属アイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

サビも魅力、ブリキ

アンティーク ブリキのジョーロ

ブリキといえば、ジョウロやバケツなど、植物とのつながりをイメージしやすい素材。さらに、古いブリキのサビや朽ちた雰囲気は、古いものが好きな方にはたまらない、アンティーク雑貨の代表でもあります。

アンティーク ベジタブルラック

雑貨の種類も豊富なブリキは、バケツを鉢カバー代わりに使ったり、ベジタブルラックに小さな植物をまとめて飾ったりと、さまざまに活用できるのも魅力です。

レトロなポップさが魅力、ホーロー

アンティーク ホーロー洗面台

金属アイテムの中では異質の存在ともいえる、ホーロー。金属の周りにガラスをコーティングすることで生まれるホーローは、他の金属のような無骨さは無く、むしろ、ポップで明るいイメージです。

アンティークホーロー雑貨と多肉植物

無機質で、男性的になりすぎた空間には、ホーロー雑貨を使って少し色味をプラスするだけで、ほどよくユニセックスにも傾けることができます。

あたたかみのある木材

アンティーク 木箱

アンティークやヴィンテージなど、古いものは好きだけれど、無骨になりすぎるのはちょっと…という場合には、古い木材を使ったアイテムがおすすめです。年月を経た木材ならではの“馴染み感”は、アンティークならでは。古びた木材に、生き生きとしたグリーンを合わせることで、落ち着きとくつろぎの空間を作り出すことができます。

小さな植物を寄せ植え風に、マス目棚

アンティーク マス目木箱

小さな観葉植物をたくさん集めている方は、箱一つに収めて、寄せ植え風に挑戦してみるのもおすすめです。

アンティーク マス目棚

例えば、「マス目棚」とも呼ばれる、マス目状に仕切られた壁掛けの飾り棚を使ってみてはいかがでしょうか。本来の壁掛けをあえて平置きにして、マス目ごとにポットを入れると、バラバラに見えた小さな観葉植物たちに、一気に統一感が出てきます。

和の雰囲気たっぷり、箱火鉢

アンティーク 箱火鉢

箱火鉢とは、四角い木箱型の火鉢のこと。木目をたっぷり味わえる、上品で落ち着いた鉢カバーをお探しなら、和製アンティークに目を向けてみるのもおすすめです。本来の使い方ではないけれど、アイディア次第で、和のテイストにぴったりな鉢カバーになります。

アンティーク 箱火鉢 鉢カバー

ただし、火鉢の内側の金属部分は、水で錆びたり変色することがあるので、水受けをきちんと敷いて、水がかからないようにして使うようにしましょう。

色も絵柄も楽しむ、味わい深い陶器

素材そのものの魅力に加えて、色や絵柄を楽しみたいのなら、陶器製の雑貨を使ってみましょう。観葉植物のグリーンを強調したいのなら、落ち着いた色合いのものを、鉢カバーもインテリアのポイントにしたいのなら、カラフルな絵柄のものを。それぞれの特徴を活かした取り入れ方ができるのが、陶器ならではの魅力です。

瀬戸火鉢

アンティーク 染付瀬戸火鉢 鉢カバー

木製アイテムのなかでご紹介した箱火鉢に続いて、陶器製の瀬戸火鉢も鉢カバーにはおすすめです。瀬戸火鉢の魅力は、なんといっても、さまざまな色を楽しめること。染付の青色から、カラフルな色絵まで、絵柄も色味も、好きなものを選ぶことができます。

アンティーク 色絵瀬戸火鉢 鉢カバー

落ち着いた空間に、しっくりと馴染ませたいときや、反対に、パッと目を惹きたいとき、それぞれのシーンで活躍してくれるはずです。

小さくてもこだわりを、そば猪口

アンティーク 蛸唐草文様 そば猪口

小さな植物は、テーブルの上や棚の上など、目に付きやすい場所に置くことが多いですよね。だからこそ、観葉植物の鉢カバーも、しっかりこだわっていきたいものです。

アンティーク 染付そば猪口 多肉植物

そこでおすすめなのが、そば猪口を鉢カバーにするアイディア。水にも強い陶器製であれば、ポットをそのまますっぽり入れて、そば猪口を水受け代わりに使っても問題ありません。

水栽培もおしゃれに、レトロガラス

アンティーク ガラス瓶

観葉植物を育てる過程では、剪定して切り落とした枝葉や、使い終わった食用のハーブを水に挿して根を張らせる、「水栽培」を行うこともよくありますよね。そんなときも、アンティーク雑貨を使えば、おしゃれさにこだわったインテリアにすることができます。水と相性の良い素材といえば、やはりガラス製品ではないでしょうか。

気泡や割れも楽しむ、レトロなガラス瓶

レトロガラス瓶

剪定で出てきた小さな観葉植物は、それを水に挿しただけだと、インテリアとしては物足りないこともありますよね。そんなときには、入れ物それ自体に存在感のある、ガラス瓶などを使うのがポイントです。

アンティーク レトロガラス瓶 一輪挿し

レトロなガラスといえば、ちょっとしたゆがみや気泡など、手作業のぬくもりが感じられたり、今のような完璧にクリアーでない独特の色合いもまた魅力の一つ。瓶だけでも絵になるところに、小さな植物を挿せば、可愛らしいインテリアになりますよ。

レトロな懐かしさが魅力、理科の実験器具

理科の実験器具 一輪挿し

理系インテリアが密かなブームの近頃。昔懐かしい、理科の実験器具のレトロな雰囲気と、そのユニークな形で、他のガラス製品にはない味わいを出すことができます。

ビーカーを使ってテラリウム風

フラスコや試験管を使って、一輪挿し風にしたり、ビーカーや薬瓶に土を入れて鉢の代わりにするのもおすすめです。ガラスの中の様子が見えるので、テラリウムに挑戦してみるのも面白そうですね。

 

センスの良い観葉植物インテリア。飾り方のポイント

部屋の隅にぽっかり空いた余白が気になる…。空間の寂しげな一角をおしゃれに埋めたいときは、まさに観葉植物の出番です。せっかくなら、センス良く飾るコツもマスターしたいですよね。続いては、観葉植物を使っておしゃれに空間を作るための飾り方のポイントをご紹介します。

大きめの植物で、余白を埋める

観葉植物インテリアで余白を埋める

大きくて存在感のある植物を、部屋の隅やテレビ台の隣など、余白が気になる空きスペースに置いてみましょう。余白を埋めるだけでなく、電化製品の無機質な感じを和らげたり、コンセントやコードなどの目隠しにも役立ちます。

テレビ台と観葉植物インテリア

ただし、大きな植物は、視線を集めやすくなります。鉢カバーにもこだわって、部屋の雰囲気に合うものを選ぶのも忘れないようにしましょう。

中くらいの植物は、台を使って高いところに

アンティーク ステップラダー

中くらいの大きさの植物の場合、床置きでは十分に存在感が出し切れません。そんなときには、台を活用して、視線の届きやすい位置まで上げるのがポイントです。

アンティーク家具と観葉植物

このとき、部屋の雰囲気に合う一台を選ぶのもポイント。ナチュラルならば木製スツール、メンズライクならば鉄脚スツール、視線の低くなる和室ならば豆ちゃぶ台など、インテリアに馴染むものを探してみてください。

観葉植物のおしゃれな飾り方

いくつかの鉢を集めて、高低差をつけて飾るのもおしゃれさを出すテクニックの一つです。

 ちょっと上級テクニック、「吊るす」と「垂らす」

ハンギングプレートを使ったグリーンインテリア

インテリアに動きを出したいときには、つる状の植物を使って「吊るし」たり、「垂らし」たりする上級テクニックにチャレンジしてみましょう。

つる状植物インテリア

上級といっても、それほど構える必要はありません。例えば、少し背の高い棚の上に鉢を置き、重力によってつるが下に伸びるのを、自然に任せて楽しむだけでも十分おしゃれになります。

アンティーク雑貨とエアプランツ

エアプランツをカゴなどに入れて吊るすと、モビールのような目に留まるインテリアにもなりますよ。

 

観葉植物を活かす、インテリアコーディネート

実際の部屋の中に、グリーンを効果的に取り入れるにはどのようなコツがあるでしょうか。ここで、観葉植物を空間コーディネートの中で活かす、実践テクニックもご紹介していきたいと思います。

観葉植物×ナチュラルインテリア

ナチュラルカントリー風インテリア

シンプルな雰囲気の中に、自然のぬくもりを感じられるナチュラルインテリア。ナチュラルにも相性の良いアイアンラックに、観葉植物を集めてみました。

アイボリーペイント アイアンラック

アイアンラックは、鉄の部分の色合いで、かわいらしくもカッコよくもなる、万能な家具。アイボリーやベージュ、グレーなど、淡い色を基本色にすると、やわらかい雰囲気にまとまります。そこに小さな植物を並べることで、さらにフェミニンな印象にすることができます。

観葉植物×メンズライクインテリア

十錦手瀬戸火鉢 鉢カバー

レトロなメンズライクなリビングに、瀬戸火鉢の鉢カバーを使った観葉植物を置いてみました。このお部屋のポイントは、和と北欧の組み合わせ。モダンなインテリアと和のコントラストが、意外にも相性が良いのです。

時代和家具と北欧ビンテージのリビング

黒×茶のシンプルで落ち着いたインテリアの中に、大きめな植物を選ぶことで、グリーンの存在感が際立ちます。

観葉植物×和モダンインテリア

アンティーク帳場格子と観葉植物

伝統的な和のテイストと、現代的な雰囲気が融合した和モダンなお部屋には、少し趣向を凝らして、観葉植物に帳場格子を合わせてみました。

アンティーク家具の和モダンリビング

伝統的なはずの格子模様は、改めて見ると意外にもモダンな印象。現代では使われなくなった古民具も、観葉植物を引き立てるおしゃれアイテムとして再利用してみるのもおもしろいですよね。

帳場格子(ちょうばごうし)…昔の商家で、帳場(帳簿を付けたり勘定をするところ)のまわりに立てていた低い衝立のこと。今ではあまり使われなくなった古民具ですが、アイディア次第でさまざまに活用できます。

観葉植物×大正ロマンインテリア

アンティーク箱火鉢 鉢カバー

独特の和洋折衷感を味わう大正ロマンのお部屋に置く観葉植物は、鉢カバーを、あえてグッと和風に寄せてしまうのも面白いかもしれません。

アンティーク家具と大正ロマンリビング

インテリアの中心に存在感のあるソファを置いて、その余白を埋める植物には、木製の箱火鉢を合わせてみました。ふとした瞬間に木目を楽しむ、さりげないおしゃれが魅力的です。

観葉植物×ジャンクなヴィンテージインテリア

アンティーク木箱と観葉植物

とにかくジャンクが好き!という方に特に人気の、ヴィンテージ家具をたくさん使った部屋には、アンティークの木箱を鉢カバーにした植物を置いてみました。

ジャンクなヴィンテージリビング

ジャンクといえば、錆びた金属など、古いものや傷んだものを集めて、独特のかっこよさを出したスタイル。でも、金属ばかりでは冷たくなりすぎてしまったときには、木をたくさん使って無機質感をやわらげるのがポイントです。ジャンクな雰囲気を壊さない、古い木材であれば、ラフさと温かさの両方を叶えてくれます。

 

観葉植物を室内で育てるときのポイント

インテリアとして観葉植物を取り入れるなら、室内で植物を育てるスキルもしっかり身につける必要がありますよね。手をかけているはずなのになぜか枯れてしまう…なんてお悩みをお持ちの方も、少なからずいらっしゃるかもしれません。よくある3つのお悩み、「変色」「根腐れ」「虫・カビ」を防止するポイントをお伝えします。

変色

水やりはきちんとしているのに、葉の色が黄色や茶色に変わってしまうことがあります。変色の原因は、乾燥による「枯れ」と強い日差しによる「葉焼け」。原因を知れば、対策が立てられます。

エアコンの風に注意!乾燥対策が必要

観葉植物の変色対策

観葉植物の葉に、エアコンの風が直接当たると、茶色く変色してしまうことがあります。これは、エアコンの風で葉の水分が急激に奪われることで、乾燥し、枯れてしまっている状態。水やりとは別に、霧吹きで水を吹きかけ、葉の水分が保たれるようにします。

多肉植物

また、可能であればエアコンの風が当たらない場所に移動したり、エアコンの風向きを調整するのが理想です。

強すぎる日差しもNG。季節の変わり目も用心が必要

観葉植物はカーテン越しの窓辺が適切

観葉植物の多くは、日本より温暖な気候が原産。本来は、日光を好むはずなのですが、それでも日光の当て過ぎが原因で「葉焼け」を起すことがあります。葉焼けは、葉が火傷をおこしている状態。強い夏の日差しは、直接当たらないよう、レースのカーテン越しに光を当てるなどの工夫が必要です。

観葉植物のハンギング

また、植物は、慣れた環境からの急激な変化に対応できません。季節の変わり目、例えば春になって、いきなり長時間日光に当てたりすると、同じく葉焼けを起すことがあります。環境を変える時には、ゆっくりと時間をかけながら、慣らしていくことが大切です。

根腐れ

水やりはきちんとしているし、むしろ手にかけているつもりなのに、なぜか元気が無くなったり、枯れてしまったり…。それは、むしろ手にかけ過ぎが原因の「根腐れ」かもしれません。

根腐れ…文字どおり、植物の根が腐った状態のこと。放置すると、植物が枯れる原因になります。

水のやりすぎは厳禁!タイミングは「土が乾いたら」

観葉植物のお手入れ

根腐れの原因は土が常に湿っていること。几帳面な性格の方こそ、毎日きちんと水やりをしてしまいがちですが、やりすぎは、かえって植物に負担をかけてしまいます。水やりのタイミングは、「土の表面が乾いてから」です。

観葉植物の水やり

少し慣れてくると、葉の様子の変化を感じ取ることができるようになります。少し乾いて元気がないな、と思ったらたっぷりと水をあげると良いでしょう。さらに受け皿に溜まった水はすぐに捨てるようにすることも、根腐れ防止の大切なコツです。

風通しの良い場所で、土を乾かす

窓辺の観葉植物

水やりを控えても、風通しの悪い場所に置いておくと、土の乾きが悪くなり、根の周りを蒸れさせてしまうことになります。空気の流れが停滞するような場所は避け、窓のそばなど、こまめに換気ができる風通しが良い場所に置くように心がけましょう。

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自然に生える植物には、晴れの日と雨の日があるように、「乾く」と「濡れる」が繰り返されるのが理想です。もしも場所選びが難しい場合には、市販の根腐れ防止剤を土に混ぜるのも効果的です。

虫・カビ

虫もカビも、原因となる菌や卵は風で運ばれて来たり、土の中に潜んでいたり…つまり、根本から排除することはできません。でも、注意するポイントさえしっかり押さえれば、発生を防ぐことはできます。

最大の敵は、余分な水分

多肉植物

カビや虫の発生する条件は、気温と湿度。特に、水のやりすぎで土が常に湿っていたり、受け皿に水が溜まったままになっていたりすると発生しやすくなります。予防のために大切なことは、風通しや日当たりの良い場所に置き、土が乾きやすい環境をつくることです。

観葉植物の水やり

風通しの良い場所とはいっても、エアコンの風を長時間当てると、かえって元気がなくなりますので、避けてください。また、根腐れの防止と同じく、水のやり過ぎにも注意が必要です。土が完全に乾いたら、水をたっぷりあげるようにしましょう。

必要に応じて薬剤を

観葉植物のお手入れ用具

いくら水やりに注意しても、環境によっては、湿気がこもりやすい場所もあります。そのような場合には、必要に応じて、市販の殺虫剤や防カビ剤を利用するのも効果的です。

 

植物のカビ虫対策

また、ホームセンターなどには、防虫性の高い土やカビの生えにくい土も販売されています。虫によっては、土の中の栄養を好んで発生してしまう場合がありますので、肥料を与えすぎないようにすることも大切です。

 

まとめ

インテリアのアイテムとして人気の高い、観葉植物。アンティーク雑貨を使えば、ひと味違ったおしゃれを楽しむことができるんです。おすすめ雑貨、飾り方のコツ、それから、コーディネートのポイントを押さえて、人に自慢したくなるような観葉植物のある暮らしに挑戦してみてくださいね。

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