満足のいくアンティークソファを買うために知っておきたい事

アンティーク全般

満足のいくアンティークソファを買うために知っておきたい事

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アンティーク ソファ

アンティークソファに描くイメージは、エレガント、高級感、といったところでしょうか。でももしかしたら、あなたが知っているアンティークソファはほんの一部分かもしれません。
現在もさまざまな形や用途のソファがあるように、アンティークにも幅広い種類が実はあるのです。せっかく気合いを入れてリビングの主役になるアンティークソファを買うなら、しっかりと「とっておき」を吟味した上で選びたいですよね。

そこで今回は、バラエティ豊かなアンティークソファを紹介するとともに、安心して使っていくために知っておきたいチェックポイントも合わせてお話ししていきますよ。

Contents

こんなにある!アンティークソファの種類とデザイン性を知ろう

用途や形によって細かく分類されているアンティークソファ。正式には「ソファ」と名付けられていないものも今回いくつか盛り込んでいますが、アンティークショップによって「ソファ」として販売されていたり、正式名で販売されている場合もあるため、少し面倒でも探す際はどちらの方面でも探してみるのがおすすめですよ。

クラシカルなヨーロッパのアンティークソファ

ヨーロッパ ソファ

贅を尽くした風貌が特徴のヨーロッパのアンティークソファは、用途によって様々な種類があります。私たち日本人からすると「これもソファ?」とちょっと驚くものもあるかもしれません。

ヨーロッパのアンティークはエレガントな雰囲気のものが主流ですが、その伝統的なデザインを現代的に落とし込んだヴィンテージ家具も多く存在しています。

歴史が古いものから順に、まずはヨーロッパのソファから伝統的な4種類をご紹介していきます。

クッション張りのベンチのような「セティ」

アンティーク セティ

セティとは、分かりやすく言うと”布張りのひじ掛け付き長椅子”のようなものです。現行品で見たことがある方は「こんな名前だったんだ」ときっと感じているかもしれませんね。

背もたれはクッション付きのものと美しい透かし彫りが入ったものがあります。実はソファは、セティが進化したことで誕生したもの。たしかにその華奢な見た目から、ベンチにも近いとも言える気がします。

贅沢に入れ込まれた彫り装飾や、金銀の糸を織り込んだエレガントな張り地から見ても分かるように、上流階級の人々が客間などに置いてもてなすのに使われたと言われています。

ソファとは違い、セティは本来背筋を伸ばして座る「椅子」に近いもののため、特に背もたれが木のタイプだとゆったり寄り掛かるのは少し無理がありますが、クッション付きのものであればソファと同じように使う事ができます。存在感がありつつも、細身のフォルムでソファよりもすっきり見せられるのがセティの魅力ではないでしょうか。

 背もたれがゆったりとした「ウィングバックソファ」

ウィングソファ

その名の通り、背もたれの形がまるで羽を広げているような「ウィングバックソファ」。高い背もたれ(別名:ハイバック)と、肉厚なクッションでしっかりと支えてくれるような座り心地が特徴です。

ウィングバックは形自体の事を表しているため、張り地の素材や装飾性なども年代によって様々ですが、ベルベッド(パイル地)や本革等を使って作られているものは、アンティークで多く見かける種類となっています。また、2~3人掛けだけでなく1人掛けのものもアンティークで入手が可能です。1人掛けのタイプは「ウィングバックチェア」と呼ばれていることもあるので、ネットで探す場合は気にしておくと良いでしょう。

羽がある分圧迫感も少なからずあるため、狭いお部屋にはあまり向いているとは言えませんが、中には少し小ぶりなものも作られているので根気強くリサーチしてみるのがおすすめです。

素材や装飾によって印象は異なりますが、そんなウィングバックソファにどっぷり影響を受けて作られているのが次に登場するソファになります。

高級感も存在感も抜群の「チェスターフィールドソファ」

チェスター フィールド ソファ

「あっ、何か見た事あるかも」とピンときた方も多いであろうこのアンティークソファ。伝統的なウィングバックチェアに影響を受けた「チェスターフィールドソファ」と呼ばれるソファです。そのインパクトのあるルックスで、度々海外ドラマ等でも使われたりしています。

写真を見ても分かる通り、革張りにボタン留め、そして鋲(びょう)が打たれたフレームがチェスターフィールドの大きな特徴です。またウィングバックの他に、背もたれの高さがフラットなタイプ(※)や、ロッキングチェアタイプのものがあり、いずれもアンティークで手に入れることが可能となっています。

高級感たっぷりな見た目のチェスターフィールドですが、味のある革張りのおかげで意外にもカジュアルなコーディネートにも相性良く使う事ができます。実際のコーディネート例は後ほどご紹介したいと思います。

※アームと背もたれで包み込むようなボックス型のソファを「クラブソファ」と呼ぶこともあり、この名前で販売されている事もあります。

体全身を休められる「シェーズロング」

シェーズロング

左右非対称でとても変わった形をしたこちらは、「シェーズロング」というあまり聞きなれないアンティークソファです。フランス語で”長椅子”を意味する名前にもふさわしく、座面の幅が体全身載せられるほど広く作られているのが特徴です。

イギリスやフランスのアンティークは部分的に背もたれが付いていて、通常通りソファとして使うか、アーム部分に寄り掛かり寝ころぶような形になっています。その一方で、ヴィンテージ~現行の海外ブランドなどのスタイリッシュなシェーズロングはフレームも細身で、ビーチチェアのように仰向けでゆっくり体をあずける”寝椅子”に重きを置かれたものが主流になっているので、デザインや使い勝手の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

こちらもチェスターフィールドにも見られたボタン留めや、光沢のある糸を含んだ張り地など、アンティークにはかなりゴージャスなものが多いので、お家使いよりもレセプションルームなど、来客をもてなすような空間で使う方が向いているかもしれませんね。

モダンで洗練された北欧ヴィンテージソファ

北欧 ヴィンテージ ソファ

これまでご紹介した豪華絢爛なイギリス・フランスアンティークとは、全く異なるデザイン性を持つ「北欧家具」。実はそれほど家具製作の歴史は長くはなく、古いものでも50~60年前に作られたヴィンテージ品となっています。北欧家具を探す場合、デザイナー名やそのデザイナーの製品を扱うメーカー名で探すことが多いようです。

長い暮らしで飽きのこないシンプルデザインと機能性が備わった家具が印象的な北欧家具ですが、それはソファにも言えることです。背もたれ、脚先まで徹底的に”線”にこだわった美しいソファが多いのが特徴ですが、簡素である事か、もしくは造形が美しい事のどちらを原点としたのかによって、よく見るとデザインに違いがあります。

北欧家具を牽引するデザイナーとモダンなソファ

デイベッド

北欧ヴィンテージのソファのデザイン性は、デザイナーによって異なるのが特徴です。そのデザイン性は大きく2種類に分けることができ、構造・機能美をベースに簡素なシルエットを追求したソファか、造形と機能の領域から生まれた、言い換えればモダンなオブジェのようなソファがあります。背もたれやアームに曲線を活かしたソファもあれば、脚がストンと直線に伸びたものなど、よく見るとデザイン性が違うことが分かります。

■簡素重視派のデザイナー

ボーエ・モーエンセン、ハンス・ウェグナー など

 

■造形重視のデザイナー

フィン・ユール など

一つの時代を築いた「巨匠」と称されることも多いため、現在でもデザイナーの名前でヴィンテージソファを探し出すことができますが、現地のアンティークマーケットでもほとんど出回ってないほどの人気で、日本の北欧ヴィンテージ家具を扱うショップでも30~70万程の高値で販売されたりしています。

ヴィンテージ以外でも購入する道はある?

ペーパーナイフソファ

流通に乗ることが少ない北欧のヴィンテージソファですが、新品でも購入する道はあります。
全てではありませんが、長きに渡ってヒットしたシリーズについては、メーカーが版権(著作権)を所有し、「正規品」として現在でも生産していることがあります。ヴィンテージ同様、ある程度値段は高価になってしまいますが、材質や加工技術もきちんと保証され、アフターケアも充実しています。

また、時折破格で売られているものも目にしますが、その多くは版権が切れたものを正規メーカー以外が製作した「リプロダクト品」と呼ばれるものです。ライセンス料がかからず、加工の省略や材質も安価で入手できるものを使用していることが低価格の理由です。外見は忠実に再現されていても、破損の際のアフターケアが付いていなかったり、物持ちが悪いことも場合によってはあります。金額的な面では大きなメリットはありますが、長年使うことを考えているのであればしっかりとした吟味が必要ですよ。

レトロな日本のアンティーク・ヴィンテージソファ

レトロ ソファ

日本におけるアンティークソファは、上流階級の家庭や公共施設など、西洋風の建築が広まるのと同じくして普及し始めました。また、一般家庭でソファが使われたのは戦後で、その当時のヴィンテージが出回っています。今回はよく見かける3種類をご紹介します。

和洋折衷な雰囲気が凛々しい大正ロマンのソファ

大正ロマン ソファ

ソファともベンチとも言えそうなこちらの洋風なアンティークは、実は日本製。先ほどご紹介した「セティ」にもよく似ていますよね。明治時代以降に富裕層の家庭や迎賓館など、贅を尽くした洋館建築に置かれていました。そのため入手経路も少なく、アンティークとしても希少価値が高いソファです。

アールデコを思わせる凝った透かし彫りを見ても分かるように、職人に作らせた特注品だったため、まったく同じデザインのものを見かけたことはほぼ無いとも聞きます。

ソファとしても心地よく使えるかどうかは、背もたれのタイプで分かれます。はしご状に木を渡したタイプもありますが、クッションが張られているタイプであればソファとして活かすことができます。

ただしソファほどクッションも厚手ではないのと、座面の高さもソファのように低くないため、ゆったりと腰を掛かけたい方にとっては不向きかもしれません。デザインと座り心地のどちらを重視するのか、きちんと考慮した上で取り入れるのがおすすめですよ。

日本版ミッドセンチュリーを思わせる曲げ木アームのソファ

和風 ソファ

「つ」の字を描いたようなアームは、日本のアンティークソファでよく見られるデザインです。家庭向けに作られたソファでしたが、それでも所有していたのはある程度所得のある家庭に限定されていたようです。2~3人掛けのもののほか、1人掛けのものも入手できます。

アメリカで流行したミッドセンチュリーを連想させるような湾曲したアームが特徴的ですが、どことなくフォルム全体は素朴にも見えますよね。まだ歴史が浅い当時の日本のソファだからこその洗練されすぎていないデザインが、良い意味で扱いやすく現代でも人気を集めています。張られている生地の種類にもよりますが、レトロコーディネートとの相性がとても良いのが魅力です。北欧家具や和家具など、色々なコーディネートと足し算がしやすいソファではないでしょうか。

※日本のアンティークソファのサイズは、住まいの広さや日本人の体形に合わせたためか、現代のソファに比べると少し小さめになっています。
たとえば当時の3人掛けは、今でいう「2.5人掛け」のサイズに近いものが多いようです。コンパクトな3人掛けソファとしてはおすすめですが、うっかり知らずに購入してしまった、なんて事が無いように、選ぶ際にはきちんとサイズをチェックしておきましょう。

華奢なアイアンがレトロなベンチソファ

アイアン ソファ

アンティークというほど古くないですが、今の時代にもすんなり馴染むヴィンテージもご紹介しておきましょう。どことなく見慣れた形のこちらは、古い病院の待合室などで使われていたアイアンのベンチソファです。

ただし、基本的にロビーベンチなため、リビングソファとして使うには十分な座面の奥行が取れないものや、背もたれの角度も直角に近いものが残念ですがほとんどです。深く寄り掛かりたい場合には正直なところおすすめできませんが、ダイニングと合わせたベンチソファとしては十分活用できます。ダイニングテーブルの幅と同じくらいのものを選ぶことだけ気にしておけば大丈夫です。

ジャンクスタイルなお部屋作りやメンズライクなインテリアにアイアンは欠かせませんよね。古びたアイアンの雰囲気がお好きな方は、ヴィンテージから探すのも手ですよ。

1人掛けのアンティークソファを探すポイント

1 人 掛け ソファ アンティーク

これまでご紹介してきたアンティークソファの多くは、2~3人掛けのものだけでなく1人掛けのものもあります。
1人掛けの場合、ソファではなく「チェア」と表記されていることもあるので、ネットで検索する場合はそちらも調べるのがおすすめです。たとえばこれまでご紹介したものでは、「チェスターフィールドチェア」や「アームチェア」などのように探してみると、複数人掛けのソファをかき分けることなく、1人掛けのものにすぐ辿りつけることもあります。

より多くから吟味するにはソファとチェアの両方で調べるに越したことはありませんが、一つの調べる指標になるはずです。また、北欧などのヴィンテージソファでも同様のことが言えるので、参考にしてみてくださいね。

こんな物は見つからないかも?日本とヨーロッパで違うソファのこと

まずは快適さを考慮し、現代のものから「このタイプがいいな」とある程度見定めた上でアンティークから探す方法もありますよね。ただ、私たちが当たり前に知っているソファが、アンティークではそもそも無かったり、また名前が違うこともあります。あなたが探していても出会えないのは、以下のことが原因かもしれません。

ローソファは日本から生まれたもので、アンティークでは存在しない

アンティーク ローソファ

通常のソファよりも座面が床に近い、また言い換えれば高めの座布団に座っているような「ローソファ」は、日本の”床でくつろぐ生活”から生まれたものであり、アンティークでは存在しません。また、この用途に近いものを今回探してみましたが、ここまで低いものは残念ながらなかなか見つけることができませんでした。

日本とヨーロッパにおける「カウチソファ」の違い

アンティーク カウチソファ

よく目にするカウチソファは、もとはヨーロッパ発祥でありアンティークで手に入れることもできますが、その見た目は私たちが日本で見かける形とは大きく異なります。

数人で腰を掛けたり、寝そべったりできることは定義として共通しているのですが、日本で見かけるものは、通常のソファをベッドのように肉厚にしたものであるのに対し、ヨーロッパでいうカウチソファは、この記事の最初の方でご紹介した「シェーズロング」のようなものを指します。

このように同じ名前でも国によって捉え方が違うことがあるため、これまでご紹介したソファの種類を参考に調べてみてくださいね。

安心して買うために。アンティークソファを選ぶ時に知りたい6項目

いくら今手に入らない素敵なアンティークとはいえ、きちんと今の暮らしで快適に使えないと意味が無いですよね。決して安くはない買い物で納得したものを選ぶためにも、事前に明確にしておきたい6つのポイントをお話ししたいと思います。

どんな「姿勢」で過ごしたいかイメージし、選ぶポイントを吟味する

アンティーク ソファ 選び方

先ほどもご紹介しましたが、アンティークにも様々なくつろぎ方ができるソファがあります。用途は「座る」であるのはもちろんですが、あらためてソファでどう過ごしたいのか、もしくはついやってしまう過ごし方をイメージして、使い心地ポイントの目安を立てておきましょう。

たとえば、左右にもたれて座るのであればアームが付いているもの、頭まで背もたれにつけたいのであれば背もたれが高いハイバックのもの…というように、ある程度目指す形を割り出すことができます。

ただし当たり前ですが、ソファは大きい家具である分、デザイン面でお部屋に与える影響も大きいもの。インテリアと使い心地の良い落としどころを吟味するため、買い物は長期戦になるかもしれません。根気強く吟味して、長年付き合えるソファを見つけ出してくださいね。

ソファはアーム付きかアームレスか

アンティーク アームソファ

まず見た目から入ると、単純にアームがあるだけでデザインにメリハリも生まれ、インテリアとしても惹きつけやすいのではないでしょうか。加えてアンティークのソファの場合、座面の消耗がひどいと張り替えてしまうこともあるため、アームが大事な「味」の残る部分になることも確かです。

実用面では、立ったり座ったりの動作がしやすかったり、また、もたれかかることができたり…と、あらためて言うまでもありませんが、私たち日本人にとってはアーム付きが慣れた存在でしょう。

一方でアームレスソファの中には、アームが無いことで視覚的コンパクトに見え、座面の幅も目いっぱい使うことができます。たとえば北欧のヴィンテージソファには、アームが無いことをデザインに活かしたものなども見られます。

アンティークに限らず、部屋を極力広く見せたい方はアームレスがおすすめですが、「アームがあって良かったな」と思うことのほうが正直多いはずですよ。

ぐらつきは修復済みか

ソファ メンテナンス

多くのソファは、フレーム部分が木でできています。座る位置も人それぞれであり、消耗の箇所も均一でないからこそ、長年の使用によるぐらつきはどうしても避けられません。アームと座面、または座面と脚の結合部分がゆるむことが主なぐらつきの原因ですが、そこがきちんと補修されているかどうか確認しましょう。実際にお店に足を運ぶことが可能な場合、以下のチェックを行ってみましょう。

  • 腰を掛けた際にきしみを感じたりしないか
  • 横に揺らした時にぐらついたりしないか
  • アームに体重をかけた時にぐらついたり、外れそうな感じはしないか

また、直接触れることができない場合は、ショップに確認をとるのがおすすめです。比較的安価に手に入るネットオークションなどのものは特に、最低限なリペアしか行われていなかったりするため、ある程度古い状態でも納得できる方、もしくは自分で修理することができる方でないと扱えない事もあります。
購入時は見逃せる程度の損傷でも、使っているうちに大きくなってしまう可能性があるため、やはりきちんとリペアを行っているショップから購入するか、もしくはリペアを承っているアンティークショップを見つけておくのがおすすめですよ。

今後も生地を張り替えずに使うのかどうか

ソファ 生地

当時オリジナルの生地も、アンティークのソファならではの魅力ですよね。ただ、消耗がひどく張り替えてしまう事も珍しくなく、運良くダメージの少ない状態で残っていたとしても、うっすらと座面部分の生地が汚れていたり、擦れていたりします。

一見生地の状態が良くても、座面の内部がすり減っている以上、後々交換が必要となるでしょう。バネが当たるような感触や、クッションの弾力性が低くへこむような感触が交換のサインです。

とりあえず張り替えていないものを購入するのか、もしくは購入時に張り替えてしまうのかきちんと冷静に考えておきましょう。ちなみに店頭に並んでいても張り替えがまだな場合、購入時に行った方が、送料面などの全体的なコストは後から依頼するよりも安く済むという事もあるので、検討材料の一つに入れてみてくださいね。

置こうとしている設置場所にサイズは合うか

ソファのサイズを決める時「座る人数」と「寄り掛かりの深さ」に注目しますが、その大きさが生活動線を塞がないかどうかも大切です。ソファ以外のインテリアをどうレイアウトするかにもよりますが、ソファを壁につけずに置く場合と、ソファを壁に沿わせて置く場合とで考えてみましょう。

■ソファの後・左右が動線で囲まれる場合

ソファ 配置

だいたいソファから壁、もしくはほかの家具への距離が60㎝は空いているのが理想と言われています。ただし空間の広さに余裕がある場合にのみできる方法であり、動線を確保するあまりに部屋を狭く見せてしまう可能性もあります。

■ソファを壁ぎわに置く場合

ソファ 奥行

置こうとしている場所の近くにドアや掃出し窓がある場合、幅や奥行が塞がないサイズが適切です。掃出し窓がベランダや庭への動線になっている場合は、少なくとも引き違いの片方だけは塞がないようにしましょう。

玄関?窓?自宅にきちんと入るか確認を

ソファ 搬入

ソファに限らず大型家具であると不安なのが搬入のこと。自分の気に入ったソファが見つかったら、必ず家の中にちゃんと入るサイズか確認しましょう。事前にショップへ問い合わせて搬入可能かどうか聞くのも良いですが、その際にショップから下記のことを確認されるはずなので、チェックしておきましょう。

  • 玄関の幅
  • 廊下の幅
  • エレベーターの入口の幅と室内の奥行・高さ(エレベーターで搬入する場合)

搬入経路のサイズがソファのサイズを下回る場合でも、斜めにしたりして運ぶことができることもあります。また、一戸建てで玄関の幅が狭い場合などは、窓から搬入を行うこともあるようです。ケースに応じて専門スタッフが対応してくれるので、まずは相談してみるのがおすすめですよ。

アンティークソファが主役のコーディネート実例

個性豊かなアンティークソファは、どのようにコーディネートを楽しめるのでしょうか?全体的に家具の調子を合わせたお部屋から、少し挑戦的なミックススタイルまで、幅広いコーディネート例をご紹介していきます。

チェスターフィールドソファで高級感溢れるレセプションルーム

ソファ エレガント

チェスターフィールドソファの高級感を活かすなら、やはり来客を出迎える空間に置くのが良いのではないでしょうか。この例では気品溢れるソファを、レセプションルームに活用しています。

肉厚なソファによってレセプションルームが手狭な印象にならないように、家具や雑貨をある程度絞っているのがポイントです。また、周辺の家具をチェスターフィールドの雰囲気に合わせつつ、上品で線の細いものをチョイスすると、軽やかさがきちんと残るコーディネートにまとまりますよ。

チェスターフィールドソファ×ジャンクでメンズライクにも

チェスターフィールド ソファ アンティーク

先ほどとは180度違う、こんなチェスターフィールドソファの活用アイディアもあります。一見毛色の違うジャンル同士を、質感で上手にまとめたメンズライクなリビングです。

アイアンラックの古びた質感と、味わい深い本革を合わせると、ジャンクな雰囲気に傾倒させることができます。また、センターテーブルとして取り入れたアンティークトランクが、実はお部屋の一体感を出すのに一役買っています。見ての通り、ボタン留めのソファとラフなアイアンラックでは装飾性に少しギャップがありますが、金具飾りが多めのトランクが良いつなぎ役になっています。

このように、ジャンルが異なるインテリアを組み合わせる場合は、クッションになる家具を一つは決めておくと部屋作りが楽になりますよ。

ウィングソファを使って和洋折衷にまとめるのもOK

ウィング ソファ アンティーク

静けさのある和と、華のある洋。正反対に思えるジャンルを組み合わせるコーディネートですが、ここでも互いのジャンルがアンバランスにならないようにするコツがあります。

ウィングソファでも、このように装飾が少なめのものを選べば、うるさい印象にならずに済みます。また、ピンポイントでハイカラな色を使用する大正ロマンのコーディネートは、トーンの濃い木製家具や、くすんだ色合いのファブリックインテリアを合わせるとまとまりやすくなりますよ。

ソファのステンレスフレームがアクセントの北欧×和ミックス

北欧 ソファ

北欧のソファを日本のアンティーク家具と合わせた例です。ソファの直線のフォルムを活かすために、建具には格子戸、また家具も直線が引き立つものを合わせています。また、ローズウッドのアームと和家具の色合いが秩序を取るポイントになっています。

こういったフォルムの北欧家具に関しては、インテリアの使う色を限定すると洗練された雰囲気にまとめることが可能ですよ。

北欧とレトロなアームソファがマッチしたリビング

昭和レトロ ソファ

日本のレトロな革張りソファと北欧インテリアで、線の美しさが目に留まるリビングです。ハンス・ウェグナーのYチェアとアームソファの曲線でモダンな雰囲気を演出しています。

先ほどのコーディネートでも和と北欧の相性が良いのはお分かりいただけたと思いますが、この2つに共通しているポイントの一つに、空間を引き締める黒などが使われていることが挙げられます。北欧のトレードカラーであるチーク材のオレンジを凛々しくまとめる方法としておすすめですよ。

ジャンクなアイアンフレームのベンチソファすっきりとまとめる

インダストリアル ソファ

木製のアンティーク家具とジャンクなヴィンテージインテリアを組み合わせたメンズライクなリビングダイニングです。アースカラーの座面にくすんだカラーの食器棚など、トーンが控えめのシンプルコーディネートにまとまっています。

ダイニングテーブルとソファベンチに細脚のアイアンのものを使用したことで、お部屋に開放感を上手に残しているのがポイントです。大きな家具による威圧感を少しでも軽減したいマンション等では特に、有効活用できそうな方法ですね。

静かな古家具の中に、当時ならではのファブリックがアクセントに

ソファ 和

木のぬくもりに包まれるような、日本のアンティーク家具を中心にまとめたコンパクトなリビングダイニングです。広さが限られた空間で、必要なサイズ分の家具を置き、効率よく住み心地の良い部屋に整えています。深みある茶色の中に、藍を連想するような張り地のロッキングソファが映えます。

また、一人暮らしのワンルームでもソファを置きたい場合、日本製のアンティークソファであれば今のものより一回り小ぶりに作られているので、目をつけておくのがおすすめですよ。

お好みのコーディネート像がぼんやり浮かんできたところで、より納得したものを買うために避けては通れないいくつかのポイントを、順番にご紹介していきたいと思います。

アンティークソファの価格は?

いくら気に入ったデザインのものが見つかっても、お財布との相談は必要ですよね。今回ご紹介したンアンティークソファの相場は以下のようになっています。目安として3人掛けのものと、1人掛けのタイプがあるものについてはそちらも調査してみました。

ヨーロッパのアンティークソファ

  • セティ

3人掛け…50,000円程度~400,000円程度

セティ 価格

背面までクッションが張られているタイプや、デザイン的に希少なものは価格が高くなります。また、フレームにマホガニーなどの高級材を使っているものも、高い傾向にあります。

  • ウィングバックソファ

1人掛け…80,000円程度~250,000円程度
2~3人掛け…150,000円程度~300,000円程度


ウィング ソファ 価格

1人掛けのものは、布張りで装飾があまり凝っていなければ100,000円以下のものも見つけることが可能です。基本的にウィングタイプは、アンティークのものでは2人掛けのものが多い傾向にあるようです。
※こちらの金額はチェスターフィールドソファを除いたものになっています。

  • チェスターフィールドソファ(ウィングタイプも含む)

1人掛け…100,000円程度~230,000円程度
3人掛け…150,000円程度~350,000円程度

チェスターフィールド ソファ 通販

現在もオーダーメイドで作っている会社があるため、見た目ほど高値ではないというのを感じました。アンティークに紛れて、30年程前のものなど使用年数が浅いものもあるようです。

  • シェーズロング

3人掛け…100,000円程度~700,000円程度

シェーズロング 価格

背もたれのクッションの面積や形、また装飾の凝り具合によっても金額が異なります。ロココスタイルの装飾が華美なものは特に、高値で取引されているようです。

北欧のヴィンテージソファ

  • 北欧ソファ

1人掛け…100,000円前半~500,000円以上
3人掛け…100,000円前半~800,000円以上

北欧 ソファ 価格

1人掛けであれば10万円程度から購入可能なようです。また有名デザイナーのシリーズなどは貴重なため、価格が高騰しています。

日本のアンティーク・ヴィンテージソファ

  • 大正ロマンのソファ

3人掛け…170,000円~250,000円程度

アンティーク ソファ 値段

背面やアームの装飾や、使っている木材によっても価格が異なります。基本的に特注品で同じデザインのものは無いため、希少価値が高いものとなっています。

  • 曲げ木アームのソファ

1人掛け…10,000円~50,000円程度
3人掛け(2.5人掛けも含む)…100,000円前半~150,000円程度

レトロ ソファ 通販

1人掛けは基本的に手頃なものが多いですが、安いものは座面の張り替えが行われていなかったりする事もあります。また、2.5人掛けのものは3人掛けと表記されていることが多いです。オークションなどでもっと破格で入手することも稀にありますが、リペアが甘かったりする事もあるため注意が必要です。

  • アイアンのベンチソファ

3人掛け…50,000円~100,000円程度

アイアンソファ アンティーク

このように木製でなくアイアンフレームのものは、アンティークほど古いものではないため、この価格から購入可能となっています。クッションの厚みや生地によって値段が変わります。

 

このように価格は希少性によってもピンキリです。また、オークションではラッキーであれば上記よりも安い金額で出会えることも可能ですが、本物のアンティークかどうか等は曖昧にされていることも多いです。大きな買い物であることは事実のため、慎重に選ぶ必要はありますね。

長く使っても大丈夫?アンティークソファの座面に注目

ソファ メンテナンス

いくらデザインが素敵でも、古いソファの場合はどうしても座り心地が気になりますよね。正直長年の使用により積み重ねられるのは良い面ばかりではありません。味わいだけでなく、家具としての消耗が進んでいるのが現実なので、購入前の状態チェックや、自分の許容範囲をあらかじめ分かっておくのが大切です。

貼り替えた方が良いかも?座った時の沈み込みチェック

ソファ 修理

アンティークソファでクッションの貼り替えを行っていないものは、基本的にスポンジの弾力が多少低下していると考えて良いでしょう。もちろん物による差はありますが、やわらかいものが多いと言われています。

座った際の沈み込みの種類は、主に以下のような3パターンに分けることができます。

  1. 柔らかく跳ね返りが少ない
  2. スプリングの位置が何となくずれている気がする
  3. スムーズなクッションの浮き沈みではなく、ベコッとへこむような感触がある

1に関しては、長年の使用による消耗のため、座り心地に不安が無い限りそれほど急がなくて良いでしょう。ただ、2と3についてはソファそのものの構造が体に合わない事から来ている可能性もあるため、最初にきちんと「これで良いかどうか」吟味を重ねておくことをおすすめします。

たとえば2のスプリングの位置にも見て取れるように、そもそも当時は、今ほど座り心地を追求されておらず、単純にそれが体に合わないことがあります。また、以前の持ち主の骨格に合わせてクッションが変形しているケースもあると言われています。

ただし状態が一概に悪いものではなく、座り心地の相性も人それぞれですので、できるだけ自分の体で確かめるのが最適ですよ。

長年使い込むとどうなる?張り地の違いによる経年の変化

アンティークに限らず言えることですが、張り地の種類や部位によって、擦れてしまったり汚れやすいのはある程度仕方ないでしょう。ただそれが、いい味として出るものもあるのがアンティークの良いところでもあります。

今回はアンティークでよく見かける3タイプに分けて、経年変化を見ていきましょう。

■本革の場合

革 経年変化

たとえばチェスターフィールドソファをはじめとするアンティークの本革ソファは、使い込むことにより深みのある光沢が生まれ、またところどころ色褪せた風合いが魅力です。ワックスによる手入れをすると色合いが変化するので、手を掛けることの楽しみがあるタイプでしょう。

■布の場合

布 経年変化

特に布に関しては摩擦や日焼けによる消耗を受けやすい素材で、アンティークの場合は手入れをこまめに行っていたか、使用頻度が少ないものでなければ、きれいな状態で手に入れることは少ないかもしれません。色褪せて古ぼけた感じがお好みであればおすすめです。

ベルベットの場合

スウェード 経年変化

短い毛足が敷き詰められた生地のため、体がよく触れる箇所は毛が抜けてしまっていることがあります。また、新品のベルベットは光沢があり高級感漂う印象ですが、長年使用すると色が少し褪せてやさしい雰囲気になりますよ。

このような生地の変化を「味わい」ととるか「劣化」ととるかはやはり個人差があります。実物を見て、事前に張り替えを行うかどうか判断した上で、購入するのがベストですよ。

また、購入後に張り替えを行う場合を含め、メンテナンス全般のことは次でご紹介していきます。

知っておけば安心!アンティークソファ購入後のあれこれ

購入したタイミングで目に留まる不具合が無くても、使っているうちに出てこないとは言い切れませんよね。もしもの時のために、メンテナンスの相談ができるショップを見つけておけば安心です。

メンテナンスはまずは購入したショップに相談を

ソファ リペア

お手入れの方法はもちろん、不具合が出てしまったら、まずは急がば回れで購入したショップに相談するのがおすすめです。アンティーク家具について熟知しているスタッフが、対処法や修理の流れについて最適なアドバイスをくれるはずです。

また反対に、アフターケアなどを行っていないショップで購入する場合は、修理を受け付けてくれる業者を別で見つけておく必要があります。現行品やアンティークに関係無く承っている業者もいれば、ある特定のブランド品などに限定して修理を行う業者もいます。

業者探しの手間や修理依頼の不安を少しでも取り除きたいのであれば、アフターケアまでしっかりしているショップでソファを購入するのがおすすめですよ。

クッション交換か生地交換か、張り替えの規模で費用が違う

ソファ 張り替え

先ほどお話ししたように、長年の使用でソファの座面がへたってしまう事は避けられません。購入前に張り替えを行わなかったとしても、長い目で見て後々交換する可能性は高いでしょう。

ただその際、張り替えの規模によって費用が異なることを頭に入れておきましょう。主な作業は「生地の張り替え」か「内部クッション材の交換」の2つです。生地自体の値段や内部の構造によって、必要な材料費や工数が決まります。

また、まず見積もりを発行してから修理の流れになるので、業者選定から修理にかかる日数などを踏まえると、それほど早くできるものではないことも覚えておきましょう。

扱っている生地も家具店によって違う

ソファ サンプル

ソファを買うショップや張り替え業者を決める際、「直してもらえるか」どうか以外に、「どんな生地で張り替えるのか」も含めて考えておく必要があります。というのも、生地によってソファの印象が大分変わるのはもちろんですが、ショップによって取り扱っている生地が異なるためです。

特に海外アンティーク・ヴィンテージの場合は当たり前ですが現地の生地を使用しているため、どこでも手に入るわけではありません。海外アンティークの専門ショップであれば生地を扱っている可能性が高いため、確認してみるのが良いでしょう。

ソファのお手入れ方法

長く使うためにも、こまめなお手入れやダメージをかけない使い方はとても大事になってきます。部位や素材に合わせたお手入れの方法を知っておきましょう。

座面のお手入れ

衣類や室内のほこりが、知らずしらずのうちに溜まる座面。ただ1回のお手入れはすぐに終わるので、週1回位は行うのが良いでしょう。

■布地のお手入れ

ソファ お手入れ

日頃のお手入れは、柔らかいブラシでブランシングを行えばOKです。もしそれでも取りきれない細部のほこりは、掃除機などを使って吸い込むと良いでしょう。

また、汚れてしまった場合は、シート用クリーナーを少量つけ、乾いた布でポンポンと叩けば軽い汚れは落ちます。ただ生地の材質によって色が抜けてしまったり、クッションまで汚れが染みついている場合は、その汚れが表面の掃除によって浮き出てしまう可能性もあるようです。

もし汚れ落としを行う場合は、ソファの様子を確認しながら行うのがおすすめですよ。

■本革地のお手入れ

ソファ 掃除

普段は乾拭きだけのお手入れで十分です。月に1度程度、レザーの種類に合う保護クリームで拭くと、表面のひび割れを防ぐことができ、光沢が戻ります。また、保護クリームは汚れをつきにくくしてくれるため、本革ソファの長持ちにも繋がりますよ。

また、汚れてしまった場合は専用のクリーナーで拭き取りを行いましょう。ただしこの時研磨材の使用は変色の原因になるので避けてくださいね。

■ベルベット地のお手入れ

ソファ ブラシ

短い毛で覆われている生地のため、柔らかいブラシでブラッシングして汚れを落としましょう。

もしも汚れが付いてしまった場合は、中性洗剤を薄めてガーゼなどに含ませ、摘み取るようにして拭き取ります。その後必ず表面に付着した洗剤を良く絞った布で拭き取り、乾いたガーゼ・布で水気を取りましょう。毛足の流れを整えて完了です。

アーム・フレームのお手入れ

アームやフレーム部分も、素材によってお手入れ方法が違います。素材が分からなくなってしまった場合はショップに確認した上で掃除を行うようにしましょう。

■木製部分のお手入れ方法

 木製家具 お手入れ

通常は柔らかい布による乾拭きで十分です。汚れが付いてしまった時は、固く絞った布で水拭きし、その後きちんと乾拭きして水分を取りましょう。

■スチール・アイアン部分のお手入れ方法

アイアン お手入れ

金属製のフレームの場合、高湿度の場所では錆びてしまう可能性があります。サビも風合いの一つですが、今の状態を維持したい場合やキレイに使いたい場合、空間の風通しが良くなるようにこまめに換気したり、ワックスを塗っておくとサビの進行を防ぐことができます。

もしサビが進行してしまった場合は、金属磨きなどで落とすことが可能ですよ。

最後に

古いからこその良い面・悪い面を知っておけば、自分にとって良いアンティークソファや、最適な付き合い方が見えてくるはずです。お部屋の主役となるソファ、きちんと納得いくものを選べると良いですね。

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