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アンティーク家具について

人気のイギリスアンティークチェア探しに役立つ、デザイン基礎知識

アーコールなどのイギリスアンティークのチェアを探していて気づくのが、背面の種類の多さ。似たようなデザインでも、ちょっと違うだけでいろいろな名前がついていることにも気づきます。
でも、ひとつひとつの名前の意味まで理解するとなると、なかなか難しいですよね。
18世紀後半イギリスで起こった産業革命に伴い、家具作りの可能性が大きく広がり、さまざまなタイプのデザインを持つチェアが生まれました。
今回はそんな数あるデザインの中でも、知っておくと椅子選びに役立つ、イギリスアンティークチェアによく見られる、デザインの名称をご紹介します。

アンティークな歴史あるデザイン、スティックバックチェア

スティックバックチェア
イギリスでもウェールズ地方や隣国アイルランドで古くから作られていた、スティックバックチェア。細い背棒(スティック)から成り立つ椅子はすべて、スティックバックデザインと言えるため、アーコールのチェアは、ほとんどすべて「スティックバックチェア」と言えるわけですね。
でも現在「スティックバック」と言うと、アーコール社が1950年代にデザインしたものを指すことが多いようです。この椅子は、一見とてもシンプルなのに、背もたれのカーブやお尻の形に削られた座面など、座り心地をしっかり確保した、おしゃれ設計となっています。

現代のチェアデザインに大きな影響を与えた、ゴールドスミスチェア

ゴールドスミスチェア
ゴールドスミス(鍛冶屋)と関係があるのかと思いきや、イギリス人劇作家オリバー・ゴールドスミス氏が所有していたことによりその名がついた、ゴールドスミスチェア。
200数十年も前のアンティークなデザインなのに、現代的なセンスを感じさせてくれます。北欧家具デザイナーのハンス・ウェグナーなど、イギリスだけでなく世界的な椅子のデザインに大きな影響を与えてきました。
スティックバックチェア同様、日本では特にアーコールのものが人気になっています。背面がとても高いので、頭まであずけてゆったりリラックスできますよ。

産業革命が躍進させた『曲げ木』技術、ベントウッドチェア

ベントウッドチェア
その名の通り、背面やアーム部分に『曲げ木』が使われているのが特徴的な、ベントウッドチェア。産業革命と共に、曲げ木の技術が発達し、簡単に大量生産できるようになりました。
ベントウッドチェアの第一人者と言えば、ドイツ人デザイナー、ミヒャエル・トーネット。彼の代表作『No.14』は、”家具史史上、もっとも売れた椅子”と言われるほどで、アンティークのベントウッドチェアとしてよく見かける標準型となっています。
イギリスアンティーク家具でもよく見かけるベントウッドチェアですが、ほとんどがチェコなどの中欧諸国で作られたものになります。

最後に

チェアの歴史を知ると見えてくる、椅子につけられた名前の由来や誕生秘話、興味深いですね。もちろんここで紹介した以外にも、コムバックチェアやボウバックチェアなどの椅子のタイプ名や、ファンバックチェアやスクロールバックチェアなどのデザイン固有の名称など、挙げたらキリがありません。
まずはいろいろな椅子を見て、お好みのものを見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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