西洋的な室内や家具の装飾と、独特の静けさ――。今回は、そんな古い洋館に漂う高級感と凛々しさを、和洋折衷なアンティーク家具で表現してみました。
洋館ような空間の開放感を残すために、飾るものを絞り込んだのが大事なポイントの一つ。そんな厳選したコレクションたちを、大正ロマンな収納家具たちで飾り立てました。訪れた人の視線を集めるガラスケースやコーナーテーブルは、飾ったものに目がいくように上品なものをあえて選びました。レリーフなどの装飾からは、洋の趣が感じられます。
ソファの後ろの壁まわりには、アールデコを思わせるアンティークを。扉のデザインが素敵な変わり型の本箱や、ステー部分がモダンなウォールシェルフが、落ち着いた空間を色濃く見せる要素になっています。
そしてリビングの中央には、当時の張り地をそのまま残したアンティークソファを。エレガントでもどこかレトロなデザインなこちらも、日本のアンティーク。西洋仕込みの和製アンティーク家具たちは、華やかさの中にどこか簡素さが同居する、独特の魅力を放ちます。
落ち着いた中にもどこか色気のある、大正ロマンが感じられる空間。いつでも凛々しく来客を迎えることができるリビングが出来上がりました。