和家具というと、重厚で渋いイメージを連想される方も多いかもしれませんが、中には上品で女性的な印象のものもあるんですよ。今回は、そんな和家具を使った、品の漂う和モダンダイニングのご紹介です。
まず注目したいのは、食器棚として使用している水屋箪笥。小振りなサイズで、お部屋に圧迫感を与えません。上部の引き戸にはクリアガラスが使われていて、お部屋が明るく感じられる効果があります。その他にも様々な意匠が施され、丁寧な作り込みを感じることができますね。
隣りに置いた収納棚は、千鳥の透かし彫りが特徴的です。そのレトロで上品な佇まいが、お部屋に上質な和の雰囲気を醸し出します。脚がついているおかげで足元に空間が生まれ、このように棚を2つ並べてもそれほど重々しさを感じません。
ダイニングテーブルとチェアはすっきりとしたシンプルなデザインのものを選んで、和家具のデザインが引き立つよう、ほど良く引き算しています。全体的に家具の木色のトーンを合わせることで、お部屋もすっきりまとまりますよ。
最後にお部屋のアクセントとして取り入れたのは、アンティークの衣桁と照明。存在感のある衣桁には、着物帯を飾って華やかな和のディスプレイに。照明は、明かりをつけていないときでも和の趣を添えてくれるデザインのものを選びました。
明るい色味の時代和家具でつくった、和モダンダイニング。上質な空気が満ち、ゆったりとした時間を過ごせそうですね。