自宅が仕事場を兼ねる場合、作業や打ち合わせ、休憩など、1つの空間を多用途に使うことが求められます。今回ご紹介するのは、自宅兼事務所のコーディネート。オンオフの切り替えやすさはもちろん、長い時間を過ごすからこそ、雰囲気にもこだわった上質な男前インテリアを目指しました。
インダストリアルな素材感にこだわった家具選び
今回は、アイアンや革といった素材感が印象的な、インダストリアルな雰囲気の家具をメインにコーディネートしました。ライトに照らされて、それぞれの家具の素材感やシルエットが一層際立ち、より無骨でかこいい世界観を作り出しています。
中央にはミーティングテーブルと作業台を兼ねる大きな鉄脚テーブルを置きました。最大6人まで座ることができ、パソコンや資料を開いて広々と作業することができます。チェアとしてスツールを使うことで、背もたれがない分、空間をすっきりとした印象に保つことができます。
両側から使えるオープンラックを間仕切りに
お部屋の奥には、オープンラックで仕切られた休憩スペースとワークスペース。こちらのオープンラックは、奥行が広く、両側から本やファイルなどを収納できるので、間仕切り家具としておすすめです。また、棚板は取り外しても使えるので、テレビやスピーカーなど大きな家電も置くことができます。アイアン素材は家電とも相性が良いので、インテリアの雰囲気を壊すことなく自然と馴染んでくれます。
実用もディスプレイも!絵になる収納棚を活用
休憩スペースの収納棚として使ったのは、ダークグリーンペイントのオープンラック。棚板の位置を動かして使えるので、収納するもののバランスを見ながらディスプレイを楽しめます。また、様々なサイズの本をきれいに収納することができるので、ぎっしりと詰めて使ってもインテリアの一部として見えるのがうれしいですね。
照明は1スペースに1つ以上がおすすめ
天井照明は、1つの部屋でも各スペースごとに設けるのがおすすめです。明るさの面ではもちろんですが、スペースごとに気持ちを切り替えやすくなります。さらに、デスクライトやスタンドライトなどの補助照明を使うと、空間に奥行が出て、よりムーディな印象に。板戸の陰影や、飾り棚に並べたコレクションが美しく浮かび上がり、ふとした時に癒しを与えてくれます。
最後に
自宅兼事務所という、気持ちの切り替えが重要な空間。間仕切り家具や照明などを使って、用途ごとに空間を分ける工夫を積み重ねることで、集中とくつろぎの時間がより快適になります。ぜひ参考にしてみてください。