「使わなくなった中古家具を買取してほしい」中古家具屋である私の元には、そんな相談が年間5,000件ほど寄せられます。
しかし、このうち買取できるのは10件中1〜2件ほど。つまり、みなさんが「売れる」と思っている中古家具は、実際には売れないことが多いんです。
これは、売れる家具と、売れない家具の違いがわかりにくいのが原因。多くの中古家具店では、買取対象品を掲げてはいますが、間口を広げるために「幅広く高価買取します!」と当たり障りのないことしか言っていません。
そのため、みなさんは売れない家具のために何日もかけて買取業者を探す羽目になったり、予想よりも大幅に安い価格を提示されてがっかりしたり、といったことが起きています。
「買取できると書いてあったのに騙された」「じゃあはじめからわかりやすく説明しておいてよ」と思いますよね。
なので、この記事では、中古家具の鑑定士である私の経験をもって、売れる中古家具と売れない中古家具を見分ける方法を、明確に包み隠さずお話ししたいと思います。そして、売れる中古家具を持っている方には、その家具をできる限り高く売る方法も解説します。
一部の方には、バッサリと希望を絶つようなことを言いますが、効率的にスムーズに家具を手放したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
中古家具の高価買取は幻想…!?現実では、高級家具以外ほぼ売れません
早速、夢を壊すようですが、中古家具が数千円〜数万円で売れるなんてことは、現実には滅多に起こりません。まずは、中古家具買取業界の現実をお話しします。
中古家具は処分費をかけて捨てるのが普通。安物の使い古した家具は問い合わせても無駄
使っていた中古家具を捨てずにリサイクルしようとすることは、とても素晴らしいと思います。しかしながら、ここで一歩立ち止まって考えてみてください。
中古家具の買取は、買い取った家具を再販することで初めて利益が出ます。そのため「赤の他人が使っていたその家具を、購入してまた使いたい」と思う人がいて初めて成り立つことです。
誰もが憧れるような高級ブランド家具、価値あるアンティーク家具などなら話は別ですが、何年も使って使用感があったり、そもそも新品でも安く販売されていたりすると、たいていの人は買う気が起こりません。
例えば、どの中古家具屋でよく買取を断られがちなのが、ニトリや無印良品といった大手メーカーのリーズナブルな量産家具。新品は人気が高いので、買取できそうと思うかもしれませんが、実際買取を依頼してみると大抵断られます。
格安で仕入れて安く売る、薄利多売タイプのリサイクルショップでなら買取できることがありますが、よっぽどコンディションが良ければの話です。それならフリマアプリなどで自分で売る方がまだ希望があります。
つまり、綺麗事なしで言ってしまえば、
安物の使い古した家具しか持っていないなら、買取は無理なので、自分で処分してください!!いくら粘っても無駄です!!
ということです。
使い古した家具は、残念ながら、処分費を払って粗大ゴミとして捨てるしかないんです。捨てるのはもったいない、リサイクルしたいと思っても、あなたや私たちの善意だけでは成り立たないんです!
なぜ単刀直入にこんなひどい言い方をしたのか、少し言い訳をさせてください。
私の元には、当店をゴミ屋のような扱いで「いらない家具をタダでいいから引き取ってくれ!」という電話がたくさん掛かってきます。いくらお断りしても納得されず、長々と引き取るよう説得してくる方もいます。
このような方は「自分だったらその家具を中古で買いたいと思うか」という根本的な質問を無視し、とにかく引き取ってくれと言ってきます。店舗に利益がないことがわかっていても、うまく言いくるめて処分させようとしてきます。なんとも話が通じません。
修理して再販して利益が出せる家具ならよろこんで買い取りますが、それらは当店で引き取っても、費用をかけて処分するしかないんです。こちらも商売なので、それは到底無理な依頼です。
買取できる中古家具は人気の高級家具のみ!需要が高いほど高価買取できる
では、実際、私が買取できる家具とはどういったものかというと、販売価格(購入した時の値段)が次のような価格帯のものです。
- キャビネット・食器棚などの収納家具 30万円以上
- デスク 20万円以上
- 椅子 5万円以上
- ソファ 50万円以上(※新品の状態に近いものなら30万円以上から買取できます)
- ダイニングテーブル 20万円以上
- サイドボード 20万円以上
なんとなくお分かりいただけたでしょうか。そう、いわゆる高級家具のみなんです…!
これらの価格帯の家具は、名高いブランド家具だったり、デザインや機能が優れていたり、希少価値の高い素材を使っていたりと、多くの方が憧れる家具です。「新品は手が届かないけど、中古でもいいから欲しい!」「最新モデルを中古でリーズナブルに手に入れたい!」などなど、欲しいと思っている方がたくさんいます。
これらの家具を持っている方、あなたの家具は特別です!価値あるものを選ぶセンス、それを購入できる経済力、そして捨てないでリサイクルしようという姿勢、すべてリスペクトします!!
ぜひ私の元へご連絡ください。他店よりも確実に高く買取いたします。
低価格帯の中古家具は、綺麗な状態ならリサイクルショップに望みあり。でも買取額は安い
そして、残念ながら上記の価格帯に当てはまらない中古家具をお持ちの方は、まず高価買取の望みは捨てましょう。
しかしながら、使用感がない綺麗な状態で、人気のある商品であれば、当店のような高級中古家具店ではなく、家具・家電・衣類などを幅広く買取している総合リサイクルショップなら買取できる可能性があります。
場合によりますが、買取価格は数百円〜千円ほどです。処分費をかけて捨てるよりはいいかな、というくらいの値段です。それでもよければ、総合リサイクルショップへ問い合わせてみてください。
総合リサイクルショップでも買取を断られてしまったら、もう買取してもらうことは諦めてください。粗大ゴミとして処分するか、どうしても売りたいなら、ご自身でネットオークションやフリマサイトなどで販売しましょう。
都合の良いことばかり言う買取業者には要注意!不用品回収を装って金目のものを奪う悪徳業者かも
「でも、無料で不用品回収をしてくれる業者がいると聞いたことがある!」という方もいるかもしれませんね。
ですが、そういう業者は警戒してください。ほぼ100%悪徳業者です!少なくとも私は、そんな業者に依頼して本当にタダで引き取ってくれたなんて話は聞いたことがありません。
彼らの手口はこうです。
「無料で不用品の回収をしています」「不用品の片付けをお手伝いします」などと言って、突然家を訪ねてきたり、電話をかけてきたりします。
「ちょうど処分したいものがあったんだ!」なんて思って依頼してしまうと、もう後には引けません。彼らは家に入った途端、態度を豹変させます。
あるケースでは、不用品をトラックに詰め込んだ後「この量だと処分費がかかるんです」などと言って、馬鹿高い費用を請求します。
また、他のケースでは「不用品の他に貴金属はありませんか?無料で鑑定します」などと言って貴金属を出させ、法外に安い金額で無理やり買い取ったり、盗んだりします。
彼らは、執拗かつ威圧的な態度で何時間も居座り、家に上げたら最後、自分の要求を通すまで帰りません。大抵の方は、心が折れてお金を払ってしまったり、貴金属を売ったことにしてしまいます。
また、なんとかその日は帰ってもらえたとしても、後日盗みに入られることもあります。金目のものを盗られてから警察に通報しても、必ずしもお金や品物が戻ってくるとは限りません。
そうです、ゴミ同然の不用品を無料で回収するなんていう、うまい話は存在しないんです。彼らは初めから、家に上がり込んで金品を奪うことが目的です。
悪徳な不用品回収業者は、相手にしないことが鉄則です。少し話を聞くだけでもダメです。「騙されやすいタイプ」と思われてターゲットにされてしまいます。インターフォンや電話で怪しい人が出たら、話の途中でもすぐに切りましょう。
もし、家に来られてしまったら、玄関のドアは開けずに、警察に通報するか、家族や近所の方などに助けを求めましょう。危険なので、一人で対処しようとはしないでください。
以上、中古家具買取の実態をお話ししました。 ここからは、買取できそうな中古家具を持っているという方へ、その家具をより高く売る方法を紹介します。
中古の高級家具を売るなら、ラフジュ工房へ!他店よりも高価買取できます!!
中古家具を高く売りたいなら、私(ラフジュ工房の岩間幸夫)へご依頼ください。
中古家具屋は、どの店舗も高価買取を掲げている中、何を根拠に…?と思うかもしれませんが、当店は本当に他店よりも高価買取ができます!
相見積もりで比べていただいても結構です。万が一、他店の方が高い場合はご一報ください。
当店が中古家具を高価買取できる理由
当店が他店よりも高く買い取れるのは、次のような理由があるからです。
日本最大級の中古・アンティーク家具オンラインショップを運営。販売力があるから高値を付けられる
真ん中が私(岩間)です
私は、日本最大級の中古・アンティーク家具オンラインショップである「ラフジュ工房」で取締役兼鑑定士を務めています。
当店の家具は、一般的な中古家具店と比べると決して安くありませんが、「ユーズド品とは思えない高い品質」「1点ものの中古家具でも常時4000点以上の品揃え」という2つの武器で、高い集客力と販売力を誇っています。
そのため、高く販売できる分、他社よりも仕入れにお金をかけられるので、高価買取できるんです。
反対に、販売に自信のない店舗だと、売れるかどうかわからない家具を高値では仕入れられないので、余裕をもって安い価格を提示されてしまいます。
「いやいや、高く売るにしても、できるだけ安く買い取るんじゃないの?」と思われるかもしれませんね。
しかしながら、中古家具店が長く存続していくためには、売り手と買い手のお客様、両者と信頼関係を築くことが大切です。できるだけ安く買い叩くぞ!と意気込んでいては、買取でのリピーターは期待できませんし、いずれ悪評が広がって、安定した仕入れができなくなってしまいます。
それに、私はもともと古い家具が好きで、その素晴らしさをもっと広めたいと思ってラフジュ工房をはじめました。価値ある家具にはしっかり適当な金額を支払いたいと思っています。自店の私利私欲のために、家具を安く買い叩こうとは思いません!安心してご依頼ください。
家具買取の知識・経験が豊富な鑑定士が価値をしっかり査定
私は、これまでに約3万点を超える中古家具を買取したベテラン鑑定士です。
ラフジュ工房の品揃えを見ていただけるとわかる通り、古今東西の多種多様な中古家具を買取してきました。家具と骨董品が大好きで、仕事でもプライベードでも、日々本物に触れ、審美眼や鑑定眼を磨いています。
中古家具の査定は、私のような家具や買取に関する知識・経験が豊富な鑑定士に依頼する方が、高価買取につながります!
なぜなら、未熟な鑑定士に当たると、鑑定に自信がなくて無難に安い金額を提示されたり、高級ブランド家具と気づかずに買取を断られてしまったりするからです。
「この時代、ネット調べれば大抵のことはわかるのでは?」と思うかもしれませんね。ですが、実際はそんなに簡単ではありません。
左が松本民芸家具・右が北海道民芸家具
例えば、現行モデルの家具で、明確にメーカーがわかっているものなら簡単ですが、買取を依頼いただく商品は、画像しか手がかりがなかったり、お客様がブランド名を間違って認識されていたりします(松本民芸家具と思っていたものが、実は北海道民芸家具だったなど)。
また、他にも、廃番品やカタログにない商品、特注品、希少なモデル、ロゴやシールがないものなどもあります。
その際、インテリアメーカーやブランド、シリーズ、モデル、デザイナーなど、幅広い知識があれば、画像をヒントにどこのどんな家具が見極めることができますが、知識や経験がなければ調べようがありませんし、めちゃくちゃ効率が悪いです。
加えて査定では、刻々と変化する価格相場も頭に入れておかなければなりません。特に希少なモデルや工芸家具だったりすると、買取の前例がなかったりしますが、相場や自身の経験をもって価値を判断しなければなりません。
そのため、知識・経験不足の鑑定士は、なんとなくマニュアルに従って査定しますが、それが正しいとは限りません。そして、本人も自信がないので、査定額は安くなりがち、というわけです。
ハイレベルな家具修理工房を併設!多少状態が悪くても幅広く買取できます
当店は、修理工房を併設していて、腕の良いリペア職人がたくさん在籍しています。そのため、多少ダメージのある家具でも、買取対象で修理できる家具なら、できるだけ高く買取します。
ブランド家具専門の中古家具店で、修理工房を持つ店舗は少数派です。なぜなら、ブランド家具は、修理することで価値が下がることもありますし、状態の良いものだけを買い取って、そのまま販売する方が、楽に大きな利益が出せるからです。
ただ、全く修理をしない店舗では、コンディションをかなりシビアに判断されるので、ちょっとしたダメージでも買取を断られたり、買取金額を大幅に下げられてしまう可能性が大いにあります。少々ダメージがある家具を売りたいなら、ぜひ私にご相談ください。
巨大倉庫があるので、幅広い中古家具を買取できる
当店の倉庫です!
中古家具店は、実は倉庫の大きさによっても、買取方法に差が出ます。
都会の中古家具店は、倉庫が狭いことが多く、保管場所に限りがあるので、できるだけ場所を取らず、利益が大きい家具を厳選して買取しようとします。
一方、当店は、広々とした倉庫を所有しているので、どんなサイズでも数が多くても、利益が出るものならなんでも買取できます。幅広く買取できる分、結果的に高価買取できることが多いんです。
当店は、私が生まれ育った茨城県北部の常陸太田市というところにあります。
ここは、とってものどかな田舎町で、土地代がとてもお手頃です。なので、現在、倉庫はなんと10棟(合計1,340坪)もあります。足りなくなれば、さらに増やすこともできます。
そのため、オフィスやホテル、店舗、公共施設など、大規模な買取案件も大歓迎。実績も多数あります。全国どこでも出張買取いたします!
さらに言えば、当店は倉庫、事務所、修理工房、撮影スタジオを一箇所に構えています。全国から家具を買い取り、全国へ向けて販売していますが、仕入れから販売まではワンストップで無駄なく運営しているんです。
家具の移動や保管などにかかるお金や労力、時間を極力抑えることで、買取という大事なポイントにお金をかけられます。
電話・LINE・メール査定ですぐに概算査定金額をお知らせ!スピーディな買取でお急ぎの場合も安心です
当店は、電話やLINE、メール、出張、持ち込みでの無料査定を受け付けています。それぞれの特徴をお話ししますので、お好きな方法でお問い合わせください。
ちなみに、査定に納得いただいた場合にのみ買取するという方針ですので、しつこい営業などは一切ありません。まずは見積もりだけという方も大歓迎です!
電話査定
TEL:090-2495-4483(バイヤー・岩間幸夫直通)
TEL:0120-719-556(固定電話)
電話査定では、私へ直接連絡いただくと、お手持ちの中古家具について、メーカーや購入金額、使用年数などを伺い、その場で概算の査定金額をお伝えします。後ほど、メールかLINEから画像を送っていただければ、より正確な査定金額をお伝えできます。
査定金額に納得いただければ、早速買取の日時を相談させてください。ご都合の良いタイミングで買取に伺います。お急ぎの場合、近場の方なら、当日中に伺うこともあります。
また、固定電話へ連絡いただくと、私か当店スタッフが電話に出ます。同じく、中古家具について伺ったり、メールやLINEから画像を送っていただいたりして、査定金額をお伝えします。
LINE・メール査定
メール:お問い合わせフォーム
※ご入力いただいたメールアドレス宛に、折り返し連絡いたします。現在、LINEは準備中です。
LINEやメール査定では、中古家具についての情報と画像を送っていただくことで、すぐに査定金額をお伝えできます。LINEだと最短5分、遅くとも1時間位で返信しますので、お急ぎの場合に便利です!
出張査定
出張査定では、私がお宅へ伺って査定します。お問い合わせいただいた際に、家具について簡単にヒアリングし、買取対象の家具をお持ちか確認してから出張いたします。
基本的には出張査定は、買取とセットで行うことが多いです。
持ち込み査定
店舗所在地:〒313-0114 茨城県常陸太田市箕町248-1
お客様がご希望されれば、持ち込みでも査定や買取を受け付けています。
当店としては出張費や配送料が抑えられるので、その分高く査定できますが、次のような大きなリスクもあるので、私としてはおすすめしていません。
- 家具の移動は専門的なスキルと多大な労力が必要で、傷付けずに持ち込むだけでも大変
- 苦労して持ち込んでも、配送中などに傷が付いてしまったら買取できない場合もある
- 聞いていたよりも状態が悪いと、買取できない可能性が高い
- そもそも予約なしで来られると買取対象外だったり、私が不在でどうしようもなかったりする
家具の扱いに慣れている方で、どうしても持ち込みを希望される方は、事前に必ずご予約のうえお越しください。予約時に、お持ちの中古家具が買取対象かどうか確認するため、ヒアリングさせていただきます。
査定や出張買取、運び出し、返品キャンセルなどすべて無料!査定のみもOK・秘密厳守
当店は、査定や出張買取、家具の梱包、部屋の養生、搬出、郵送買取時の送料など、すべて無料です!査定だけで買取には至らなくても、費用が発生することはありません。
また、出張・郵送買取いずれの場合でも、梱包や運び出しはこちらで行いますので、お立ち会いだけで結構です。安心してお任せください。秘密厳守で査定・買取させていただきます。
さらに、万が一、買取後に「売らなければよかった…」と後悔した場合でも、当店なら買取から1週間以内であれば、理由に関係なく無料で返品キャンセルができます!返送分の送料はお客様負担となってしまいますが、キャンセル料などは一切かかりません。
中古家具の買取業者は、基本的に査定後・買取前のキャンセルはOKでも、買取後の返品キャンセルは受け付けていません。ぶっちゃけて言うと、家具買取のキャンセルは、クーリングオフの対象外ですし、店舗に全く利がないため、受け付けないことにした方が楽なんです。
ですが、一部の業者はキャンセルできないことをいいことに、うまく口車に乗せて強引に買い取り、その後は返品キャンセルを受け付けない!ということもあります。なんとも乱暴でひどいやり方です…。
私はそんなことはしたくないですし、きちんとお客様に安心して納得して売ってもらいたいので、買取後の返品キャンセルという選択肢も用意しています。
ただ、私のように誠実な買取をしていると、いくらキャンセルOKとしていても、ほぼキャンセルになることはありません。これまでの15年の実績では2件のみです(理由は「家族に反対された」「なんだか寂しくなってしまった」など)。安心してご利用ください!
高価買取できる主な中古家具ブランドはこれ!その他ブランドをお持ちの方もお問い合わせください
さて、次は当店で高価買取できる主な家具メーカー、インテリアショップ、デザイナーを具体的にご紹介します。
また、ここにないブランド家具をお持ちの方も、はじめにお話しした通り、次の価格帯の中古家具をお持ちであれば、買取できる可能性があります。ぜひ私までお問い合わせください。
- キャビネット・食器棚などの収納家具 30万円以上
- デスク 20万円以上
- 椅子 5万円以上
- ソファ 50万円以上(※新品の状態に近いものなら30万円以上から買取できます)
- ダイニングテーブル 20万円以上
- サイドボード 20万円以上
海外メーカーのブランド家具
A | アルフレックス(arflex)・アルテック(artek)・アリアス(Alias)・アーコール(Ercol) |
B | ビーアンドビーイタリア(B&B Italia)・ブランズウィック(Brunswick) |
C | カッシーナ(Cassina)・カッペリーニ(Cappellini)・カールハンセン(Carl Hansen)・カサブランカ(Casa Blanca) |
D | ドレクセルヘリテイジ(DREXEL HERITAGE)・ドリアデ(driade)・デセデ(de Sede) |
E | イーセンアーレン(ETHAN ALLEN)・アイラーセン(eilersen)・エコーネス(Ekornes) |
F | フレデリッチャ(Fredericia)・ファセム(Fasem)・フリッツハンセン(Fritz Hansen) |
G | ジロフレックス(Giroflex)・ジープラン(G-PLAN) |
H | ハーマンミラー(Herman Miller) |
I | イノベーター(Innovator) |
J | ジョリス(Joris) |
K | ノール(Knoll)・カルテル(Kartell) |
L | リーン・ロゼ(Ligne Roset)・レーン(Lane) |
M | マルケッティ(Marchetti)・マッキントッシュ(Mackintosh) |
N | ナツッジ(NATUZZI) |
P | PPモブラー(PP MOBLER)・ポラダ(Porada)・ポルトロナフラウ(Poltrona Frau)・ポリフォルム(Poliform) |
R | リングメカニック(Ring Mekanikk) |
T | テクタ(TECTA)・トーマスビル(Thomasvill) |
V | ヴィトラ(Vitra) |
W | ウィルクハーン(Wilkhahn)・ヴィットマン(Wittmann)・ワーリングギロー(Warin Ggillow) |
Z | ザノッタ(Zanotta) |
カッシーナやアルフレックスなど、海外の高級インテリアメーカーの中古家具は、日本でも大変人気です。人気モデルで使用感のない綺麗な状態だと、数十万円で買取できることもあります。
国内メーカーのブランド家具
あ | 岩谷堂箪笥・秋田木工・イトーキ・オカムラ・イデー(IDEE)・ウッドユウライクカンパニー・エスティック(ESTIC) |
か | 軽井沢彫・加茂桐箪笥・家具蔵・カリモク・カンディハウス・柏木工・九州民芸家具・コスガ・カントリーハウス(三越家具)・神居民芸 |
さ | 仙台箪笥・シャルドネ(CHARDONNAY)・桜製作所 |
た | 天童木工・ドマーニ(domani)・たいへい家具 |
な | 永田良介商店・日進木工・日光彫・日向民芸 |
は | 飛騨産業(キツツキマーク)・北海道民芸家具・飛騨ダイネット・富士ファニチア・ペニーワイズ・浜本工芸・光製作所 |
ま | 松本民芸家具・マルニ木工・モリシゲ・幕傳・まさの工芸・モーダエンカーサ(moda en casa) |
や | 横浜ダニエル |
松本民芸家具や飛騨産業など、国内の老舗メーカーの高級家具は、中古でも人気が高く、高価買取が期待できます。キャビネットやソファなどの大型家具で状態の良いものは、数万円の値段が付くこともあります。
一般家庭で使っていた家具だけでなく、オフィスや店舗などで使っていた業務用家具も大歓迎です。まとめて売っていただける場合は、さらに高く買い取ります。
インテリアショップ
あ | IDC大塚家具・アクタス(ACTUS)・エイチエイチスタイル(hhstyle) |
か | カッシーナイクスシー(Cassina ixc) |
さ | ザ コンランショップ(THE CONRAN SHOP) |
は | ボーコンセプト(BoConcept) |
ま | モビリア(MOBILIA) |
や | ヤマギワ(YAMAGIWA) |
ら | ロイズアンティークス(Lloyd’s Antiques) |
どのメーカー品かはっきりわからなくても、上記のような高級インテリアショップで購入したものであれば、高価買取が期待できます。スマホで画像を撮影して査定をご依頼ください。
デザイナーズ家具
A | アントニオチッテリオ(Antonio Citterio)・アッキーレカステリオーニ(Achille Castiglioni)・アルネヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)・アルヴァアアルト(Alvar Aalto) |
B | ブルーノマットソン(Bruno Mathsson)・ボーエモーエンセン(Borge Mogensen) |
C | カトリーヌメミ(Catherine Memmi)・チャールズ&レイ・イームズ(Charles&Ray Eames) |
E | アイリーングレイ(Eileen Gray)・エンツォマリ(Enzo Mari)・エーロサーリネン(Eero Saarinen) |
F | フィンユール(Finn Juhl)・フローレンスノール(Florence Knoll)・フリッツハーラー(Fritz Haller) |
G | ジョージナカシマ(George Nakashima)・ジオポンティ(Gio Ponti)・ジョージネルソン(George Nelson) |
H | ハンスJウェグナー(Hanz Jorgensen Wegner)・ハリーベルトイア(Harry Bertoia) |
I | イサムノグチ(Isamu Noguchi) |
J | ジャスパーモリソン(Jasper・Morrison)・ヨーゼフホフマン(Josef Hofmann)・ジョエコロンボ(Joe Colombo)・ジャンプルーヴェ(Jean Prouve) |
K | カイクリスチャンセン(Kai Kristiansen) |
L | ルイスポースセン(Louis Poulsen)・ル コルビュジェ(Le Corbusier) |
M | マークニューソン(Marc Newson)・マルセルブロイヤー(Marcel Lajos Breuer)・マリオベリーニ(Mario Bellini)・ミースファンデルローエ(Mies Van Der Rohe) |
P | ピエロリッソーニ(Piero Lissoni)・フィリップスタルク(Philippe Starck) |
T | トムディクソン(Tom Dixon) |
V | ヴェルナーパントン(Verner Panton)・ヴィコマジストレッティ(Vico Magistretti) |
Y | 柳宗理 |
メーカーやブランドにかかわらず、上記のようなデザイナーが手がけた家具であれば、高価買取が期待できます。人気デザイナーの作品で、状態が良ければ、数万〜数十万で買取できるものもありますよ。
他社で断られても、ラフジュ工房なら買取できる中古家具
次は、上記のブランド家具以外で買取できる家具や、他社では無理でも当店なら買取できる家具を紹介します。次の4つをお持ちの方は、ぜひ私の元へご相談ください。
江戸時代〜昭和初期頃に作られたアンティークの中古家具・建具。ボロボロでもOK
私は、現代物の中古家具だけでなく、アンティークの家具・建具・骨董品の買取も行っています。江戸時代〜昭和初期頃までに作られたものなら、ノーブランドで、ボロボロの状態でも買取できます!
希少価値のあまりない家具だとだいたい数百円〜数千円、名のある民芸箪笥なら数千円〜数万円で買取できるものもあるんですよ。
一般的な中古家具店では、古い家具や建具は買取してもらえません。基本的に中古家具は、種類にもよりますが、購入してから7〜8年が買取できるボーダーライン。それよりも古い家具や、新しくても使用感がある家具は、修理やメンテナンスにはかなり手間がかかりますし、確実に売れるかもわからないので、買取されないんです。そのため、お金を払って処分するのが一般的です。
ですが、今日まで残っているアンティーク家具は、希少な素材が使われていたり、工芸技法が素晴らしかったり、歴史的価値があったりと、処分するには非常に惜しい家具。後世に残していくべき骨董品です。
当店が責任を持ってリペアし、次の使い手の方へ届けますので、ぜひ私の元へご連絡ください。当店のリペア職人の手で、風格のあるきれいな姿に蘇らせます。
ノーブランドの家具でも、良質な素材や作りが良質で状態が良いもの
左:屋久杉材製サイドボード 右:輪島塗の飾り棚
高級ブランド家具でもなく、アンティークでもないとしても、まだ望みはあります。ノーブランドの家具でも、希少価値の高い木材が使われていたり、工芸的に優れた作りであったりすると、買取できる可能性が高いです。
例えば、国産家具だと、屋久杉や欅材、黒柿材、唐木材などを使ったもの、海外製家具だと、マホガニー材やローズウッド材などで作られたもの。
技法としては、輪島塗や漆塗り、指物家具などだと、優れた高級家具である場合が多いです。
ただ、一般の方では判断が難しいと思うので、わからない場合は、画像をスマホで撮って私までご連絡ください。
搬出に手間がかかる大型の中古家具
一般的な中古家具店では、ドアから家具を搬出できず、窓から人力やクレーンで吊って下さなければならない場合、買取を断られるケースが多いです。
なぜなら、吊って下ろすだけでかなりの費用がかかる上、サイズが極端に大きいと輸送や修理、販売するのにも手間がかかり、採算が合わないからです。
当店の場合も同じ理由で、買取できないケースもあるのですが、100万円以上で購入した超高級家具の場合は買取を受け付けています。当てはまる方は、ぜひ私までご相談ください。
ブランドものの婚礼家具や桐たんす
左:府中桐箪笥 右:ドレクセルヘリテイジ(Old Worldシリーズ)
婚礼家具や桐たんすは、婚礼家具も購入してから月日が経ったものが多く、一般的な中古家具店だと買取を断られがちですが、当店なら買取できる場合があります。
当店で買取できるのは、例えば、桐たんすブランドでいうと加茂桐箪笥や府中桐箪笥など。洋家具ブランドでいうと、ドレクセル、カッシーナといった人気のブランド家具です。
また、ノーブランドでも、屋久杉や欅材など良材を使ったものや、輪島塗や漆塗り、指物家具などは買取できます。
婚礼家具や桐たんすは、ご自身のものや母親や祖母世代から受け継いだ大切なものでも、今の暮らしでは、置き場所に困ったり、使い道がなかったりして、売却を検討される方が増えているんですよね。
当店なら、買い取った家具をきちんとリペアして、また次の使い手の方へお届けできます。捨てるには気が引けるけど、持て余してしまっている…という方は、ぜひ私へご依頼ください。
高級中古家具をお持ちで、業者を比較検討したい方へ。良い買取業者・悪い買取業者の見分け方
さて、ここまで当店のことを中心にお話ししましたが、「自分の目で様々な業者を比較して、ベストな買取業者を見つけたい!」という方も多いかと思います。
そこで、続いては、買取業者の良し悪しを見分ける方法をお話ししたいと思います。
高級家具の買取では、業者選びが肝心です。ここで失敗すると
- 本来の価値よりも安く買い取られる
- まとめて売りたかったのに、高い家具だけ買い取られてしまい、残された家具は自費で処分することになる
- 売りたかった家具でなく、他の金目のものを買い取られてしまう
- 悪徳業者に引っかかり、窃盗や押し買いなどの犯罪に巻き込まれる
などなど、大変な目に遭ってしまいます。
私は、中古家具業界の表も裏も知っています。私だったら、こんな業者には依頼したくない、こんな業者なら信頼できる・高く買い取ってくれる、というポイントを整理しましたので、少し長くなりますが、失敗したくない方はぜひ参考にしてください。
中古家具買取業者を探す際にチェックすべきポイント
中古家具の買取を依頼するには、まずはネットで業者を探すことが第一歩です。買取業者は、どこも似た様な宣伝文句を並べていますが、次の7点をチェックすると違いが見えてきます。
飛び込み営業や電話営業をかけてくる不用品回収業者は危険。押し買いの可能性大
まず、大前提として、飛び込み営業や電話営業をかけてくるような不用品買取業者は避けましょう。
1章でお話しした、「押し買い」をする悪徳業者の可能性が高いです。こちらに都合の良い話ばかりを持ちかけてきますが、すべて嘘です。信用してはいけません。
もしくは、悪徳業者でなくとも、お客様から依頼が少なく利益が出せていない業者です。高価買取は期待できません。
優良な買取業者は、お客様からの問い合わせだけで手一杯です。タイミングよく営業がきたとしても依頼してはいけません。必ず自分から良さそうな買取業者を探しましょう。
買取スタッフの写真が掲載されているか?
ここからは、買取業者のウェブサイトで確認すべきポイントです。
買取業者は、実際に買取に来るスタッフがどんな人物かわかる業者の方が信用できます。
私の知る限り、誠実にお客様のことを考えて中古家具の買取をしている業者は、たいてい顔を出しています。業者を選ぶ段階でどんな人が来るかわかると、お客様に安心してもらえますし、依頼するハードルも下がるので、業務のプラスになるからです。私も長年顔を出して買取しています。
名前や顔を出していない業者がすべて悪!というわけではありませんが、例えば、ショップのサイトでは優しそうな女性スタッフが対応している画像を掲載していても、実際買取に来るスタッフは、強面で威圧的な人物という場合もあります。最悪なケースだと、押し買いするような悪徳業者が来ることもあります。
交渉に慣れている、誰が来ても冷静に対応できる、という方ならいいですが、そうでないなら、顔を出している業者の方が断然おすすめです。
出張買取の場合、支払い方法は当日現金払いか?
次は、買取が成立した場合の支払い方法について。出張買取を依頼する場合は、当日その場で金額を支払う業者を選びましょう。
というのも、後日振り込みするタイプの業者の場合「持ち帰って改めて調べてみたら、傷があったので買取金額が下がります」「新人が金額を間違って伝えてしまったようで、本当はいくらでした」など、いろいろと理由をつけて買取価格を下げる業者がいるからです!!
そうなると、もう家具は引き取られた後で、取り返すのも面倒…ということで、多少買取額が下がってもそのまま売ってしまう方が多いんです。なんとも悪質ですよね!
もちろん、すべての業者がそうではありませんが、出張買取は当日現金払いとしている業者が一般的です。そんな中、わざわざ後日振り込むという業者は、警戒するに越したことはありません。
ちなみに、郵送買取の場合は、現物を見てから査定額が確定しますので、到着後数日以内に振り込まれるのが一般的です。
私の場合は、少しでも安心していただけるよう、家具が到着したその日に査定、振り込みまで行うようにしています。
査定や出張買取にかかる費用は無料か?買取不成立でも無料か?
中古家具の査定や出張買取は基本無料の店舗が多いですが、業者によっては買取が不成立の場合はキャンセル料として費用を請求する場合があります。
当然、依頼するかどうかは申し込み時にはわからないので、買取不成立でも無料の店舗がおすすめです。
また、買取が成立した場合、他にかかる可能性のある費用としては、家具の梱包作業費、搬出経路の養生費、搬出費、輸送費などがあります。また、大量買取や大型家具の買取などで、人手が必要なプラス料金を請求される場合もあります。
当店の場合、そういったややこしい追加料金システムはありませんが、いろんな業者がいるので、どんな費用がかかる可能性があるか、念入りにチェックしておいたほうが安心です。
直営の販売店を持つ企業の方が高値を付けやすい
高価買取を狙うなら、直営の販売店があるかどうかもチェックしましょう。
中古家具の買取業者は、買い取ったものを自社の販売店で売るところもあれば、ネットオークションや古物市場などで販売しているところもあります。このうち、主にネットオークションや古物市場は、相場が安めなので、買取価格も安くなりがちです。
反対に、直営の販売力のある店舗を持っている企業だと、多少価格が高くても売る実力があるので、買取価格も自信を持って高く付けやすいです。
特にブランド家具は、中古とはいえ何十万という高額商品なので、査定で数万円の差が出る場合もあります。ご注意ください。
フランチャイズ店はロイヤルティが発生するため、買取価格が安い
買取業者の中でも、フランチャイズ方式で展開しているような店舗は避けたほうがいいです。
フランチャイズ方式だと、ブランドの看板に守られて、家具の知識がなくてもなんとなくの知識で営業ができてしまいます。家具の価値をきちんと見抜けない、自分の目利きを信じられないという、なんちゃって鑑定人が多く、自分が損しないような無難な価格しか提示できません。
また、フランチャイズ店だと、本部へのロイヤルティが発生するので、買取業者はできるだけ利益を出すために、安い価格を提示してきます。
彼らと比べると、買取から販売まで自店で完結していて、長年営業できている店舗の方が何倍も信用できます。
広告が多すぎる業者は買取価格が安い傾向にあり
中古家具の買取業者の中でも、テレビやネット広告をバンバン流している業者には要注意です。こういった業者は、大抵広告費を重視するあまり、仕入れにかけるお金を削減しがちです。できるだけ安く買取しようとされるので、高価買取は期待できません。
中古家具買取業者に依頼する際のチェックポイント
良さそうな買取業者を見つけたら、次は問い合わせです。問い合わせへの対応の仕方によって、さらに良さそうな業者を絞りましょう。チェックポイントは次の5点です。
買取の問い合わせに対するレスポンス(返信)が早いか?
まず、中古家具の買取について問い合わせた際、メールやLINEなどへのレスポンスが早い業者がおすすめです。
優良な買取業者は、問い合わせに対する返信が早いです。中古家具業界は、査定から買取までスピーディに進められるほど成約率が上がるので、きちんと安定して利益を出している店舗は、人を十分に配置し、体制を整えているからです。
レスポンスが遅い業者は、おそらく鑑定士は出張中で、その他に対応できる人もいないという状況。人手不足なので、買取までの対応も時間がかかるでしょうし、買取額もできるだけ安く、ギリギリのラインで提示される可能性大です。やめておいた方がいいでしょう。
高価買取を謳って、すぐに査定や買取に来ようとする業者は危険
問い合わせをした際、すぐに家に買取に来ようとする業者も要注意です。他社と比較される前に安く買い取ろう、冷静に判断する隙を与えずに買い取ろう、という考えが透けて見えます。最悪のケースだと、とりあえず家に上がりこんで金目のものを買い取ろうという悪質業者かもしれません。
本当に高価買取してもらいたいなら、業者を家に呼ぶのは、2〜3社にメールなどで見積もりを依頼して、冷静に比較してからにしましょう。
特に、実物を見る前に「これは◯万円で売れます!」とかなり高い金額を言い切って、すぐに買取に来ようとする業者は、ろくな業者がいません。電話やメールなどで事前にお伝えできる査定額は、あくまで概算で、画像で見るよりも状態が悪かった場合、価格が下がる可能性もあるからです。
それらを説明せずに、急な出張買取をしようとする業者はやめたほうがいいです。
電話やメール・LINE査定を依頼。概算査定額からどれくらい価格が下がる可能性があるか聞いておく
先に触れたとおり、電話やメール・LINE査定は、概算の金額なので、状態によってどれくらい安くなる可能性があるか、事前に確認しておきましょう。
誠実な買取業者であれば、価格について詳しく聞いた際、面倒くさがらずに、価格が下がる可能性や査定の根拠をしっかり説明してもらえます。
ブランド家具の買取では、聞いていたよりも傷や汚れ、使用感があると、大きく査定額が下がる可能性もあります。中古のブランド家具は、高くても新品に近い状態のものを欲しがる人が多いため、使用感があるものは売れないからです。
特にソファは、へたりや擦れなどの使用感があると、いくら人気の商品でも買取できない場合があります。
出張買取の前に買取スタッフと電話で話す。人柄や専門性を確認
中古家具の査定や買取を依頼する際、はじめはメールやLINEでもいいのですが、1度は実際に買取に来るスタッフと電話で話すのがおすすめです。人柄や専門性をできるだけ確かめましょう。
中古家具の買取業者は、基本的に客商売なので愛想の良い人が多いですが、まれに押し買いするような悪徳業者がいたり、威圧的な態度で交渉して安く買い取ろうとする業者がいたり、良い家具がないと不機嫌になったりする業者がいます。
電話だけで人柄を読み取るのは難しいですが、全くどんな人が来るかわからずに、家に呼ぶよりはマシです。家に呼ぶと、どうしても買取業者のペースになりやすいので、できるだけ不快な人は事前に避けるよう努めましょう。
また、中古家具の買取では、事前に家具の情報について詳細を質問されます。その際、こちらからも家具について質問しましょう。
例えば、そのブランドやシリーズについて詳しく聞いてみたり、査定のポイントを聞いてみるのがおすすめです。こうすると、きちんと知識のある鑑定士ならスラスラと質問に答えられますが、知識や経験が浅いと、口ごもったり、ごまかされたりします。
そんな鑑定士だと、正しい査定はできませんし、安く査定される可能性大です。やめておきましょう。
また、しっかり知識や経験を身につけている鑑定士は、もともと中古家具が好きな人が多いです。私もですが、そういう人は、価値あるブランド家具を安く買い叩くのではなく、家具やお客様に敬意を払って、適正な価格をきちんと払おうとします。そういう意味でも、鑑定士の専門性は重要な判断要素です。
一度に多数の買取業者を呼びすぎない。押し買いに遭う可能性あり
中古家具を買取では、業者と何度もやり取りするのが面倒で「とりあえず何社か査定に来てもらって、その場で売るか判断しよう」という方がいます。
たしかにそれだと効率が良さそうに感じますが、私の経験上、この方法は全くおすすめできません!
なぜかというと、まず1つは、多数の業者を呼ぶことで、押し買いに遭う可能性が高くなること。2〜3社に厳選して依頼すれば、悪徳業者を選んでしまう確率は低いですが、5社、6社と連絡を取ってしまうと、悪い業者を選ぶ確率が上がります。
しかも、あなたは高級ブランド家具を持っている、経済力の高い方です。他にも金目のものを持っていると思われて、押し買いや泥棒のターゲットにされてしまうかもしれません。査定の問い合わせだけでも、個人情報を渡すことになるので危険です。
2つ目の理由として、とりあえず業者を呼ぶと、他社の査定額を聞く前に、早く見積もりに来た業者に売ってしまうことが多々あります。
なぜかというと、買取業者は、買取のプロなので非常に交渉慣れしています。多数の業者を呼んだとわかると、冷静に判断する隙を与えずに、自社に都合の良いように買取を済ませようとします。
そうなると、大抵の方は断るのが面倒になったり、セースルトークを信用して、結局売ってしまうんですよね。これでは大きく損する可能性大です。
こうならないためには、面倒でも事前に家具の情報や画像などを送り、概算の査定額を聞き、買取スタッフの人柄や専門性を鑑みて、より誠実に高く買取してくれそうな業者を見極めることが大切です。そして1番良いと思った業者を、1番に家に呼びましょう。
この方法なら、1社目で決めたとしても一番高い査定額だった可能性が高いですし、納得いかなければ、一旦断って2番手の業者を呼べばOKです。2社目、3社目と査定を聞いて、やっぱり1社目が良かったと思えば、また1社目に依頼すればいいんです。
ちなみに、私も一度断られた買取で「やっぱり買い取ってほしい」と言われることが多々あります。みなさんは少し気まずいかもしれませんが、買取業界ではよくあることですし、最終的に選んでいただけたことは誇らしいことです。
納得のいく判断をするためにも、焦らず1社ずつ呼ぶことを心掛けてください。
中古家具を実際に査定・買取してもらう際のポイント
さて、次はいよいよ、買取業者を家に呼んだ際に確認すべき点です。これまでのポイントに沿って業者を選んでいれば、もう成功は目前です!あとは、次の2点に気をつけてください。
悪質な押し買い業者を見分けるため、名刺をもらう
まず、業者が家に来たら、名刺をもらいましょう。大半の業者は挨拶代わりに自ら名刺を渡しますが、意図的に名刺を渡さない業者であれば、要注意です。
特によく業者を下調べせずに呼んでしまった場合は、会社名や連絡先などを聞き、その場で怪しい業者でないかネットでリサーチしましょう。何か怪しいと感じれば、すぐに帰ってもらってください。もし、帰らずに居座るようであれば、警察へ連絡しましょう。
悪徳業者が名刺を渡さないのは、連絡先などの手がかりを与えないためです。違法な買取をして、後で警察へ通報されても、手がかりがなければ足がつきません。結局、奪われたものは戻ってこない可能性が高いです。
返品キャンセルしたくなった時のため、買取伝票をもらう
無事に中古家具を買取してもらうことになったら、買取伝票をもらいましょう。
買取伝票とは、買取品目や数量、単価、買取金額、買取業者の連絡先などが書かれた、領収書のようなものです。お客様自身も氏名や住所などを書き込み、お客様と業者それぞれが保管します。
もし、買取後に返品キャンセルしたくなった場合、キャンセル可能な店舗なら、買取伝票をもとに返品や払い戻しができます。
その場では納得した買取だったとしても、数日後に買い戻したくなる可能性もゼロではありません。少なくとも1週間ほどはそのまま保管しておくことをおすすめします。
買取業者の見極め方は以上です。次は、できるだけ高く売るコツや買取前に準備することを紹介します。
中古の高級家具をできるだけ高く売る方法。本当のことだけを紹介
中古家具の買取では「こうすれば高く買取できる!」というコツが色々と紹介されていますが、私からすると、有効なコツは実は次の4つだけです。高く売りたい方は、これだけ頭に入れておいてください。
売りたい中古家具を専門的に買取している業者を探す
中古家具を高く売るのに最も大事なコツは、売りたい中古家具を専門的に取り扱っている業者を探すこと。専門性の高い中古家具店ほど、その家具の価値を正しく鑑定でき、そのジャンルの販売にも強いので、自信をもって高い価格をつけられます。
反対に、高級ブランド家具を安価な総合リサイクルショップに売っても、その店舗の客層とは合わないので、高い値段では買い取ってもらえません。
そのため、業者を選ぶ際は、その業者の買取実績や販売サイトの取扱商品、価格帯などを確認し、できるだけ近いジャンルのところに売るようにしましょう。
また、引っ越しや遺品整理などで、家具や小物などまとめて買取してほしいという場合でも、はじめから買取品目が幅広い総合リサイクルショップに依頼するのは損です。
中古家具は中古家具業者、貴金属は貴金属業者など、それぞれのプロに依頼し、残ったものを総合リサイクルショップに依頼する方が、結果的に買取額が高くなる可能性大です。
総合リサイクルショップは、幅広くなんでも高く買い取るように宣伝していますが、実際鑑定はとてもシビアで、利益の出しやすいブランド小物や貴金属などしか買い取ってもらえなかったり、最低限の価格を提示されたり、買取不可の中古家具は処分費を請求されたりします。
前章でもお話ししましたが、買取業者はみんな口がうまいので、一度依頼すると断るのは至難の業です。たいていの方は「思ったよりも安いな」と思っても、うまく説得されてその場で売ったり、「これはどこに持ち込んでも売れませんよ」などと言われて処分費と手数料を払って引き取ってもらったりしてしまいます。それではもったいないですよ!
まとめて売ると、買取費用を抑えられるので、価格を高く付けやすい
2つ目のコツは、できるだけ中古家具をまとめて買い取ってもらうこと。
買取業者は、中古家具をまとめて買取できると、手間や費用を抑えることができるうえ、良い案件を他の業者に取られたくないので、浮いた費用分をできるだけ査定額に上乗せして提示します。なので、1点1点売るよりも、高く買取してもらいやすいです。
そのため、売るか迷っている家具やほとんど使っていない家具があれば、同じタイミングで売る方がお得です。特にブランド家具は、使用期間が長くなるほど、価格が下がったり買取不可になったりするので、迷っているなら早く売ることをおすすめします。
手間や破損リスクを気にしないなら、自分でオークションやフリマサイトで売るのもあり
もし「売ろうと思っていた家具が、予想よりも安く査定されてしまった…」という場合は、ヤフオクなどのオークションサイトや、メルカリなどのフリマアプリを使う方が高く売れる場合もあります。自分で価格を付けられるので、納得して売れるのがいいですよね。
ただ、高く売れるのは大きなメリットですが、当然デメリットもあります。主には次の点です。
- 出品作業や買い手への連絡、配送の手配など、手間がかかる
- 売れるまで時間がかかったり、結局売れなかったりするので、引越しなど期限がある場合は不向き
- 家具が配送中に破損した場合、売り手が対応しなければならない(修理保証の有無は保険に入っているかなどによります)
- 商品の状態などで買い手とトラブルになる可能性もある
中古家具は、配送中についたちょっとした傷や、自分では気づかなかった匂い、汚れなどが原因でトラブルが起きることがあります。中古家具販売のプロである私たちでも、家具の状態や匂いなどで、稀にクレームが入ることもあるので、慣れていない方ならなおさらです。
手間をかけたくない、スムーズに早く売りたいという方は、多少買取価格が安くとも中古家具店に売る方がおすすめです。
「買取強化キャンペーンの対象としている店舗を選ぶ」はウソ。ほとんど変わらない
中古家具を高く売るコツとして「買取強化キャンペーン中の店舗に売る」というのをたまに目にしますが、これはただのセールストークです。
いつも高価買取の努力をしている店舗なら、一定期間だけ10%、20%と買取額をアップさせることは不可能です。こういった店舗は、そもそも通常の買取価格が安いことが多いので、むしろ避けたほうがいいです。
ただ、どんな家具の買取を強化しているかチェックするのは、その店舗の専門性を見極めるのに有効です。特に中古ブランド家具店だと、買取に力を入れているブランド名をピックアップして紹介しています。それらに当てはまる家具を持っていれば、相性が良いいので、高価買取が期待できる中古家具屋だと言えます。
中古家具の買取前にやるべきことは3つだけ。余計な手入れは必要なし
中古家具の買取を依頼するにあたっては、次の3つのことを準備しておきましょう。これで、効率良く査定・買取を依頼できます。
中古家具の付属品(消耗パーツや保証書・IDカードなど)を揃える
まずは、中古家具の付属品を探しましょう。付属品は、消耗部品(予備のネジやキャスターなど)や保証書、説明書、商品の識別番号が書かれたIDカードなどがあります。
付属品は、場合によっては高く買取してもらえますし、価格に影響しなかったとしても、家具の正しい情報がわかるので、スピーディに査定が進みます。
中古家具の査定で聞かれるであろう情報を整理(ブランド・シリーズ・色・購入金額・店舗・由緒・使用年数・状態・搬出方法など)
次は、中古家具の査定で必要となる情報を整理しておきましょう。電話やメール・LINEなどで聞かれるので、前述した保証書やIDカードなどを手元に準備しておくとスムーズです。
- メーカーや家具の種類
まずは、どのメーカーのどんな家具かを聞かれます。
わからない場合は、その旨を伝えましょう。画像などをもとに、ロゴの場所やメーカーの見分け方など、確認方法を案内されます。 - ブランド・シリーズ・色
ブランドやシリーズ名、色などもわかる範囲で伝えましょう。中古家具は、同じメーカー品でもシリーズや色などによって買取価格が異なるため、詳細が分ければわかるほど正確な査定ができます。 - 購入金額・購入店舗
購入金額や購入先もブランドの種類や、正規品かどうかなどを特定する上で重要な情報です。わかる範囲で教えてください。 - 由緒(手に入れた経緯など)
自分で購入したものでなく、誰かから譲り受けたものの場合は、どういう経緯で手に入れたのかも大きなヒントとなります。
例えば「開業医をしていた祖父が使っていた家具で、詳しくはよくわからないけれど、高級品だと聞いていた」など。こういった情報があれば、たとえメーカーやブランドがわからない家具でも買取できる場合があります。できれば、事前にご家族や関係者の方に、家具の由緒を聞いてみてください。 - 使用年数や状態
使用年数は、家具の状態を予想するのに役立ちます。
もし、使用年数が長くとも、別荘に置いていてほとんど使っていないなど、特別な事情があれば、買取価格が高くなる可能性があります。合わせて伝えておきましょう。 - 搬入する際に苦労したか
家具をどうやって搬入したかは、搬出方法の参考になります。もし、吊り上げて窓から運び入れたなど、搬入に苦労したケースだと、搬出でもコストがかかるので、それを考慮して査定されますし、採算が取れない場合は買取不可となる場合もあります。あとで面倒なことにならないよう、査定の際に伝えておきましょう。
手持ちの中古家具の価格相場をリサーチ。買取相場を予測する
中古家具の情報を整理できたら、実際に査定を依頼する前に、自分で価格相場をリサーチしておきましょう。
相場を正確に調べるのは、かなり難しいことですが、ブランドがはっきりしていれば、ある程度予想できます。予想がつけば、その価格を参考に売るかどうかの判断がつきやすくなります。
調べる方法は、メーカーやシリーズ、モデル、色など、全く同じ家具の中古の販売価格をリサーチし、その2〜4割を買取価格の目安と考えます。
販売価格は、中古家具屋のオンラインショップや、ヤフオクの過去の落札価格などを参考にしてみてください(全く同じ中古家具が見つからない場合は、新品の販売価格の約5〜10%を中古の買取価格の目安としましょう)。
例えば、カッシーナの中古ソファで、同じモデル、同じようなコンディションのものが、30万円で売られていたとしたら、買取価格はその2〜4割である6〜12万円と予想できます。これで査定を依頼し、3万円なら安すぎる、8万円ならまあ妥当、12万円なら非常に高いと判断できます。
ただし、全く同じ家具の例がない場合(似たデザインでも型番が古い、同じ商品でもコンディションが違う、同じような家具でも技法が違うなど)は、販売価格が異なりますので、参考になりません。また、ヤフオクはオークションごとに相場がマチマチで、取引数の多い家具でなければ、あてにならないことも多々あります。あくまで参考程度に考えておきましょう。
例えば、自分では6〜12万円と予想したソファでも、2〜3社に依頼して、どこからも2〜3万円と査定されたら、概ねそれ以上高くは買取できません。おそらく、コンディションが良くない、需要がないモデルやカラーだったなど、何かしらの理由で査定額が下がったのでしょう。
それでも、自分で予想した相場を信じて、業者を探し続けるのは無駄骨に終わる可能性が高いです。そのまま使う予定がないなら、その中から一番高値をつけた業者に売るのが合理的です。
「中古家具は掃除をして売れば高くなる」はウソ。ブランド家具の場合、ほとんど影響なし
中古家具を売る前の準備として「入念に掃除をしておきましょう」というアドバイスを見かけることがあります。
しかしながら、ブランド家具の場合は、売る直前に掃除をしても買取額がアップすることはほとんどありません。むしろ、自己流で掃除すると、家具を傷つける恐れもあるので、そのまま査定に出す方が賢明です。
また、使用感がある場合は、正規メーカーにメンテナンスを依頼してから売るという方法もあります。これなら状態が良くなるので査定額が高くなりますが、当然ながら同時にメンテナンス費用もかかってしまいます。結局比べてみると、そのまま依頼した方がお得だったということもあるので要注意です。
迷った場合はメンテナンス費と買取金額、両方の見積もりをもらってから判断しましょう。
品目別に中古家具の査定ポイントを解説
次は、家具の種類別に査定でチェックされるポイントについて紹介します。減額対象となる点や、反対に、どんなものなら高く買い取れるかなど、査定の判断基準をお話ししますので、参考にしてみてください。
中古ソファ
中古ソファの査定のポイントは次の通りです。
- 状態が良いか?
ソファは使用感が出やすいため、モデルルームや使用頻度の低い別荘で使用していたなど、ほとんど使用していない状態でない限り、高価査定は難しいです。クッションのへたりや布地のほつれ、シミなどは大きな減点となり、買取不可となる場合も多々あります。 - 人気のモデルか?
ロングセラーや現行モデルのソファは、高く買い取りできます。 - 人気のカラーか?
アイボリーやグレーなど部屋に合わせやすいカラーのほうが高く買取できます。赤やオレンジなど目立つ色のソファだと、多少価格が下がる場合もあります。 - 高級な張地か?
本革やランクの高い生地、希少価値の高い生地ほど高く買取できます。特に本革だと、多少使用感があっても味わいとして受け入れられるため、高く買取できる傾向にあります。 - クッション素材は?
ブランドにもよりますが、フェザーなど高級素材が使われているものは、査定額が上がる場合があります。
Cassina システムソファ(MISTER) 買取価格:280,000円
具体例を挙げると、こちらは私が買取したCassina(カッシーナ)製のMISTER(ミスター)のシステムソファです。28万円で買取いたしました。
カッシーナ社は、世界的に名高い高級家具ブランドで、数々の著名な建築家やデザイナーと家具を開発しています。カッシーナの中古家具は、ソファに限らず、チェアもテーブルも幅広い家具が人気です。
こちらは、フィリップ・スタルクというフランスのデザイナーが手がけたソファ。購入してから日が浅いまま、引越しのために処分することにしたそうで、非常に良いコンディションだったため、高価買取できました。
左からLC4シェーズロング・LC1スリングチェア・マラルンガ
さらに、カッシーナの中でも人気の高い、LCコレクションやマラルンガ(MARALUNGA)などのソファの場合、種類や生地、コンディションなどにもよりますが、30〜60万円ほどで買取できるものもあります。気になるソファをお持ちの方は、ぜひ私の元へ査定をご依頼ください。
中古チェア
中古チェアの査定のポイントは次の通りです。
- 状態が良いか?
ソファと同じく、チェアもクッションや布地の状態が重要です。使用感やダメージがあるものは、査定価格が下がるか、買取できない場合もあります。
張り替えで修理できる椅子だったとしても、ブランド家具の場合、修理すると価値が下がってしまうため、買取不可となるケースが多いです。
また、本革製の場合は、多少使用感があっても味わいと捉えられるので、査定額はほとんど下がりません。 - 人気のモデルか?
ロングセラーや現行モデルのアイテムは高く買取できます。また、特に同じモデルのダイニングチェアは、まとめ売りすると買取価格アップします。 - 人気のカラーか?
アイボリーやベージュなど部屋に合わせやすい色や、黒や茶色などダークな色の中古チェアは高く買取できます。反対に、オレンジや赤など目立つ色は敬遠されます。 - 高級な張地か?
本革やランクの高い生地、希少価値の高い生地ほど高く買取できます。
また、民芸家具ではラッシ編み座面の椅子がありますが、長年使ったものだと修理が難しいため、買取できない場合が多いです。 - 正しく動作するか?
オフィスチェアやリクライニングチェアなどで、背もたれやアームなどが可動する場合は、正しく動作するかどうかもポイントです。動作しないものは査定価格が減額されるか、買取できない場合も多いです。
カイ・クリスチャンセン NV31ダイニングチェア 買取価格:10,000円(2脚セット)
例えば、こちらはカイ・クリスチャンセン(Kai Kristiansen・デンマーク出身のデザイナー)のダイニングチェアです。1956年に製造された「NV31」というモデルの名作ヴィンテージチェアで、希少価値が高く、現在日本でも高い人気を誇ります。
こちらは、長年カフェで使用していたそうで、蓄積したダメージがありましが、生地を張り替えたとしても高い価値のあるヴィンテージ品だったため、2脚で1万円で買取いたしました。もし、状態が良好で、オリジナルのまま再販できるものだったなら、さらに高価買取が狙えたお品でした。
中古のテーブル・ダイニングテーブル・机(デスク)
中古テーブル類(ダイニングテーブル・机など)の査定ポイントは、次の通りです。
- 状態が良いか?
天板の状態の良さが最大のポイントです。天板に傷やシミなどがないほど、高く買取できます。 また、ガラス天板の場合は、多少の擦り傷はOKですが、引っかかりを感じるほどの欠けは大きな減額対象です。 - 天板の素材は?
大理石や高級木材、一枚板など希少価値の高い素材を用いたものほど、高く買取できます。 - 人気のモデルか?
ロングセラーや現行モデルのアイテムは高く買取できます。 - 技法のレベルは?
伝統的な民芸家具のテーブル・座卓の場合、塗りや装飾などの技法に凝っているほど高価買取できます。例えば、漆塗りや螺鈿、蒔絵、彫刻などがあります。
軽井沢彫り 座卓 買取価格:60,000円
例えば、こちらは軽井沢彫りのローテーブル(座卓)。6万円で買取いたしました。軽井沢彫りは、その名の通り、軽井沢を発祥の地とする工芸家具。華やかで精巧な彫刻でびっしりと装飾されているのが特徴です。絵柄は桜や葡萄など植物をモチーフとしたものが多く、特に広範囲に細かく立体的に掘られているものほど、高く買取できます。
こちらは力強い龍が彫られた珍しいお品で、天板だけでなく、幕板まで立派な彫刻があります。さらに、長い間、和室の片隅に置いて、あまり使われていなかったそうで、状態も良好でした。軽井沢彫りの中でもかなりのクオリティーでしたので、高価買取させていただきました。
中古の収納家具(キャビネット・サイドボード・チェスト・テレビ台など)
中古収納家具(キャビネット・サイドボード・チェスト・テレビ台など)を査定するポイントは、次の通りです。
- 状態が良いか?
傷や汚れなどの有無、扉・引き出しなどの可動部がスムーズに動くか、などが査定のポイントです。ただ、収納家具は他の家具と比べて、長年使っても傷みにくく、減額されにくいと言えます。
また、木製で修理が可能な場合は、多少傷んでいても買取できる可能性大です。 - 需要のある収納家具か?
収納家具の中でも、和箪笥や洋服タンスは現在需要が高くないため、基本的に安くしか買取できないか、そもそも買取できない場合もあります。ただし、軽井沢彫りや加茂桐箪笥など、人気の高い伝統工芸家具は、問題なく買取できます。 - 高級素材が使われているか?
屋久杉や欅材、マホガニー材、ローズウッド材、ウォールナット材などの高級木材や一枚板など、上質な木材を贅沢に用いた家具は、高く買取できます。前板や側板など、目に触れる場所に用いているだけでも、かなりの上手ものと言えます。 - 技法のレベルは?
民芸箪笥などの工芸品の場合、塗りや装飾などの技法に凝っているほど高価買取できます。例えば、漆塗りや螺鈿、蒔絵、塗装、彫刻などがあります。
ドマーニ テレビボード(フォルザコレクション) 買取価格:60,000円
例えば、こちらはカリモク家具のドマーニ(domani)・フォルザ(Forza)コレクションのテレビボードです。6万円で買取いたしました。ドマーニは、カリモク家具の最高峰ブランド。国産の高級家具ということで、長年、中古家具でも非常に人気のあるブランドです。
こちらは、希少なダニエラ材が使われていて、ピアノなどの塗装に用いられる高級なポリエステル塗装が施されています。艶やかで特別感があり、塗膜が強靭で傷や汚れが付きにくく、大変良好なコンディションでした。
中古のベッド
中古ベッドを査定するポイントは、次の通りです。
- 状態が良いか?
高級ブランド品で使用感が少ないものは、買取できます。ただし、マットレスは消耗品で修理ができないので、よっぽど綺麗な状態でなければ、買取できない場合が多いです。
もし、マットレスが買取できなくても、ベッドフレームのみでの買取も受け付けています。 - サイズは?
ダブルベッドよりも大きなサイズの方が高く買取できます。
カッシーナイクスシー ベッド(ヴォラージュ) 買取価格:200,000円
こちらは、Cassinaixc.(カッシーナイクスシー)製のVOLAGE(ヴォラージュ)ベッドを買取した例。モデルルームの展示品で新品同様だったため、20万円で買取いたしました。マットレスは、アメリカの老舗ベッドメーカー、シモンズ社で作られたものです。
こちらは、フィリップ・スタルクというデザイナーが手がけたもの。清潔で高級感のある贅沢なマットレスを、凛とした金属フレームが支えている上質なデザインです。
どんな部屋にも取り入れやすいホワイトカラー、ゆったりとしたクイーンサイズという点も高価買取につながりました。
ブランド家具でも売れない!?高く売れると勘違いされがちな中古家具
中古家具の買取では、いくら買取対象のブランドだったとしても、買取できない、もしくは安くしか買取できない家具もあります。私の経験上、特に問い合わせが多いのが次のような家具です。よければ、目を通して見てください。
正規品でない中古家具(リプロダクト品・イミテーション品・ジェネリック品など)
アルミナムチェア 左:正規品 右:リプロダクト品
人気のブランド家具は、正規メーカーの商品ではない、類似品が多数出回っています。リプロダクト品・イミテーション品・ジェネリック品などと呼ばれていますが、言ってしまえば、模倣品で本物ではありません。
中には、ハイクオリティなリプロダクト品もあり、お客様自身気づいていないこともあるんですが、私のような鑑定士が見るとやはりわかります。そして、リプロダクト品は需要が高くないため、買取はできません。
ただし、リプロダクト品でも需要があるブランドで、かなり精巧な作りの家具であれば、買取できるものも一部あります。よければ、あまり期待を大きく持たずに、ご相談ください。
くたびれた使用感がある中古家具
カッシーナやアルフレックスなど、高級ブランド家具でも、何年も使ってくたびれた使用感があるものだと買取ができません。具体的には、買取できる家具は、次の3つのランクに当てはまるものだけです。
- Aランク
使用感や汚れ、ダメージがなく、ほぼ新品に近い状態。モデルルームの展示品など。 - Bランク
購入から多少年月は経っているが、使用感が少なく目立つダメージや汚れがない状態。別荘に置いて、ほとんど使っていない家具など。 - Cランク
通常使用で多少の使用感や小さな傷はあるが、中古品としてまだまだ使える比較的きれいな状態。 - ランク外
使用感がありダメージや汚れなどが多い状態。ソファであれば座面にへたりが見られるなど。
A〜Cランクの中古家具は買取できますが、ランク外だと基本的に買取できません。つまり、家で日常的に使って5年ほど経った家具だと、もう買取できないことが多いんです。
また、AランクとCランクの家具では、買取価格に数万〜数十万円の差があります。そのため、Aランクの家具の買取相場を参考にCランクの家具を売ろうとしていると、予想以上に価格が安くてがっかり…ということも起きてしまいます。
廃番品や人気の低いモデル・シリーズの中古家具(ただしプレミアものの廃番品は別)
高級ブランド家具で、ダメージがない家具でも、人気の低いモデル・シリーズの家具は安くしか買取できない、もしくは買取できない場合もあります。基本的には、現行モデルでない古いモデルや廃番品は買取価格が下がることが多いです。
ただし、お手持ちのブランドや、売りに出すタイミングによっては、人気が出ている可能性もあるので、なんとも言えません。例えば、松本民芸家具や飛騨産業など歴史ある老舗家具メーカーの、廃番となったヴィンテージ品で、現行品よりも需要が高まっているプレミア品だった場合は、逆に高く買い取れるケースもあるんです。これは判断が難しいので、よければ私の元へご相談ください。
鏡台やワードローブなど、現在では需要の低い中古家具(ただしブランドにもよる)
高級ブランド家具でも、鏡台やワードローブなど、あまり需要がない種類の家具は、買取できないか、安くしか買取できません。
ただし、松本民芸家具や岩谷堂箪笥、軽井沢彫りなど伝統工芸家具や、海外アンティーク家具は、他店で断られても、私であれば高く買取できるケースもあります。ぜひ、ご相談ください。
奇抜な色の中古家具(幅広い部屋に合わせやすい無難なカラーの方が高く買い取れる)
買取対象の高級ブランド家具でも、奇抜な色柄のものは、安くしか買取できない場合もあります。
特にソファやチェアのファブリックは、色柄が幅広く、個性的なものを選ぶ方も多いですが、中古品ではベージュやアイボリーなど無難な色の方が人気があります。赤や青など目立つカラーの家具をお持ちの方は、安くなることを覚悟しておいた方がいいでしょう。
下手なメンテナンスをしてしまった中古家具
高級ブランド家具は、正しいお手入れをしながら使っていると、綺麗な状態が保てるので査定額が上がる傾向にありますが、自己流で下手に手入れやメンテナンスをしてしまっていると、逆に価値が下がってしまいます。例えば、本革をクリーナーで手入れしてシミを付けてしまったり、ガラス天板をゴシゴシと拭いて傷つけてしまったり、などです。
革製や木製、ガラス製などの家具は、同じ素材でも、メーカーによって推奨している方法が違うことがあるため、購入時に正しいお手入れ方法を確認しておくことが大切です。
また、自分で手入れせずとも、正規メーカーでないメンテナンス業者にリペア(椅子の張り替え、傷消し、シミ抜きなど)を依頼してしまうと、逆に価値が下がることもあります。将来的に売るかもしれないなら、修理は正規メーカー以外には依頼しないようにしましょう。
最後に
中古家具の買取について、包み隠さずお話ししました。厳しいことも言いましたが、中古家具をスムーズに気持ち良く手放してほしいと思っているからこそです。ぜひ、お話ししたことを参考に、納得のいく取引をしてくださいね!
高級ブランドの中古家具を高くスピーディに売りたいという方は、ぜひ私に買取をご相談ください。みなさんのご希望に沿って、誠心誠意買取させていただきます!