慣れ親しんだダイニングも、家事に勤しむキッチンも、照明としてアンティークペンダントライトを使うだけで、人を招きたくなるような洗練された空間に変貌します。アンティークペンダントライトならではの、ノスタルジックな雰囲気がお部屋を包み、普段の何気ない時間を特別なものに変えてくれるのです。アンティークペンダントライトはインテリア小物として手軽に取り入れられるので、アンティーク家具の中でも大変人気となっています。
しかしながら、アンティークペンダントライトは種類も品質も様々で、コーディネート方法も幅広く、どれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、実用的なアンティークペンダントライトを選ぶポイントや、スタイルごとのコーディネート術まで、しっかりと伝授していきたいと思います。
Contents
こんなに幅広い!アンティークペンダントライトのデザイン
お部屋に合うアンティークペンダントライトを選ぶには、「デザイン」と「材質」について、インテリアにマッチするものを見つけることが大切です。ここではまず「デザイン」について種類ごとにご紹介していきますので、ぜひお部屋に合いそうなテイストを見つけてみてくださいね。
可憐なデザインがすてきなイギリスアンティークのペンダントライト
イギリスアンティークのペンダントライトは、華やかでかわいらしいデザインのものが多くあります。フェミニンな空間づくりにおすすめです。
フリルシェードがかわいらしいペンダントライト
名前の通り、フリルのようなシェードが付いた華やかなペンダントライトです。フリルの形や色は様々で、一つ一つ違った表情を見せてくれます。
上品なフォルムが美しいペンダントライト
シンプルながらも高級感のある上品なペンダントライトです。小振りなものでも優雅な雰囲気を演出してくれます。
個性が際立つフランスアンティークのペンダントライト
フランスアンティークのペンダントライトは、絵柄や色付きのものが多数あり、お部屋のアクセントとして活躍してくれます。
レトロな絵柄が描かれたペンダントライト
ガラスのシェードにレトロな絵柄が描かれたペンダントライトです。主張の強いデザインのものが多いので、お部屋の中心に付けると空間のバランスが良くなりますよ。
色付きのガラスがきれいなペンダントライト
淡い色のガラスシェードが美しいペンダントライトです。存在感が控えめなので、幅広いインテリアに合わせやすいのが特徴です。
スタイリッシュな北欧ビンテージのペンダントライト
北欧ビンテージのペンダントライトは、個性的なフォルムでモダンなテイストのものが多い傾向にあります。現代のスタイリッシュな家具とも相性が抜群です。
ぬくもり感のある和製アンティークのペンダントライト
和製アンティークのペンダントライトは、ノスタルジックなぬくもり感のある雰囲気のものが多数あり、古民家スタイルや昭和レトロなインテリアにおすすめです。
乳白色のシェードがレトロなペンダントライト
乳白色のガラスシェードを通して柔らかな光が広がるペンダントライトです。平笠シェードのものなど、シンプルなデザインが多く、複数灯並べて付けるのもおすすめです。
プレスガラスが味わい深いペンダントライト
溶けたガラスを金型に流し込んで成形する「プレスガラス」を用いたペンダントライトです。明かりを灯すと、シェードの陰影を楽しむことができます。
昭和レトロなプラスチック製ペンダントライト
どこか懐かしいレトロな雰囲気を楽しめるペンダントライトです。昭和レトロらしいポップな色合いのものから、シンプルなものまで幅広いデザインがあります。
和の雰囲気が漂うアンティークペンダントライト
和製アンティークのペンダントライトの中でも、日本の伝統的な文様やフォルムが目を引くペンダントライトです。和室にはもちろん、和モダンなダイニングやリビングにもおすすめです。
和の文様が入ったペンダントライト
格子模様や草花などの柄が入っていて、和を感じさせる佇まいが魅力的です。サイズ、デザインともに幅広い種類が出回っています。
独特のフォルムが目を引く、ぼんぼり型ペンダントライト
ひな祭りなどで馴染み深い「ぼんぼり」のような形をしたペンダントライトです。比較的高級感のあるデザインのものが多い傾向にあります。
小さくても存在感のある、灯ろう型ペンダントライト
古くから日本で戸外照明として用いられてきた「灯ろう」のペンダントライトです。金属とガラスで作られているものが多く、小振りなものでも重厚感があります。
ビンテージ感がたまらない、アンティークペンダントライト
金属などで作られたアンティークペンダントライトは、古いものならではの使い込まれた雰囲気を感じることができます。
古い味わいが魅力的なホーローや金属製のペンダントライト
サビや傷跡が良い味を出しているホーローや金属製のペンダントライトです。レトロスタイルのインテリアにおすすめです。
ジャンクなテイストにぴったりなワイヤーシェードのペンダントライト
ワイヤーで覆われたシャビーなペンダントライトです。インダストリアル感あふれるデザインで、メンズライクな空間づくりにぴったりです。
出したい雰囲気や使う場所に応じてシェードの材質を選ぼう
次はシェードの「材質」について種類別にご紹介します。シェードの材質によって、光の透け方や雰囲気が異なりますので、用途に応じて適切なものを選びましょう。
煌びやかで光の透け方が美しいガラス製シェード
ガラス製シェードのペンダントライトは、アンティークペンダントライトのなかで最も多いタイプです。シェードの模様や色が光によって美しく浮かび上がり、上品な雰囲気を醸し出します。ガラスが曇っているほど明かりが透けにくいため、空間により柔らかな印象を与えます。
また、ガラスシェードは光を遮らずに空間全体をほんのり明るくしてくれるので、部屋に明暗のコントラストが出にくく、目に優しいのがポイントです。そのため、キッチンカウンターやデスクの上など、作業を伴う場所にもおすすめの照明です。
上方向の光を遮る金属製・ホーロー製シェード
金属やホーロー製のシェードは、上方向の光を完全に遮ることで空間の陰影がはっきり出るため、よりムードのある雰囲気を作り出すことができます。空間全体というよりは直下のものを照らすためのライトなので、ディスプレイラックの上などに吊るして、飾るものを美しく演出することに向いています。ワークスペースで使いたい場合は、部屋全体を明るくする主照明と併用するようにしましょう。
個性を出しやすいプラスチック製シェード
プラスチック製シェードは、軽くて親しみやすい佇まいが魅力です。ガラス製シェードと同じく光が透過するため、色が強く出るものはダイニングやワークスペースには向きませんが、レトロな雰囲気を演出する照明として活躍してくれます。
淡い光がノスタルジックな雰囲気の障子紙製シェード
和製アンティークらしい障子紙を用いたシェードは、ガラスやプラスチック製のものとは一味違う、繊細で落ち着いた佇まいが魅力的です。木枠に紙を貼ったタイプのものが多く、温かみのある空間を演出してくれます。サイズが大きめのものが多いため、お部屋の中心に設置する照明としておすすめです。
お部屋別にご紹介!アンティークペンダントライトのコーディネート実例
お部屋に合いそうな種類を押さえたところで、次はお部屋単位でコーディネートの実例を見ていきましょう。和洋幅広いテイストをご紹介しますので、ご自身のインテリアと照らし合わせながら見てみてくださいね。
ダイニングにおすすめの、アンティークペンダントライトのコーディネート
まずは、アンティークペンダントライトの設置場所として人気の高い、ダイニングのコーディネートをご紹介します。
英国風ダイニングに、白いフリルシェードのペンダントライト
シャビーなペイントの食器棚や濃い木味のダイニングセットでコーディネートされた、大人の女性らしい英国風なダイニングには、フリルシェードのアンティークペンダントライトがおすすめです。上品で落ち着いた空間のなかにかわいらしさをプラスしてくれます。白一色のものを使うとより洗練された清楚な雰囲気に仕上がりますよ。
家族が集まる賑やかなダイニングに、絵柄入りペンダントライト
レトロな絵柄が描かれたアンティークペンダントライトは、お子さんと食事を楽しむ賑やかなダイニングにぴったりです。ペイント家具やホーロー雑貨などとの相性が良く、レトロポップなインテリアを楽しむことができます。ただし、お部屋のなかの色味が増えすぎると雑然とした印象になってしまうので、ある程度使う色を絞ってコーディネートすると空間のまとまりが良くなりますよ。
深みのある木製家具に映える、乳白色のペンダントライト
乳白色のガラスシェードが付いたペンダントライトは、木味が濃い家具と合わせると、存在感が際立ってより美しく見えます。ガラスを通して柔らかな光が広がるので、落ち着いた空間を演出してくれますよ。
また、食器棚などの大型家具が濃い色の場合、お部屋の印象が重たくなりがちですが、照明などのインテリア小物に「白」を意識して取り入れることで、良いバランスを保つことができます。
和スタイルの食卓に、亀甲模様が目を引くペンダントライト
和スタイルのモダンなダイニングには、個性が強い和風デザインのアンティークペンダントライトを選んでみてください。空間が引き締まってよりおしゃれな雰囲気にまとまります。ダイニングテーブルと近い色味のものを選ぶことで、存在感のあるペンダントライトでも、1つの空間としての統一感を出すことができます。
リビングやワークスペースで活躍するアンティークペンダントライトのコーディネート
続いて、アンティークペンダントライトのリビングやワークスペースなどのコーディネートをご紹介します。
メンズライクなリビングに、アルミシェードのペンダントライト
アルミシェードのアンティークペンダントライトは、程よい味があり、シンプルなインテリアのアクセントにぴったりです。小ぶりなものが多く主張が強くないため、ローテーブルやソファと合わせて低めの高さに吊るしても視界を圧迫しません。
ナチュラルなリビングに、ポップなフリルシェードのペンダントライト
ナチュラルでレトロなインテリアには、フチに色が付いたポップなフリルのペンダントライトがおすすめです。少し色が入ることで、上品さのなかに可愛らしさがプラスされ、より親しみやすい居心地の良い空間になりますよ。ソファなどの色味と近いものを探すと、違和感なく取り入れやすいですよ。
和モダンスタイルのリビングに、渋い和風のペンダントライト
時代和家具のなかに北欧家具と取り入れた和洋ミックススタイルのリビングには、渋めの和製アンティークペンダントライトがおすすめです。北欧テイストのファブリックと和の文様が意外とマッチして、一般的な和の空間とは一味違った個性的なインテリアを楽しめます。
レトロな鉄脚デスクに、ホーローのペンダントライト
古いホーローシェードのアンティークペンダントライトは、シャビーな鉄脚デスクと相性が抜群です。デスクの天板に古材が使われているタイプだと、より味わい深いムードを演出してくれます。
シックな和室に、趣のある和製アンティークペンダントライト
畳のある和室と合わせてほしいのは、やはり伝統的な和のアンティークペンダントライトです。和室をより味わい深く、渋みのある空間に演出してくれます。よりレトロで親しみやすい雰囲気にしたい場合には、シンプルな乳白ガラスのペンダントライトを合わせるのがおすすめです。
照らしたい範囲に応じて大きさ・形・個数を検討しよう
どんなデザインのアンティークペンダントライトがお部屋に合いそうか把握したところで、次は実用面で重要となる「大きさ」と「形」の話に入ります。照らしたい場所に万遍なく光が届くものを選ぶことで、使い勝手も満足できる照明が手に入りますよ。
大きさと形で照らされる範囲が決まる
アンティークペンダントライトはシェードのサイズが大きく、より広がっているものほど広い範囲を照らすことができます。照らしたい範囲がお部屋全体なのか、テーブルの上など一部のみなのかによって、大きさや形を意識して選びましょう。
1灯で照らしたい範囲をカバーできない場合は、複数灯設置する
細長いカウンターテーブルや広いダイニングテーブルの場合、1灯では照らしたい範囲をまかなえない場合が多々あるかと思います。そういった場合は、似たようなデザインのアンティークペンダントライトを2~3灯ほど並べて設置するのがおすすめです。明るくしたい場所を的確に照らすことができ、オシャレな雰囲気を演出することができます。
1つの電源でも複数灯設置したければ、取付け型のダクトレールが便利
複数灯設置したくても電源が1つしかない!という場合は、後付けできるタイプのダクトレールがおすすめです。ダクトレールとは、レール状の照明取付け器具で、レールの好きな位置からペンダントライトなどを複数灯吊り下げて使用することができます。設置する際の穴開け作業が不要なものもあるので、賃貸住宅などでも簡単に取り付けられて便利ですよ。
ただし注意点として、レールにペンダントライトを取り付ける際、専用の取付け部品が追加で必要となる場合や、スイッチ式のペンダントライトや壁スイッチのない部屋では使用できない場合があります。使いたいペンダントライトが設置できるかどうか、事前に確認しておくようにしてください。
設置する場所に応じて、コードの長さが足りるか確認しよう
使用場所によって、照明を設置する高さが違ってくるため、必要となるコードの長さが異なります。場所ごとに適切な高さをご紹介していきますので、ご自宅の天井高などを把握したうえで、コードの長さを検討してみてください。
ダイニングやキッチンで用いる場合の高さの目安
- ダイニングテーブルの上:天板から50~80cm程度の高さ
- キッチンカウンターの上:床から180~195cm程度の高さ
ペンダントライトの大きさや明るさ、照らしたい範囲によって前後しますが、40~60W程度の明るさの電球を使用する場合、上記が目安となります。
例えば、天井高250cmのお宅で、ダイニングテーブルの80cm上に設置する場合、照明の高さ20cm、ダイニングテーブルの高さ70cmとすると、必要なとなるコードの長さは、
天井高-(ダイニングテーブルの高さ+ダイニングテーブルの上の高さ+照明の高さ)
=250cm-(70cm+80cm+20cm)
=80 cm
となります。
リビングや書斎で家具の上に設置する場合は、目線くらいの高さに
リビングや書斎などで、センターテーブルやデスクなどの家具の上で使用する場合、気持ち低めに設置した方が明るさや空間のバランスが良くになります。目安としては、目線くらいの高さを基準にしてみてください。サイズが大振りなもので圧迫感を感じるようであれば少し高めの位置に、小振りなものはもっと天板に近い位置に付けるのがおすすめです。
家具を置いていない場所に設置する場合は、身長よりも高めに
照明の下を人が通るような場所に設置する場合は、頭をぶつけてしまう可能性があるため、身長よりも高い位置に設置する方が無難です。高さを考える際には、家族で一番背の高い人に合わせてみてくださいね。
用途ごとに必要となる明るさを知ろう
照らしたい範囲に光が届く照明を選んでも、明るさが足りなければ意味がありません。ここでは、お部屋ごとに必要な明るさの目安をご紹介したいと思いますので、アンティークペンダントライトを選ぶうえでの参考にしてみてください。
部屋の広さに応じた明るさの目安
- 4.5畳以下(約2200~3200ルーメン必要):180W程度
- 4.5~6畳(約2700~3700ルーメン必要):180~240 W程度
- 6~8畳(約3300~4300ルーメン必要):240~320 W程度
- 8~10畳(約3900~4900ルーメン必要):320~400 W程度
- 10~12畳(約4500~5500ルーメン必要):400~500 W程度
1灯で明るさを確保することは難しい
明るさの目安を見ても分かる通り、お部屋全体の明るさを1灯でカバーすることは難しいため、補助照明として他の照明と組み合わせて使うことが基本です。主照明と併用して使うか、スペースごとにいくつかの照明を設置するようにしましょう。見た目にもグッとおしゃれな空間になりますよ。
購入する前に確認したいチェックポイント
サイズや明るさなどの基本項目を押さえたところで、次はアンティーク照明ならではのチェックポイントを確認していきましょう。勢いで買って後悔した!なんてことにならないためにも、1つでも気になることがあれば、事前に店舗へ問い合わせるようにしてくださいね。
ソケットが日本の電球に対応しているものを選ぶ
海外アンティーク品の場合、電球を差し込むソケットが国内仕様のものに交換されているかどうか確認しましょう。日本で一般的な電球は、口金がE26型かE17型のタイプですが、ヨーロッパで主流なのはB22型のイギリス球です。海外仕様の電球は、一般量販店では取り扱いが無いことが多いため、電球交換の際、照明関連の専門店やネットショップなどで購入することになります。
元々のデザインが好きで、多少不便でも海外仕様のまま使いたい!という場合は構いませんが、日本仕様のものが欲しい場合は、販売店によっては日本仕様のソケットに交換してくれるところもありますので、一度問い合わせてみましょう。
配線がリペアされているものを選ぶ
アンティークのペンダントライトは、配線の劣化が進んでいて危険な場合があるため、新しいものに交換されているものを選ぶのが基本です。さらに、店舗によっては電気用品安全法で規定されている自主検査をしている場合もありますので、そういった店舗で購入するとより安心ですね。
自分で取り付けたい場合は引っ掛けシーリングのものを選ぶ
取付け部は、引っ掛けシーリングにリペアされているものと、配線がそのまま出ている直結タイプのものの2種類があります。引っ掛けシーリングタイプであれば、一般家庭の天井に多く設置されている「シーリング」や「ローゼット」と呼ばれる電源器具に簡単に取り付けることが可能です。ですので、照明を自分で取り付ける場合や、今後移動させる可能性がある場合には、引っ掛けシーリングタイプを選びましょう。直結タイプのものでも、店舗によっては引っ掛けシーリングタイプに交換してくれる場合もあるので、一度問い合わせてみるのがおすすめです。
新築やリノベーションと合わせて設置するなら直結タイプがおすすめ
新築やリノベーションに合わせて、固定の位置にアンティークペンダントライトを取り付けたい場合は、直結タイプの方が天井にぴったりと美しく設置できるのでおすすめです。直結タイプは、天井から出ている電気配線コードに照明器具を直付けするため、免許を持っている電気の専門業者に工事をお願いする必要があります。段取り良く進めるためにも、施工業者と照明プランを打ち合わせする際に相談してみましょう。また、一度直付けしてしまうと照明器具の取換えや移動が簡単にはできなくなるので、その点には注意してください。
勾配天井の場合、専用のフランジを使う方がおすすめ
勾配天井に取り付ける場合、通常のシーリングでも取り付けられますが、角度がある場合や照明が重くて負荷がかかりそうな場合は、傾斜天井用のフランジを使う方がおすすめです。ホームセンターや量販店などで取扱いがありますので、探してみてくださいね。
気になる価格帯をご紹介
アンティークペンダントライトを購入するにあたって、気になるのはやっぱりお値段ですよね。ここでは、種類ごとに主な価格帯をご紹介していきたいと思います。
- フリルシェードがかわいらしいペンダントライト・・・13,000~57,000円程度
シェードのサイズやフリルの細かさ、デザインなどによって価格に幅があります。小ぶりで似たようなデザインが多いものは、比較的安い傾向にあります。
- 上品なフォルムが美しいペンダントライト・・・13,000~30,000円程度
フリルシェードと同程度の価格帯です。サイズやデザインによって多少価格に開きがあります。
- レトロな絵柄が描かれたペンダントライト・・・42,000~68,000円程度
絵柄やサイズによって価格に幅があります。
- 色付きのガラスがきれいなペンダントライト・・・23,000~50,000円程度
サイズやデザインによって価格が様々です。小ぶりでシンプルなものほど安い傾向にあります。
- スタイリッシュな北欧ビンテージのペンダントライト・・・20,000~78,000円程度
サイズは大振りなものが多く、デザインによって価格に幅があります。
- 乳白色のシェードがレトロなペンダントライト・・・75,00~34,000円程度
シンプルな平笠タイプは比較的安い傾向にあります。
- プレスガラスが味わい深いペンダントライト・・・18,000~40,000円程度
サイズやデザインによって価格に幅があります。
- 昭和レトロなプラスチック製ペンダントライト・・・70,00~19,000円程度
他のアンティークペンダントライトと比べて安い傾向があります。
- 和の文様が入ったペンダントライト・・・15,000~40,000円程度
サイズ、デザイン共に幅広く、価格もまちまちです。切子のガラス細工が施されたものは、10万円弱するものもあります。
- 独特のフォルムが目を引く、ぼんぼり型ペンダントライト・・・35,000~88,000円程度
個性的で大振りなものが多く、比較的か価格が高いものが多いです。
- 小さくても存在感のある、灯ろう型ペンダントライト・・・21,000~45,000円程度
小振りなものでもあまり安いものはありません。色ガラスが使われたものは、十数万円するものもあります。
- 古い味わいが魅力のホーローや金属製ペンダントライト・・・16,000~45,000円程度
サイズや状態によって価格に幅があります。真鍮製の高級なものは10万円弱するものもあります。
- ジャンクスタイルにぴったりなワイヤーシェードのペンダントライト・・・8,000~25,000円程度
簡易的な作りでシンプルなものほど安く、個性的で大振りなものほど価格が高い傾向にあります。
使う上で気になる疑問を解消しておこう
アンティークペンダントライトを使い始めるにあたって、よく耳にする疑問にお答えしていきたいと思います。
電球選びの基本知識
電球の選ぶにあたっては、照明機器に対応する口金サイズ(E26型やB22など)とワット数を把握しましょう。商品の説明書や購入した店舗で確認することができます。
また、店舗によっては電球を付属してくれるところもあります。大抵の電球には、口金やガラス部分にサイズやワット数が記載されていますので、次の電球交換時にも安心ですね。
日本球仕様であればLED電球も使用可能
アンティークの照明だとLED電球は使えないのかな、と思われるかもしれませんが、日本球仕様のソケットであれば問題なく使用できます。ただし、調光機能付きのペンダントライトの場合は、専用のLEDでなければ使用できませんので、ご注意ください。
イギリス球仕様でLEDを使いたい場合、アダプターを使用するのが無難
イギリス球仕様のアンティークペンダントライトでLED電球を使いたい場合は、日本球仕様のソケットに変換するアダプターを使いましょう。量販店やネット通販などで比較的安く手に入れることができます。見た目は少々不格好ですが、見えにくいところであれば、それほど気にならないかと思います。
また、イギリス球専用のLEDも一応存在しますが、高価なうえにそれほど明るくないため、あまりおすすめできません。
引っ掛けシーリングタイプの取り付け方
引っ掛けシーリングタイプの取付けは、とっても簡単ですのでご安心ください。手順をご紹介してきます。
①ペンダントライトの取付け部に付いている爪を、シーリングもしくはローゼッタにある穴に差し込みます。
②時計回りにくるっと回して固定します。
③ペンダントライトに取付け部を隠すカバーが付いている場合は、上まで引き上げたら完成です。
※ダクトレールに取り付ける場合は、引っ掛けシーリングを取り付けるための専用の取付け部品を準備しましょう。ダクトレールに専用部品を装着した後、①~③の手順でペンダントライトを取り付けてください。
購入後に必要なメンテナンス
お気に入りのアンティークペンダントライトを長く使っていくためにも、正しいお手入れ方法を知っておきましょう。
日々のお手入れは、ホコリを落とすだけでOK
アンティークペンダントライトのお手入れは、現代物の照明と同じく、ハタキや布などを使ってホコリを落とすだけで十分です。シェードだけでなく、コードやチェーンなどにもホコリが積もりやすいので、そちらも忘れずにはたいてあげましょう。
ペンダントライトは半年間掃除をしない状態が続くと、約20~40%も明るさが減少すると言われています。こまめな掃除をすることで、本来の明るさを保ち、寿命を長持ちさせることに繋がります。
季節の変わり目などにはスペシャルケアを
日ごろのお手入れに加えて、定期的に丁寧なお掃除をして、汚れの付着を予防しましょう。素材に合わせたお手入れ方法をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
金属・プラスチック・ガラス部分は中性洗剤を使ってしっかり拭き取る
中性洗剤を溶かした水に布を浸し、固く絞ってから、汚れを丁寧に拭き取ります。汚れが落ちたら、水拭きして残った洗剤を拭き取りましょう。特に、キッチンで使用する照明は、油汚れが付着しやすく、放っておくとそのまま固まってしまいます。清潔な状態を保つためにも、こまめに拭き掃除を行うよう心掛けてください。
また、近くに木材やメッキ素材が使われている場合は、そちらまで水拭きしてしまわないように気をつけましょう。木材は濡れると変形や変色を起こしやすく、メッキは変色やサビが生じやすくなります。
木・和紙部分は柔らかなブラシでホコリを除去
まずは、柔らかなブラシやハケを使って、埃を優しく落としましょう。そのあと、布で乾拭きして汚れを落とします。
落ちにくいメッキ部分の汚れは固く絞った布で水拭き
基本的に乾拭きをおすすめしますが、汚れが気になる場合は固く絞った布で優しく拭いてください。最後は乾拭きして水気を完全に拭き取ってください。
真鍮部分の汚れが気になる場合には専用研磨剤もあり
真鍮は、時間の経過とともに色合いの変化を楽しめるのが魅力の一つですが、なかには色のくすみや汚れが気になってしまう方もいらっしゃるかと思います。そんな方には、真鍮用研磨剤がおすすめです。適量を布に染み込ませて磨くことで、艶のある質感を取り戻すことができます。
電球の汚れは中性洗剤を使ってきれいに拭き取る
金属などと同じく、中性洗剤を溶かした水に布を浸し、固く絞ってから汚れを拭き取ります。最後は乾拭きで仕上げてください。また、電球のお手入れの際は、電源を必ず切って電球が冷めた状態で行いましょう。
最後に
アンティークペンダントライトは、種類が幅広く、選ぶのも一苦労かと思いますが、欲しいテイストやサイズなどから絞っていくと、お部屋に合うものが見つかりやすいかと思います。ぜひ、ご紹介した購入時のチェックポイントをもとに、デザインも実用面も満足できるアンティークペンダントライトを探してみてくださいね。