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アンティーク家具について

アンティークで人気!3通りに使えるドロップリーフテーブル

アンティーク家具の中では、「ドロップリーフテーブル」という言葉を目にすることが度々あるかもしれません。
そのテーブルがどんな機能を持っているか分からないままに、素通りしてしまう方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなちょっと気になる「ドロップリーフテーブル」にスポットを当て、その使い勝手やメリット・デメリット、コーディネートの方法まで解説しますので、是非ご覧になってくださいね。

ドロップリーフテーブルとは

北欧のバタフライテーブル
「ドロップリーフテーブル」とは、テーブル天板の両端に垂れ板(ドロップリーフ)がつけられた、折りたたみの伸長式テーブルのことを指します。蝶番などで留められた垂れ板を水平に持ち上げて固定することで、天板の大きさを広くできるのが特徴です。

伸長しない状態では天板が長方形や角丸長方形の形状のテーブルです。垂れ板を広げると円型や楕円形、正方形、長方形になるものが多く、必要に応じて天板を広げられるのが画期的。スペースの有効活用が目的のテーブルなので、最近生まれたアイデアなのかと思いますよね。実は、その歴史はかなり古く、16世紀初頭にはイギリスに登場していたのだとか。

17世紀以降になると流行のピークを迎え、主にイギリスや北米で活躍していました。省スペースと、広げられる天板の利便性で、先人たちにも愛用されていたようですよ。

ドロップリーフテーブルには大きく5種類あり、「バタフライテーブル」、「ブレックファーストテーブル」、「ゲートレッグテーブル」、「サウザンドテーブル」、「サザーランドテーブル」などが有名です。

一つひとつご紹介しますね。

バタフライテーブル

「バタフライテーブル」とは、天板端に蝶番などで垂れ板をつないだ折りたたみ式の伸長式テーブルの一種です。伸長するときは垂れ板を持ち上げて天板下の可動板などで垂れ板を固定して使用します。
当初は垂れ板を支える可動板は直角三角形で、その形状が蝶の翅に似ていたことからバタフライの名が用いられました。近年では垂れ板の固定具は真鍮やスチール製であることも少なくありません。
その機能性と無駄のないルックスから、現在でも作られ続けている伸縮式テーブルですよ。

両端の天板を跳ね上げて伸長できるテーブル全般を「バタフライテーブル」と呼ぶことも多いですよね。パタパタと垂れ板を動かせることで、それをバタフライと呼んでいるのでしょう。実際のところは「バタフライテーブル」は「ドロップリーフテーブル」の一種です。

ブレックファーストテーブル

「ブレックファーストテーブル」とは、固定天板の下に収納を備えた折りたたみの伸長式テーブルです。

仕組みは「バタフライテーブル」と似ていて、テーブルを伸長する場合は下枠から引き出せる腕木で垂れ板を固定します。朝食のために作られたテーブルなので、比較的小さなサイズのものが多いのも特徴的ですね。

注目は、固定の天板の下に収納があること。収納扉や引き出しが備えられているので、利便性に優れています。おそらく、テーブルが作られた当時は、この収納にクロス類やカトラリーなどをしまっていたのでしょう。

ペンブローク伯爵夫人が寝室で気軽に朝食をとれるように、とこの形状のテーブルを依頼したことが始まりであり、そのため「ペンブロークテーブル」と呼ばれることもあります。

ゲートレッグテーブル

「ゲートレッグテーブル」とは、天板端に蝶番などで垂れ板をつないだ折りたたみ式の伸長式テーブルの一種であり、垂れ板の固定に可動式の脚を使うことが特徴です。

垂れ板を持ち上げると可動式の脚が広げられるようになっているので、垂れ板の下にセットして伸長ができます。補助用の脚が門のように開閉することから、ゲートレッグと呼ばれるようになりました。

バタフライテーブルと比較するとどうしても脚の数が増えますが、より安定感のある使い心地ですよ。しかも、脚部の装飾が美しいものが多く、アンティークらしいルックスも魅力的ですね。

「昔の家具をリバイバルしよう」という動きから、1990年代から再び作成されるようになりましたが、その構造・仕様は家具が誕生した当時のまま。近代のものだと「バタフライテーブル」ほどは数が多くないようです。

サウザンドテーブル

「サウザンドテーブル」とは、垂れ板を支える可動式の脚が多い大型の伸長式テーブルで「ゲートレッグテーブル」の一種です。支柱になる脚を増やすことで、大きな伸長にも耐えられるつくりが特徴的。最大で6人ほどで使えるサイズ感になるので、大家族やホームパーティなどを行う家庭で活躍していました。
垂れ板を畳んだ状態に並ぶ脚の様子も圧巻で、装飾が美しい脚だと芸術品のような印象です。

支える脚が多い分かなり安定した使用感なので、大人数でテーブルを囲む際や、来客をもてなす時も安心して使えるのが良いですね。一方、脚が多い分、ぶつからないよう注意が必要かもしれません。

「バタフライテーブル」や一般的な「ゲートレッグテーブル」とは異なり、ほぼアンティーク品としてしか入手できません。現在新品の状態で販売されているもので「サウザンドテーブル」と呼ばれるのは、式場などで使われる大型のテーブルのようです。

サザーランドテーブル

「サザーランドテーブル」とは、固定の天板が細長い折りたたみの伸長式テーブルです。垂れ板部分が大きいため、「ゲートレッグテーブル」と同じく、補助脚を引き出してテーブルを伸長します。

収納性に優れた「ドロップリーフテーブル」で、使用しないときは非常にコンパクトにしまっておくことができます。さっと広げて使えるため、当時は朝食を摂ったり、お茶を楽しむときなどに重宝されていたようです。
メインの天板が非常に細長いため、他の「ドロップリーフテーブル」とは異なり、垂れ板を畳んだ状態ではテーブルとしては機能しません。上流階級の婦人が好んで使用していたテーブルであり、つくりも華奢で女性らしいシルエットをしています。

ヴィクトリア女王と親しくしていた女官長サザーランド侯爵夫人がこのテーブルを注文したことが始まりで、それにあやかり「サザーランドテーブル」と呼ばれるようになりました。

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番外編:その他の伸長式テーブル

ドローリーフテーブル

「ドローリーフテーブル」とは、天板の下に伸長用の天板が収納されているテーブルで、左右に格納された天板を引き出すことで天板のサイズを変えられる伸長式テーブルを言います。

「ドロップリーフテーブル」と同様に、左右の天板はどちらか一方のみを引き出して使っても使用ができるため、伸長前と合わせると3サイズに変更することが可能です。

現代ではあまり見かけないタイプの伸長式テーブルです。

>>>ドローリーフテーブルの商品一覧はこちら

エクステンションテーブル

「エクステンションテーブル」とは、もともとある天板に付属の天板を設置することで天板を大きくできる伸長式テーブルです。

もとの天板が二つに分かれて真ん中に付属の天板がはめ込めるタイプや、片側に付け足すようなタイプがありますが、天板を追加するということが共通しています。

アンティークテーブルだけでなく、現在も採用され続けている伸長方法で、新しいテーブルにも見られることがあります。

>>>エクステンションテーブルの商品一覧はこちら

ドロップリーフテーブルの使い方

さて、ドロップリーフテーブルの種類をご紹介したところで、少し変わったテーブルなので気になるのが「どう使うのか」ということですよね。
続いては、天板の上げ下げの方法や、実際の使い方のアイデアをご紹介します。

天板の伸長、折りたたみ方

バタフライテーブル

バタフライテーブルの伸長の手順を解説いたします。

  1. 垂れ板を水平に持ち上げる
  2. 天板下にしまわれた可動板を広げる
  3. 垂れ板を可動板に乗せる
  4. 天板全体にがたつきが無いかをチェックしたら完了!

畳むときは逆の手順になります。

  1. 垂れ板を軽く持ち上げる
  2. 可動板を天板下にしまう
  3. 垂れ板を下ろしたら完了!

また、バタフライテーブルは他の固定具を使っているものも多いです。人気のアーコールのバタフライテーブルは、天板下の支柱レバーを引き出して垂れ板を固定します。固定具は木製のものばかりではないので、使い方が良くわからない場合は、購入前にお店に確認してみると良いですよ。

ゲートレッグテーブル

続いては、ゲートレッグテーブルの伸長の手順です。

  1. 垂れ板を軽く持ち上げる
  2. 可動脚を横にスライドして引き出す
  3. ストッパーに当たる位置まで開くと天板が水平になる
  4. 天板全体にがたつきが無いかをチェックしたら完了!

畳むときは逆の手順になります。

  1. 垂れ板を軽く持ち上げる
  2. 可動脚をスライドして内側に押し込む
  3. 垂れ板が完全に下りたら完了!

可動脚の多いゲートレッグテーブルも手順は同じです。注意点は、可動脚を広げた状態でテーブルを移動しないこと。可動脚がずれてしまい垂れ板が倒れる危険性があります。移動する際は、伸長部分を一度折りたたんでから行うと安全ですよ。

テーブルの使い方3つ

テーブルが折りたためるとあって「何となく便利そう…」というイメージは湧いてきますが、実際のところ使い勝手はどういった感じなのでしょうか。

ドロップリーフテーブルの使い方は、「伸長せずにそのまま使う」、「片側の垂れ板のみを伸長して使う」、「両方の垂れ板を伸長して使う」の3つです。

それぞれの使い道について検証してみました。

両方をたたんで使う

まずは、どちらの垂れ板も広げないで使う場合です。

サザーランドテーブル以外の場合、伸長せずとも小さめのテーブルとして活用することが可能です。
一人もしくは二人用のテーブルとしては、垂れ板を畳んだ状態でも十分に使うことができます。
食事やお茶の時間に使うのはもちろん、デスク代わりにもなる手ごろな大きさです。
ワンルームなどで「テーブルとデスク、両方は置けない!」なんてお悩みにも対応できますよ。

片方をたたんで使う

続いて、垂れ板のどちらか片方だけを伸長して使う場合です。

伸長していない側は直線ラインになりますので、壁付けができる形に。
片面を壁に付けることでスペースに余裕ができるので、お部屋をゆったりと使えますよ。

また片側だけを広げることによりアシンメトリーな形になり、どこかカフェのようなおしゃれな表情も引き出せます。自宅にリラックスできる空間が生まれるのが嬉しいですね。

両方を広げて使う

両側の垂れ板を広げれば、大きなダイニングテーブルとして活躍します。

バタフライテーブルは垂れ板を固定具で支える仕組みのためやや小ぶりですが、脚を使って床から支えるゲートレッグテーブルなら6人ほどが一緒に使える超大型ダイニングテーブルに変身することも。普段は少人数でしか使わないご家庭でも、時々親戚が集まるような時に重宝しそうですね。

ドロップリーフテーブルのメリット・デメリット

さて、ここまで折りたたみ伸長式テーブル「ドロップリーフテーブ」の種類や特徴、使い方などをご説明いたしました。

その魅力について語ることはできたと思うのですが、ドロップリーフを実際に使用するためにはメリットだけでなく、デメリットも理解しておいた方が良いですよね。
そこで、ドロップリーフテーブルのメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット

ドロップリーフテーブルのメリットは、「天板のサイズを変えられる」、「持ち運びがしやすい」、「コンパクトに収納できる」の大きく3つです。

引っ越しや建て替えなど、家の間取りが変わることが多い家庭では、その度にダイニングを買い替えるのは大変ですよね。その点、ドロップリーフテーブルなら、間取りに合わせてサイズを変えられますので、買い替えの頻度を抑えられそうです。

また、折りたたみ式のテーブルなので持ち運びが簡単なのもメリット。例えば一人でも、小わきに抱えてテーブルを移動できますよ。模様替えを頻繁にしたい方や、好きな場所でテーブルを使いたい方にもぴったりですね。

そして、折りたたんだテーブルはとてもコンパクト。使わないときは、たたんで部屋の隅に寄せておけば広々としたスペースを確保できます。引っ越しなどの際も邪魔にならず、搬入時にドアの間口や廊下の広さを気にする必要が無いことも良いですね。

デメリット

ドロップリーフテーブルのデメリットは、「脚が邪魔なことがある」、「強度・安定性に不安がある」、「手入れが大変」の3つです。

バタフライテーブルのように固定脚が移動しない場合、座る位置によってはテーブルの脚に足がぶつかってしまうことがあります。ゲートレッグテーブルだと、固定脚以外に可動脚も増えてくるので、なおさら足元にごちゃつきを感じるかもしれません。

また、追加の天板があるということはそれをつなぐための仕組みがあるということ。特にアンティーク品だと蝶番で留めてあるだけ、というタイプも少なくありません。天板を移動するたびに生じる摩耗も気になります。
バタフライテーブルの場合、広げた天板には脚が無いため、安定性が悪くなることも否めません。いずれにせよ、本来1枚で使うテーブルの天板を何枚かに分けている状態ですので、その分強度が落ちることは意識しておいた方が良いでしょう。

日ごろのお手入れが複雑なのも気になる点です。部品が増えるということは、その分ホコリがついたり汚れる箇所が増えるということです。天板を伸長した状態でうっかり水分などをこぼすと、接続部分の溝に水分が入り込んでしまうことも。固定具の状態確認やメンテナンスも必要であり、一般的なテーブルより手間がかかることを覚えておきましょう。

ドロップリーフテーブルのインテリア実例

イギリスや北米を中心に栄えたドロップリーフテーブル。脚部がデコラティブなデザインも多く、「日本の家庭では浮いてしまうのでは?」と心配になりますよね。

そこで今回は、あえて和室にドロップリーフテーブルをコーディネートしてみました。
日本のインテリアとドロップリーフテーブルの相性をご覧ください。

ゲートレッグテーブルを和室にコーディネート

和室リビング

和室と言えば、やっぱり畳!そのまま座ってもごろごろ寝転がってもくつろげるのが嬉しい部屋ですよね。また、食卓を囲んでダイニングとして使ったり、布団を敷いて寝室にしたりと、並べる家具によって幾つもの表情を見せてくれるのも和室の特徴です。

そんな和室にドロップリーフテーブルは意外なほど綺麗にマッチします。
使わないときは折りたたんで部屋の隅に置いておけるドロップリーフテーブルは、和室の機能性を妨げないのです。

その日の気分で洋の暮らしを楽しめる柔軟性のある部屋にコーディネートできました。壁に掛けたペルシャ絨毯が和洋をつなぐ役割を果たしてくれています。抑え目のトーンが品のいいアンティークペイントの重ね収納棚も、和室にしっくりとマッチしていますね。

九州民芸家具のゲートレッグテーブル

民芸家具のゲートレッグテーブル

今回コーディネートに使ったドロップリーフテーブルは、実はイギリスではなく和製のもの。

九州民芸家具のゲートレッグテーブルで、天板の木目模様や脚のフォルムに優雅な雰囲気が漂っています。
西洋の風貌の中に独自のデザイン性が光る家具で、松本民芸家具に次いで高い評価を得てきました。両側の垂れ板を折りたんだ時のすっきりとした佇まいも素敵ですね。

ダイニングテーブルとして使わない時は、このように部屋の隅でコンソールテーブルとして使ってももちろんOK。こうすることで、畳間を広く使うことができますよ。和洋の小物たちを並べれば、現代風な印象にまとまりますね。

>>>「ゲートレッグテーブル×和室アレンジ」PHOTO GALLERY

ドロップリーフテーブルでアンティークの世界を楽しもう

今回はドロップリーフテーブルについて解説いたしました。

18世紀イギリスを中心に流行した伸長式テーブルですが、現在の住宅でも十分活躍することが分かりましたね!
特に狭いスペースを有効活用したい方や、人数の変動が多いお宅におすすめのテーブルです。

さまざまなコーディネートにもマッチしますので、ドロップリーフテーブルをきっかけにアンティークの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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