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チャーチチェアとは

チャーチチェアとは、チャペルチェアとも呼ばれる椅子で、教会や礼拝所で使われる椅子のことです。教会という特殊な場所で使われていたため、デザインはシンプルで木製をベースに作られていることが多いです。

チャーチチェアの特徴

チャーチチェアの特徴は、シンプルで洗練されたデザインのものが多いということです。厳かな教会の雰囲気に合うよう、装飾性を控えてナチュラルな木味を感じられるつくりになっています。また背もたれの背面に聖書や本などを入れておくためのポケットが付いているモデルがあるのも教会の椅子ならではです。

チャーチチェアの種類

タテ型チャーチチェア

タテ型とは背面全体に板張りのあるチャーチチェアです。教会用にたくさんの椅子を用意するため、シンプルなデザインにされたようです。素朴ながら木目の美しさを感じられるデザインで、様々なインテリアにマッチします。

ラダーバックチャーチチェア

ラダーバックとは、背もたれが梯子状になったデザインのものを言います。梯子部分の裏側にポケットを付けた椅子もあり、教会で使われた名残を感じさせるモデルです。

クロスバック型チャーチチェア

 

背もたれの部分に十字架が彫られたチャーチチェアです。いかにも教会の家具らしい雰囲気で厳かな印象ですが、流通している数が少なく貴重なデザインのチャーチチェアでもあります。

チャーチベンチ

チャーチチェアより古くからある長椅子です。シンプルなデザインのもの、装飾性のあるものとデザインは様々です。概ね2~3人で座れるサイズ感で、ナチュラルな印象が特徴的。現代のダイニングなどにもマッチします。

チャーチチェアの歴史

チャーチチェアは19世紀のヨーロッパ各地の教会で使われ始めました。それ以前の教会で使われていたのは、木製のベンチがメインでした。複数人が同時に座れる半面、出入りがしにくいといった不便さもあったようです。そこで作り始められたのが、一人掛けのチャーチチェアです。隣に座る人に気を遣うことなく座れるチャーチチェアは瞬く間に教会のトレンドとなりました。こうして国や地域によってそれぞれ特色のあるチャーチチェアが作られるようになり、現代に引き継がれることになったのです。

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