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火鉢 陶器 アンティーク家具について

定番抜きでは語れない!アンティーク火鉢の鉄板デザインに注目

前回の「現代で楽しむ日本の伝統。木製アンティーク火鉢の魅力とは」の記事では、木製のアンティーク火鉢の種類についてご紹介しましたが、何もアンティーク火鉢の全てが木製で作られているというわけではありません。アンティーク火鉢には様々な材料が用いられており、デザインや佇まいもそれぞれ違った魅力があるんですよ。
今回は様々な素材で作られたアンティーク火鉢の定番デザインにスポットを当て、さらにその魅力を掘り下げていきましょう。

美しい色彩が目を惹く陶磁器製・瀬戸火鉢

骨董 火鉢 陶器

木製の火鉢に並んでアンティーク品の数が多いのが、陶磁器製の火鉢です。瀬戸火鉢とも呼ばれています。
瀬戸火鉢の最大の魅力は、その色彩とデザインの豊富さ。
現在よく見かけるアンティークの瀬戸火鉢は明治~昭和頃に作られたものが多く、主に庶民の家庭で親しまれていました。生活が豊かになるにつれ、装飾にもこだわった鮮やかな色彩の火鉢が多く作られるようになっていきます。

火鉢 陶器 アンティーク

陶磁器に豊富な絵柄があるように、瀬戸火鉢に施された絵柄も様々です。
透明感のある鮮やかな青に目を奪われる「染付(そめつけ)」や、赤・緑・黄などが多彩に使われた「十錦手(じっきんで)」など、その美しい絵柄は今も変わらず多くの人々に愛されています。
他にはない色彩豊かな瀬戸火鉢は、インテリアのアクセントとして取り入れても素敵ですよ。

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彫金と独特の枯れ色が味わい深い金属製・金火鉢

金火鉢

金火鉢とは、銅や真鍮で作られた火鉢のこと。
昔は真鍮や古銅などを総称して唐金(からかね)と呼んでいたことから、唐金火鉢とも呼ばれます。
適度な強度ながら柔軟性も持ち合わせた真鍮は加工しやすく、金属製火鉢の多くは、彫金などの装飾が施されているのが特徴です。

唐金

少し高価な唐金製品が世に出回り始めたのは、人々の生活が向上してきた江戸時代中~後期頃から。始めは仏具として使われていた唐金は、次第に火鉢といった日用品にも用いられるようになっていきました。
装飾品としての向きも強い唐金火鉢には繊細な彫金が施されたものも多く、高級感漂う重厚な佇まいも魅力のひとつです。
ちなみに、唐金火鉢の落ち着いた枯れ色は、真鍮が酸化したことにより生まれる表面変化。火鉢が歩んできた歴史を感じさせる、アンティークらしい味わいを楽しめるお品です。

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活用方法はアイディア次第、手あぶり火鉢

手あぶり火鉢

手あぶり火鉢とは、一人用の小振りな火鉢のことを指します。
デザインの一種と思われていることもありますが、実はその形や素材は様々。
もともとは客間に置かれることが多く、ひとつは来客用に、もうひとつは主人用にと、2つ1組で作られていました。
現在ではその2つをバラバラに販売して比較的手頃な値段が付けられていることも多く、様々な面で気軽に取り入れやすい、人気の高いアンティーク火鉢です。

手あぶり火鉢 使い方

サイズも小さな手あぶり火鉢は、ダイニングテーブルの上で使うことも可能です。
水に濡れても平気な陶磁器製を、ワインクーラーや金魚鉢として使う方もいらっしゃるそうですよ。
火鉢本来の使い方以外にも、アイディア次第で色々な活用方法がありそうですね。

最後に

様々な素材で作られたアンティーク火鉢をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。同じ火鉢でも、種類によってまた違った趣が楽しめるのも興味深いですね。
今回のRAFUJU MAGで、運命のアンティーク火鉢との出会いに貢献できたのなら幸いです。
デザインの他にも価格や使い方など、アンティーク火鉢を生活に取り入れる前に押さえておきたいポイントはまだまだありますが、それはまた別の機会に。
お気に入りの一品を見つけて、アンティーク火鉢のある暮らしを楽しんでくださいね。

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