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アンティーク家具について

アンティーク家具の素材ガイド!木材の見た目・特性・価格を解説

アンティーク家具を検討しているときに、その家具の年代や生産国と共に目につく項目である木材の種類。家具を選ぶ基準として、知っておきたいと思う情報のひとつだと思います。
しかし、「種類はなんとなく知ってるけど、具体的にどう違うのかいまいち分からない…」という方も多いはず。そこで今回は、アンティーク家具に使われる木材を「見た目」「特性」「価格」の3つの視点からご紹介いたします。
知っているとよりアンティーク家具を楽しめますのでぜひご覧ください!

見た目で木材を見る

「見た目」は木目や色味のこと。木材ごとに傾向があるのでお好みの材質のものから探してみるのもひとつの手です。
西洋アンティーク家具ではウォールナット・チーク・マホガニーの世界三大銘木で作られるお品も見つけられますし、明るく優しい色味や経年変化を楽しみたい方はパイン材もおすすめです。

日本の和家具や箪笥では、桐や杉・欅(ケヤキ)や栗など国内で馴染みある木材が並びます。どれも詰まった木目が美しいですね。
また、屋久杉や黒柿など希少な木材で出来た家具では、ダイナミックで美しい木目を楽しむことができますよ。

ざっくりと見た目をご紹介しましたが木は個体差が大きいことに加えて、家具として使用された環境がまちまちだと変化のしかたも変わってきます。結果同じ材質のものでも色味に差が出ることも多いです。
見た目だけで言うなら、“そっくりな色味だけど違う木材”、”同じ木材だけど塗装によって全く違雰囲気”というケースがあり得るので、見た目で探す際には木材の種類は絞りすぎず複数チェックするのがおすすめですよ!

「杢目」「柾目」「板目」とは?違いは?

木材の見た目についてお話しすると、「柾目」「板目」そして「杢目」という単語を目にします。
「柾目」「板目」は切り方が異なっていて、丸太から取る角度が違うため現れる木目も違うので呼び方も分かれています。同じ種類の木材でも違った顔が見られるので、比べてみるととても面白いですよ!

そして、「杢目」とは木材のなかで稀に表れる複雑な模様を指します。原木の中からわずか数パーセントしか取れない上、必ず現れるものでもないので希少価値が高いです。
複雑でずっと見ていたくなるような独特の木目模様をお探しならば、「杢目」のある家具をチェックしてみてくださいね!

更に興味のある方はぜひ当店のアンティーク辞典をぜひご覧ください!木材ひとつひとつの詳しい情報や杢目などを写真付きで解説しています。

アンティークにまつわる用語・歴史を解説しています。

⇒ラフジュ工房のアンティーク辞典はこちら

特性から木材を見る

「特性」とは耐水性や吸湿性、重量などのこと。
真っ先に思い浮かぶ「吸湿性」のある木材と言えば、古くから大切な衣類をしまう収納家具に使われていた桐材ですよね。”着物箪笥といえば桐”と常識のようになるほどに昔から、何に使うのに向いているか考えてながら木材が使われてきたことが分かります。
他にも木材によって「軽い」「耐水性」などの特性を持つものがあるんです。せっかく家具を選ぶなら、その材が持つ特性も知っておきたいですよね。

「吸湿性」は、どれだけ湿気を吸うかといったものですが、木材の種類以外にも切り方や育ち、環境や塗料で違ってきます。
ここでは、それぞれの木材の平均的な板目が湿気を吸い吐きすることを指す「膨張収縮の大きさ」と、乾燥させたときに同じ体積の水と比べた「比重(重さ)」をまとめた表をご紹介します。

軽くて湿気をよく吸うのが桐や杉、重量があり湿気に左右されにくいのがチークやローズウッド、などなど2つの要素から特徴が分かってきますね!

ちなみに「耐水性」ですが、当店ではテーブルの天板などに関してほとんどの場合、水に強いクリア塗装を施しております。塗装のおかげで、木材の種類による差はほとんど出ませんので安心してお選びいただけます。

価格から木材を見る

最後に注目したいのが「価格」です。
アンティーク家具をあれこれ見ていて、「似たような見た目なのに素材が違うだけでどうしてこんなに価格が違うの?」という疑問を持ったはことはないでしょうか?
これは、木材の種類によって”希少性”が全く異なるからなのです。作られた年代や作りの良さはもちろんですが、”何で作られているか”も価格を大きく左右する要因のひとつ。
アンティーク家具に使われている木材の中には、ローズウッドやマホガニーなど現在は伐採や輸出が禁止されてしまったものもあり、それらを使った家具は特に価格が高くなります。
高価ではあるものの、現代では新たに手に入らない素材に触れることができるのもアンティーク家具の魅力のひとつですよね。
アンティーク家具に使われる木材の価格傾向を載せておきますので、お目当てのアンティーク家具を探す際の参考にしてみてくださいね。

※これに加えて玉杢などの価値の高い木目があるか、節が入っていないかなども価格を左右します。

おわりに

今回は木材の種類を3つの視点から紹介してみました。
それぞれの材の詳しい特徴についてはラフジュ工房のアンティーク辞典をご覧ください!これからアンティーク家具を探す方も、お手持ちの家具について知りたい方も新たな発見があるかもしれませんよ。
⇒ラフジュ工房のアンティーク辞典はこちら

木材は自然のものなので経年変化をします。それも置かれた環境によって異なってくるのが興味深いですよね。家具を選ぶひとつのヒントとしてお役に立てれば嬉しいです!

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