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アンティーク家具について

一人暮らし向け「小さめ」アンティークチェストの選び方

一人暮らしのお部屋は広さに限りがあって、収納スペースに困ることも多いですよね。「収納スペースが足りないからしょうがない、少しだけ」と収納スペース以外に物を置くようになると、いつの間にか散らかってしまっている経験お持ちじゃないですか?

のびのびと過ごせるお部屋にするには、まずは十分な収納スペースを確保すること、そして圧迫感を感じない小さめの家具を選ぶことが重要です!

その条件を満たしてくれるのが今回ご紹介する「チェスト」です。その中でも本格アンティークを取り入れたいという方に向けたアンティークチェストの選び方をご紹介します。

 

アンティークチェストのタイプで選ぶ

チェストには背の高いハイチェストや幅広のローチェストなど、様々な形があります。自分の部屋をどんな印象に見せたいのか、収納したいものはどんなものか、目的に合わせて最適なチェストを選びましょう!

圧迫感のない「ローチェスト」

圧迫感のない「ローチェスト」
背が低く横に長いタイプの「ローチェスト」は、背の高いチェストに比べて圧迫感を感じません。また、天板が視界より低い位置にあるので、時計や観葉植物、オブジェを飾ったり、テレビボードとして使ったりもできる一つ二役な便利家具!
ただ収納スペースも横に長い形であることが多いため、細かく分類する場合には仕切りを自分で用意する必要があります。
床に直接座る生活スタイルに近いほど、高さのないローチェストがおすすめです。

省スペースな「ハイチェスト」

省スペースな「ハイチェスト」
ローチェストとは反対に、幅が狭く高さのある「ハイチェスト」は、なるべくスペースを取られたくないという場合におすすめです。さらには引き出しが細かくついているので、細かい分類が必要なものをしまうには最適ですよ!
ローチェストの紹介でも触れたように、高さがあるゆえの圧迫感は無視できません。椅子中心で視界が高いインテリアの場合なら気にならないかもしれませんね。

おしゃれを演出する「脚付きチェスト」

おしゃれを演出する「脚付きチェスト」
見た目にこだわるのでしたら、脚付きのチェストを取り入れることでグッとおしゃれ度がアップします!さらには床とチェストの間に空間が生まれるので、圧迫感を軽減することもできますよ。
ハイチェストの方がいいけど、圧迫感は感じたくないな…という時には、脚付きのハイチェストを選択肢に入れてみてください。
脚付きになると安定感を損なってしまうので、重いものを下段に収納したり、転倒防止グッズを使ったりなどして対策をしてください。

小さめと言えばこれ!「サイドチェスト」

小さめと言えばこれ!「サイドチェスト」

サイドチェストはその名の通り「サイド=横」で使うチェストのこと。ベッドやソファ、デスクといったメイン家具のサイドに設置すれば、収納スペースを程よく増やしてくれるだけでなく、ミニテーブルのように使うこともできます!
ちょっとした小物を収納するには最適なチェストだと言えますね。

 

容量に合わせた引き出しのサイズで選ぶ

容量に合わせた引き出しのサイズで選ぶ

引き出しのサイズは「奥行き」と「深さ」のバランスをよく見て選びましょう。

衣類やタオルなどかさばりやすいものを収納する場合は奥行きや深さにゆとりがあるものが良いですし、小物をメインに収納するならば、底が深いほどスペースが無駄になってしまいます。

ボックスやスタンドなどの便利グッズを上手く活用することも考えながら選ぶと、スペースを無駄なく使えることができますよ!


アンティークチェストの素材で選ぶ

アンティークチェストの素材で選ぶ
アンティークチェストはなんといっても天然木から感じる本物感が魅力です。指で触れる感触に木材の柔らかさが感じられますし、経年することで変化していく色味や艶は唯一無二のもの。

プリント合板では傷ついた箇所が白く目立ってしまいますが、無垢材であれば多少の傷は目立ちません。

補修をしながらきれいに使い続けていけば、いつしか大切な家具として愛着を持てることでしょう。

ここではチェストで使われている木材の中でも代表的な4種の特徴をご紹介します!

 

オーク

オーク

木質が硬く、丈夫で重量のあるオーク。はっきりと浮かんだ木目は細かく詰まっていて、整然とした印象です。経年すると色味が濃く変化していくので、風格を増していくのも特徴的。

傷や凹みにも強いので、上に物を置いて使いたい場合には頼りになる木材ですよ。

柾目で切り出した際に時折現れる縞模様は、虎の柄に似ていることから「虎斑(とらふ)」と呼ばれます。一見すると「不良品か!?」と思ってしまいますが、実はたっぷりと栄養を含んだ木材の証!この杢目があるということは、良質さの証明でもあるんです。

ウォルナット

ウォルナット

世界三大銘木のひとつで、オークと同じく木質は堅めで傷や凹みに強い木材です。油分を多く含んでいるため経年と共に上品な艶を出してくれます。

オーク材とは反対に色味は年月とともに抜けていくので、穏やかな風合いへと変化します。硬質でありながら粘りも併せ持った特性から、曲木技術に最適な木材としても知られていますね。

木目には不規則さがあって、その模様の出方により化粧的な価値が変わってきます。ウォルナット材のチェストを選ぶ際には木目にも注目して選びたいですね!

マホガニー

マホガニー

ウォルナットと並び、世界三大銘木のひとつに数えられる高級材です。穏やかに波打つような木目と、境目が不明瞭に滲んだ様子に優しさや上品さを感じずにはいられません。

赤茶を帯びた色調と奥からにじみ出てくる光沢は、他の木材に類を見ない気品を漂わせていて、18世紀になると上流階級の人々の間で人気を爆発させました!その頃から乱獲が続き、その頃に使われていたマホガニー材は伐採禁止になるほどに数を減らしています。

貴重さゆえに、アンティーク家具の中でもこの材を使った家具は値が張ることで知られています。

チーク

チーク

最後の世界三大銘木であるこの木材は、アンティークよりもヴィンテージ(ビンテージ)に使われていることが多いです。

特に1950~1970年頃の北欧モダンデザインが最も栄えた時代には、北欧諸国をはじめとして、北欧モダンデザイン家具を生産するイギリスメーカーなどでも好んで使われました。

時を経るごとに飴色に変化していくことが特徴で、元の白っぽい無垢な印象も素敵ですが、この飴色の輝きは木の宝石とも称されるほどの美しさです!

油分を豊富に含んでいることから、手触りは滑らか。指先を這わせた時のしっとりとした感触が心地よく、普段触れる機会の多いチェアやテーブル、チェストに使われていればその良さを強く実感できるでしょう。

パイン

世界三大銘木とは打って変わり、庶民のための木材として親しまれた安価な木材です。

特徴的な節は、当時の上流階級から「低品質」とされて市場価値を落としていました。その安価な材木を好んで使うようになったのが一般階級の人々です。

田舎の風土によく似合う柔らかな質感と明るい色合いは、今でもカントリー(田舎)調の家具としてナチュラルインテリアが好きな人たちに愛され続けています。

 

家具のデザインは木目もチェック!「板目」と「柾目」で変わる印象

 

いろいろな木目の家具

 

先ほどは樹種についてご紹介する中で「木目」について軽く触れていましたが、天然木でつくられた家具を選ぶ際にはぜひこの「木目」にも注目してください!

木目には2種類あり、丸太の切り口に見える丸い層の「年輪」に対して
中心に近い部分を通って垂直にカットした時にできる木目が「柾目」。反対に、中心から遠い部分を通って水平にカットされた木目を「板目」と呼びます。

板目と柾目の説明

柾目は木目がほぼ平行に並んだすっきりとした見た目なため、洗練された印象を受けます。シンプルなインテリアを目指している場合、柾目の木材を使った家具で揃えると非常に整って見えますよ。

反対に木材が持つ木目の個性を楽しみたいのなら、板目を選びましょう!切り出された数だけバリエーションがあり、自然の中で育まれた模様の不規則さにじは芸術性を見出すこともしばしば。

柾目は中心部分からしか取れない希少性から、板目の木材よりも高値を付けられます。また、強度に関しては柾目の方が強度が高く、木目が均一なことから反りや収縮などの変形のリスクも少ないというメリットも挙げられますね。

ラフジュ工房で扱う家具は、構造面・強度面に問題が無い事をきちんと確認して出品しています!

ただ木材の特性上、使用環境の湿度や温度によって、歪みや変形が生じてしまう事も。使用の際には、家具を設置する環境や普段の取り扱いに注意するとリスクが軽減されますよ。

もし購入後に変形が生じてしまった場合でも、購入後1年間は何度でも無料修理が受けられる「アフターメンテナンス制度」をご用意!2年目以降も有料で修理を承ってますので、安心してお買い求めください。

アフターメンテナンス制度」の案内ページはこちら

 

あなたの好きなインテリアはどれ?テイストに合わせて選ぶチェスト

 

クラシックテイスト

クラシックテイスト

フォーマルな印象が強いクラシックインテリアは、特に男性からの支持が厚いテイスト。濃いブラウン系のアンティークチェストを置くことで、部屋に重厚感が増します。威厳を持った品位あるお部屋にするならクラシックなデザインを取り入れてください。

こうしたお部屋に似合うのはもちろん、イギリスの伝統的な意匠を取り入れたチェストです!バーリーシュガーツイストやボビンターニングなどの足元の意匠や、随所に施された彫刻がもたらす高級感は、お部屋の質をワンランク引き上げてくれます。

間接照明などもうまく取り入れて、大人の風格が漂う落ち着いた空間へ。

「クラシックテイスト」のインテリア実例はこちら

フレンチテイスト

フレンチテイスト

まるでお姫様が暮らす部屋のようにしつらえられた、淡い色彩とキュートな丸い家具に囲まれるフレンチインテリア。

女性のためにデザインされたロココ調家具から続く、曲線を意識したフォルムや淡い色彩には、乙女心を呼び覚まされざるをえません!猫脚で優雅に佇むチェストは毎朝の身支度さえも特別に輝いた光景へと変えてくれるに違いないでしょう。

特にマホガニー材でつくられた家具の光沢と、その加工性の高い材質から掘り出された細やかな彫刻は、艶やかな上品さをお部屋に与えてくれます。

木材の性質を活かした家具だけでなく、白や水色など淡い色を基調にしたペイント家具のチェストもかわいい雰囲気によく似合います。ペイント家具を取り入れつつ、もっと大人の雰囲気を足したいのであればグレーなど落ち着いた色を取り入れるといいですよ。

「フレンチテイスト」のインテリア実例はこちら

ナチュラルテイスト

ナチュラルテイスト

木の素材をふんだんに取り入れた、明るい雰囲気が魅力のナチュラルインテリア!白やベージュなどの明るい色の家具で揃えれば、窓から差し込む光がいっそう優しく映ります。

こうしたインテリアによく似合うのは北欧ヴィンテージやペイント、パイン材のチェストです。

チーク材がよく用いられる北欧ヴィンテージは、シンプルでありつつも洗練されたデザインで上質さをうかがわせます。一方パイン材でつくられた家具は、その特徴的な節と柔らかい木肌が相まって、素朴な印象を与えます。ナチュラルとはいっても、選ぶ家具によってだいぶ印象が変わってきますね。

他にも白のペイント家具を中心にしたナチュラルテイストも人気です!色の印象からも清潔感や女性らしさが伝わってくるインテリアになります。白を取り入れるとお部屋が広く見えるのも一人暮らしには嬉しいポイント。

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モダンテイスト

モダンテイスト

すっきりと整えられた生活感を感じさせないモダンさには、散らかった様子などふさわしくありません。収納スペースをしっかりと確保するために取り入れたいチェストには、すっきりとしたフォルムの北欧ヴィンテージが良く似合うでしょう。

ファブリックをあまり用いずに、木製家具で揃えるのであれば、チェストはもちろんのこと家具を濃い色味で統一すると引き締まった印象になります。他にもファブリックで黒やグレーなど無彩色で揃えた無機質な部屋に、北欧らしいぬくもりを持つ家具を一部取り入れてみると冷たい印象になりすぎないスマートなお部屋にすることができますよ。

「モダンテイスト」のインテリア実例はこちら

和風テイスト

和風テイスト

伝統的な日本のインテリア要素を取り入れた和の味わいで、心の落ち着く原風景を描き出したお部屋。畳部屋をベースにした純和風なテイストも侘び錆を感じて素敵ですし、フローリングをベースに和家具を置きつつ、現代的なデザインの家具もミックスした和モダンテイストも一味違った良さがあります。

シンプルな意匠の家具から、民藝家具のように大ぶりな金具で飾られたインパクトのある家具も備えているので、昔懐かしいレトロなお部屋にも、格式高さのある和の風情たっぷりなお部屋にも、合わせ方によって変幻自在です。

視点の低い畳部屋には、やはり和風なローチェストが似合います。重心が下に集まるので、空間を広く感じることができますよ!

「和風テイスト」のインテリア実例はこちら

 

おわりに

限られた居住空間だからこそ、収納スペースの確保のために小さめのチェストが役立つ場面は多いです。自分の部屋の環境に合わせて、理想のチェストを探してみてくださいね。

その中でもアンティークにこだわりたいという方は、一点物という特質上中々好みに見合うサイズを探すにも苦労されることでしょう。

そうした時には当店のオーダー家具サービスも検討に入れてみてはいかがでしょうか!

当店のオーダー家具・建具サービスには、家具や建具を一から新規製作する『ラフジュ工房オーダー家具』サービスと、お客様のご要望に沿ってアンティーク家具や建具をリペアしていく『カスタムできるアンティーク家具・建具』サービスの2種類があります。

「もうちょっと高さがなければ…」「このデザインに足がついていたら!」など、あと一歩のデザインを理想の形に近づけられるよう、当店の知識と経験が豊富な職人チームが1点1点丁寧に要望を叶えます。

オーダー家具・建具に関するご相談やわからない点などあれば、お問い合わせフォームLINEから友だち追加して、お気軽にご連絡ください!

 

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