大阪というと道頓堀にある立体看板のようなド派手なものが好きで、陽気な関西人が盛り上げるにぎやかな街というイメージが大きいですよね。
だからこそ、大阪駅を降りてすぐ、イギリス貴族の邸宅のようなアンティークな建物の異色さに目を奪われる人も多いのではないでしょうか?
このアンティーク感たっぷりの”ホテルモントレ大阪”が都会の真ん中にあるのと同じように、大阪は意外とアンティークや骨董を身近にした街でもあるんですよ。
その中でも選りすぐりのアンティークショップをエリア別に紹介します!
店舗情報も掲載しているので、気になったお店があったら足を運んでみてください。
※掲載時の情報のため実際の情報とは異なる場合があります。詳細は店舗HPなどでお確かめください。
目次
アンティーク家具
<梅田エリア>
SOUP / Clozzet(スープ/クロゼット) 西区
「SOUP」はwebショップ「Clozzet」の実店舗にあたります。
土佐堀川を背にした4階建てビルの2階にある、コンパクトなアンティークショップ。
それでも閉塞感というのは感じません。数を厳選した余裕のあるディスプレイのおかげでしょうか。
商品数が多すぎると、ひとつに集中する時間が限られてしまうこともありますからね。このショップではそんな野暮なことが起こってはいけません。
なぜならSOUPでは、日本ではあまり見かけないフランスミッドセンチュリーの名作を扱っているからなんです。
日本でも有名なフランスのデザイナーと言えば、「日本西洋美術館」の世界遺産登録で有名になった建築界の巨匠ル・コルビジュエですね。
でもそのル・コルビジュエが愛した照明「グラランプ」や、彼の右腕であるピエール・ジャンヌレの「プロジェクト・チャンディーガル」の家具については、あまり知られていないと思います。
こうしたフランスミッドセンチュリーの知られざる名作を楽しむことができるんですよ。
他にも日本ではまだ名の知れていない、フランスの有名デザイナーの作品を数々紹介しています。一度訪れるだけでも見聞が広がる、フランスミッドセンチュリーのアンバサダー的ショップです。
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PORT(ポート) 北区
おしゃれ感度の高い方にオススメしたいのがこちらの「PORT」です。
海外からセレクトしてきた洋服やアートとともにヴィンテージ家具を揃えたショップで、その全部が素敵なものばかりなんです。この多方面に通じるセンスの幅広さには頭が下がります。
洋服やとアートと家具すべてを使った隙のないオシャレな空間は、まるでドラマや映画の華やかなセットみたいで胸が躍りますよ。
その華やかな空間を抜けるとインテリアのコーナーが用意されていて、選りすぐりのヴィンテージ家具がコーディネートされています。
置かれている家具はフランスのミッドセンチュリー家具が中心で、“シャルロット・ペリアン”や“ピエール・チャポ”などフランスの有名デザイナーの作品や、そのほかデザイン性の高い家具が存在感を放っています。
その家具をメインにコーディネートされたインテリアは、色味の強いアイテムやアートをいくつ取り入れても配色が完璧でごちゃごちゃしません。このあたりのセンスを盗むことも、PORTでするべきことの一つです。
平日の火曜~木曜は基本的に開店していませんが、前日までに予約をすれば来店することもできますよ。
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<心斎橋・難波エリア>
70B OSAKA 西区
大阪のアンティークショップといえば、“西日本最大級“のアンティークショップ70B INC.の大阪店「70B OSAKA」は外せないです。
アンティークのイメージから遠く離れた真っ白い箱のようなモダンデザインの外観が、まさしく70B INC.が掲げる「アンティーク業界の常識を覆したい」想いを体現しています!
1階から3階まですべてのフロアを埋め尽くす品揃えは、イギリスやフランスのアンティーク家具の王道を押さえながら、アメリカ、ベルギー、オランダ、ドイツ、インドまで幅を広げています。
“アーコールチェア“などアンティーク好きのツボを押さえた商品を揃えつつ、出会ったことのない個性派アイテムとも出会えるショップなので、手堅く王道派の方や、独自の感性を表したい方など、幅広いニーズに応えてくれますよ。
中には「本当にこの値段でいいの?」と思うほど安いものも見つけられてしまうので、これからアンティークに挑戦したい!という方には天の恵みがあるかもしれません。
外からは満天の星空に見えるほどの数があるガラス照明も魅力のひとつ。ぜひ自分のお気に入りを探してみましょう。
駐車場の用意はないので、車でお越しになる際は近隣のコインパーキングの情報も事前にチェックしておきましょうね。
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<大阪市その他のエリア>
SHABBY’S MARKETPLACE(シャビーズ マーケットプレイス) 西淀川区
さび付いたトタンの町工場を今どきのフォトジェニックなショップに改装した「SHABBY’S MARKETPLACE」。
素敵なアンティークドアを開けると、想像を上回る数のアンティーク家具がずらっと店内を埋め尽くしています。しかも1階では終わらず2階まであるんですから、相当な数を前にして興奮を抑えきれません。
ヨーロッパを中心に買い付けたというアンティーク家具ですが、ヨーロッパとひとくちに言ってもその範囲は広いです。
各国から集められた家具は、飴色に輝くツイストレッグのチェアや、ナチュラルブラウンのカントリーなテーブルなど、それぞれのお国柄が出たデザインで私たちを楽しませてくれます。
ファクトリーランプにロッカーなどのインダストリアルなアイテムまで備えていますので、ヨーロッパアンティークの入門編としてバランスのとれたラインナップです!
何も考えずにふらっと来店したとしても、このデザインの豊富さの中では「心を掴まれるものがひとつもない」なんてセリフは聞けないでしょうね。
不定期にカフェの営業もされているので、お店のカレンダーと予定を突き合わせればとても充実した1日を送れること間違いなしですよ。
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SHARK ATTACK OSAKA(シャーク アタック オオサカ) 大正区
見た目はどこにでもある雑居ビルなのに、入り口に立てば、とたんにアンティークの世界にトリップしてしまう「SHARK ATTACK OSAKA」。
見上げるほど大きな入り口を備えた1階のフロアには、辺り一面に家具、家具、家具。さらに4階まで続いている巨大アンティークショップです!
店内を回ると気が付きますが、ショップに置いているのはアンティークだけではないみたいですね。
オランダのインポートブランド”ZUIVER”をはじめとしたインポート家具や、有名デザイナーが手掛けたアイテムなど現行ブランド品も置いてあってお店全体がヴィンテージミックスなスタイル。
インダストリアルアイテムも充実していますし、トライバルラグという少数部族の作ったラグも置いてあって、ラインナップは相当豊富ですよ。
デザイナーズの花器やヴィンテージ食器など空間のワンポイントに必要なアイテムも揃っているので、このお店の中でお部屋のインテリアが完成してしまいそうですね。
自分の思い描くヴィンテージミックスをつくりたいなら、このお店でアイテムもアイデアもすべて手に入れてしまいましょう!
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WANT ANTIQUE LIFE STORE(ウォント アンティーク ライフ ストア) 東成区
古代の神殿のようなストーンレリーフが埋め込まれた外壁で異彩を放つ「WANT ANTIQUE LIFE STORE」。
ユニークなアイテムを探すならば真っ先に行ってほしいのがここです!
ショップで扱うアイテムは1880~1980年代のアンティークが主流。シャビ―フレンチのチェスト、インダストリアルランプ、イームズチェアなど人気どころを押さえつつ、それを凌駕するほどに曲者家具が幅を利かせているのはこのショップの面白いところ。
ランプひとつとっても、ステージに使われるスポットランプや、列車の目印に使われたシグナルランプなど、ちょっと変わったものを発見できる面白さがあります。
もちろんそれはランプに限らず、チェアやテーブルなど部屋の主役となる家具にも、部屋のワンポイントになる雑貨類にも一風変わったデザインを見つけられるので探検気分でぐるぐる店内を回ってしまいますよ。
ポップアートで人気の画家「アンディウォーホル」や「ロイ・リキテンスタイン」のポスターをはじめ、壁を彩るアート作品の豊富さもショップの愉快な雰囲気に一役買っています。
なんだか自分の感性に訴えるものがないんだよな……という方も、このお店でならビビッと来るものと出会えるかもしれません!
ショップの品揃えが気に入ったら、姉妹店の「WANT ANTIQUE EAST STORE」も行かなきゃ損ですよ。
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LIGHT YEARS (ライトイヤーズ) 福島区
2021年に博多から移転してきたばかりで、まだあまり知られていない穴場アンティークショップ「LIGHT YEARS 」。
このショップの面白いところは、日本にはなじみのない部族カルチャーに触れられるところ。
近年日本でも人気の出てきたトライバルラグのように、部族の手仕事によってつくられたインテリアアイテムも馴染みがでてきました。でもライトイヤーズに行けば、まだまだ知られざる部族カルチャーに育まれたアイテムに出会えますよ。
例えば、ライトイヤーズではモロッコの山岳地帯に住むベルベル人が織るモロッカンラグ、「ベニワレン」が揃っています。
もしかしたらベニワレンはアンテナの高い方なら知っているかもしれませんね、では「トゥアレグマット」はどうでしょう?
こちらはサハラ砂漠地帯に住むベルベル人がつくっているんですよ。葦で編んだござのようなマットになっていて、同じベルベル人でも環境によって文化がまったく違っていて面白いですよね。
さらにはアフリカに暮らすセヌフォ族、ロビ族、グルンシ族、ヌヌマ族など、正直今まで聞いたこともなかった部族の名前が飛び出してきます。
部族家具に的を絞ったかなり珍しいショップなので、好奇心がくすぐられた方はぜひ足を運んでみて下さい。
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つむぎ商會(ツムギショウカイ) 東住吉区
100坪もの工場跡地の中に、日本中から集めた古家具や古道具、金物をストックしている「つむぎ商會」。1階と2階がありますが、売り場になっているのは2階です。
お店に迎え入れた古家具はすべて、塗装を落としてレストアしているので柔らかい木味があります。色という1つの大きな個性が消えたことで、木目や仕上げ、経年の具合などの細かい個性の発見が楽しくなります。
ナチュラルで親しみやすい古家具は、ダイニングテーブルや文机、チェア、キャビネットから、小ぶりなブックシェルフ、小抽斗まで豊富に揃っているので、用途に合わせて選ぶことができますよ。
実はつむぎ商會はもう一つ大きな売りがあって、それが店内の半分を占めるデッドストックの金物です。その量は一目見て「1日使っても全部見ることはできないな」と悟るほど…
せめてもの見本というように壁面へ金物が取り付けられているのですが、毎年増やし続けた結果、大迫力のフォトジェニックスポットになっています。ただし無断撮影は禁止ですので、一言店の方に断りを入れてから撮影しましょう。
現在は土曜と日曜のみの営業となっていますので、来店の際はお気を付けください。
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<豊中・池田・高槻エリア>
BANSE basic interiors (バンセ ベーシック) 箕面市
水色にペイントされたドアがかわいい、外国のカフェのような「BANSE basic interiors」。
ヨーロッパから買い付けたアンティークやヴィンテージアイテムと、それに合わせて選んだ現代のアイテムを和洋折衷バランスよく織り交ぜたラインナップが魅力のショップです。
お店の名前になっている“バンセ”というのは「Sense of Balance=バランス感覚」からとられたんだそうですよ。
入り口から入ってすぐは、アンティークに似合いそうな食器類やドライフラワー、籠など雑貨品のコーナーになっていて、家具に比べて気軽に見られる分ぐいっと心を掴まれます。
その奥のエリアには、挽き物加工が美しい曲線的な家具や、直線的なデザインで先細りした脚がシックな家具など、イギリスやフランスの様式を持ったアンティーク家具がディスプレイされています。
比較的ナチュラルなテイストで揃えられていて、テーブルに並べられた現代のテーブルウェアとも相性がいいです。
アーコールの家具にも力を入れているので、それをお目当てに行くのもいいですね。
近隣に1時間無料で使える提携の駐車場があるそうなので、事前に場所を調べてから行くことをおすすめします。
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TWIN ANTIQUES(ツインアンティークス) 箕面市
5階建ての大きなビルを備えた大阪随一のイギリスアンティーク専門店「TWIN ANTIQUES」。店舗となっているのは1階から2階部分です。
ビルの正面に立つと各フロアのショーウインドウに飾られている英国家具が一望できますが、そのどれもが格式高さをうかがわせる造りになっています…
ショップには英国の歴史を背負った”本物”を思わせる美しい品々が並び、広さを生かして小型から大型の家具まで揃う充実っぷりです。
フロア内は系統の近い家具がまとまってディスプレイされているので、好みの系統がどこにあるのか一目瞭然です。お目当てのものが探しやすくていいですね。
チェスターフィールドを主役にして風格ある家具を揃えることも、アールデコ期のシンプルな美しい家具で一式揃えることもできてしまいます。
こうした専門店の醍醐味は、自分の好みを細部まで突き詰めていけるところにありますよね。
それでも「あまりに豊富で決められない!」と迷ったときには、深い知識を持ったスタッフの手を借りて決め手を見つけてみてください!
ちなみにTWIN ANTIQUESではテディベアブランド「ハーマンテディ」のショールームも兼ねているので、お店の中ではたくさんの愛らしいテディベアとも出会うことができます。
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Antiques *Midi(アンティークス ミディ) 箕面市
会社や倉庫が立ち並ぶエリアの中で、違和感なく存在する倉庫風の建物の3階にあるのが「Antiques *Midi」。
広すぎる荷物運搬用のエレベーターに乗ってお店のあるフロアまで上がります。エレベーターを降りた先には古ぼけた白いアンティークドアがあって、徐々に日常から遠ざかっていく感じがたまりません。
お店に置かれているイギリスやフランスから集められた家具は、細部まで行き届いた繊細な装飾を持った家具もあれば、無駄を一切そぎ落としたシンプルな造りの家具もあります。いろんな価値観の元で愛され続けてきた、“美しさ”を味わうことができますよ。
日常から離れた場所で、アンティーク特有の味わいを持った美しい道具たちに囲まれていると、まるで童話の世界に入り込んだようで心がときめきます。
こうしたメルヘンチックな雰囲気を演出するアイテムの一つがAntiques *Midiで扱うシャンデリア。小ぶりなつくりが豪勢さを和らげていて、お部屋に程よい華やかさを与えてくれます。
もう一つは家具の中に密やかに置かれたアンティークジュエリーの数々です。リングやピアスの先で繊細に輝く宝石は、いくつになっても女性の心を高鳴らせますね。
手軽に取り入れやすい小型の家具も多く、メンテナンスも行き届いているので、これからヨーロピアンアンティークを集めたいという方にも扉をたたきやすいお店ですよ。
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antique arles(アンティーク アルル) 箕面市
ヨーロッパの田舎町で育まれたアンティークを買い付けている「antique arles」。
伝統様式を引き継ぎながらもシンプルなデザインが多いのは、遠慮なく日常使いしてもらってアンティークへの親しみを持ってもらいたいから。
シンプルとは言っても、しゃなりと女性的な曲線のチェアもあれば、定規で線を引いたように直線的なチェアもあって、木の材質から座面のファブリックまで突き詰めて見ていくときりがありません。
アカンサス模様が彫られた猫脚のサイドチェストも可憐ですし、フランスの田舎の工場で使われていた木肌の荒いエイジング感たっぷりなテーブルも素朴な味わいが良いです。
家具と同様に雑貨の取り扱いも多くて、ディスプレイされているテーブルやデスクの上や、チェストの棚へと溢れんばかりに置かれています。
その中でも特に目につくのが「ソーイングボックス」で、これだけの種類があったんだと驚くほどに数が揃えられています。色味も薄い物から濃い物、取り付けられた脚の形も様々で、家具に通じるようなデザインが見られて、自分の好みを探してしまいますね。
少人数でやられているお店なので、近くの倉庫で作業している場合は店舗から人がいなくなることもあるそうです。なので、人がいないから入っちゃだめかな?なんて不安は必要ないですし、必要な時には電話をかけて店舗に来てもらえば大丈夫ですよ。
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<河内・東大阪エリア>
WANT ANTIQUE EAST STORE(ウォント アンティーク イースト ストア) 東大阪市
大阪市の東成区にある姉妹店「WANT ANTIQUE LIFE STORE」の倉庫兼店舗の「WANT ANTIQUE EAST STORE」。
姉妹店も十分大きいのですが、その倍の規模のショップを堂々構えています。都心部から離れた広い土地ならではですよね。
こちらのショップもスタンダードなアンティークとともに、ユニークな家具が肩を並べています。その上で規模が大きくなった分、取り扱う家具の自由度も高くなり「WANT ANTIQUE LIFE STORE」よりもサイズ展開が充実しています。
大人二人が入れそうな巨大な船トランクなんてものもあり、面白いですけど置き場所に苦労しそう……
さらには倉庫という特性に似合う、錆などのエイジング感がたっぷりなジャンクアイテムも豊富なのもポイント。
世界各国から届けられたばかりのメンテナンス前の家具も置いてあるので、いち早く掘り出し物を見つけることができます。
面白みがある商品展開だったり、比較的安い価格帯の家具もあったりと、敷居の高さを感じないショップなのでアンティークにあまり詳しくない人でも楽しめると思いますよ。
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アンティーク雑貨
<梅田エリア>
スターキャットガレージ 北区
JR線・天満駅、谷町線・中崎町駅と扇町駅の3つの駅から徒歩5分でアクセスできる、アメリカンダイナーのような派手なネオンサインが目印の「スターキャットガレージ」。
オーナーがアメリカから直接買い付けてきた本場のエッセンスたっぷりのヴィンテージアイテムに日本の昭和レトロアイテムを加えて店内が賑わいでいます。
1950~1970年代のヴィンテージアイテムが狭い店内の中にひしめく、大人の遊び心が満載のレトロショップです!
個性的なキャラクターのヴィンテージトイや、ド派手なヴィンテージトランク、古着やアクセサリーなどのアパレル品に至るまで懐かしさを感じるアイテムが充実しています。
粒ぞろいのレトログッズは驚くほど安いものもあったりして、気が付くと両手をいっぱいにしていることも。
一部のマニアから絶大な支持を誇る真空管ラジオや、レトロフューチャーな近未来風テレビといった大人の遊び心を刺激する電化製品もコーナーを設置するほどに豊富な取り揃え。しかも置物ではなく実際に使えるんですから、かなり遊べますね。
駅からのアクセスも良く、なんと夜の11時まで営業しているので仕事終わりでも存分に楽しむことができますよ。
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古今ここん(ココンココン) 北区
大阪天満橋の大人気カフェJTRRD本店を筆頭に、オーナーのこだわりを堪能できるショップが一堂に会するビルがあります。その4階に店を構えたのが、このビルの住民にふさわしくオーナーのセンスをいかんなく発揮したアンティークショップ「古今ここん」。
配管がむき出しになった天井やシンプルな白い壁は、人によって「クールでかっこいい」にも「無機質で冷たい」にもなるんでしょうね。
ただ、オーナーの「あえて無機質な内装にした」という言葉を受けると、確かに古家具や古道具の存在感が際立っていることに気が付くんじゃないでしょうか。
シンプルで日常生活で使いやすそうなデザインながら、少し首が曲がってしまった花器や使い込まれた木のボウルのように、”独特の癖”を感じる品が置いてあります。
余計なものがないと感じるくらい、そこにあるのが当たり前といった器や瓶、陶器の皿の数々は、選ぶというよりオーナー厳選のコレクションを見るという感覚に近いです。
そして気に入ったものがあれば買う、そんなお店との近い距離感を楽しむことができます。
お店の営業は基本金曜日から日曜日ですが、イベント出店で変動することもあるのでInstagramでスケジュールをチェックしてください。
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<心斎橋・難波エリア>
オソブランコ 浪速区
壁と壁の間にこっそりとあるドアを上った先にある「オソブランコ」。ドイツやフランスの蚤の市から買い集めた、その国に暮らす人々の愛情を受けた品々が並びます。
特にオソブランコでは、お店のトレードマークでもある「くま」にまつわるアンティーク品やヴィンテージ品を多く扱っています。代表的なものだと、本場ドイツの蚤の市で買い付けたというテディベアですね。
ブランドを問わずに集められた人形は、大きさも表情も、毛質も、全然違っていて全部がかわいいです。長年持ち主と暮らしてきて、くたびれてしまった感じも味があっていいですね。
それと「こぐまのミーシャ」というモスクワオリンピックでマスコットを務めたキャラクターのグッズも収集されています。競技ごとにつくられたオリンピックならではの限定デザインとレトロな風合いは特別感があります。
お皿やカップなどのテーブルウェアはフランスのものが中心で、可憐な花柄がハンドペイントされた一点物のお皿や、淡い彩色と細い持ち手が品のいいカップ&ソーサ―などが置かれています。
心がほっこりとする、かわいらしい品物ばかりで癒されますよ。
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シトラスペーパー 中央区
心斎橋駅から徒歩6分の場所にあるビルの2階にお店を置く「シトラスペーパー」。お店に並ぶのはドイツやチェコ、ハンガリーなどの東欧諸国と、ヨーロッパの各地のガーリィなアンティーク雑貨たち。
目に残る色が印象的な東欧食器や、レトロなぬいぐるみ、バッチやブローチなどのアクセサリーに、手芸用品など、女性受けしそうなかわいい小物がたくさんです。
その中でも特に“古紙”に力を入れていて、例えば食品やマッチのラベルや、ステッカー、お菓子の紙箱などパッケージデザインが素敵でつい取っておきたくなるものや、旅のおすそ分けのポストカード。
熱心なコレクターも多い切手はポップなデザインがかわいらしくて、そんな切手が付いたメモ書き入りの古い郵便物なんて珍しいものも。
絵本のような、遠い異国の子供たちに愛されてきた温かい古紙にも触れられてほっこりとしますよ。
ショップ名の由来でもある、果物を包む薄い紙「シトラスペーパー」は今では滅多に見かけなくなってしまった古紙の一つだそうです。その中にもこんな素敵なデザインがあったんだろうなと思うと、目の前の古いものたちが途端に愛おしく見えてきますね。
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ROOMSERVICE(ルームサービス) 西区
「ROOMSERVICE」はアメリカから買い付けたヴィンテージアイテム専門のショップ。ポップな色で囲んだ入り口や窓はおもちゃ屋さんのようで、童心に帰ってワクワクします。
カラフルなアメリカのヴィンテージ雑貨でにぎわっている店内は見ているだけでも元気が出てきますね。
個性的なキャラクターのヴィンテージトイと、ディズニーやスヌーピーなどアメリカを代表する様々な有名キャラクターのグラスが、棚やショーケースに隙間なく置かれていて圧巻です。
人気の高いファイヤーキングの数も相当あって、”ファイヤーキング専門店”と銘打つほどの取り揃え。定番のマグカップは王道の翡翠色やさわやかなターコイズブルー、温かみのあるアイボリーまで色とりどりです。
他にもファイヤーキングの代名詞といえば、アメリカのキャラクターがプリントされた乳白色のミルクガラスマグが思い浮かびます。でも代表的というだけで、実は他にもパイレックス、ヘーゼルアトラスなど様々なメーカーが生産をしているのはご存じでしょうか。
「ルームサービス」のミルクガラスマグコレクションでは、メーカーごとの個性を楽しむことができますよ。
アメリカのヴィンテージ雑貨コレクターにオススメなのはもちろんですが、そうじゃない方もあまりの豊富さにコレクターへの第一歩を踏み出してしまうかもしれません。
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GADGET(ガジェット) 天王寺区
アメリカンヴィンテージ雑貨を扱う「GADGET」。古びた外観に落書きされたように書かれた“GADGET”の文字がジャンクな雰囲気です。
扉を開けると、壁を覆うほどに大量なヴィンテージアイテムがひしめいています!
ポップでユニークな雑貨類にオシャレな古着類が加わって、探しがいのありそうな雰囲気ですね。
ヴィンテージのアメリカントイや、チープな置き時計など部屋に置いて楽しむレトロアイテムや、水筒やキャニスター、キッチンスケールなどキッチン周りの日用品も新旧交えて揃っています。
ファイヤーキングのマグカップやオールドパイレックスの保存容器など、定番コレクティブアイテムもがっちり押さえていますよ。
あえてアンティークに限らない品揃えがよくできてるなと思うのは、実はこのショップの奥がカフェになっているからです。
これならカフェ目的で来たアンティークになじみのないお客さんでも楽しめますよね。
アンティークに興味がないお友達も気軽に誘える親しみやすいアンティークショップっていいですね。
夜の9時まで開いているので仕事終わりにカフェで一息入れつつ、ゆっくりとアンティーク雑貨や古着を楽しむことができますよ。
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COACHELLA HEAD(コーチェラヘッド) 上本町店 天王寺区
アメリカ現地で選りすぐったアンティークやヴィンテージアイテムを扱う「COACHELLA HEAD」は、様式やジャンルに捉われないアメリカンアイテムを扱っています。
英国様式を受け継ぐクラシカルなソファにスペースエイジを思わせる近未来なポップカラーのチェア、アクリル板をつなぎ合わせたクールなペンダントライトなど、様々な“アメリカらしい”デザインが店の中で大集結です。
アメリカンヴィンテージといえば、ミッドセンチュリーやガレージアイテム、ヴィンテージトイなどが主流ですが、時代をさかのぼると、ヨーロピアンスタイルに、イギリス植民地時代のアーリーアメリカンも入り混じっているので、がらっとテイストが変わったりするんですよね。
予想もしないようなデザインのアイテムにも巡り合えたりして、探すのが楽しくなってきますよ。
中にはアメリカらしい遊び心を含んだアイテムもあって、スペースエイジインテリアに使えそうなカラフルポップなチェアや、ブリキの兵隊が支えるスタンドライトなど、力が抜けてしまうユニークな品が好きな人にも喜んでもらえそうです。
ウォールデコとして人気のパブミラーも豊富な取り揃えですし、ポスターやオブジェもあるので、自分の好きなアメリカンテイストを納得いくまで追求することができますよ!
こちらの品揃えに気に入ったなら、姉妹店の和泉店にもぜひ足を運んでみてください。
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RUST(ラスト) 中央区
コーヒーショップが入っているビルの2階、綺麗に整理されたディスプレイが気持ちいい「RUST」。センス良く置かれたグリーンや大きな窓から差し込んでくる光がさわやかな空気を作っています。
アメリカと日本で集めたアンティークやヴィンテージが合わせて置かれていますが、見事に調和がとれていて一目ではアメリカ産か日本産かわからないほど。
オーナーがセレクトする軸がとてもしっかりしているんだと思います。
つるっと磨きこまれた木の器や、釉薬の美しい花器に土の質感が渋い花器、エイジングの効いた鉄製のランプシェードにツールボックスなど、バリエーション豊かにそろえられた雑貨類。
特にテーブルウェアはお店の中でもかなりの数を占めていて、先ほど挙げた木の器から、白磁に、陶器、ガラス製にプラスチック製と素材の豊富さにカラーバリエーションも加えると、どれだけの選択肢があるかわかるかと思います。
ワンカラーのシンプルなものから、渋い絵付けがされたもの、ポップな色合わせをされたものまで様々な好みをカバーしていますので、ぜひ自分に合うものを探してみてください。
営業日は毎月カレンダーでお知らせしているので、お店のHPやInstagramで確認してくださいね。
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<大阪市その他のエリア>
WOOD&FURNITURE 〜asagiri〜(ウッドアンドファニチャー アサギリ) 住吉区
「WOOD&FURNITURE 〜asagiri〜」のショップは明治・大正に建てられたようなレトロで小さい蔵。マンションが立ち並ぶ現代的な通りの中にちょこんと建てられていると、特別素敵なものに見えてきます。
月に数回だけの開店で営業時間は4時間のみという限定された出会いも、より特別さを感じますね。
古くから親しんで使われてきた日用品たちが、お店の1階と2階を使って並べられています。四角や丸の形をした籠は丈夫そうなつくりで、日常の色んなシーンに使えそうですし、白茶けたスツールの風合いもたまらないです。
他にもシンプルな白いテーブルウェア類やサイズ感がちょうどいい小抽斗、花器やハーバリウムの容器としても使えそうな小瓶やフラスコなどもいろんな形で売られています。
どれも人の手で使われて、生活になじんでいった柔らかい風合いを持っていて素敵です。
その柔らかな雰囲気の店内で主張を強めているのがデザイン的な花器の存在です。赤や緑などの強い色と重量感のあるつくりが空気を引き締めています。
古道具を集めて古風で物静かなお部屋づくりを目指したり、物足りないなと感じたら印象的な花器をワンポイントにしてみたりと融通の利くアイテムが揃っていますよ。
お店のスケジュールはInstagramのお知らせ投稿を見るか、DMや電話でお確かめください。
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VISIONS -antiques&modern-(ヴィジョンズ アンティークスアンドモダン) 中央区
北浜駅から徒歩5分、ひっそりと佇むアンティークショップ「VISIONS-antiques&modern-」。
フランスを中心とした欧米諸国から買い付けているアイテム類は、日用品、テーブルウェア、古着にまで及んでいて、衣食住すべてにかかわるアンティークショップになっています。
繊細なタッチで描かれた草花が印象的なアンティークプレートは特に美しくて、飾るだけでも絵になりそうです。
それだけではなく、縁を飾るだけの一見シンプルな柄のプレートだとしても、よく見ると手が込んでいるミリ単位の仕事ぶりは感動もの。
そうしたアンティーク食器の中には、いま日本でも注目されている現行ブランド「ASTIER de VILLATTE(アスティエ・ド・ヴィラット)」の白い陶器も一緒に並んでいます。
時代の違いもそうですが、手作り特有の歪みこそが人気なこの白い陶器は、完璧さを追求したアンティークプレートの美しさとは全く別のものを感じます…
それもそのはず、VISIONSは「アンバランスなバランス」をコンセプトにしていて、あえて対極なものをぶつけることで、それぞれに宿る美しさを引き出しているんだそう。
確かに違いがはっきりしているからこそ浮き彫りになることってありますよね。
新旧それぞれが引き立てあう美しさを感じて、味わい新たにアンティークへ触れる時間を過ごすのはいかがでしょうか。
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<堺・泉南エリア>
Brocante de LA COCOTTE(ブロカント・デ・ラ・ココット) 堺市
白い外壁とアーチ型の入り口、その上に1つだけ付けられたランプがぽっ…と灯っている。そんな静かな雰囲気がたまりません。白い壁にくっきりと浮かぶ「BROCANTE DE LACOCOTTE」の字がまたおしゃれです。
奥に長いお店の中に、フランスから直輸入した古い雑貨たちとドライフラワーが織りなすフレンチシックな世界が広がっています。
集められた雑貨や小物類はブロカントな質感が多く、長い年月を渡ってきた格別な風合いがありますね。
差し色の赤が素敵なホーローキャニスターや、ポップなデザインのカフェオレボウルなど、心ときめくキッチン小物も充実。
コツコツと集められた小瓶類や、ティン缶と呼ばれるブリキ製の缶など、小ぶりなサイズの雑貨品は一つより二つ、二つより三つとたくさん集めたくなってしまいます。
集めたいモノでいえばフランスの「古紙」なんかも扱っていて、ショップカードやフランス語のサインが書かれたレシートなど、現地の雰囲気が詰まった面白いコレクターズアイテムですよ!
他にもレースやボタンなどの手芸用品や、古めかしいテディベアなど、アンティークを感じる小物がたくさん揃っています。
小ぶりな抽斗や、サイドテーブル、ミニキャビネットなどお部屋に取り入れやすい小さな家具類もあるので、雑貨の収納や飾り台として一緒に購入するのもいいですね。
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<豊中・池田・高槻エリア>
BUFF STOCK YARD(バフストックヤード) 箕面市
「BUFF STOCK YARD」はさびついた古い工場を拠点にして、アメリカとタイから様々な男前なアイテムを仕入れています。
アンティークやヴィンテージに加えて、新しいアイテムも扱う店内は2階まで所狭しと品物が積まれていて、階段にすらアイテムがあふれています。
アルミ製やステンレス製のアイテムが多いので、インダストリアルが好きな方の胸を打つラインナップですよ。
アメリカンヴィンテージの中でも人気なツールボックスは、本来の使い方としても、植物や小物をディスプレイするのに使っても映える便利アイテムですよね。
ポリプロピレン製のスタッキングチェアに、スチール製のロッカーやブックカートなど、スクール風インテリアアイテムもあるのでそういうものが好きな方にもオススメ。
タイから買い付けてきたものは現行品が多めで、カラフルなホーローボウルや、プラスチック製の入れ物、民芸風の木の器や花器など、楽し気なアイテムが並びます。
他にもDIYパーツや、チャンネルレターと呼ばれる看板、トイレの便器に洗面器などそんなものも?と思うくらいに手広く扱っていて、さながら小さなホームセンターといったところでしょうか。
営業は不定期なので、HPやInstagramで月のスケジュールを確認してから足を運んでください。
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<北河内・東大阪エリア>
古道具 donguri(ドングリ) 枚方市
自然にほど近い枚方市にある材木屋さんの倉庫で営まれる「古道具 donguri」。木に囲まれた環境にあるこのショップも、床から天井まで趣のある木材が使われています。
店内に入ってまず目の当たりにするのは、尋常ではないほどの抽斗の数です。取っ手付きのスタンダードな抽斗に、書類入れ、薬箪笥や、銭湯でよく見る札製の鍵付き下駄箱まであります。
デスクの上に置けるコンパクトな抽斗から、肩に届くほどの大きさの抽斗まで、いずれにせよ部屋に置きやすいサイズのものばかりが勢ぞろいです。丁寧に手入れされているので、難なく日常使いできることも嬉しいですね。
別のフロアでは、天井から伸びたいくつもの和製アンティークなペンダントライトと、こまごまとしたレトログッズが什器に並べられています。
地球瓶に猫瓶にキャニスターなどのガラス製品や、チョロQやブリキのロボットといった懐かしい玩具などが、和製のアンティークランプと一緒にレトロな雰囲気をつくっていて素敵です。
さらには随所に置かれた、レトログッズ好きに人気の「アラジンストーブ」が古めかしい味わいを深めていてレトロ好きにはたまらない空間になっていますよ。
明治から昭和までの日本の古い道具たちが揃う、ノスタルジックな情緒がたっぷりに詰まったアンティークショップです。
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今回は大阪のおすすめアンティークショップを紹介させていただきました。
西日本最大級のお店から、オーナーのこだわりが詰まった小さなショップまで、幅広いニーズに応えられるアンティークショップの充実さは大都市ならではですね。
ぜひ大阪のアンティークショップ巡りの参考にしていただければと思います。