リビングにあるとなにかと便利な家具、センターテーブルやローテーブル。
マグカップを置いたり読みかけの本を置いたり、食事やスウィーツタイムを楽しんだりと、あらゆるシーンで大活躍してくれるテーブルですよね。
インテリアショップや家具屋には多くおしゃれなテーブルが並び、惹かれるデザインがたくさん並びます。
でも、いざ我が家にぴったりのものを見つけようとすると、大きさや高さなどサイズ感が少しずれていたり、デザインがいまいちしっくり来なかったりと、思い悩んでしまう…。
そんな経験を持つ方におすすめしたいのが、アンティーク家具の活用。
実はアンティーク家具の中には、本来の使用目的はセンターテーブルではないけれど、意外な活用術や工夫次第で、見事にマッチしてしまうアイテムがたくさんあります!
今までなかなか理想のセンターテーブルが見つからなかった方も、意外な選択肢の中からぴったりなアイテムが見つかるかもしれませんよ。
早速、どんなアンティーク家具がセンターテーブルとして利用できるのか、見てみましょう。
目次
収納力抜群!アンティークトランク
古き良き時代の旅行カバンのイメージが強いアンティークトランク。
海外のインテリアでよく使われているのを見かけますが、最近は日本でも定番のインテリアアイテムになりつつある、注目のアイテムです。
人気の秘訣はやはりそのデザイン性の高さと豊富さ。
木製や革張りといった素材の幅広さだけでなく、模様があしらわれた金具や鍵が付いていたり、国籍によって見た目のテイストが違ったりと、古き良き時代だからこそかなった作り込んだアイテムが多く、アンティーク品だからこそ楽しめる要素が盛りだくさんです。
メジャーな活用術としては、大型サイズのトランクをそのままセンターテーブルとして利用することですが、小旅行用のような小さめのアンティークトランクを2段重ねにして使うのもアリですよ。
また、トランク本来の収納力がリビングの整理整頓にも一役買ってくれるので、まさに一石二鳥なアイテム!
古めかしい雰囲気がお部屋をグッとおしゃれにしてくれますよ。
ラフジュ工房では、おしゃれで実用性もあるアンティークトランクを多数取り揃えているので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
Check! ラフジュ工房ならあなたの思いもカタチにします!
ちなみに、「トランクそのままをセンターテーブルとして使うのには抵抗がある」、「いまいちテーブルとしての雰囲気に欠ける」というような場合は、DIYやリメイクを施すという方法も。
例えば、ガラスの天板を差し込んでガラストップテープルにしたり、脚をつけたり、低めのスツールに固定して高さを出したりと、アレンジの幅は無限大です。
なお、ラフジュ工房では、アンティーク家具のリメイクやカスタムオーダーのサービスも承っているので、ご要望に合わせたリメイクやアレンジが可能!
DIYが得意じゃない、プロにお任せしたい!という方は一度ラフジュ工房までご相談ください!
⇒ラフジュ工房のアンティーク家具リメイクサービスはこちら
和のアンティーク感が意外になじむ、文机
縁側と庭を望む和室で手紙をしたためる、そんな古き良き昭和の日本を描いた映画のワンシーンを彷彿させる文机。
日本の様式美を今に伝える家具のひとつですよね。
最近では文机に馴染みがない方も多いかもしれませんが、実はそのサイズ感がセンターテーブルにぴったり。
特に低めのソファとは高さのバランスもちょうど良く、センターテーブルとして相性抜群です。
足が伸ばせる空間も確保できるので、日本人になじみのある床座スタイルとも合いますよ。
アンティークの文机は、木の深い味わいがあり、素朴でシンプルに作られたものが多いので、どんなインテリアにもなじみやすいのが特徴的。
日本の家具であるイメージが強い文机ですが、実は朝鮮や中国など日本以外のアンティーク品も見られ、国籍ごとの違いも見られるのが文机の面白いところ。
どの文机も天板の形や引出しの意匠など、作り込まれた細部に職人の技が垣間見え、インテリア面でも存在感を発揮してくれます。
また、引き出しがついているので、テレビのリモコンなどリビングの必需品をちょこっと収納できるのもうれしいですね。
丈夫さとノスタルジック感が魅力、学校の机
子どもの頃は何とも思わずに使っていた、学校の机や椅子。
改めて見ると、懐かしくノスタルジックな気持ちになりますよね。
子ども用に設計されたサイズ感や簡素なデザイン、頑丈な作りなど、大人になって初めて気づく要素がたくさんあります。
そんな、かつての学校で使われていた小さなアンティークの勉強机も、実はセンターテーブルとして活用できますよ。
なんといっても魅力なのが、無駄のないシンプルなデザイン。
素朴な作りは北欧家具に通ずるものがあり、やんちゃな子どもたちの扱いにも耐えてきた丈夫さと風合いが、意外なほどナチュラルインテリアのリビングで活躍してくれますよ。
手に触れてみると、教科書や文房具を入れていた収納部分や、本を立てるための溝など、教育現場で使うことを前提に作られた証が垣間見え、大人になったからこそわかる楽しみもあります。
重厚感のある佇まいが魅力!長火鉢
和テイスト好きならぜひ選択肢に入れてみてほしいのが長火鉢。
鎌倉時代に登場し、昭和に入ってからも長らく多くの家庭で使われていた暖房器具・火鉢は、今はすっかり姿を消してしまいましたが、近ごろのアンティークブームもあり、そのレトロな佇まいがインテリアに映えるということで注目を集めています。
陶磁器製に木製、丸い形や四角形など素材も形もたくさんある火鉢の中でも、センターテーブルにぴったりなのが、アンティークの長火鉢。
長火鉢はその名の通り長方形の火鉢のことで、しっかりとした作りと美しい木目や職人の腕が光る装飾が特徴的です。
「注目のアンティーク品なのはわかったけど、暖房器具の火鉢がセンターテーブルに?どうやって?」と思いますよね。
もちろんそのまま使うのでなく、木製の天板やガラス天板を取り付けて炉を覆ってしまうんです!
リメイクやDIYを施す必要がありますが、もともと茶の間や居間で使われていたこともあり、少人数で囲うのにぴったりなサイズ感。
既製品ではなかなか見つからなかったという人も、頃合いのテーブルに出会えるかもしれません。
ちなみに長火鉢には、小さい木箱のような形をした関東式と、炉の周りにテーブルのような縁取りが付けられた関西式があります。
それぞれ大きく見た目が変わりますが、どちらもセンターテーブルに活用できるので、サイズや木目、引き出しの有無など、お好みのものを選ぶと良いでしょう。
日本の伝統様式を受け継ぐ、囲炉裏テーブル
長火鉢よりも大きいセンターテーブルが欲しいという方には、アンティークの囲炉裏テーブルという選択肢も。
伝統的な日本家屋の趣を受け継ぐ囲炉裏テーブルは、炉を使うことが少なくなった現代でもインテリアとして魅力を発揮してくれますよ。
アンティークやヴィンテージで見られる囲炉裏テーブルは、炉に蓋がついていることも多く、リメイクやDIYなしでそのままセンターテーブルとして取り入れられます。
長火鉢よりも大きいサイズ感なので、大きめなソファにも合わせやすいですし、家族そろってリビングでくつろぎたいときにも頃合いですよ。
日本で生まれたミニマル家具、ちゃぶ台
「センターテーブルはあったら便利だし欲しいけれども、スペースが気になる。」
そんなミニマル思考のあなたには、使わない時は脚を折りたためるちゃぶ台はいかがでしょうか。
明治時代になってから普及したちゃぶ台は、それまで身分ごとに個々で食事をしていた日本の食卓をガラッと変え、家族団らんの象徴ともいえるテーブルです。
使う時にサッと広げて、食事が終わればサッと脚を折りたたんでしまえる。
そんなちゃぶ台には、限られた住居スペースで大人数が寝食をしていた日本人の知恵がつまっています。
円形の天板に細い4本の脚という極めてシンプルなデザインなので、古き良き和風スタイルだけでなく、北欧インテリアにもなじみやすいですよ。
床座スタイルを前提に低めの設計で作られているで、ローソファや座椅子などとも相性がよさそうです。
小さなセンターテーブル、アンティーク箱いろいろ
本当に小さな小さなセンターテーブルさえあれば十分、と言うリビングには、トランクほど大きくない、日本のアンティーク木箱がおすすめです。
明治~大正期に時代箪笥が普及するまで、大型の収納家具は持ち合わせていなかった日本の暮らし。
もっぱら小さな箱型の容器に収納し、衣類は葛籠(つづら)や長持(ながもち)に、筆記用具は帳箱(ちょうばこ)、お金は銭箱(ぜにばこ)など、用途別に箱を使い分けていました。
時代や産地によって、デザインも木の素材も多様に見られますが、現存する長持や銭箱を見ると、堅牢な作りであることがわかります。
アンティークの小箱も両手で持てるようなサイズ感のものを探せば、丈夫でおしゃれなセンターテーブルに早変わりしてくれますよ。
箱の上面部分は天板となるので、上面が必ず水平なもの、金具の装飾が立派なものでなく、簡素なものを選ぶと、インテリアになじみやすいです。
銭箱や長持以外にも、商店で使われていた収納用の木箱など、アンティーク品が比較的出回っているので、木箱で絞り込むか和製品をターゲットにして探してみると見つかりやすいですよ。
またトランク同様、センターテーブル丸ごと収納家具になるところや、リメイクやDIYで無限のアレンジが効くところも嬉しいポイントですね。
Check! ラフジュ工房なら思い入れのある古い家具も大変身!
ラフジュ工房では、時代箪笥や和箪笥といったアンティークの和家具をセンターテーブルにリメイクした実績も多数あります。
「おばあちゃんの形見だから手放せられない」「お母さんから受け継いだけど活用しきれていない」など、特別な思いが詰まった家具だけどうまく使えていない家具はありませんか?
ラフジュ工房なら、あなたの理想の家具に変身させることができますよ。
古くて汚れてしまった箪笥も、一つ一つ丁寧に洗浄し、必要に応じてパーツの入れ替えや塗装を施しながらリペア。
限りなく原型の良さを尊重しながら仕上げていくので、これまで家具を使ってきた人々の大切な思い入れを載せつつ、新たに生まれ変わった家具をお届けします!
以下の記事では、センターテーブルにリメイクした事例を紹介していますので、もっと詳しく知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
⇒「職人による箪笥リメイク40例を公開!DIYやオーダーの参考に」
おわりに
今回は、センターテーブルに使える意外なアンティーク家具の活用術をご紹介しました。
掲取り上げたアンティーク家具以外にも、あなたのアイデア次第でセンターテーブルになってくれるアンティーク家具はいろいろ。
なかなか気に入ったセンターテーブルが見つからない時、ちょっと視点を変えたり、発想の転換をしたりすると、思いがけない発見があるかもしれません。
お部屋づくりにもっとこだわる方なら、リメイクやDIYへのチャレンジも視野に入れてオリジナルのセンターテーブルを入手するのも、特別感が溢れていいですね。
この記事が、インテリアも機能性も使い心地も全てかなうセンターテーブルに巡り合うきっかけになれば幸いです!