働いていた会社を離れ、一念発起して独り立ち。
仕事の新しい拠点が決まって、次にやってくるものといえばオフィスづくりです。今までとは違って、空間を自分好みに0からつくるのは心が躍りますよね。
スペースや予算の都合あれど、少しでもくつろぎには欲張りたいのはもちろんのこと。そんな “自分の城” ともいえる理想のオフィスを、木のぬくもりあふれるアンティーク家具で叶えてみませんか?
これまでオフィスにおすすめの家具たちをいくつかご紹介してきましたが、今回は仕事場の主役であるデスクに注目!仕事で使う文房具類や書類などの収納はおまかせの、おしゃれな木製アンティークデスクたちをご紹介していきます。
オフィスで使いやすい大きさのアンティーク片袖机
机と聞いてほとんどの人が想像するであろう、片側だけに引き出しが取り付けられた片袖机。
アンティークの片袖机は幅が1m程度、奥行きが75cmくらいのものが多く、オフィスで使いやすい程よい広さがあります。この天板のサイズは、パソコンの横に書類を広げて作業をする方にはちょうどいい大きさです。もちろん、引き出しは現代のデスクと同じ要領で使うことができます。
そんな一点物のアンティーク片袖机の魅力の一つが、取っ手のバリエーションの豊かさ。サビなどの経年変化による味わいのあるものや、模様が彫り込まれた珍しいデザインのものなど、長く使われてきたアンティークならでは面白さがあります。
取っ手の違いによって、意外とデスクの印象は変わるもの。取っ手のデザインや形を色々吟味するのも、アンティークから選ぶ楽しみの一つではないのでしょうか。
左右に収納がついたアンティーク両袖机
ドラマのワンシーンで、社長などが使っているのを目にすることも多いアンティーク両袖机。ひと目みて「どっしりした机だなあ…」と感じた方もきっといますよね。
それもそのはずで、実は両袖机はもともとチェストを土台に、真ん中に脚を入れるスペースを開けて作られたものなんです。そう考えると、両脇に収納がついたこのどっしりとしたデザインにも納得がいきますね。仕事柄広い作業スペースを必要な時にも頼もしいアンティークデスクです。
これは片袖机にも共通することで、袖部分は引き出しのものが基本ですが、ファイル類を収納したい方には嬉しい戸棚型のものもありますよ。
機能性たっぷりのロールトップデスク
あまり聞きなれない名前だとは思いますが、「ロールトップデスク」とはフランス発祥のデスクのことです。
大きな特徴は、シャッターのように上下に開閉するタンバー(蛇腹状の蓋)がついているところ。仕事場と客間が一緒になったオフィスなどでは、お客様に片付いていない机周りはなるべく見せたくないですよね。蓋を下げれば簡単に机周りの目隠しになってくれるので、片付けが苦手な人にもおすすめです。
便利なタンバーを上げると姿を表すのが、書類や小物を収納できる仕切りのついた棚や引き出し。ファイルや書類などを小分けに収納できるのもこのデスクのメリットです。
そんな「デスク・収納・目隠し」などの機能性がたっぷり詰まったロールトップデスク。そんな凛々しい大きなデスクは、来客が多いオフィスにおいても目を引く存在になってくれそうです。
最後に
長い年月の中で、様々な人々に使われ、現代へと受け継がれてきたアンティークデスクたち。毎日使い続けることでデスクについたキズ一つにも愛着が湧いてきて、オフィスが特別な空間に段々と変わっていくはずですよ。
アンティークデスクとの出会いは一期一会。ぜひ自分の理想のオフィスをつくる相棒として、迎え入れてみてはいかがでしょうか。