自分がくつろぐ場所であるのはもちろんですが、家族や友人、来客など人が集まる場所でもあるリビング。
リビングで過ごすとき使うローテーブルは、お茶や食事、書き物をするなど、つい散らかりがちですが、来客時にはすっきりと片づけておきたいですよね。
「同じ空間でも、人を呼ぶときは生活感を少なくしてとONとOFFをきちんと切り替えておきたい」
そう思う時がありませんか?
解決のカギを握っているのは、実は「収納」にあるんです!
収納といえば棚や収納家具を思い浮かべがちですが、スペースも限られますし、何度も手に触れるリモコンや雑誌など、頻繫に使うものなら収納すること自体、ためらいますよね。
しかし普段使いのテーブルに収納が付いていたらどうでしょうか?
余計なスペースを取らなくて済み、簡単に片づけができます!
今回は日常生活の中でも簡単にメリハリを作れる強い味方、「収納付き」のローテーブルに着目してみました。
“サッとしまえる収納” が役に立つ、便利な棚や引き出し付きのアンティークローテーブルを、ご紹介していきます。
目次
どちらが好み?ローテーブルの収納タイプはこの2つ
機能性よりもインテリアを重視しがちなローテーブルですが、実用性を兼ね備えた収納付きのもの数多くありますよ。
2つの収納タイプに分けて、いくつかピックアップしてみました。
定番の棚付きタイプ
アンティークに限らず今でもよく見かける定番デザインが、ラック棚付きのタイプ。
目隠しというよりもテーブルの上をちょっと片付ける感覚で、雑誌などをサッと天板下に避難できて便利ですよね。
ただ、便利すぎるがゆえに本や雑誌をつい積みすぎてしまうことも。
置くのは読みかけのものだけにして、読み終えたら書庫などにしまうとすっきりとしたリビングを保てますよ。
デザインが光る引出し付きタイプ
完全に目隠ししたい、汚したくない書類や筆記用具を仕舞いたい、そんな願いをかなえてくれるのが引き出し付きタイプ。
小さなチェストがくっついたような引出し付きタイプは、取っ手や前面部の板などにこだわりの意匠が見られることが多く、機能性だけでなくお部屋のインテリアとしても存在感を出します。
ローテーブルの天板のサイズや高さによって引出しの杯数や深さが変わってくるので、ご自身の必要な収納スペースを見極めながら選ぶと良いでしょう。
収納タイプ別で選ぶおすすめデザイン
棚付きタイプ
不変にして王道、北欧スタイルの棚付きテーブル
シンプルで王道を行くなら、北欧スタイルのテーブルがおすすめです。
特に北欧ヴィンテージのテーブルは、木がもつ温かみはもちろん、経年変化による味わいがあり、長く使える逸品です。
天板より小さく作られた棚は、生活小物を置くのにぴったり。お菓子のストックを置けば、つい手が伸びそうです。
機能性を持たせながらも、シンプルでオーソドックスなデザインなので、何も置かなくても寂しくありません。
デザインと機能美を叶える。ガラストップのローテーブル
機能性だけでなくインテリアにこだわるなら、あえて“見せる収納”をするというのもおしゃれな空間を演出する方法のひとつ。
例えばこちらの下部に収納スペースが付いたガラストップテーブル。
北欧系デザインを意識したイギリスヴィンテージのテーブルで、底面を脚部で囲うことで高さを出し、ハイセンスな見た目と機能性を同時にかなえたデザインです。
高さがある棚の場合は、ラベルがおしゃれなお酒のボトルなどを置いてもインテリア映えしそうですね。
天板下が透けて見える分、インテリアのハードルが少し高い気もしますが、棚の面積を埋めすぎないことがおしゃれを保つコツ。
また、ガラストップテーブルは圧迫感無くすっきりと見せられるのが魅力のひとつでもあるので、スタイリッシュさを求める方にもおすすめですよ。
白いフレームが圧倒的な存在感を放つ、ロココ調の棚付きローテーブル
こちらも同じくガラストップの棚付きタイプのローテーブル。
北欧系とは打って変わって、ロココ調のデザインが圧倒的な存在感を放っています。
脚部と一体した棚は大理石調のデザインになっていて高級感いっぱい。
パッケージがおしゃれな香水瓶やハンドクリームなどを置く程度にしておいて、余白を埋めすぎないのがエレガントな空間を保つ秘訣です。
クラシカルなデザインなので、非日常的な華やいだ空間づくりにぴったりなアイテムですよ。
実用性抜群!引き出し付きタイプ
書類やノート、筆記用具などを完全目隠しできる古い文机
江戸時代に入ってからは大衆の勉強机として普及してきた文机(ふづくえ)。
和室の書斎机としても長年人気のあるアンティーク品です。
浅めの引き出しを備えているものが多い印象ですが、側面や引手などのデザインは年代によって多岐にわたります。
こじんまりとした佇まいの文机は、リビングでも何かと使うことが多いであろう筆記用具やノート類、常備薬などをしまっておけるので、自室が無いママにも心強いテーブルです。
また、デザイン的にもレトロなものが多いので、和を意識しすぎず個性を出せるローテーブルとしてもおすすめですよ。
人気の北欧スタイルも
ヴィンテージ家具をくまなく探してみると、北欧デザインの引き出し付きタイプのローテーブルもありますよ。
モダンなデザインで世界中から愛される北欧家具は、シンプルながらも使いやすく設計されているので、お部屋のテイストに縛られず気軽に取り入れられます。
また、引出しは前後ろどちらからも開けられるようになっているので、わざわざ移動しなくても良いのが嬉しいポイントです。
このようなさりげない小技が効いているのも北欧家具の魅力の一つなので、見た目だけでなく細かい作りにも注目してみてくださいね。
意外なアイデア!?こんな収納付きローテーブルも
高ささえクリアすればOK!収納家具さえもローテーブルに
床座りでの使用には向いていませんが、思い切って収納家具をローテーブルにしてしまうアイデアも。
背の低いアンティークの書類棚やドロワーなども、このように高ささえ合えばローテーブルとして使うことが可能です。
例えば事務まわりで使われていた家具は、分類収納に長けているものが多く、小物や書類を用途別に片付けるのにぴったりです。
ローテーブルを使うのはお茶や本を置いたりする程度という方は、思い切って収納面を重視して取り入れてもいいかもしれませんね。
アジアンな雰囲気が独特なトランクテーブル
アジアンヴィンテージ家具を見てみると、トランクをモチーフにしたテーブルも見られます。
猫脚のような脚部と繊細な模様が彫られた金具は特別感を出し、とても風情を感じますよね。
収納は二段に分かれていて、天板部分の蓋を開けたところと、その下に引出しが一つ付いています。
収納力抜群ですが、さらに嬉しいのが鍵付きなところ。
大切な書類や貴重品などを保管することができるので、大変便利です。
トランクテーブルはコンパクトなサイズ感で作られていることも多々見られるので、ワンルームタイプのお部屋など、そこまで広くないお部屋にお住まいの方にもおすすめです!
こうしたローテーブルに代用できる家具について、こちらの記事でも詳しく取り上げています。もっと知りたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
>>>センターテーブルにおすすめ!アンティーク家具のアイデア使用実例
引き出しや棚が付いたローテーブルを選ぶ際の注意点
非常に便利な収納付きローテーブルですが、選ぶ際に気をつけたいのが足もとのスペース。
デザインを重視するとつい考慮するのを忘れてしまいがちですが、床座りで足を伸ばして使う場合には、快適に過ごすためにも特に気をつけたいポイントです。
目安ではありますが、最低でも20cm程度空いていれば、このように足を伸ばすことも可能でしょう。
一方、ソファやチェアと合わせて使う時は、棚や引出しから物が取りやすいかどうか、空間の余白や高さに注力してみると失敗せず済みます。
もっと具体的なイメージを掴みたいという方は、こちらの記事「座卓?ローテーブル?使い方で選びたいセンターテーブルの高さ」でローテーブルの用途やシーンごとに紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後に
リビングまわりをスッキリさせつつも、おしゃれもきちんとかなえてくれるアンティークのローテーブルについて承知いたしました。
いかがでしたか?
探し方だけ知っていれば、使い勝手も雰囲気も良いアンティークテーブルに出会うことができますよ。
今後ローテーブルを購入される場合は、機能面を欲張ってみるのもいいのではないでしょうか。