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刀箪笥とは

刀箪笥とは、その名の通り刀を入れておくための箪笥のことです。武士の刀を収納するために作られていたため、横長で浅い引き出しを備えた箪笥に作られています。

刀箪笥の特徴

刀をしまう箪笥であるため、横に広く浅めの引き出しが特徴的です。全体的に低めの設計になっていますが、なかには4~5段の引き出しを備えた箪笥もあります。刀がずれ動かないよう刀立てが中に備え付けられているものもありますが、アンティークの刀箪笥では刀立てが残っていないことが多いです。

素材・装飾など

素材には欅や桐、杉、栗などが使用され、漆掛けで仕上げている上手物もあります。しまっているものの特性上、装飾はどちらかというと控えめで金具の装飾も他の箪笥と比較すると簡素なものが多い特徴があります。なかには贅をつくした美しい金物遣いのものもあり、時代箪笥として価値があります。

刀箪笥の種類

刀箪笥にはいくつかのパターンがあります。刀をしまうことだけに特化した横長の引き出しのみのものと、他の収納も兼ねたデザインのものです。なかには刀箪笥に帳場箪笥を掛け合わせたようなデザインのものもあり、刀を貴重品として大切にしまっていた歴史が伺えます。

刀箪笥の現代での使われ方

刀のファンにとっては今ももっぱら刀箪笥として使われていますが、他にも工夫次第で現在のインテリアにマッチすることが分かっています。高さが低くシンプルなデザインの刀箪笥は、部屋に置いても圧迫感が無く広々としたインテリアをかなえてくれます。天板を追加してTVボードやローボードとして活用することも。
また、刀箪笥にアレンジを加えて和モダンな収納に変身させている例もあり、刀箪笥の持つ無骨なデザインが引き立つインテリアとしても活躍してくれますよ。

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