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アンティーク家具について

和の部屋の鉢カバーやテーブルに。アンティーク火鉢のインテリア例

かつて人々の生活の中で使われてきた古道具たち。長い年月の中で育ってきた独特の表情を現代の暮らしに取り入れて、楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
数ある古道具の中で、日本の伝統的な暖房器具である「火鉢」。エアコンやストーブの普及で姿を見ることも減りましたが、現在でも愛用している方は意外に多いのです。
火鉢の働きどきは主に冬ですが、オフシーズンにはインテリアとして活かす、というのも十分可能なんですよ。そこで今回は、インテリアの引き立て役にもぴったりな、アンティークの火鉢の活用アイディアをご紹介していきます。

火鉢の歴史と種類

火鉢は、江戸から明治時代にかけて庶民の間に広がり、様々な形や素材のものが作られました。今回は、定番の形である「角火鉢」と「丸火鉢」の2つについて、紹介していきたいと思います。

木目を絵のように楽しめる角火鉢

アンティーク角火鉢
角火鉢は、箱の形をした木製の火鉢のこと。他にも、角火鉢に小物入れがついた長火鉢があります。木と火は相性が悪いので、内側の炭を入れる “おとし” とも呼ばれる炉の部分には金属が巻かれているのが特徴です。
これら木製の火鉢の魅力は、何と言っても美しい杢目です。特に、欅などの「玉杢」を使った火鉢は、渦巻きを重ねたような大胆な杢目を楽しむことができます。暖をとりながら、火鉢の美しい杢目を眺めるのが当時の人の楽しみ方だったようです。

美術品としても価値のある丸火鉢

アンティーク丸火鉢(伊万里)
丸火鉢とは、上から見て丸い形をした火鉢のことで、どっしりとした陶器や磁器のものが多いです。
特徴は藍と白磁の落ち着いた味わいの染付や、華やかな色合いの色絵。和にも洋にも合わせやすく、さまざまなシーンで活躍してくれます。また、その存在感を活かしてモダンな空間に取り入れるのもおすすめです。
この他にも、彫金が施された真鍮製の火鉢などもあります。火鉢はデザインや大きさも豊富なので、部屋の雰囲気や使う目的に合わせて選んでみてくださいね。

アンティーク角火鉢には植物を入れて

欅材のアンティーク角火鉢
和でまとめたお部屋では、雰囲気を壊さないために、植物を飾る入れ物にも気を遣いたいですよね。
和の部屋にも自然となじんでくれるのが、植物との相性も抜群の美しい木目のある角火鉢。深みのある木味に植物の緑が映え、瑞々しさを演出してくれます。
そんな角火鉢に植物を飾る時に気をつけたいのは、水分がつかないようにすること。木や金属は、水がつくとシミやサビを引き起こしてしまいます。花びんなどの受け皿に入れた上で飾るなど、少しの心遣いが風合いを守ることに繋がりますよ。
また、角火鉢は口が広いので、植物にボリュームを出して飾ると、見栄えがよく見えます。深さもあるので、枝花などを剣山などを使わずに大胆に挿しても楽しめるでしょう。

陶器や磁器のアンティーク丸火鉢は鉢カバーに見立てて

和の鉢カバーに火鉢
炉が大きいものが多い丸火鉢は、パキラなど大型観葉植物の鉢カバーとしておすすめです。陶磁器製の丸火鉢は汚れが落ちやすいので、そういった点でも向いていると言えます。
また、お庭にも置いてみるのも楽しみ方の一つです。鮮やかな藍の染付や色とりどりの色絵が、お庭のアクセントになってくれますよ。

アンティーク丸火鉢をテーブルに

アンティーク火鉢テーブル
イタリア製の赤いソファにも引けを取らない存在感があるテーブルは、高級感のあるリビングにもおすすめです。
この丸火鉢のテーブルの良い点は、炉の中でディスプレイが楽しめること。草花を入れると、存在感のあるインテリアになります。
ただガラス天板の下に滑り止めをつけるとはいえ、強くぶつかると動いてしまうことも。小さなお子さんがいる環境ではあまりおすすめできませんが、部屋の隅に寄せたりするなど、シーンに合わせて上手に使ってみてくださいね。

最後に

火鉢は大型のものが多く出し入れも大変ですが、ディスプレイやテーブルとして使うとその手間も省けます。
今回ご紹介した以外にも、まだまだ火鉢をインテリアとして活かす方法があると思います。ぜひあなたならではの、火鉢の取り入れ方を考えてみてくださいね。

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