個性豊かで先進性のあるカルチャーの発信地、新宿。
乗降客数世界一の新宿駅を中心に、にぎやかな姿を見せる一方で歴史と伝統が息づく緑豊かな一面もあり、まさに「多様性の街」ですね。
東京を代表する場所のひとつでもある新宿エリアにも、ぜひ訪れたい素敵なアンティークショップがあります!
今回は新宿駅周辺から四ツ谷、早稲田を含めたエリアでのおすすめのアンティークショップのご紹介です!
※掲載時の情報です。実際の情報と異なる場合もあるので、詳細は店舗HPなどでお確かめください。
新宿エリア以外の東京都内にあるアンティークショップはこちらをチェック!
目次
アンティーク家具
CONTOUR(コントワ)
1950~70年代のヨーロッパの家具と照明を扱うショップ、「CONTOUR(コントワ)」。
ヨーロッパのミッドセンチュリーを代表するデザイナーズをメインに、無駄のない洗練された家具が集められています。
天井の高いスッキリとした空間にブルーの壁が映える店内は、思わず「おしゃれ~!」と声を上げたくなります。
展示されている家具はどれも選び抜かれたコンディション抜群のものなので、「アンティークやヴィンテージのデザインは好きだけど、キズや汚れが目立つのは嫌だなぁ…」という方にもおすすめですよ!
丸みを帯びた三角形の天板がモダンなサイドテーブルと椅子は、Steiner(シュタイナー)社の1950年代のお品。
BOW-WOODシリーズの、当時ベストセラーとなったデザインです。
「曲木加工」が駆使された脚は陰影が表情を作っていて、ぐるりと回って色々な角度から鑑賞したくなります!
抜け感がある3本足のテーブルは、スマートな印象の空間を作ってくれそうですね。
白い壁に影絵のように浮かび上がるフェイクレザー貼りのアムステルダムチェアー。
何だか動き出しそうに見えるのは“まっくろくろすけ”を連想させるからでしょうか…?
生き物を連想するほどの曲線の柔らかさと脚部の直線のバランスは、ミッドセンチュリーらしい美しさですね!
黒色が洗練されたデザインをより引き立てて、お部屋をピリッと引き締めるのに効果的かつアクセントになります。
他にもスタイリッシュなランプや、アートを感じるモダンな家具が数多く揃っていて、作品を見るような感覚でインテリアを探すことができます。
ヨーロッパのおしゃれなミッドセンチュリー家具をお探しの方におすすめのショップです!
ラフジュ工房で扱っている北欧のアンティーク家具の商品一覧はこちら
ラフジュ工房で扱っているミッドセンチュリー家具の商品一覧はこちら
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CONTOUR(コントワ)
営業時間 12:00~18:00
定休日 月~火
所在地 〒151-0053 東京都渋谷区代々木1丁目23−7 第三瑞穂ビル 112号室
電話番号 03-6384-5833
Sense by Lloyd’s Antiques(センス バイ ロイズ・アンティークス)
「Sense by Lloyd’s Antiques(センス バイ ロイズ・アンティークス)」は、ヨーロッパの家具を扱っています。
アンティーク家具のショップを全国で11店舗展開する、「Lloyd’s Antiques(ロイズ・アンティークス)」の新宿店です。
伊勢丹新宿のリビングフロアの一角に、しっかりメンテナンスされた高級感のある家具が展示されています。
ロイズ・アンティークスと言えば、豪華な家具のイメージがありますが、こちらでは北欧のミッドセンチュリーも扱っていてより幅広い品揃えです!
1930年代に作られた、イギリスのMAPLE(メイプル)社のドレッサーは、うっとりする綺麗さ。
ウォルナットの木目と艶、曲線の美しい装飾に心奪われますね…!
3面鏡の角度が調節できる上に引き出しも多いので、機能性も優れています。
こんなドレッサーで身支度を整えたら、優雅な気持ちで一日を始められますね。
また、日本の住宅に取り入れやすいサイズの家具もあります!
例えば、こちらのヴィクトリアンスタイルのテーブルは、天板の四方を折りたたむ事ができます。
全て折りたたむと長辺が45cm程になり、扱いやすい大きさに。
小さくても脚元の豪華なデザインおかげで寂しい印象にならず、お部屋を華やかにしてくれます!
「大型の家具は置く場所が無いけれど、少し雰囲気を変えたいな」という方におすすめです。
「質もデザインも全て理想を叶えたい!」というこだわった家具選びに答えてくれる、安心感のあるショップです。
ラフジュ工房で扱っているアンティークドレッサーの商品一覧はこちら
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Sense by Lloyd’s Antiques(センス バイ ロイズ・アンティークス)
営業時間 10:00~20:00
定休日 不定休(新宿伊勢丹のHPでご確認ください。)
所在地 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−1新宿伊勢丹本館5階
電話番号 03-3352-1111
on the shore(オン・ザ・ショア)
早稲田駅1番出口より徒歩7分の場所にある「on the shore(オン・ザ・ショア)」。
上海アールデコの家具をメインに、他ではあまり見られないアジアのアンティークを扱うショップです。
“上海アールデコ”とは、1920~30年代に欧米から持ち込まれたアールデコ様式に、中国の伝統や技術、文化が融合することによって生まれた独自の様式だそうです。
耳慣れない言葉でしたが、説明を聞いてなるほどと納得です!
洋風でも和風でもないオリエンタルな風合いが魅力的な、趣ある家具が揃っています!
棚の装飾や椅子の木の質感が、独特の雰囲気を醸し出していますね。
ヨーロッパアンティークとは違った魅力をあちこちで発見できて、上から下までまじまじと眺めたくなるアイテムばかりです!
ひじ掛けのあるものと無いものでデザインが揃っているダイニングチェア。
背面の枠の中に収まった装飾に中国らしさ、効果的に取り入れられた曲線にアールデコを感じられます。
主張しすぎないバランスの良さがあって、お部屋に馴染ませやすそうです。
深い色味のダイニングテーブルと合わせて、中国茶を楽しんでみたくなりますね!
一味違ったアジアン家具をお探しの方は一見の価値ありですので、ぜひ足を運んでみてください!
ラフジュ工房で扱っているアジアのアンティーク家具の商品一覧はこちら
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on the shore(オン・ザ・ショア)
営業時間 12:00~18:00(平日 12:00~17:00)
定休日 水~木
所在地 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町251
電話番号 03-6228-0657
アンティーク雑貨
boil(ボイル)
明治通り沿い、新宿ビル3号館の6階にある「boil(ボイル)」は、階段の入り口に置いてある、白い看板が目印です。
屋根裏のような雰囲気の中、ヨーロッパの古道具と雑貨が集まる店内。
オーナーがこだわって買い付けたお品が、コレクション棚の中のように綺麗に並べられています。
どれもアンティークらしいノスタルジックな風合いがあり、ワクワクする品揃えです!
スタイリッシュな佇まいで心惹かれる、アンティークのレタースケール。
直線同士が交差して成り立つ造形はオブジェのようで、お店のディスプレイとして人気だそうです!
確かに、置いておくだけでオシャレな印象になりそうですし、ドライフラワーやガラス瓶との相性も良くて飾り甲斐がありそう!
大小様々なサイズがあるのも古道具の面白さが出ていて良いですね。
食器や古道具に紛れて子供用の可愛らしいブリキ缶も。
お菓子の入れ物だったらしく、取っ手と羊の絵が可愛いですね。
時間の経過でいい感じにくすんだ赤色が、アンティーク好きにはたまらない風合いです!
小さな子供が宝物を入れて持ち歩いている様子が思い浮かんで、柔らかい気持ちになります。
見ていて楽しい、集めて飾りたくなる雑貨が詰まったショップです!
隠れ家にお邪魔するようなドキドキ感が楽しめる場所で、古道具との素敵な出会いがあるかもしれません。
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boil(ボイル)
営業時間 13:00~18:00
定休日 月~水
所在地 〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目1−32 新宿ビル3号館6階
電話番号 03-6457-4969
器とアンティークのお店
「器とアンティークのお店」は、四ツ谷駅から徒歩8分の場所にあります。
美濃焼作家さんの作品と、昭和のデッドストックの器、アンティークのアクセサリーを扱うショップです。
築60年以上の住宅の縁側を改装して作られた、こじんまりした店内。
古き良き縁側のつくりがそのまま残されていて風情があります!
「ちょっとテンションのあがる日常」をテーマに、使い心地の良い器がこだわりのセレクトで集められています。
オーナーは美大卒とのことで、センスの良い品揃えの理由に納得ですね。
素敵な美濃焼と並んで、昭和レトロな食器も置かれています。
脚の部分まで透き通ったきれいなつくりで、夏に使いたい情緒あるデザインですね!
さくらんぼがのったアイスクリームやプリンなど、みんなが思い浮かべる昭和レトロ喫茶のスイーツにぴったりな器です。
デザートがさらに美味しくなって、暑い夏も楽しく過ごせそう!
デッドストック品は比較的安い価格のものもあるので、気軽に揃えられるのが嬉しいですね。
シンプルながら心惹かれる器が揃っているので、食卓を彩る“ちょっと良い食器”をお探しの方におすすめです!
近日、店舗横にコーヒースタンドもオープンするそうです!(2023年6月現在)
器やアンティーク選びを楽しんだ後に、美味しいコーヒーを味わえたら充実感ある一日になりそうですね。
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器とアンティークのお店
営業時間 11:00~16:00(土曜11:00~13:00)
定休日 日~月
所在地 〒160-0011 東京都新宿区若葉1丁目4
電話番号 なし
提物屋(さげものや)
「提物屋(さげものや)」は、根付・提げ物専門の古美術商です。
日本唯一の専門店で、国内外の美術館やコレクターに注目される、“知る人ぞ知る場所”です!
事前予約制のマンションの一室にある店舗で、来店の際はエントランスのインターホンを鳴らして中へ入ります。
緊張してしまいそうですが、ショップというよりサロンを訪れるイメージで行くと安心かもしれません。
お部屋の中は、数多くの蔵書と骨董品が並んでいて美術館や博物館のようです。
どんなお品に出会えるか期待値が高まってドキドキしますね!
日本人でも「“根付・提げ物”って何となく知ってるけど、具体的にどんなもの?」と思う方も少なくはないはず。
それでも専門のショップがあって海外からコレクターが集まると聞くと、奥深さと世界の広さを感じます…!
「根付」とは着物や袴の腰周辺に付けて携帯するための、日本独自の装身具のことです。
実用の歴史は400年以上、存在自体はなんと太古の神話からあるそうです!
芸術的な見た目で惹かれるものが多いですが、調度品ではなく装身具として作られているのが根付や提げ物。
そのため、衣服を傷つけない配慮や触れた時の心地よさが計算されているそうで驚きました!
3~15㎝と小さく、着物のコーディネートのアクセントになっていたようです。
提げ物のひとつ、印籠や矢立、煙管筒も見ていて興味深いものばかり。
煙草入れや煙管筒は、大胆な色使いと装飾が美しいです…!
持ち歩きに特化したサイズ感と造形ながら、見た目にも手を抜いてないデザインは、現代のお洒落に対するこだわりと同じなんだなと感じます。
価値ある根付に出会え、文化に触れられる貴重な場所ですね。
気になった方はぜひ足を運んでみてください!
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提物屋(さげものや)
営業時間 13:30~18:00
定休日 日~火
所在地 〒160-0004 東京都新宿区四谷4丁目28-20
電話番号 03-3352-6286
Rapport_antiques +Café(ラポールアンティーク)
アンティーク雑貨と古着のショップ、「Rapport_antiques +Café(ラポールアンティーク)」。
ヨーロッパ、アメリカから集められたインテリア小物やテーブルウェア、古道具を扱っています。
店内はカフェスペースもあり、アンティークに囲まれてゆったりした時間を過ごすことができます。
古いモノ好きにはたまらない空間ですね!
天井まで高さのある棚に並んだアンティーク、時計、そしてシャンデリア…。撮影スタジオのようなインテリアのオシャレさは一見の価値があります!
彩度の低いアイテムで統一されたディスプレイもセンス抜群。
フランス製陶器のポットはチェック柄と花柄が合わさった可愛いデザインです。
黒色や透明のキッチン雑貨と組み合わせるとアクセントになって、硬すぎない印象にしてくれますね。
書斎やドレッサー周りに置きたい、ロマンティックなアイテムも!
深まった色合いの引き出しは、大切なお手紙やアクセサリーを仕舞っておくのにぴったりの大きさです。
お店のディスプレイにも良さそうな、シックでセンスの良いアイテムが揃っています!
周辺は緑も多く、天気の良い日に早大通りをお散歩しながら立ち寄りたいショップです。
午後の一休みにアンティークとカフェを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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Rapport_antiques +Café(ラポールアンティーク)
営業時間 12:00~17:00
定休日 不定休
所在地 〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町111 ワセダ 福田マンション 1F
電話番号 070-8495-3564
緑園(りょくえん)
新宿初台にある、ヨーロッパのヴィンテージ雑貨を扱うショップ、「緑園(りょくえん)」。
畳工房だった場所を改装した店舗で、ひらけた入口からはカラフルな雑貨が見えてワクワクします!
古いぬいぐるみやおもちゃ、ミニチュアやお菓子の缶など、絵本の世界から出てきたようなファンシーなアイテムが揃っています。
うさぎやくまのぬいぐるみが至る所に居る店内。
椅子に座っている子や、商品の棚を見守っている子など、それぞれが表情豊かで楽しそう!
アンティークのぬいぐるみはどれも造りが良く、ガラス製の目の深みが魅力的です。
手のひらサイズから、抱えるようなものまで色々な大きさと種類の動物が揃っていて、見ていて飽きないですね。
「ここにやってくるまで、どんな人と出会ってきたの?」と、人生(ぬいぐるみ生?)を教えてもらいたくなる、個性豊かなぬいぐるみ達。
目が合って運命を感じるかもしれないので、その時はぜひお家に連れ帰って欲しいです!
また、ヴィンテージの生地やチロリアンテープ、カーテンなども品揃えが豊富です。
どれもポップで可愛い柄ばかりで、昭和レトロなインテリアにもぴったりな生地がたくさん。
レトロ柄のカーテンやハンドメイド用の生地をお探しの方は、きっと理想の布が見つかります!
可愛くて置いておくだけで癒されるアイテムをお探しの方におすすめのショップですよ!
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緑園(りょくえん)
営業時間 11:00~19:00
定休日 月曜
所在地 〒151-0071 東京都渋谷区本町2丁目39−17
電話番号 090-9840-6441
tay(テイ)
東南アジアの器や古道具、ジュエリーを扱うショップ、「tay(テイ)」。
タイやベトナムから買い付けた古い食器や花器、アクセサリーが揃う店内。
独特な気配のするエスニックなお品が並び、あまり見た事の無いアイテムばかりでテンションが上がります!
ヨーロッパから伝わってきた技術と独自の文化が融合して作られた陶器が並び、個性的な柄に見ていて飽きない魅力を感じます。
鳥や花など自然の自由さを感じられる絵柄が多く、民族性が出ていますね。
どの器も“きっちりしすぎないけど美学がある”、そんな雰囲気があって素晴らしいです!
タイのカレン族の古いビーズ、ミャンマーで作られたシルバーボウル、ベトナムの山岳地帯で伝わるバングルなど、見た目はもちろん由来も興味深いアイテムばかり。
紫色や緑色がアクセントになっているポーチやアクセサリーは、昔ベトナム北部で作られたもの。
ワンポイントが可愛い小さなポーチは、結婚式で持つために作られたものだそうです。
持ち手の紐や細かい飾りに職人の技が光っていて、心惹かれます!
色使いに風情があって、「こんな素敵なポーチを携えた結婚式は晴れやかで楽しいだろうなぁ」と想像できますね!
他では出会えない珍しいアイテムが集められているショップです。
アジアンアンティークの家具にぴったりな器や雑貨をお探しの方は、ぜひ足を運んでみてください!
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tay(テイ)
営業時間 11:00~19:00
定休日 月曜
所在地 〒151-0061 東京都渋谷区初台1丁目39−14 三井ハウス 1F
電話番号 03-6455-1589
今回は、新宿駅周辺から四ツ谷、早稲田エリアでのおすすめのアンティークショップのご紹介でした。
多国籍で専門的なショップが揃っていて、こだわりを持ってアンティークを探せるエリアですね!
ここでしか見られないアイテムと出会う、貴重な体験ができるかもしれません。
新宿エリアでのアンティークショップ巡りでお役に立てれば嬉しいです!