広大な土地が広がる北海道の地は、人も密集していなくてのびのびと過ごせる環境が気持ちいいですよね。
そのなかでも自然豊かな景観と利便性の高い都市機能が揃う札幌は、住みやすさが魅力の都市。
人口数も日本で5番目と多くの人たちが日々を営むこの土地では、さまざまな生活スタイルに合わせたショップが軒を連ねます。
今回はそんな札幌市にあるおすすめのアンティークショップをご紹介します。
店舗情報も記載しているので、気になったお店があったら足を運んでみてください。
※掲載時の情報です。実際の情報と異なる場合もあるので、詳細は店舗HPなどでお確かめください。
アンティーク家具
unplugged(アンプラグド)
アンティーク家具とファッションが互いを引き立てあうように並ぶショップ「unplugged」。
扉を開けると通気口がむき出しになった天井や、ひび割れたモルタルの床がつくる武骨なつくり。
さらにはインダストリアルなランプが店内を照らすクールな印象の中、あえてテイストの違うヨーロピアンアンティークを扱うアンバランスさが妙に気になる組み合わせです。
ただその違和感がかえってアイテムの意外な一面を引き出していて、本来ならかわいい印象のペイントテーブルさえ、この場にあると不思議とかっこよく見えてきます。
ショップで豊富に扱っている国内ファッションブランドや、海外の古着にファッション小物とも相性がいいのは、細かいところにまで気を配った愛情深いデザインに共通するところがあるからですね。
スポークバックチェアの洗練されたシルエットや、チャーチチェアの厳かな佇まい、モールディングを装飾されたカップボードの大きな存在感など、異国で過ごした長い時間を傷や汚れに映した家具の風合いは格別です。
カップボードやシェルフの中に仕舞われた食器に刻まれたナイフの跡が、より時代の味わいを感じさせてくれます。
エイジングの具合によっても組み合わせに幅が出るとは驚きです。先入観にとらわれず表現するおもしろさに気が付かせてもらえる場所です。
ラフジュ工房で扱っているヨーロピアンアンティークの商品一覧はこちら
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unplugged
営業時間 13:00~20:00
定休日 年末年始・大型入荷時
所在地 〒060-0063 札幌市中央区南三条西8丁目 11-3 シティーアヴェニュー南3条 1F
TEL 011-251-6787
plein de(プランドゥ)
ミッドセンチュリー期に活躍したフランスのデザイナー作品を扱うショップ「plein de」。
その頃の名デザイナーといえば、フランスに限ってもシャルロット・ペリアンやピエール・ジャンヌレ、セルジュ・ムイユなど数多くの名前を挙げられます。
豊富なモダン家具を誕生させたこの時代から、plein deで積極的にセレクトしているのはピエール・ガーリッシュの作品です。
日本ではマイナーなデザイナーですが、母国フランスをはじめとして近年再注目されている人物です。ル・コルビュジエの手掛けたいくつかの建築ではインテリアを担当したりと、家具における才能は素晴らしいものでした。
感度の高いコレクターの目に留まり、彼の代表作チューリップチェアは現在入手困難なほど。
薄い素材でつくる湾曲した形状は、体の線に吸い付くようなホールド感です。アルミの鈍い光沢と華奢なシルエットがつくりだすスマートな見た目がたまりませんね。
ピエール・ガーリッシュの作品もそうですが、こちらのショップではスチール製の脚を使用した家具を好んで集めているので、インダストリアルな部屋や、モダンな部屋にとてもよく似合うものと出会えるはずですよ。
ライト類もアルミやスチールを素材にしたメタリックかつモダンなアイテムを揃えているので、このショップひとつで、高い統一感を持つクールで洗練されたインテリアを完成させることができそうです。
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plein de
営業時間 11:00~17:00
定休日 なし
所在地 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西15-3-6 土井ビル 1F
TEL 011-616-1000
Bisco(ビスコ)
「長く使える家具」を考え抜いて、丈夫で日常的にも扱いやすいチーク材の特性に目を付けたのが、オールドチークを専門に扱うアンティークショップ「Bisco」です。
こちらのショップの珍しいところは、“アンティーク材”を使ったオリジナル家具を商品として展開しているところです。
自社で持っている海外工場でオールドチークのアンティーク家具をリメイクした家具は、「長く使える」を合言葉にした丁寧なつくり。
チークの硬さや、頑丈な造作、そしてチークのオレンジみを帯びた暖かな発色は、安心感さえ与えてくれますね。
木材がもつ油分がつくりだす自然な光沢も、じんわりと光を映していて上品な印象です。
ヨーロッパ風デザインや、北欧風のモダンデザイン、アイアンを使用したインダストリアルな雰囲気など、統一感を残しつつもテイストを冒険できるのはリメイクだからこそ!
イギリスのトラディショナルな意匠が施されたキャビネットや、フレンチシャビ―なステンドグラス入りのドア、アイアン脚で支える無垢一枚板のダイニングテーブルや、シンプルで素朴なスツール……。
テイストの豊富さも目を見張りますが、家具の種類もかなりの扱いがあるので見どころ満載です。
時が経つほど水分が抜けて丈夫になるというチーク材。リメイクすることでつくりも丈夫にした家具は、信頼のおけるパートナーとして長く生活に寄り添ってくれるでしょう。
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Bisco
営業時間 11:00~18:00
定休日 火曜
所在地 〒065-0010 札幌市東区北10条東14-3-3
TEL 011-792-5547
アンティーク雑貨
アンティークショップ36号線
怪しげな見た目で36号線を目の前に佇む「アンティークショップ36号線」は、その見た目とは裏腹に古道具や骨董を扱う渋い雰囲気のショップです。
派手な看板に気圧されつつも中に入れば、乳白色のランプシェードが光るレトロな雰囲気が出迎えてくれます。
立派な金具が付けられた時代箪笥や、金彩の美しい漆器、骨董らしい立派な壺や花器が並ぶ渋い和の趣を持った店内と、外観のギャップの珍妙さが話の種としてもおもしろいスポットですよね。
江戸から昭和のものまで扱う幅広い古道具のなかには、大正ロマンな壁掛け時計や鉄器など、堂々とした存在感を放つ古道具があると思えば、昭和レトロな看板にマッチ、木彫りの熊まで揃えています。
珍しいものだと刀の鍔(つば)のコレクションもあって、よく見れば凝っている装飾に見入ってしまいました。
このセレクトの自由さも、見る側としてはとても楽しいところですね!
さらには北海道に根差したアンティークショップらしく、アイヌ工藝の扱いも豊富なんです。
儀式で使用するイクパスイと呼ばれる木製の祭具や、宝石箱、二風谷イタやゴザ……そのすべてにアイヌ民族特有の文様が浮かんでいます。この繊細ながらも力強さが宿る文様には心惹かれる方も少なくないはず。
日本文化の細部を知れる古道具との出会いで、思わず知識欲を刺激されてしまうようなショップです。
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アンティークショップ36号線
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜
所在地 〒060-0055 北海道札幌市中央区南5条東3-9
TEL 011-521-5391
マルヨシレトロ
札幌市に密着した不用品買取のお店「マルヨシ商店」が週末だけ開いているアンティークショップ「マルヨシレトロ」。
札幌市内の住宅や店舗から買い集めた古道具や古家具を扱うだけに、個人の好みが反映された幅広い商品が展開されているところが最大の魅力!
秋田木工のウインザーチェアやスピンドルバックチェアが店先に並び、天井には籠がぶらさがり、トルソーや美容室で使う洗面台がいくつも目に入る店内の様子は、見どころが多そうで期待に胸を膨らませてしまいますね。
階段箪笥の上には木彫り熊やアイヌ工藝が飾られていて、北海道らしい空気感も漂わせていますよ。
特に北海道名産品である木彫りの熊の収集にも力を入れているマルヨシレトロでは、アイヌの職人が生み出した作品に、木彫り熊の発祥の地・八雲で生まれた作品も扱っているので、その筋のマニアにも有名なお店です。
毛彫りや面彫りで表現される熊の生き生きとした姿は、デザインを選べば和風インテリアにも、北欧インテリアにも似合いそう。
5年間のみ日本からの輸出品に刻印された「Made in Occupied Japan(占領下の日本製)」付きの木彫りの熊もあり、知る人ぞ知る価値を持った品もちらほら。
ケビントやショーケースなどディスプレイ用の古家具も豊富なので、こちらで見つけたお気に入りの木彫り熊や古道具を飾るために一緒に買ってしまうのもいいですね。
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マルヨシレトロ
営業時間 正午~夕方
定休日 月曜~金曜
所在地 〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西8-6
TEL 011-200-0443
grenier(グルニエ)
札幌に住む人たちでにぎわう札幌PARCOで、日本とヨーロッパの古い道具や、古着を扱うアンティークショップ「grenier」は営業しています。
広い店内には「渋い」や「かっこいい」という言葉がよく似合う、経年した風合いを残す味わい深い品々が目白押しです!
例えば旅のお供としてたくさんの傷跡を付けたアンティークトランクは、見せる収納として使ってもかっこいいですし、部屋の片隅に置くだけでも渋いインテリアとして活躍してくれそうです。
フランスからやってきたピューター皿は、使い込まれた凸凹や、フォークやナイフの跡が残る金属特有の経年具合がかっこいい一品ですね。
grenierでたびたび仕入れられる大き目サイズの額縁は、額に彫られた装飾が荘厳な雰囲気に仕立てていて、その強い存在感で人気のアイテムだそうです。
錆をたくさん蓄えたミルク缶や、古ぼけたジョウロなど、花器として使えそうなブリキ製のアイテムもバラエティ豊かに揃っていますよ。
花器として使うなら、ブルーグリーンの透明感が綺麗なデミジョンボトルも捨てがたいですね。
たくさんの古いものであふれるgrenierの店内。ちなみにこの“grenier”とはフランス語で「屋根裏部屋」を意味するもの。
何かおもしろそうなものが見つかりそうな屋根裏という響きには、いつまでもワクワクとしてしまいます。
現在は2023年の4/7のリニューアルに向けて休業中です。札幌PARCO B1Fで切る新しいスタートに合わせてぜひ足を運んでみてください。
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grenier
営業時間 10:00~20:00
定休日 なし
所在地 〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西3-3 札幌PARCO B1F
TEL 011-350-3648
peggy’s boutique(ペギーズ ブティック)
女性ならば1度くらい、上品なお嬢様のような装いに憧れた時期があったのではないでしょうか。そんな憧れを形にしたヨーロピアンアンティークを揃えるお店が「peggy’s boutique」です。
ヨ-ロッパのフェミニンなアンティークドレスや古着、女性心をくすぐるアンティークな小物たちがつくりだすのは、いつかのときめきを思い出すガーリーな空間。
フリルやレース、繊細な刺繍を蓄えたドレスや洋服を中心に、装いにお嬢様らしさをプラスするアンティークジュエリーも揃えられるラインナップには心を満たされること間違いなしです。
繊細なアンティークレースやリボン、レトロなボタンなどの服飾品も揃っているので、趣味のものづくりや、ディスプレイを飾るアイテムとして印象的な品物を探している方にもおすすめですよ。
せっかく素敵に装ったのなら、お部屋も素敵な洋服に似合うインテリアにしたいですよね。
小さなところから始めるなら、ヴィンテージのテディベアなんていかがでしょうか。
最初のテディベアをつくったシュタイフ社のヴィンテージからメーカー不明のヴィンテージまで、表情豊かなテディベアの愛くるしさはガーリーな空間にぴったりです!
さらに空間を華やげてくれるのはフランスのアンティーク食器。華奢で繊細な絵付けのものから、バルボティーヌのように大胆なデザインまで、豊富な種類からお気に入りの一皿を選ぶことができますよ。
自分の思い描くお嬢様像を、こちらのショップで描き出してみてはいかがでしょうか。
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peggy’s boutique
営業時間 12:00~20:00
定休日 月曜
所在地 〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西4-8 NKC1-4 第2ビル 2-3F
TEL 011-596-0109
アルトイイ
札幌でも最大級のアンティークショップ「アルトイイ」は、大型の倉庫をそのままショップとして開放しているジャンクな雰囲気が魅力のスポットです。
営業日を定めていないので、行きたい気持ちと営業スケジュールが合うかは時の運というのもおもしろいところ。
建物の2階にわたって古いもので埋め尽くされた店内は、「楽しい掘出し物探し」ができる予感をこれでもかと漂わせています!
ジャンクな雰囲気がたまらないガラクタ品から、本格的なアンティークまで垣根なく並べられているので、どれが価値の高いものなのかというのは見出しづらい環境かもしれません。
でもそれは、フラットな目線で自分の琴線に触れるものを探し出せる、ということがでもあるんですよ。
端正に整えられた時代箪笥の厳かな雰囲気に心奪われる人もいれば、錆びた鉄製の道具入れにロマンを感じる人もいるでしょう。
はたまた、昭和レトロよりも大正ロマンな雰囲気の方が好きという方や、細部まで丁寧に絵付けされた豪華な器よりも、シンプルで日常的に使える器を探しているという方も。
ここにある垣根のないセレクトは、そんな多種多様な人とものとの縁を豊かに結び付けてくれます。
アルトイイでは「オモシロイイ」と評するアイテムとして、流木のオブジェや天球儀など、一風変わった古いものも好んで集めているので、予想外な出会いにも恵まれるかもしれませんね。
自分の心と相談しながら、純粋に「いい!」「おもしろい!」と思えるものとの出会いを楽しんでみてください。
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アルトイイ
営業時間 11:00~18:00
定休日 不定休 ※Instagramに営業情報あり
所在地 〒003-0011 北海道札幌市白石区中央1条3-1-28
TEL なし ※InstagramのDM/公式LINE
HARUM(ハルム)
豊平区にある「HARUM」は、清田区の「HARUMの庭」というガーデンショップを姉妹店にした古道具屋です。
HARUMの庭で扱う植物とともに古道具を扱うお店ということで、植物を飾ることに向いている古道具をたくさん見つけることができますよ。
なかでもガラス瓶の取り揃えが豊富で、ガラスの透明度と植物の瑞々しさが演出する清涼感は美しいばかりです。
大きさも薬瓶の小さなサイズから、両手で抱えるほどのサイズがあるデミジョンボトルまでさまざまなので、一輪挿しから枝ものまで、飾りたい植物に似合うガラス瓶をじっくり探してください。
それと最近ではフラスコやシリンダーなどの実験器具を使った個性的なインテリアグリーンも注目を集めているのはご存じでしょうか。
HARUMでも実験器具が各種揃っているので、流行に敏感な方にもおすすめのラインナップですよ!
こうした花器に向いたアイテムの豊富さに隠れて、実はインダストリアルなワークランプも充実しています。
フランス・ジェルデ社の作業用ランプや、オランダの建築家ヤコブス・ヨハネスがデザインしたクランプ式のアームランプ、ドイツ・カンデム社のデスクランプなど……
自宅のワークスペースや、お店の空間づくりにクールな印象を持たせたい人にはぴったりの品と出会えそうですね。
ぜひ、経年して角の取れた古道具と植物が緩やかにつながる、自然体な心地よさを体感しに行ってみてください。
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HARUM
営業時間 都度変更のため、要問い合わせ
定休日 不定休
所在地 〒062-0933 北海道札幌市豊平区平岸3条13-7-18
TEL 090-8373-9821
BRITISH FAN(ブリティッシュ ファン)
イギリスから仕入れられたクラシカルなアンティーク小物が並ぶ「BRITISH FAN」。
シルバーカトラリーや真鍮製のキャンドルホルダーに手鏡など、イギリスの上流階級を思わせるアイテムが揃う店内には気品が漂っています。
イギリスと聞いてそれなしで語れないのは紅茶文化ですよね。ティータイムにまつわるアンティークもより取り見取りですよ。
整然と並ぶティーカップは、繊細な花を写した美しいものばかり。カップの中で咲き誇るローズが美しいエインズレイのカップ&ソーサーに、淡く描かれた野花がかわいいトリオセットは名もなきメーカーのもの。
添えられるティースプーンもクラシカルな透かし彫りが施されていて、華やかなワンセットに目を奪われます。
ショップで扱うシルバーカトラリーは丁寧に磨きこまれたものばかりなので、もちろん日常的にも使うことができますよ!
このシルバーカトラリーのなかでもひと際美しいデザインでコレクターも多いのが、シュガーシフタースプーンです。
掬う部分に開けられたいくつもの穴は、果物やデザートにお砂糖を振りかけるためのもの。イギリスの貴婦人が砂糖を振りかける優雅な姿が目に浮かんできますね。
こうした上質な紅茶セットをたずさえながら、シルバーのデザートプレートや、ケーキスタンドに乗せたデザートとともに楽しむ。そんなひと時に想いを馳せてしまいます。
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BRITISH FAN
営業時間 14:00~17:00
定休日 土曜・日曜・祝日
所在地 〒005-0852 北海道札幌市南区常盤2条2-7-10
TEL 070-8973-4465
Indesneeuwpapier(インデスニュウパーパー)
札幌市内では珍しく紙モノのアンティークをメインに扱う「IN DE SNEEUW」は、インターネット販売を主にしているので、実店舗はたまにしか開きません。
そうしたレアな営業スタイルも、心くすぐられるものがありますよね。
ここに集まる “古い印刷物”はヨーロッパからロシア、アメリカなど各国から海を飛び越えてやってきています。
印象としては、上品でおしゃれなデザインが中心のセレクトです。
おしゃれな古い紙モノといえば、標本画はアナログに描写された細密な絵に心打たれる人も多いジャンル。ショップにも植物に鉱物に動物、乗り物まで、あらゆる図鑑から抜き出してきたもので溢れています。
印象強いものが欲しいなら、学校の教材として使われたスクールチャートはサイズも大きくておすすめですよ。
旅先から送るポストカードや、イベントの日に送るグリーティングカードは、送る相手を楽しませてくれるような特別感あるデザインも素敵です。
特別感がなくても、雑誌の挿絵や広告、切手、食品の包みに使われたグラシン紙のように、生活の身近にある紙は日本との違いを感じやすくて、見ているだけでもおもしろいですよね。
日本に居ながら、外国のレトロな日常風景をのぞき込むことができるのは紙モノならではの楽しみ方です。
気軽に挑戦しやすいアンティークアイテムでもあるので、試しにいくつか買ってみてはいかがでしょうか。
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IN DE SNEEUW
営業時間 都度変更あり
定休日 不定休
所在地 要問合せ
TEL なし
ぷかぷか
親しみやすいレトロデザインを世界中から集めたアンティークショップ「ぷかぷか」。
店内に飾られたふわふわのぬいぐるみたちや、キューピーなどの懐かしいキャラクターのキーホルダーには思わず懐かしい気持になってしまいますね。
そんな日本のレトロな雑貨ばかりかと思いきや、ぷかぷかでは外国のレトロアイテムまで幅広く揃っています。
特にコレクション数の多いコーニング社のオールドパイレックスは、アメリカンコレクティブルアイテムとしても人気の高い商品ですよね。
スノーフレークやスプリングブロッサム、フレンドシップにフォレストファンシーまで、あらゆる柄を揃えたコレクションはマニアにはたまらないのでは。
キャセロールからボウル、マグまで各種勢ぞろいのオールドパイレックスのキッチンウェアは、ぜひともセットで揃えたくなってしまうところです。
同じく親しみやすくレトロなガラス製品として有名なアデリアレトロのコップも揃えていて、テーブルの上をかわいいレトログッズで埋め尽くすことも夢ではありませんよ!
ミルクガラスといえばファイヤーキングの存在も忘れることはできませんが、ぷかぷかで扱うファイヤーキングは、ゴールデンシェルのシリーズをセレクトしています。
淡いミルク色にゴールドで縁取ったとても上品な組み合わせは、一般的なファイヤーキングのイメージとはまるで違っていますね。
予想外な出会いにも恵まれつつ、世界中のレトロアイテムに癒されるひと時を過ごせるショップです。
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ぷかぷか
営業時間 16:00~20:00
定休日 日曜~木曜
所在地 〒062-0934 北海道札幌市豊平区平岸4条8-7-1 茜ビル1F
TEL なし
ほたるdesホタル
黒い金属サイディングでつくられたモダンな外観のショップ「ほたるdesホタル」。
店舗と自宅を兼ねた一軒家の中に並ぶのは、時間を重ねて成熟された古い雑貨の数々です。
外観とのギャップに驚いてしまうこの古道具店ですが、センスの光る渋いセレクトは素晴らしいのひと言。こうしたテイストがストライクゾーンど真ん中という方も少なくないと思います。
民芸の器コーナーには益子焼や設樂焼、唐津焼にやちむん、小鹿田焼など、日本各地の器がディスプレイされていて、その土の風合いを残す力強い仕上がりは、和食料理によく似合いそう。
いくつも置かれたボテ箱と呼ばれる運搬用のコンテナは昭和レトロを感じるアイテム。
他にも“納税組合員“と書かれたホーロー看板に、農具や、用途のわからない道具、果ては忍具まで……「なんだこれ」と思ってしまうような日本の古いものに興味津々です。
英語のラベルが張られた薬瓶に、鉄製の片手鍋、お菓子の型など、時折外国の古いものも混じっていて、和洋問わないテイストの広さが店内に不思議な味わいを生んでいます。
アメリカのくたびれたキャッチミットや、薬莢のコレクションなんて、オーナーのマニアックな視点を楽しめる品物も必見です。
ちょっと変わったものや、古ぼけた風合いが好きな方なら訪れて損はないと思いますよ!
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ほたるdesホタル
営業時間 10:00~18:00
定休日 日曜・祝日・3の付く日・20日
所在地 〒004-0865 札幌市清田区北野5条1-2-10
TEL 011-885-5305
81(エイティーワン)
木のぬくもりが包む大きなログハウスで、国内外問わずに味わい深い古道具や古家具、ガーデンアイテムなどを扱うアンティークショップ「81antiques」。
高い天井で開放感のある空間に、観葉植物が緑豊かに飾られた気持ちのいい空間が広がっています。
日本の昭和期に使われていたレトロな食器棚から、フランスのアンティークトランクにデッドストックの木皿まで、価値にとらわれることなく“誰かが好きそうな古いもの”を寄せ集めた様子は小さな蚤の市のよう。
控え目な小花がプリントされたグラスや、小さな子供が描かれたプラスチック製の子供用茶碗など、かわいらしい小物は昭和レトロ好きの方に。
パイレックスやファイヤーキングのコレクションは、その昭和レトロ好きの感性にも響くデザインでついつい目移りしてしまいますね。
バケツやトレー、ちりとりなど鉄製のアイテムは錆の具合によって表情を変え、ホーロー製の水差しや小鍋も同じように経年した趣をにじませています。
そうした本来の役目を終えてしまった古いものは、植物の鉢にしたり、小物入れにしたりと、別の使い道で輝いてくれることがあるものですよね。そうした嬉しい発見も、古いものを取り入れるときの醍醐味かもしれません。
しかもセール時にはお店で扱っているあらゆるものが、驚きの価格でゲットできてしまいます!
まずは気軽にアンティークの雰囲気を取り入れてみたいという方には、見逃してほしくないお店です。
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81antiques
営業時間 10:00~17:00
定休日 月曜
所在地 〒004-0813 北海道札幌市清田区美しが丘3条1-8-3
TEL 011-378-4781
今回は北海道札幌市にあるアンティークショップを紹介させていただきました。
熊の木彫りやアイヌ工藝など、アンティークショップにさえ土地柄が色濃く出るのは、それだけ古くから独自の文化を気づいてきた証なのかもしれませんね。
アンティークに精通している人に向けた専門的なお店よりも、古い物が好き、という気軽な気持ちで楽しめるおおらかな品揃えのショップばかりなのも嬉しいです。
ぜひ札幌でのアンティークショップ巡りに役立てていただければと思います。