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コラム

恵比寿エリアでおすすめのアンティークショップ14選

駅前には洗練されたおしゃれなお店が軒を連ね、少し歩けばガーデンプレイスの美しい赤レンガの景観の中で休日を楽しめる恵比寿の街。

かつてのエビスビール醸造地としての名残を持つ恵比寿にはビールを楽しめる居酒屋も多いため、さまざまな大人たちが集っています!

今回はそんな大人が楽しめる人気スポット、恵比寿周辺にあるおすすめのアンティークショップをご紹介します。

店舗情報も記載しているので、気になったお店があったら足を運んでみてください。

※掲載時の情報です。実際の情報と異なる場合もあるので、詳細は店舗HPなどでお確かめください。

 

恵比寿エリア以外の東京都内にあるアンティークショップはこちらをチェック!

アンティーク家具

SEASAW DESIGN(シーソー デザイン)

 

ジャン・プルーヴェ、シャルロット・ペリアン、ピエール・ジャンヌレ……。

主にミッドセンチュリー期に活躍したフランスの名だたるデザイナーたちの作品をコレクションする「SEASAW DESIGN」。

ジャン・プルーヴェといえば2022年に東京都現代美術館で『ジャン・プルーヴェ展』が開催されたことも記憶に新しいです。彼の作品はアントニーチェア、コンパステーブルなど数々ありますが、中でも人気が高いのはスタンダードチェアかと思います。

なんとその原型となった初代モデルChaise No.04もSEASAW DESIGNでは展示されているんですよ!

シンプルながらも「座る」行為に対して真摯に向き合ったデザインの変遷を感じ取ることができるのは、貴重なコレクションのおかげですね。

ほかにピエール・ジャンヌレのチャンディーガルシリーズも見ることができます。このシリーズの素朴さや荒々しい技巧は民芸に通じるものを感じますが、このショップで扱うシャルロット・ペリアンのコレクションも似た系統のものを採用しています。

ベルジェやメリベルのスツールに、木と藁でつくられたメリベルチェアなどの自然素材のぬくもりを感じる牧歌的なアイテムが揃っていますよ。

世界中の人々から賞賛を受けたデザイン性の深さには、いまもなお人々の心をとらえて離さない魅力が備わっていますね。

予約制のため、事前の来店予約を忘れずにおねがいします。

 

 

 

 

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SEASAW DESIGN
営業時間 12:00~18:00
定休日 月曜~金曜
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-8-9
TEL 090-2333-9338


SOMEWHERE TOKYO(サムウェア トウキョウ)

 

革新的なデザインでそれまでのプロダクトデザインに流れる潮流をひっくり返したポストモダンデザイン。

「SOMEWHERE TOKYO」はその旗手となったエットレ・ソットサスや、彼の結成したメンフィスグループに参加していた日本人デザイナー、倉俣史朗の作品に触れることができるアートギャラリーです。

メンフィスといえば、ビビッドな色彩感覚を持って幾何学的な図形や、波線を多用する奇抜でにぎやかなデザインが特徴的。

それを特に体現しているのはエットレ・ソットサス。南国の鳥をモチーフにした“タヒチ“、オブジェのように強烈な存在感を放つ棚”カールトン“、そしてアメリカンインディアンの信仰する精霊をガラス素材で独自に形容した”カチナ“など、「デザインとは何か」を追求し続けた彼の試みが、見る人へ痛烈なメッセージを訴えかけてきます。

 

 

対して倉俣史郎は“ミス・ブランチ”や“ハウ・ハイ・ザ・ムーン”、オバQの名称で親しまれる“ゴーストランプ”など浮遊感のあるデザインが特徴で、デザインの持つ軽やかさが見る人の心に平穏をもたらしてくれますよね。

歴史を作ったこれらの名プロダクトをはじめ、SOMEWHERE TOKYOではこれからの時代をつくる現代作家の作品も多く並べられているんです。

訪れればきっと、新たなデザインへの気づきをもたらしてくれることでしょう。

 

 

 

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SOMEWHERE TOKYO
営業時間 13:00~19:00
定休日 日曜~木曜 ※アポイントメント制で来店可
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 ハーモニックプレイス
TEL 03-6452-2224


RECTOHALL(レクトホール)

 

フランスやイギリス、ベルギーなどのヨーロッパ諸国から集めた繊細なアンティーク家具を扱う「RECTOHALL」。

洋服や靴、革製品に現代の陶芸作家作品まで生活にまつわるさまざまな品を取り扱っている、恵比寿でも人気のショップです。

そうした作品と一緒に並べられているのが、塗装を剥離して丁寧にメンテナンスを施したアンティーク家具たち。

「汚れや装飾をそぎ落とし、時を経たぬくもりだけが残るように。」と清潔に仕上げた家具が、おおらかさをもって穏やかにたたずみます。陽の光をたっぷりと取り込んだ部屋にピッタリな柔らかい雰囲気です。

 

 

挽き物加工のくびれや、細くテーパードした脚、曲木の柔らかな曲線など、全体的に線の細い家具には女性的なディティールを感じますね。

ランプに関してはホーローや鉄の素材でつくられた、モダンで上品な形のインダストリアルデザインを扱っています。清潔で、前に出すぎないつつましやかな存在感の家具と、モダンなランプの調和は、現代のインテリアに古さを感じさせることなく馴染んでくれるのでしょう。

椅子やデスクの定番アイテムだけではなく、ハンガーラックやシェルフ、ショーケース、ミラーまで幅広く揃えられているので、「いま欲しい」と感じているアイテムとの出会いにも期待できそうです。

 

 

 

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RECTOHALL
営業時間 12:00~19:00
定休日 月曜
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-15-6
TEL 03-3716-1202


DWARF(ドワーフ)

 

目黒から恵比寿へと続く目黒三田通りに店を構える「DWARF」。オリジナルブランドの“MEISTER”のモダンなプロダクトに加えて、モダンヴィンテージの筆頭であるミッドセンチュリー期の家具を扱っています。

「日本から発進するモダンデザイン」をコンセプトとしているDWARFは、ミッドセンチュリー期の中でも特に優れたデザイナーの家具を中心に集めているようです。

アメリカンミッドセンチュリーの代表イームズチェアや、それを受けて制作されたデンマークのアルネ・ヤコブセンが手掛けたアントチェアと、その後継モデルで彼の代表作セブンチェア。

さらには同時期にアメリカで活躍したポール・マッコブという、知る人ぞ知るデザイナーの作品もあり、パーツユニットの組み合わせで姿かたちを変える家具「プランナーグループ」シリーズが面白いです。

このように有名デザイナーの有名家具という知れ渡った作品のみを扱うわけではなく、日本では知名度がさほど広まっていないヴィンテージのデザイナーズ家具の扱いもあり、新しい出会いにも期待できるのがこのショップの良いところ。

もちろん新しい出会いとは無縁なくらいミッドセンチュリー家具に詳しい方でも、実物が見られるという点では嬉しい品揃えですよね。

現代作家の手掛ける作品も揃っていて、これから長く残したいタイムレスなモダンデザインに触れられるショップです。

 

 

 

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DWARF
営業時間 12:00~18:00
定休日 火曜・水曜
所在地 〒153-0062 東京都目黒区三田2-4-8
TEL 03-6452-4071


Kathedra(カテドラ)

 

「Kathedra」はアメリカンミッドセンチュリーの巨匠、ジョージ・ネルソンの作品を筆頭に、アメリカの作家作品が数多く楽しめるショップ。

ハーマンミラー社からお呼びがかかり、デザインディレクターを務めたジョージ・ネルソンは、チャールズ&イームズ、イサム・ノグチといったモダンデザインをけん引したデザイナーの才能を発掘したことでも有名です。

もちろんデザインディレクターとして求められた彼の作品も、名作の呼び声高い作品ばかり。

その奇抜な見た目から一度見たら忘れられない、マシュマロソファーやココナッツチェアはジョージ・ネルソンの代表作です。人間工学に基づいて設計された緻密な構造は、見た目に反して座り心地がいいと二度びっくりさせられる名作ですね。

 

 

ショップにはサイドチェア#4671やスワッグレッグアームチェア、スチールフレームケースグループのシリーズもキャビネットからデスクまでたくさん。モダンデザインの巨匠として多くの作品を手掛けた証がショップの中にあらわれています。

その他、彼を象徴するデザインとして時計の存在も忘れてはいけません。Kathedraでも扱っているサンバーストクロックやボールクロックは目にしたことがある人も多いのでは。

アメリカンミッドセンチュリー好きならば、その礎を築いた作品の数々を前に胸を躍らせてしまうこと請け合いですよ。

 

 

Kathedra
営業時間 13:00~20:00 (日・祝 13:00~19:00)
定休日 水曜
所在地 〒153-0062 東京都目黒区三田2-3-18 1F
TEL 03-5704-6099


Gallery1950

 

イームズといえば外してはいけないのが「Gallery1950」の存在。

ミッドセンチュリーのヴィンテージファニチャーのパイオニアでもある北修三さんがオーナーを務めるアンティークショップです。

イームズチェアを代表するシェルチェアやアームシェルチェアがバリエーション豊かにそろっていて、博物館に引けを取らないコレクションを揃えています。

イームズチェアはハーマンミラー社で現行モデルを製造・販売し続けているので、色や形はヴィンテージでなくても手に入るものが多いと思います。

でも好きになると、“ホンモノ”を感じる元祖の品を求めてしまうのが人間の性というものです!

そうしたコレクター魂に豊かな品揃えで応えてくれるのがギャラリー1950の本分と言えるのかもしれません。

一番に目を惹くのはイームズチェアですが、目を向ければほかにもイームズのデザインしたソファやテーブル、ベルトイアのワイヤーチェア、ネルソンベンチをはじめとしたジョージネルソンデザインの家具などミッドセンチュリーの名デザイナーが手掛けた家具が肩を並べています。

ミッドセンチュリーの名作家具が好きなら、知らなかったでは済まされないお店ですよ。

 

 

 

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Gallery1950
営業時間 12:00~19:00
定休日 水曜
所在地 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-28-7
TEL 03-3473-1950


memo(メモ)

 

こじんまりとしたお店の中にヴィンテージ家具や雑貨と古着を詰め込んだ「memo」。ちょっと古くて今にない個性を感じるものが好き、という方は思わず足を止めてしまう雰囲気を持っています。

白いファブリックと気を組み合わせたナチュラルモダンなソファ、ラタン製のチェストなどのナチュラルな系統から、

ロココ調のエレガントな赤のソファ、装飾的なスピンドルバックのウィンザーチェアなどのヨーロピアンアンティーク調、日本でも人気のある家具ブランドのカリモクや飛騨産業といったヴィンテージ家具が並んでいて、どれもアンティークとまではいかないレトロな表情で親しみやすいです。

オーナーが思い思いに集めたヴィンテージアイテムの中には、思いがけない出会いがありそうで、どこか期待をしながら見て回ってしまいますね。

雰囲気だけでなく、お値段も親しみやすい価格帯が多いことも嬉しいポイントです。

家具だけでなく、照明や雑貨も数多く扱っていて、特にフラワーベースのコレクションの中には普段出会えない個性的なデザインも多くて、この際立った存在感はそれだけでも見る価値はありそう。

夕方から夜だけのちょっと変わった営業時間なので、来店する際は時間に気を付けて行ってみてください。

 

 

 

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memo
営業時間 17:00~20:00
定休日 木曜
所在地 〒150-0011 東京都渋谷区東2-20-14 タワーホームズ氷川102
TEL  03-3498-9100


THE PENNYWISE (ザ・ペニーワイズ)白金ショールーム

 

イギリスアンティークを扱うTHE PENNYWISE ANTIQUEは勝どきに200坪を有する本店兼倉庫を構える人気のアンティークショップです。そのショールームとして白金に店を構えたのが「THE PENNYWISE 白金ショールーム」。

このショールームではTHE PENNYWISEが扱うイギリスアンティークの中でも、装飾性を抑えたシンプルでベーシックな家具をピックアップした「ナチュラル・シンプルモダン」がコンセプトのショップです。

ミッドセンチュリー期に親しまれたチーク材や、柔らかな質感が魅力のパイン材を使った家具を多く扱っているため、色調が明るくあたたかみのある店内になっています。

フロアにはそうしたナチュラルな家具が多く並んでいますが、ここにはアンティークだけでなくTHE PENNYWISEが手掛けるオリジナル家具も展開されているんです。

数多くのイギリスアンティークをリペアしてきた技術の髄を詰め込んだ、伝統的意匠を盛り込むシンプルモダンな家具が、これから育てていきたいと感じさせる傷ひとつない姿で出迎えます。

だからこそ、一緒に並ぶアンティーク家具の育てられた質感に、特別な輝きを感じるということもあるかもしれません。

シンプルな中にイギリスの伝統的意匠の影が見え隠れするTHE PENNYWISE 白金ショールームの家具。かすかに漂うトラディショナルの趣が大人のインテリアへと仕上げてくれそうです。

 

 

THE PENNYWISE ANTIQUE 白金ショールーム
営業時間 11:00~19:30
定休日 火曜
所在地 〒108-0071 東京都港区白金台5-3-6 1F
TEL 03-3443-4311


BUILDING(ビルディング)

 

あらゆる国に誕生した名デザイナーたちの手掛けるモダンなプロダクトを、国境を越えて集結させた「BUILDING」。

家具好きならば耳にしたことのあるデザイナーの名作が一堂に会する贅沢な空間が広がっています。

イームズのコーヒーテーブル“CTW”の周りを ソファコンパクトと、ジョージ・ネルソンのココナッツチェアが囲み、向こうにはシャルロット・ペリアンのメリベルスツール。

イサム・ノグチの“AKARI”シリーズが照らすそばには柳宗理のバタフライスツールが佇み、壁際にはマリオ・ベリーニのキャブチェアやジャン・プルーヴェのスタンダードチェアが並べられています。

 

 

視線を移すとル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアンの3人が共同で手掛けた“LCコレクション”のスウィベルチェアやシェーズロングも置かれており、これだけ挙げても追いつかないほどのコレクションで私たちを圧倒してくれます。

モダン家具を愛するコレクターの方であれば、興奮冷めやまないといった感じで店内をぐるっと見回ってしまうことでしょうし、名作家具をほとんど知らないという方でも、BUILDINGに通っているうちに気づけばマニア並みの知識が身についてしまいますよ。

いまもなお衰えることを知らないモダンデザインの名作たちが共演する夢のような空間に、週末を使って思いっきり浸かってみてはいかがでしょうか。

 

 

BUILDING(ビルディング)
営業時間 11:00~19:00
定休日 なし ※月曜~金曜はアポイントメント制
所在地 〒108-0072 東京都港区白金3-11-10
TEL 03-6447-7748


アンティーク雑貨

mu・mu(ムームー)

 

「mu・mu」ではジャンルに垣根なく、ヨーロッパやアメリカから買い付けたあらゆるインテリア小物を並べています。

どれだけあるんだろうさえ思ってしまうような品ぞろえは、お店のショーウィンドウを覗くだけでも一目瞭然です。

キッチンウェアからテーブルウェア、陶器、アクセサリーにリネンと裁縫道具、ぬいぐるみまで。アンティークランプのあたたかな光が照らす雑貨たちは、店の前を通る人の目をくぎ付けにしてくれます。

国やジャンルを問わずにセレクトされつつも、テイストは統一されています。繊細で美しいもの、素朴でかわいらしいものを中心にした店内はフェミニンな雰囲気。

例えばアメリカのミルクガラスといえばファイヤーキングのポップなイメージが強いですが、mu・muで扱うのは繊細な花びらのようなマクベスエバンス社や、かわいらしい模様が控え目にプリントされたコーニング社のカップ&ソーサーをはじめ、細やかな植物のエンボスを施したキャンドルスタンドやフラワーベースなど華のあるラインナップ。

有名どころでは、ホーンジー社のポットやウェッジウッド社のジャスパーウェア、スージー・クーパー社のレイズドスポットも取り揃えていて、ふんわりとしたぬくもりを感じるアイテムに頬がゆるんでしまいます。

なにか心惹かれるものと出会えてしまうかも……。そんな淡い期待を抱かせてくれる品揃え豊かなアンティークショップです。

 

 

 

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mu・mu
営業時間 11:00~19:00
定休日 なし
所在地 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-21-5 OHNOビル1F
TEL 03-6809-0686


Torico-lore(トリコロール)

 

『クローバー』や『東京アリス』などで知られる漫画家の稚野鳥子。彼女が執筆のかたわら趣味で集めていたアンティークコレクションに、新たな商品を加えてオープンさせたショップが「Torico-lore」です。

自らがディレクションしたという店舗は、白を基調にしたフレンチシックなしつらい。その空間にシャンデリアがゆらめく光景は、漫画に登場しそうなほどロマンチックなシーンを演出してくれます。

たおやかなカーブやロカイユ模様の装飾をたずさえた、白や淡い水色のペイント家具を什器に、アンティークプレートやシルバーカトラリー、繊細な図柄がプリントされたTin缶に紙箱などをさまざまにディスプレイ。

バスケットの中にはテディベアをはじめとした動物たちのぬいぐるみがギュッと身を寄せ合っています。

フロアの奥にはアンティークレースや、ドレスなどのリネンでつくられた商品と裁縫道具などを並べた、柔らかな空間が広がっていますよ。

 

 

そしてTorico-loreで最もコレクションされているのは、ホーロー製のアイテムです。オーナーが趣味で集めていたものもアンティークホーローだっただけに、思い入れもひとしお。

キャニスターや鍋、キャセロール、ジャグやポットまで豊富な種類を揃えて、カラーバリエーションも白、ピンク、青、赤……。描かれる模様も含めると相当なコレクションです。

きっとホーロー好きにはめまいがするほど楽しい空間になっているのではないでしょうか。

 

 

 

 

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Torico-lore
営業時間 11:00~18:00
定休日 水曜
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-25-12 1F
TEL 03-6712-2208


ECRITURE(エクリチュール)

 

品格のあるフランスのアンティークを集め、清らかな空気が漂う「ECRITURE」。

ディスプレイの中でふと目についた扇子は、縁を飾る模様や、中央に描かれる華やかな貴婦人たちの姿がとても優雅です。

この扇子にも描かれているかつての貴族たちが、地位と権力を表すステータスとしたのが豪奢にテーブルを飾った銀製の燭台や食器、カトラリーでした。一方、銀食器には手が出ない庶民の間で流通していたのが、銀に似たピューターです。

そのどちらも18世紀には陶器製の台頭で人気に陰りを見せましたが、19世紀に起こったアール・ヌーヴォーの影響によりふたたび高い品質で世に姿を現すことになったんですよね。

ECRITUREに並ぶのも、アール・ヌーヴォー期につくられた銀製の燭台やピューターの皿。こうして背景をひもときながら商品を見ると、目に映る姿がまた違ってきます。

その他、18世紀にオランダを経由して伝わってきた東洋の文化に影響を受けて、漆塗りのようなパピエマシェや、シノワズリな絵付けの陶器が流行ったりと、フランスの歴史をきざんだアンティーク品が数多く並んでいるんです。

 

 

さらに特徴的なのは、キリスト教に由来する宗教物を扱っている点。マリア像や、エクスヴォト、聖水入れなどが、長い時を経て神聖な空気を運んできているよう。

フランスの歴史にかかわってきた古い道具たち、その奥行きある存在感はインテリアに深い味わいをもたらしてくれそうです。

 

 

 

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ECRITURE
営業時間 12:00~18:00
定休日 月曜・火曜
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-15-6 2F
TEL 03-6452-3834


couperin(クープラン)

 

ものが持つ歴史的背景を映し出しながら、現代の暮らしにささやかな文化の香りを運び楽しむ。「couperin」ではそんなアンティークが揃います。

歴史的背景とは何かというと、例えば19世紀初頭のフランスで国を挙げて愛好されたオクトゴナル皿。その源流をたどると、実は18世紀後期にはイギリスで誕生していたんだそうです。

さらに18世紀といえば、英国ではクリームウェアが出回ったころ。そしてこのクリームウェアにフランスの貴族は憧れを抱き、自国の陶工たちへ作陶を命じました。

製造技法の流失もなく、同じ陶土もない状況下で、技術を結して誕生したのがファイアンスフィーヌと呼ばれる陶器。フィアンス製陶器という、当時フランスの食卓に根付いていた技術を土台にして新たな輝きを得たものでした。

そうした背景がcouperinに並ぶ皿や道具の前に並ぶプレートには詳しく書かれているので、いちいち感心しながら見て回ってしまいます。

 

 

そしてフランスといえば、19世紀から製造の続くバカラのクリスタルガラスも言わずと知れた存在です。

バカラのタリランドが描くダイヤのような美しいカットや、ステムグラスに模様を刻むグラビュールの繊細な技術には、つい見惚れてしまうことでしょう。

国とともに歴史を辿ってきたアンティークが語り掛ける豊かな文化的背景に、少し耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

先に紹介したECRITUREも同じビル内に入っているので、併せて訪れることもできますよ。

 

 

couperin
営業時間 12:00~19:00
定休日 火曜・水曜
所在地 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2-15-6 3F
TEL 03-6452-2611


GENIO ANTICA(ジェニオ アンティカ)

 

イギリスのアンティーク雑貨と小さなガラクタを寄せ集めた小さなアンティークショップ「GENIO ANTICA」。

1985年からこの地にお店を構えてヨーロッパや日本のアンティークを扱ううちに、イギリスの品々に見出した、人々のぬくもりに惹かれていったというオーナー。

その感覚を頼りに細かなものを集め、詰め込んだ店内は、生活に彩りをくわえるあたたかい品であふれています。

ご婦人の指を飾ったシルバーリングや、おしゃれの名残りとして残るブローチケース。小さな子供が遊んだミニカーのコレクション。紳士のポケットに入っていた小さな革財布。家族みんなでピクニックしたときに持って行ったカゴバスケット。

 

 

イギリス家庭では毎日の食卓を彩ったというスージー・クーパーの食器も、日本で人気を博した1990年代中頃にはすでに置かれていたんでしょうね。いまもスウォンジースプレイや、レイズドスポットなどいろんなペイントを施された食器が飾られています。

珍しい物だと、手回しハンドル付きのビューターなんていうホイッパーと電動ミキサーとのはざまで揺れた味わい深い品の姿も。

イギリスのリサイクルショップをそっくり日本に移してきたような、何時間でも見ていられるにぎやかな品揃えです。

お店の看板ねこがドアの上に現れたら、“営業しています“の合図ですよ。

 

 

 

 

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GENIO ANTICA
営業時間 12:00~18:30
定休日 火曜
所在地 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-6-10 1F
TEL 03-3496-3317

おわりに

今回は東京・恵比寿付近のアンティークショップについて紹介させていただきました。

洗練された大人の街に似合う、名デザイナーたちのコレクションや、ヨーロピアンアンティークを楽しめるショップが集まっていましたね。

芸術的観点からしても、かなり充足感のある時間を過ごせるのではないでしょうか。

ぜひ恵比寿でのアンティークショップ巡りの参考にしていただければと思います。

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