突然ですが、「ラフジュ工房」でネット検索すると必ずヒットする口コミサイトと言えば?
そう!転職会議とエンゲージ(旧ライトハウス)ですね。
皆さんはきっとそこに投稿された口コミの数々を見て、「え、めちゃくちゃヤバい会社じゃん」と戦慄したことでしょう。
大丈夫、わたしもその一人です。
そんな、読む者に衝撃を与えるラフジュ退職者たちの生々しい声。
入社5年目、中堅ライターたるわたしが思い切ってここに集めてみました。
そして気になる口コミの真相を、あろうことか社長本人に聞いてきました。
今回ご紹介するのは、2015年頃在籍していたという男性からの口コミです。
実際の口コミ
この口コミを読む限りでは、仕事のできる人が正当に評価されない会社、というような印象を受けますね。
でも、わたしの知っている社長はどちらかと言うと、ゴリゴリの成果主義。
ゴマすりしてどうにかなるような人ではないと思いますが、実際のところはどうだったのでしょうか?
やる気があると判断された人間が評価される

もちろん、やる気もスタッフを評価するための要素の一つではあります。
仕事への意欲とか、取り組み方とか。
なかなか成果として上がってこなくても、そういう部分で「この人は良いもの持ってるんだけどな」と思えば、配置転換を提案してみたり別の仕事を任せてみたり、ということもあります。
しかし、さもやってます風に見せてるだけで仕事は全然できない、なんて人を厚遇することは絶対ないです。
そんなふざけたことをしていられるほど、弊社に余裕はありません。

そもそも、嫌じゃないですか。
仕事できないくせに上司に取り入るのだけは上手くて、そんなのばっかり評価されてるような会社なんて。
同じものを同じお金出して買うなら、プロとしてきちんと仕事をしてくれるショップで買いたいと思うはずです。
…ここまで書いてふと思ったのですが、もしかしたらこの口コミは今も在籍中のI君に対する不満を綴ったものかもしれません。
と言うのも、I君を管理職に登用した当時、一部から反対の声が出たんです。
「あいつは特別リペアの腕が良いわけでもないのに、どうして管理職にするんですか!」と。
たしかにみんなの言う通り、彼はリペアスタッフの中では平均的な腕前でした。

あの頃はとにかく忙しいわ人手不足だわで、工房の掃除や片付け、備品の在庫管理などなど、あらゆる雑務を私一人でこなしている状態でした。
毎日毎日せわしく動き回る私の様子を見て、あるときI君が「社長、俺それやりますよ」と言ったんです。
彼には彼で自分の仕事がありますから、決して暇を持て余していたわけではありません。
にもかかわらず自分から率先して声を掛けられる人って、なかなかいないんじゃないでしょうか。
また別の日は、解決まで時間がかかりそうなトラブルが発生したときに、「じゃあそれ俺がまとめますよ」と引き受けてくれたり。
そんな感じで、私がやっていた仕事をどんどん肩代わりというか、請け負ってくれたんですね。
優れた観察眼、指示待ちではなく自ら気付いて動く姿勢、トラブル発生時の冷静な対応、そして複数の業務を完遂する能力。

リペアという仕事では評価が低かった人が、自分の能力をいかして別の仕事で貢献してくれた。
だからそこを評価しただけの話なのですが、今にして思えば、それが面白くなかったのかもしれませんね。
あいつは仕事できないくせに社長に媚びうって出世した、って。
そう考えると、この口コミの「実際の業務達成率や技術の質と評価はあまり比例しませんでした」というのもなるほど、合点がいきます。
口コミを見て不安に思った方も多いでしょうが、実際のところはこんな感じです。

まとめ。ライターのひと言
やはり、社長は筋金入りの成果主義でした(笑)
でもこれ、別にラフジュに限った話ではなく、世の中の会社の大半がそうなんじゃないでしょうか。
全然仕事できないくせにやる気アピールだけは欠かさない人なんて、評価されなくて当たり前では。
…なんて不思議に思っていたら、どうも口コミの真意はそういうことではなかったようですね。
この管理職スタッフのように、木工は人並みだけどそれ以外の能力が高いとか、これはダメでもこっちの適性はあるってパターン、よくあると思います。
実はわたしもそうで、入社したばかりの頃はカスタマーサポートをやっていたんですが、いかんせん適性がなくて。
でも、会社がライターとしての適性を見出してくれたんですよね。
ラフジュ工房は成果主義で厳しい会社、というのは間違いありません。
ですが、その人が持っている素質や能力は正当に評価します。
それに、評価の理由だって聞けばちゃんと教えてくれます。
どうしても自分の評価に納得できないときは聞いちゃいましょう。