学生の頃は毎日向かっていた木の机。いつの間にか「デスク」と呼ばれる味気ないものに取って代わられていたものの、良く考えると机は、人生の大半を付き合ってきた、誰もがとても親しみのある家具のひとつです。
そんなどちらかと言うと、学校や職場など外での付き合いが多い机ですが、アンティーク机はシンプルな外見がインテリアになじみやすく、生活に取り入れると、意外に便利な家具です。
今回は、アンティーク机の種類と合わせて、どんな用途で役立つか、アンティーク机の今どきアイデア使用術をご紹介します。
目次
キッチンやダイニングでも便利なアンティーク平机
天板下にのみ引き出しがついた、シンプルな平机。引き出しが一つだけの小さめのものや、二つ付いた通常の机サイズなど、さまざまなアンティークのものがあります。
それほど装飾もなく、すっきりシンプルな脚がついているだけなので、ナチュラルインテリアにおすすめです。サイズに応じて、キッチンのアイランドとして利用したり、小さめのダイニングテーブルとして利用したりと、いろいろなお部屋で活躍してくれます。
机としてちょうどいい大きさ・収納力、アンティーク片袖机
机と言われてほとんどの人が想像する、机の右側だけに引き出し棚がついている片袖机。程よい大きさと収納力から、一番机として使いやすいタイプです。
いつまでも使いつづけられる、シンプルなデザインが特徴のアンティークのものは、お子さんの勉強机としてもおすすめ。小さいお子さんにはシンプルすぎてつまらないなら、ペイント家具を選ぶと喜んでもらえそうですね。
意外に柔軟な大型デスク、アンティーク両袖机
両側に引き出し棚がついた両袖机は、その分横幅が広がり、たっぷり重厚な雰囲気のあるものが多いのが特徴です。
天板が大きく収納もたくさんできるので、アトリエなどの作業台として役立ちます。大きくて場所を取るのが心配と言う人は、同じアンティークでも組み立て式のものを選びましょう。
両引き出し棚部分と天板がバラバラになるため、とりあえず使わないときも簡単に収納できて便利です。
和室以外のインテリアでも活躍、アンティーク文机
正座をしてぴったりの高さの文机は、和室に置く机です。ただ現代では、和室のあるご家庭自体減ってきているので、需要がないように思われがちですが、アンティーク文机の無駄のないシンプル作りと、主張しすぎない大きさ・高さが、実は今どきのインテリアでも役立ちます。
例えば、リビングではセンターテーブルとして使いましょう。引き出し付きなので、リモコンなどの収納もできて便利ですよ。
最後に
キッチンやダイニングで、またお子さん用の勉強机やアトリエの作業台としてなど、さまざまな使い方が可能な机たち。どのタイプの机でも引き出しがついているので、収納にも役立ってくれるのがうれしいですね。目的に合ったものを選んで、是非アンティーク机の風合いも楽しんでください。