インテリア雑誌を参考にしながら、自分の好きなナチュラルスタイルのインテリアでまとめたお部屋。好きな家具と小物、雑貨を集めた今のお部屋のインテリアにはだいたい満足しているけど、雑誌で学んだインテリアを参考にしてきたから、どうも個性に欠けているのかな。もう少し人とは違ったインテリアも取り入れてみたいな。
インテリアを楽しんでいる方なら、そんなふうにナチュラルといった型にはまったスタイルに個性をプラスさせたオリジナルの素敵なお部屋にしたい!そんな希望を持っている方もいらっしゃるはず。
そこで今回ご紹介したいのが、定番のナチュラルスタイルに、ポイントで和家具を取り入れたナチュラル×和のインテリア実例です。お部屋を和テイストにするのではなく、現在のお部屋に和家具を1点~数点取り入れてあげます。和家具といっても、こてこての”和”ではなく、ご紹介するのは、ほどよい和のテイストで、古めかしさがお部屋に優しさを与えてくれる家具たちです。
まず初めに知っておきたい和家具の魅力!
和家具と聞くと、古くて渋くて、ナチュラルとはかけ離れていると感じるかもしれません。でも、和家具は年月を経た色味や傷などの表情が温かで優しく、ナチュラルスタイルの優しげな雰囲気ととてもマッチします。また、フローリングのお部屋にも違和感なく馴染みます。さらにひとつとして同じものがない一点物という所も和家具の魅力のひとつです。
それでは、和家具を取り入れたナチュラルスタイルのインテリア実例を見て行きましょう。
和のテレビボードがあるリビング
リビングにぜひ取り入れてほしいのは、和のテレビボードです。テレビの無機質な印象を古ぼけた優しい雰囲気が柔らかくしてくれます。
おすすめは前面の扉がガラスのもので、さらにクリアガラスよりもアンティークガラスが使用されたものです。アンティークのガラスにはモールガラスというストライプ柄のものや、ダイヤを散りばめたような凹凸のある可愛らしいダイヤガラス、氷の結晶のような柄がきれいな結霜ガラスなどがあります。どれもガラス越しにしまった物のシルエットをぼかしてくれるので、おしゃれな雰囲気を楽しめます。
観葉植物などのグリーンや、ナチュラル雑貨の定番、バスケットとの相性も抜群で、気軽にリビングに取り入れられます。
小振りな和食器棚のあるダイニング
次にご紹介したいのはダイニングのナチュラル×和のインテリアです。リビングのテレビボード同様、ダイニングでも小さめで控えめな和家具を使用します。それが小振りの食器棚。
和の食器棚というと、水屋箪笥や茶箪笥のような大きめで迫力あるものを想像しがちですが、ナチュラルスタイルに取り入れるのは小さくて可愛らしいサブで使える食器棚です。シンプルで控えめなデザインなので、威圧感なく、すんなりとお部屋に馴染みます。
中にしまう食器は和食器の必要はありません。普段使いのお皿やマグカップなどの白食器、グラスや取り皿などガラスの食器との相性もぴったりです。ガラス瓶との相性も良く、調味料や乾物などの食材を保存したガラス瓶を閉まっておく専用の収納棚にしてみてもいいですね。ナチュラルでお洒落な雰囲気を演出してくれます。
さりげなく小引き出しがあるお部屋
最も気軽にナチュラルスタイルにプラスできる和家具はズバリ小引き出し。とってもシンプルで小さくて、どんなナチュラルスタイルにも相性ぴったり。また、小さいのに和家具ならではの落ち着きや温かみがしっかりと感じられ、ナチュラルスタイルに和の温もりをプラスしてくれます。
小引き出しはもともと商店や学校、家庭などで使用されていた収納家具。細かいものを収納しておくのにとっても便利なので、実用としてもしっかりと活躍してくれます。リビングの雑貨を整理しておいたり、手紙やカード、シールなどの紙類をしまっておくのにも使えます。そのままフローリングの上に置いておいたり、小さいので棚やテーブルの上に置いてもOK。お部屋のどんな場所でも使いやすいです。
さいごに
ナチュラルスタイルのインテリアに和家具をプラス。古くて懐かしい、和家具ならではの空気感がお部屋に漂い、そのほどよい抜け感が心地よい空間を演出してくれます。ナチュラルなインテリアにオリジナルなテイストを取り入れたいなら、まずは気軽に取り入れられる小振りな和家具に挑戦してみてください。日本人のために作られた和家具だから、使い安さもお墨付きですよ。