お家のドアを開けて最初に通る場所、それが玄関。特に日本人は家に上がる時に靴を脱ぐ習慣がありますので、滞在時間が長く、靴を脱ぐ文化がない国と違って玄関はお家の中でも大きな存在感があります。
そんな重要な空間のひとつである玄関はパブリックな“外”とプライベートな空間“家”をつなぐ境目。特に外から帰って来た時に、ほっとできたり、元気になれたり、爽やかな気分になれたり、いつも優しく迎えてくれる玄関だったら嬉しいですね。
また、家族だけでなく、玄関はお客さんにとっても重要な場所。お家を訪れた時に初めに通る場所なので、玄関の雰囲気でお家の中のイメージ、さらには住んでいる私たちの印象も決まってしまいます。
第一印象が大切な玄関スペースですので、インテリアにこだわって家族もお客さんも素敵な気分になれる、そんな玄関を目指してみませんか。今回はみなさんに小さな工夫でもおしゃれになる玄関のインテリアコーディネート実例をご紹介したいと思います。少し玄関のインテリアに気を付けてあげるだけで、お家の印象がスッと変わります。時間や手間もかかりませんので、ぜひコーディネートのお手本にしてみてください。
目次
シンプルに絵や写真を飾ってみる。
とても簡単な方法は絵や写真を飾ることです。明るい印象にしたいならポップで鮮やかなもの、落ち着いた雰囲気なら茶系やグリーンなど自然の絵や写真。空や海などブルーが入ったものなら爽やかな印象になります。
ここでちょっとしたポイントがあります。大きなフレームは威圧感があり、主張が強いので重たいイメージが出てしまいます。なので、フレームは少し控え目にシンプル、ナチュラルなものを使ってみてください。また、絵や写真以外にも、好きな柄の布や可愛い包装紙などを代わりに使ってみると少し上級なインテリアになりますよ。
靴箱の上をインテリア用スペースに。
玄関の靴箱の上はディスプレイスペースとして使用できるものが多いです。そんなスペースも賢く活用して、玄関のインテリアを楽しみましょう。
心を癒してくれるグリーンを。
玄関で植物がお出迎えしてくれると優しい気持ちになります。育てやすいサボテンなどの多肉植物や、日陰でも育ちやすい観葉植物を飾ってみたり、お散歩がてら見つけた季節のお花や植物を飾ってみるのがおすすめです。
季節を楽しむアイテムたちを。
四季がある日本だからこそ季節を楽しむのもいいですね。例えば夏なら海岸で拾ってきた貝殻や石をガラス瓶に入れて爽やかに飾って、秋ならどんぐりや松ぼっくりをそのまま無造作にほっこりと飾ってみたり。季節感を感じられる玄関というのは、お客さんにとってもとても魅力的かと思います。
フックをつけて、吊るすインテリア。
棚などインテリアを飾るスペースがない玄関なら、壁に帽子掛けのようなフックを取り付けると、バスケットやグリーンを吊るしたり、瓶や写真をひもで吊るして飾ってみたりと、色々なインテリアが楽しめます。飾りすぎるとごちゃっとしてしまうので、適度に空間を作ることを忘れずに。
スペースがあればチェア。玄関という一つのお部屋に早変わり。
玄関にスペースがあれば、スツールや木製のチェアを置いてみませんか。出かける前の身支度、バッグの中身の確認など実用はもちろんのこと、インテリアとしても様になるチェア。雑貨を飾ったり、グリーンを飾るだけで、玄関をひとつのお部屋のような空間にしてくれます。
さいごに
インテリア雑貨にお金をかけなくても、飾るものや飾り方を工夫をすればおしゃれな玄関のインテリアを楽しめます。お家の印象を決める、大事な玄関。ぜひ自分らしいインテリアでコーディネートして素敵な空間にしてみませんか。