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アンティーク家具について

どんな場所で使える?アンティークサイドボードを選ぶ時のポイント

多彩なデザインがあるサイドボード。アンティークなら現行品では見つけられないような装飾やデザインのものもたくさん存在しています。
でも、憧れの気持ちを持ちながらいざアンティークショップを覗いてみると、豪華なものやスタイリッシュなものがズラッと並んでいて、実際のお部屋にどうやって・どこに置いたら良いのか分からなくなることはないですか?
「アンティークサイドボードが欲しいけど、選び方が分からない」「デザインがクラシックなものって、現代の生活では使えないのでは?」と購入をためらってしまう方もいるかもしれません。
しかし、他の家具と同じようにポイントを押さえた選び方をすれば、失敗なく快適にアンティークサイドボードを使っていくことができるんですよ。
今回は、アンティークサイドボードを選ぶ際に注目したいポイントや探し方をご紹介いたします!
家具選びで何から見ればいいのか迷っている方のお役に立てれば嬉しいです!

使い勝手を決める3つのポイント

ポイント1:アンティークサイドボードの基本形

アンティークサイドボードの形は大きく分けて2つ。
サイドボードといえば横長のものを思い浮かべがちですが、他にどんなものがあるのでしょうか?

サイドボード リビングボード

ひとつ目は、ワイドタイプのサイドボード。サイドボードの一番スタンダードな形状です。
背が低く横に長いので、スタイリッシュですっきりとした印象。天板が広めに作られており、電化製品などを置くのにも適したタイプです。
高さがないぶん、サイズが大きいものでも圧迫感なくお部屋に取り入れることができますよ。

サイドボード リビング

ふたつ目は、スクエアタイプのサイドボードです。よく見る長方形のサイドボードよりも高さがあり、どこかどっしりした印象のスクエアタイプ。
天板に物を置くことが多いワイドタイプと違って、真ん中に飾り棚が付いているものが主流です。ワイドタイプよりも収納スペースが充実しているものが多く見られます。

大きく分けるとこの2つのタイプが主ですが、縦方向に長いノッポタイプや中央に空間があるセパレートタイプなど、細かなものまで見れば形もサイズも様々。
使う用途やお部屋のスペース、作りたい雰囲気をよくよく考えてみると、ワイドタイプよりも合うタイプがあるかもしれません。
よく見る横長のものだけがサイドボードではないということも覚えておいてくださいね。

ポイント2:脚の有無

サイドボードには脚付きの構造の物が多いイメージですが、数こそ劣るものの、脚がついていないタイプの物も少なくありません。
さて、脚付きタイプと脚なしタイプ、どんな違いがあるのでしょうか?

サイドボード 脚付き

脚付きのサイドボードのうれしいポイントは、なんといっても圧迫感の少なさ。
脚付きの家具は、床まわりに空白が生まれることで圧迫感を和らげてくれるという効果があります。
スペースが限られたお部屋でしたら、脚付きのサイドボードを選ぶのがいいでしょう。

サイドボード 脚なし

対して脚の付いていないサイドボードは、主に日本製アンティークの物によく見られるタイプ。
欧米とは違い、床座生活が長かった日本の和家具はあまり高さがなく、底がベッタリ床についたデザインが主流です。
脚付きサイドボードと違って重心が低く圧迫感が出やすいので、スペースの限られたお部屋ではコーディネートが難しいですが、その分重厚感のある落ち着いた雰囲気のインテリアが作りやすいですよ。
お部屋のスペースやインテリアの兼ね合いと相談しながら、脚の有無を検討してみてくださいね。

ポイント3:見せる収納or隠す収納

家具を選ぶにあたって、収納スペースというのは重要なポイントです。
特にリビングなどといった人の出入りが多い場所では、「見せる収納」と「隠す収納」、しっかりと使い分けてまとまりのあるお部屋にしたいものですね。
サイドボードなどの収納家具には扉なしタイプと扉付きタイプがありますが、

  • 扉なしのオープンタイプ
  • 戸棚や引き出しなどの木製扉タイプ
  • クリアガラスなどがはめ込まれたガラス戸タイプ

大まかに分類すると、この3タイプに分けることができます。

ディスプレイが得意なオープンタイプのサイドボード

サイドボード 飾り棚

多くはシェルフと一体化したものに見られるもので、飾り棚としての特色が強いタイプになります。
雑貨やコレクションなどをディスプレイするのにもってこいのオープンタイプは、飾るものによってお部屋の雰囲気を簡単に変えられるのもポイント。ディスプレイ棚としてサイドボードを活用したい方におすすめです。

飾り棚 サイドボード

注意点としては、埃がたまりやすいこと。小まめなお掃除が必要不可欠です。また、空気や埃に触れる分飾ったものが汚れる場合もあるので、貴重なコレクションなどはしっかり扉が付いたものにしまうのがベターでしょう。

生活感をしっかり隠してくれる木製扉タイプのサイドボード

サイドボード 木製

隠す収納に特化したタイプです。
日用品や衣類など、見えると一気に生活感が増す収納にはこのタイプが断然おすすめ。
また、西洋アンティークは扉に彫刻などの装飾を施している場合が多いので、クラシカルなデザインがお好みの方にぴったりです。

サイドボード 木

ただし、木材に前面が覆われている分重厚感が増えますので、サイズや脚などで調節して圧迫感を緩和する工夫が必要な場合も。

埃が入らない安心感がうれしいガラス戸タイプのサイドボード

サイドボード ガラス扉

こちらも飾り棚としての特色が強いタイプ。
やはり見せる収納が得意なタイプですが、オープンタイプと違って中に埃が入らないので、汚したくないコレクションや食器類などを収納しても安心です。

サイドボード ガラス

クリアガラスの場合は内部が丸見えですので、常に内部を整頓しておくと、お部屋の印象が小奇麗にまとまりますよ。

欲しいサイドボードが見つからないときは、その他の箱物家具も要チェック

ここまでサイドボードの種類の違いについてご紹介してきましたが、サイドボードの他にも「キャビネット」「ローボード」「チェスト」など、いわゆる箱物家具と呼ばれる収納家具の種類は多岐にわたります。

サイドボード キャビネット

実はこれらの収納家具、特にアンティーク家具においては、明確な違いがないことも多いんです。
基本的に収納家具は形が似ているので、あっちのショップではサイドボードとして紹介されていたものがこっちのショップではキャビネットとして紹介されている、なんてこともよくある話。

サイドボード キャビネット 違い

たとえば「キャビネット」なんかはサイドボードと同じ括りでまとめられていることも多いですし、「チェスト」「ローボード」などの家具も押さえておきたいところ。見せる収納に重きを置いたコーディネートがしたいなら「シェルフ」もおすすめです。
より収納力を求めるなら少しジャンルを広げて「カップボード」などを調べてみてもいいですし、もっと小振りなものがほしいなら「サイドチェスト」や「ナイトテーブル」などを視野に入れてみてもいいかもしれません。

他にも「リビングボード」「ケビント」「デンタルケース」など、違う名前で紹介されていてもサイドボードと似たような機能を持ったアンティーク家具はたくさんあります。
「アンティーク サイドボード」で調べてみてもサイドボード探しがはかどらないときは、目先を変えて別の視点からアタックしてみましょう。

シーン別・アンティークサイドボードの活用のススメ

アンティークサイドボードを見ていて「素敵だけど…一体どうやって使えばいいの?」と疑問に思うことはないですか?年代物の家具は、現代の生活とは異なった時代に作られたものなので、一見すると使い辛そうに見えてしまうかもしれません。
いざ気に入ったアイテムを見つけても、使い方がはっきりしなかったら買うことはできないですよね…。
そんな時のために、この項目ではシーン別にアンティークサイドボードの活用方法をご紹介いたします!

テレビ台として使う

サイドボード テレビ台

サイドボードの活用法として、スタンダードなものとしてはテレビを乗せて使う「テレビ台」としての使い方がまず挙げられるでしょう。
ではテレビ台としてのサイドテーブルを選ぶとき、いったいどんなことに注意して選べばいいでしょうか?

まず、高さに注目。
一般的に、見やすいテレビの高さは「目線とテレビの上端を合わせた高さ」だと言われています。これをしっかり踏まえて、テレビを乗せる上で必要なサイドボードの高さを把握しておきましょう。

テレビボード 高さ

例えば、テレビを見る人の身長を170cmと仮定した場合、
床に座ってテレビを見るときの目線の高さ…床から約80cm
ソファや椅子に座ってテレビを見るときの目線の高さ…床から約120cm(※)
※床から座面までの高さが40cm程度の物を想定しています。

では、この数字からテレビ台の理想の高さを割り出していきましょう。

テレビボード 高さ 目安
50インチ(高さ約60cm)のテレビをサイドボードに置く場合、
床に座ってテレビを見るとき…20cm~30cm    
ソファや椅子に座ってテレビを見るとき…50cm~60cm
このくらいの高さのサイドボードを選ぶのがおすすめです。

もちろん、体型の違いやテレビのサイズによってもこの数字は変動するので一概には言えませんが、テレビ台としてのサイドボードを探す際は、自分がテレビを見る姿勢でのちょうどいい高さも考えておくのが吉ですよ。
アンティーク家具 テレビ台
次に天板の強度。
近年は薄型軽量の商品がどんどん発売されているテレビですが、とはいえ電化製品。やはりそれなりの重量はあります。
アンティークという性質上、どうしたって強度は気になるポイントですよね。アンティークのサイドボードでもテレビを乗せて大丈夫なのでしょうか?

テレビ台 強度

西洋アンティークの場合、頑丈な作りのものが多いので、テレビ台として問題なく使えるものがほとんど。
しかし、和箪笥などの和家具は天板が薄いものも多く、長時間重いものを乗せておくのにはあまり適していないので注意が必要です。不用意にテレビを置けば、たわみや歪みなど、故障の原因になりかねません。

テレビ台としてアンティークサイドボードを使いたいなら、まずはショップでそのサイドボードがテレビを置いても問題ない強度なのかを確認しておきましょう。
ショップによっては補強として厚い天板を取り付けているところもあるので、そういったリメイク品を探してみるのもひとつの手ですよ。

テレビ台 avアンプ 収納

そして、意外と見落としがちなのが扉の素材。
サイドボードの天板にテレビ本体を置いたら、戸棚などの収納スペースにAV機器をしまって、テレビ台周辺をすっきりまとめてしまいたいですよね。
ガラス戸、もしくは何にも覆われていないオープンタイプのものなら問題ありませんが、木材で覆われた木製扉タイプの扉ではリモコンの操作ができないので要注意です。
木製扉タイプ以外のものを選ぶか、どうしても木製扉タイプのものがいいのであればAV機器の場所を変えるなど、工夫して使う必要があります。

食器棚として使う

サイドボード 食器棚

リビングでサイドボードを使うなら、食器棚として活用するのもおすすめです。
スクエアタイプのサイドボードでしたら食器棚として十分使える収納力のものも多いですし、小振りなサイドボードならお客様用の食器を収納しておいて来客時にさっと取り出してみたり、とっておきの食器をいつも見える場所に飾っておくのも素敵ですね。

サイドボード 食器

コレクションとして飾りたくなるようなデザイン性の高いものから、生活感がにじみ出る普段使いのものまで、食器の雰囲気は様々。
リビングに他の食器棚があるのなら、そちらには普段使いのものを収納し、目につきやすいサイドボード内にはとっておきの食器を飾るなど、完全に分業してしまうのもひとつの手でしょう。

アンティークガラス 食器

逆に食器の数が少なくてサイドボードだけで食器収納もまかなえるという場合には、木製扉のものやモザイク性が強めのレトロガラス戸のものなどを選ぶのがおすすめです。
もちろん普段使いの食器をガラス戸のサイドボードに収納するのだってありですが、どうしたって日常で出し入れすることが多い食器類は、気を抜くとごちゃごちゃしがち。見える収納で食器収納をするなら、こまめな整理整頓を心がけましょう。

ナイトテーブルとして使う

サイドボード ベッド

寝る前の読書用の本やスマホ、ランプ、目覚まし時計など、案外ベッドの傍に置いておきたい小物って多いですよね。
ベッド周辺に無造作に置いてしまうと、一気に寝室が雑然とした雰囲気に。そんなとき、サイドボードをナイトテーブルとして取り入れてみるのはいかがでしょうか。

サイドボード 寝室

「リビングで使う家具」というイメージが強いサイドボードですが、収納も付いていて天板に物を乗せられるので、細々した小物が多い寝室収納にも便利なんですよ。

ナイトテーブル 高さ

ナイトテーブルとして使うアンティークサイドボードを選ぶときは、高さに注意して選びましょう。
寝室ではベッドに横になっている時間が一番長いため、基本的に目線は普段の生活より低めです。あまり背の高いものを選んでしまうと、圧迫感が倍増して安眠の妨げになってしまうかもしれません。
ベッドにいても手が伸ばしやすい、マットレスよりも少し高めのサイドボードを選ぶと、寝室でもストレスなくお使いいただけます。

寝室に置くサイドボードはどのタイプ?

お部屋の広さにもよりますが、横幅が極端に長いワイドタイプのサイドボードは、ベッドサイドに垂直に設置すると、ベッドの幅も相まって空間の横のスペースをかなり取ってしまいます。
それでも問題ない間取りであればいいですが、そうでない場合はレイアウトに工夫が必要です。

ナイトテーブル サイズ

幅があるサイドボードを寝室で使う場合、サイドボードをベッドの長辺に平行になるよう設置するか、ベッドの頭側か足側のどちらかに置くのがおすすめ。デッドスペースを増やさずに使うことが可能です。
ただし、その場合、引き出しや戸棚などの開閉スペースが必要になるため、サイドボードの背面をベッド側にくっつける・開閉スペースのぶんだけ余裕を持たせて設置するなどの工夫をしましょう。
ベッドの上で寝転がったままでは収納スペースに手が届かなくなってしまうので、それがわずらわしい場合はワイドタイプのサイドボードは避けた方が無難です。

おわりに

おしゃれなものが多く、「こんな家具がお部屋にあったら素敵だなぁ」と思えるアンティークのサイドボード。とっておきのインテリアにするためには、見栄えも使い勝手も最高のものを選びたいですよね。
ぜひ、自分にぴったりのアイテムを見つけて、こだわりの空間を叶えてくださいね!アンティークサイドボードをお探しの方のお役にたてれば嬉しいです。

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