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アンティーク ベンチ アンティーク家具について

意外と知らないアンティークベンチ。豊富なデザイン7選

「アンティークのベンチ」というと、どんな家具を想像するでしょう。
真っ先に思いつくのは公園で使われているようなシンプルな木製のベンチかもしれませんね。でも実は、アンティークのベンチは現代物では考えられないぐらい種類が豊富なんです。中にはあまり知名度が高くないものもあり、こんなに素敵なのに知られていないなんてもったいない!と思うこともしばしば。

そこで今回のRAFUJU MAGではそんなバラエティ豊かなアンティークベンチの種類をご紹介します。きっと「こんなベンチもあったんだ!」という新たな発見があるはずです。

 シンプルだから便利な木製ベンチ

アンティーク 木製ベンチ

木製の座面に脚がついた形のシンプルなベンチが、アンティークでは最もよく見られます。背もたれの有無や脚の素材などに多少のバリエーションはありますが、どれもほっとするような素朴な印象が素敵ですよね。

こういったアンティークベンチの多くがその昔、外仕事の際の休憩用として使われていたもの。その分多くの人に使い込まれた味わいが感じられて、それも大きな魅力です。

アンティークベンチ 木製

またシンプルなデザインなので幅広いインテリアに合わせやすく、コーディネートしやすいのも嬉しいところ。また、座面が板でできているので飾り台など、座る以外の用途にも活用しやすいという特徴もあります。

 ふかっとした座り心地のベンチソファ

アンティーク ベンチソファ

アンティークのベンチソファはソファのようにクッション性があるベンチのことです。ソファとの違いはクッションの厚み。ベンチソファはクッションの厚みが薄いのが特徴で、先ほどご紹介した木製ベンチにクッションがついていると想像すると分かりやすいかと思います。

アンティーク 長椅子

アンティークのベンチソファの強みはソファのようにふかふかした座り心地を楽しめるのに、薄いクッションとすっきりした脚のデザインのおかげであまり圧迫感が無いところです。アンティークのソファを置きたいけれど部屋が狭く見えるのは嫌だな、という方の救世主になってくれるかもしれませんよ。

エレガントなセティ

アンティーク セティ

アンティークのセティとは2人掛けの小ぶりなベンチソファのこと。もともとは上流階級で使われていた家具で、装飾の凝ったエレガントな佇まいが特徴です。一体アンティークのソファやソファベンチと何が違うのかと思うかもしれませんが、それは使う際の心構え。ソファやソファベンチがくつろぎを目的とする家具なのに対し、セティはサロンや劇場の貴賓席に置かれ、背筋を伸ばして優雅に座るためのものでした。つまりちょっと気取って使うためのものだったんですね。そのため古いものだと女性の仕草やボリュームのあるドレスを美しく見せるため、奥行や幅にゆとりを持って作られています。

大正ロマン 家具

もちろん現代では当時のように気を張って座る必要はありません。エレガントなデザインで仕草もなんだか美しく見せてくれる、そんなアンティークのベンチソファとして気軽に取り入れていただければと思います。

素朴さに惹かれるチャーチベンチ

チャーチベンチ

アンティークのチャーチベンチはその名の通り教会で使われていたベンチのこと。説教を聞いたり聖歌を歌う際に、信者が座るために使われたものです。背もたれに聖書を入れるためのポケットがついているのが特徴で、現代でも小物や雑誌を入れるのに便利と人気。他にも椅子が連なったような作りで座席が個別に分かれているものや、座面が折りたためるタイプなどちょっと個性的なバリエーションもあり目を引きます。

アンティーク 折りたたみチェア

またアンティークのチャーチベンチはその素朴な作りから、使われている木材によって雰囲気が大きく異なるのも特徴。例えばパインなど明るい色味の木でできていればカジュアル、マホガニーなど深い落ち着いた色味の木でできていれば重厚な印象です。木の種類に着目して選ぶと、より自分にぴったりのタイプが見つかるかもしれませんよ。

家具の元祖コファ

アンティーク コファ

まるで箱のようなこちらのアンティーク家具もベンチの一種です。名前はコファ、別名ブランケットボックスと呼ばれます。収納ボックスの上に座るような作りのベンチで、実はチェストなどあらゆる家具の先駆けとも言われています。17世紀にチェストができるまでヨーロッパで広く愛用され、収納ボックス、そして寒さや湿気を避けるための椅子や寝台がわりに使われたそうですよ。収納スペースには貴重品が入れられたことから、戦争時にすぐに家から持ち出せるようにと、取っ手がついたデザインが多いのも特徴です。

アンティーク ブランケットボックス

現代では用途別に家具の種類がたくさんあり、コファを本来の用途で使うことはないかもしれません。それでも中になんでも収められる懐の深さ、またベンチだけでなくセンターテーブルにも使える高い機能性は今の生活でも大活躍しそうな予感です。

形が変わるモンクスベンチ

アンティーク 折りたたみテーブル

アンティークのモンクスベンチはテーブルベンチとも呼ばれ、ベンチがテーブルにもなる折り畳み家具のことです。モンクスとは修道士や修道女のことで、持ち込める私物が限られている彼らが何通りにも使える便利さに魅了され愛用していたことからこの名前がついたそう。

アンティーク サイドテーブル

中には座面が収納箱になっているものも多く、まさにひとつで3役こなしてしまう多機能さが魅力です。
テーブルにもベンチにも使えてしまうので、置く家具を少なくしたいというミニマリストな方にもオススメです。

テーブルとベンチが一体化したテレフォンベンチ

アンティークベンチ 北欧

テレフォンベンチとは海外では「gossip bench」とも呼ばれ、電話台と座席が一体化したユニークなアンティークベンチです。今回ご紹介したベンチの中では最も新しい種類のベンチで、北欧家具メーカーで作られたものがよく流通しています。電話台の下に引き出しや棚が備わって小物や本がしまえたり、使用しない際にコンパクトに収まるよう座席が引き出しタイプになっているものもあります。

北欧ビンテージ チェア

コンパクトサイズながら便利さが詰まったテレフォンベンチは、固定電話の存在感が薄れた今でも何かと使い勝手のいい多機能ベンチとして重宝すること間違いなしです。

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最後に

7種類のアンティークベンチをご紹介してきましたが、いかがでしたか。タイプによって機能も形も大きく異なり、ベンチに対するイメージが変わったのではないでしょうか。それぞれ「ベンチ」とは異なる固有の名称を持っているので、気になったタイプがあればそちらをキーワードに探してみると、目的のアイテムに素早くたどり着けるかと思います。ぜひお気に入りの1台を探してみてくださいね。

次回はアンティークベンチのインテリアでの活用例をご紹介します。今回デザインだけをさらったアンティークベンチを空間に取り入れたらどうなるのか、より具体的に生き生きとイメージできるはずです。ぜひチェックしてみてくださいね!

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