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アンティーク家具について

温もりと郷愁あふれる昭和レトロなリビング・ダイニングを作るコツ

経年によって生まれた飴色の木目、古き良きデザイン、暖色系のポップカラーなどを特徴とする昭和レトロな家具は、どれもノスタルジックに溢れ、心和む空間を作ってくれます。
懐かしさを感じる方もいれば、逆に現代には無い魅力で新鮮さを感じる方もいて、今もなお幅広い世代の人に愛されている昭和レトロの世界。その魅力を存分に味わえるようなリビング・ダイニングに興味や憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。どうすれば昭和レトロなインテリアに仕上げることができるのか?その秘訣を知るべく、昭和レトロ家具の種類からインテリア作りのポイントまで、まるっと詳しくご紹介していきます!

昭和レトロインテリアとはどんな部屋?

「どこか懐かしさを感じる」というのが昭和レトロインテリアの最大の特徴です。昭和時代に当たり前に使われていたような家具を取り入れる事でそうした雰囲気を作ることができますよ。
昭和レトロ家具の象徴ともいえる、使い込まれた木の風合いが魅力の木製家具。そのような家具に囲まれたならば、ほっこりと心安らぐ昭和レトロ空間となります。さらにレトロならではのカラー・柄模様・ガラスなどを用いれば、素朴で落ち着きある昭和レトロインテリアに個性と彩りを添えてくれますよ。

昭和レトロを作る家具8選

ちゃぶ台

これぞ昭和レトロの代名詞ともいえる脚の短い座卓。真っ先に思い浮かぶのはこっくりとした褐色の丸いちゃぶ台ではないでしょうか。使った事がない方でも映画やアニメなどでよく見かけるため知名度が高いですよね。互いに顔を見合わせることのできる丸い形状は家族団欒の象徴のようで、まろみのある温かな雰囲気をもたらしてくれます。
他にも正方形・長方形を主流とした「角型」や小振りの「豆ちゃぶ台」などもありますよ。それぞれ異なる特性を活かしながら色々なシーンで活躍してくれます。
また丸型も角型も脚が折り畳み式になっている物が多く、いざという時の収納にも役立って便利ですよ。収納性よりもなるべく強度のある脚をお探しの方には固定脚がオススメです。

食器棚

昭和レトロな食器棚には、当時の住宅事情や生活様式に合わせて作られたとても便利な機能がたくさんあります。狭いスペースでも有効に使えるよう引き戸が多かったり、収納可能な作業台が備えてあったりと、現代でも十分に役立ってくれる優れ物です。

デザイン面に目を向ければ、取り付けられたガラス戸に昭和レトロの雰囲気を漂わせます。当時のガラス造りはまだ設備や技術が成熟していなかったためガラスに揺らぎや気泡が見られ、その姿に何ともいえない温もりと味わい深さを感じます。そしてガラスに模様を施した物もまたレトロ感を堪能できますよ。ストライプ模様の「モールガラス」や星模様が散りばめられた「星ガラス」、雪の結晶や霜の模様が広がった「結霜ガラス」など、バリエーション豊富なデザインで目を楽しませてくれる上、程よい目隠し効果もあり実用性にも長けています。

収納棚

収納棚はどんなお部屋でも必要となる、なくてはならない家具ですよね。昭和レトロな収納棚には特色の異なる様々な種類があり、大型タイプ・背の低いタイプ・壁掛けタイプ・レトロガラス戸タイプなど、用途やシーンに合わせて選ぶことができます。またビジュアルだけでなく引き出しの大きさや形・数の種類も色々で、扉タイプ、引き戸タイプ、オープンタイプなど収納スタイルも多彩にありますよ。収納棚としてはもちろんのこと、使い方によっては間仕切りとして役立つこともあり何かと万能な家具です。ここでもやはり昭和レトロ感を演出するために重要となるのは趣のある木の風合い。木の表情をたっぷり楽しめるようなシンプルな造りや意匠にレトロ感が漂います。中でもグッと深みのある色合いをした大正ロマンのようなクラシックな収納棚は重厚感があり、シックな雰囲気のレトロ空間によく馴染みます。一方ペイントを施した収納棚は素朴でシンプルな昭和レトロ家具のイメージとは打って変わって、ポップさや華やかさ、さらに軽やかさも与えてくれますよ。そんな多種多様な昭和レトロ収納棚の数々に思わず目移りしてしまいますね。

パタパタ下駄箱

現代の靴の収納といえばシューズラックやシュークローゼットのようなスタイリッシュな形が定番となっていますよね。そんな中「パタパタ下駄箱?」と首をかしげる方も、その姿を見れば「あ、これか!」とピンと来るはず。パタパタとフラップ扉で開け閉めできる造りはレトロさが満載です。古い木の味わい深さ、簡素な佇まい、シンプルなつまみなどがノスタルジックを盛り上げ、レトロ好きの間でもとっても人気のあるアイテムなんです。ただ足の平均サイズが当時よりも現代の方が大きく、靴のデザインも多様になってきたことから、現代で下駄箱として使用する際に靴がきちんと収まらない可能性があります。そのため購入前には必ず収めたい靴の外寸や棚の奥行きをチェックしておいてくださいね。もちろん下駄箱としてだけでなく、収納棚としてリビング・ダイニングでも活躍してくれますよ。扉が閉まるので見た目もスッキリ収納でき、収納物をホコリや汚れから守ることもできます。

椅子・チェア

リビング、ダイニング、書斎などをはじめとする様々なシーンに必要となるのが椅子・チェアです。昭和レトロな椅子は木製の物が多く、その味わい深く経年変化した木質とシンプルなデザインが空間に落ち着きを持たせます。リビングで一息つきたい時、穏やかに食事をしたい時、書斎で集中したい時などにはピッタリですね。張地にはベルベットやファブリックといった素材が使われていることが多く、ふっくらと優しい使い心地で癒されます。

その他回転式の物、食堂椅子のようなビニールレザーの物、学校の図工室を彷彿とさせる角型スツールなど、個性豊かなレトロ椅子がたくさんあります。椅子として使用するのはもちろんのこと、ちょっと物を置いたり飾り台にしてみたり、フレキシブルに活用できますよ。

ソファ

リビングの王様のような存在力で、どんなソファを置くかによってお部屋の雰囲気を大きく変えることができます。昭和レトロなインテリアにするならば木製アームの物はいかがでしょうか。落ち着いた木の色味と飾り気のない素朴なデザインでどんなお部屋にも馴染みやすいですよ。張地はクールな印象を与えるレザー、ナチュラルにもポップにも合うレトロ柄のファブリック、郷愁と上品さが漂うベルベットなどが昭和レトロ感があってオススメです。お部屋の雰囲気に合わせてお好きなテイストのソファを探してみてください。

そしてもう一つ忘れてはならないのが金属製フレームのソファ。こちらも昭和レトロ感たっぷりですよ。サビの風合いやシャビー感が魅力的で、昭和レトロの雰囲気にジャンクやインダストリアルといった要素をプラスしたような格好いいインテリアに仕上げる事ができます。

 照明

ノスタルジックな雰囲気作りには欠かせない照明。温かみのある柔らかい光にレトロ感が漂いますよね。
これぞ昭和レトロと感じる代表的な照明器具を挙げるならば「平笠型・ぼんぼり型シェードの吊り下げ照明」「お花型シェードの吊り下げ照明」「傘型・円柱型シェードのスタンド照明」などでしょうか。どれも昭和らしいシェードの形状をしている上、切子の透かし模様があったり、絵柄が描かれていたり、プリーツを施していたりと、細かいデザインの部分にも職人の拘りと技術が感じられ、1つ1つの個性を光らせています。それゆえ、明かりを灯さない時でもインテリアの1つとしてお部屋の雰囲気作りに大活躍しますよ。

また、使われる素材によって明かりの印象が随分と変わってくるので、デザインと共に素材のチェックも重要となりますよ。例えばガラス・プラスチック・布製の物は光を透過するため柔らかな明かりとなり、ホーロー・陶器・金属製の物は光を透過しないためシェードの向きで明暗のコントラストがハッキリつきます。ご購入の際は明かりの点灯時・消灯時の様子もぜひご確認くださいね。

雑貨

雑貨は比較的小振りな物が多く、インテリア作りの手始めとして、また初心者さんでも挑戦しやすいアイテムです。中でも昭和レトロを演出する雑貨として「駄菓子屋さんを想起させる蓋付きのガラス容器」「ユーズド感がいい味を出すブリキ缶」「昔懐かしい看板やポスター」などが特に取り入れやすいかもしれませんね。どれも昭和時代の生活に馴染み深い物ばかりで、温かみと親しみやすさを感じます。他にも昭和の古雑誌、人形やおもちゃ、クラシックなカメラなど、昭和レトロを感じる雑貨は数多くあります。雑貨の他にも、丸みを帯びたブラウン管テレビや、木製の冷蔵庫、昔懐かしい花柄の食器、レトロ柄のカーテンといった物も一緒にディスプレイすれば、昭和レトロな世界観がグーっと広がっていくようです。
お気に入りのアイテムを飾ったり並べたりして、気分の上がる特別なレトロ空間を手軽に楽しんでみてください。

シーン別に取り入れる昭和レトロ家具

リビング

リビングにはやはり癒しと寛ぎが欲しいですよね。昭和レトロなアイテムを取り入れれば心も体も和む温かな雰囲気のお部屋を作ることができます。例えばメインとなるテーブル、ソファ、収納棚などを味わいのある木味で揃えることで、シックで深みのある昭和レトロ空間を演出できます。渋さを抜きたい時には、明るい色味のファブリック生地を使用したソファや、レトロカラーにペイントした棚を置くことでカジュアルテイストに仕上げることもできますよ。ソファの張地や照明のデザイン、ディスプレイする雑貨などをお好きなテイストに合わせて選び、組み合わせることでオリジナルの昭和レトロ感を楽しめますね。またロータイプの収納棚や座卓などを用いて全体的に家具の高さを低めにすると、昭和レトロな雰囲気を醸し出しやすくなります。さらに圧迫感を感じずにお部屋の空間を広々と使えるので居心地の良い空間となるでしょう。

ダイニング・キッチン

見た目と共に機能性も重視したいダイニング・キッチン。前述で昭和レトロの家具についてご紹介しましたが「どんなテイストにしたいか」「収納はどれくらい必要か」「部屋に置くのに適した幅や大きさはどのくらいか」などをイメージした上で家具を探してみると、理想に合ったダイニング・キッチン家具に出会いやすくなりますよ。水屋箪笥や茶箪笥といった伝統的な家具も、古い時代から食器棚の用途で使用されてきた物なので現代でも快適な使い心地を味わえます。クラシカルな雰囲気や大正ロマンといったテイストもお好きな方はぜひこちらもチェックしてみてください。

ダイニングをコーディネートする際には遊び心を用いて、ダイニングチェアはあえて1つ1つ座面の素材が違う椅子を組み合わせたり、金属フレームのベンチソファを取り入れてみたりすると、一風変わったお洒落なダイニング空間になりそうですね。
キッチンでは「飾る収納」「隠す収納」をうまく使い分けるのもポイントです。見せる用ではない食器や調理道具はサクッと収納してしっかり隠しながら、昔懐かしい花柄のホーロー鍋やレトロな絵柄のガラスコップなどはディスプレイしたりガラス戸からチラッと覗かせたりして、レトロ感をさりげなく高めてみるのも良いですね。ぜひ自由な発想でインテリア作りを楽しんでみてください。

賃貸・一人暮らし

リフォームなどの大掛かりな工事などしなくても、家具や照明・雑貨などの選び方やコーディネートの仕方次第で昭和レトロなお部屋づくりは可能ですよ。さらにこだわった空間を作りたいと思った時には、賃貸でも安心な剥がすことのできるリメイクシートを壁に活用したり、カーテンやラグにレトロカラー・レトロ柄の物を取り入れたりすると一気に昭和の雰囲気が広がりますよ。
また小振りに作られた物が多い昭和レトロ家具は、一人暮らしのような限られたスペースで大活躍します。無駄なスペースを削ぎ落とし、一人にはちょうどいい自分だけの快適な空間を作れますよ。たとえ家具の数が少なかったり、小さめの家具ばかりであっても、情緒ある質感と見た目を特徴とした昭和レトロ家具に物足りなさを感じることはありません。省スペースな家具をお探しの方は要チェックですよ。

昭和レトロなインテリアを作るポイント

素材

何と言っても経年によって深みを増した木の風合いが昭和レトロを感じさせます。現代物や人工的には生み出せないその刻み込まれた味わい深さからは温かさや優しさが感じられ、何者にも代え難い魅力となります。木目を存分に活かしたシンプルなデザインが特徴の北欧・イギリスヴィンテージ家具とも相性抜群で、昭和レトロな空間にスタイリッシュやモダンな雰囲気も演出したい時にはそうした海外製ヴィンテージ品もオススメです。また全ての家具をレトロな物で揃えなくとも、お部屋全体のカラーを深みのあるブラウン系の木製家具でまとめるだけでも、昭和レトロな雰囲気を醸し出しやすくなりますよ。

前述でご紹介したレトロガラスをはじめ、アイアン、ホーロー、プラスチックなども昭和レトロを感じさせる素材ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

色味・柄

昭和レトロカラーといえば、明るさを抑えた黄色味がかったようなくすんだ色味。現代では頻繁に見かけない独特の色合いですよね。黄色やオレンジといった暖色系のものが多く、どこか温もりを感じる所も特徴といえます。そうした色味の家具を置いたりペイントを施すことで、懐かしさと共に明るさや華やかさも生まれます。カジュアルやポップな雰囲気がお好きな方にはオススメです。また昭和を代表する花柄・ストライプやドット柄といったレトロな柄も昔らしさが感じられて愛らしいです。

カラフルなレトロカラーや柄物などは、ビビットカラーが特徴的なアメリカのミッドセンチュリーや、スタイリッシュなファブリック柄が印象的な北欧ヴィンテージと通ずるものがありとてもよくマッチします。そうした家具と組み合わせることでインテリアの幅もグッと広がりますので、ぜひ選択肢に入れてみてください。

フォルム・デザイン

丸みのあるフォルムが昭和レトロ感をより引き立てるためのポイントとなります。昔ながらの黒電話や丸いちゃぶ台などが代表的ですよね。家具や家電だけでなく昭和の懐かしい看板に描かれたグラフィックにも丸みが見られ、そうした温かみのある愛らしいフォルムが私たちの心をグッと掴んで離しません。

加えて、華美な装飾を施さないシンプルなデザインであることも昭和レトロを漂わせるポイントです。当時はまだ西洋家具の製造技術を取り入れたばかりで、西洋家具を模倣しながらもどこか垢抜けない素朴感が見られてとても趣があります。例としてソファの木製アームに注目してみると「つ」の字のような形をした物が多く見られます。これはヨーロッパでよく用いられる曲げ木の技術が取り入れられているのですが、どことなく無骨な印象で日本独特の素朴感が漂い、手仕事ならではの温もりが感じられて魅力的ですよね。このような、その時代でしかみられない独特のデザインにもぜひ注目してみてください。

サイズ感

昭和レトロな家具、またアンティークと呼ばれるような家具は、当時の日本人の体や生活様式に合わせて作られているため、現行品よりも少し小さめのサイズであることが多いです。例えばテーブル・机・棚の高さや奥行き、ソファの横幅など、様々な部分にそうした傾向が見られます。「テーブルや机であれば自分の座った時の足の高さはどのくらいなのか」「棚は収納したい物を納められるような奥行きか」「ソファは○人掛けという表記に頼らずに実際どのくらいの幅が必要なのか」といった事をあらかじめ把握しておくことが大事です。購入後に後悔しないよう、事前に必ずチェックしておきましょう。
小振りだからこそ現代の生活に手軽に取り入れやすく、お部屋の空間を広く使えるというメリットもあります。限られたスペースでも昭和レトロ家具ならインテリア性にも実用性にも優れた存在として活躍すること間違いなしですよ。

おわりに

単に懐かしい物を詰め込んでしまうだけでは、ただ古ぼけただけのお部屋になってしまいますが、選りすぐりの家具や小物をコーディネートすれば、見た目も居心地も使い心地も良い昭和レトロ空間を作り上げることができますよ。ぜひオリジナル性に溢れた昭和レトロなインテリア作りをお楽しみください!

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