花柄の食器は、いつ見ても可愛らしくときめきますよね。世界中にはいろいろな花柄の食器があります。そんな中から自分好みのデザインを探し出すのは、少し難しいかもしれません。そこで、今回は様々な食器のブランドから花柄のシリーズをピックアップしてみました。お好みの花柄食器を見つけてみてくださいね。
目次
NARUMI(ナルミ)
ナルミは日本が生んだ洋食器のブランドです。日本で初めてボーンチャイナの量産化に成功した企業であり、日本におけるボーンチャイナの歴史をけん引してきたメーカーの一つでもあります。
そんなナルミの食器には、様々な花柄食器のシリーズが用意されています。
ポーチュラカは、かわいい小花柄をモザイク風にちりばめたデザイン。明るく軽やかな雰囲気が心地よいシリーズです。ポットやマグカップ、平皿にボウルとアイテムも豊富で、セット使いも楽しいですよ。
ミラノシリーズは、ブルーの花柄が上品な食器が揃います。アイテムの展開は非常に多く、ティーカップやコーヒーカップ、ソーサーなどはもちろん、ボウルやお皿、スープ皿にトレイまで揃っています。
大人っぽい花柄がお好きならば、スプリング・フィールドがおすすめです。2輪の花を描いたシリーズで、シンプルながらインパクトがあるデザインです。このシリーズにはカップやボウル、プレートだけでなく、深さのある皿もあります。カレー皿やパスタ皿として使えるのが便利ですよ。
Noritake(ノリタケ)
ノリタケと言えば、世界でも認められている日本の洋食器ブランドですよね。世界中にコレクターがいるブランドとしてもお馴染みです。
ノリタケのコレクションには、花柄デザインのものが数多くあります。どれも可愛いデザインですが、その中から選りすぐりのアイテムをご紹介します。
異国情緒あふれる花柄が魅力の花更紗シリーズは、カラーごとに異なる表情が楽しめます。プレーンな白ベースのものは、エキゾチックな雰囲気がありますが、ピンクやブルーをイラストの下地にしたタイプはふんわりとした柔らかさを感じますよ。
ジョヌフレールシリーズは、黄色のボーダーが明るい印象です。そこに色とりどりの花が散りばめられ、華やかなデザインになっています。ティーセットのアイテムを展開しているので、優雅なお茶の時間にぴったりですね。
ヨシノシリーズは、1931年からアレンジを加えながら販売を続けているパターンで、ノリタケの代表的なデザインです。オリエンタルな花柄と品のある色合わせが人気の秘密です。
MIKASA(ミカサ)
ミカサは日本で洋食器を生産していたメーカーです。アメリカを中心に、ヨーロッパやオセアニアなどで販売を続けていましたが、2003年に解散閉鎖されています。日本では業務用のテーブルウェアとして良く使われていました。
そんなミカサの食器はアンティークとしても人気があります。特に花柄の食器は昭和レトロな雰囲気があり、コレクター注目のアイテムです。
カラフルな花柄が可憐なルネッサンスアンティークローズシリーズは、どこか懐かしさを感じるデザインにホッとします。中古市場ではお皿やカップ&ソーサーのセットを見つけることが多いようです。
ビクトリアン・トラディションシリーズは、グリーンの帯にバラの絵が描かれたシリーズです。気品を感じるデザインで、ミカサの優れた品質を感じることができますよ。
ガーデンクラブシリーズは、素朴で使い勝手のいいストーンウェア。このシリーズは花柄の種類が多く、たくさん集めても楽しいかもしれませんね。
NIKKO(ニッコー)
ニッコーは1908年から120年以上も続く洋食器のブランドです。ボーンアッシュ含有量を約50%に高めることができた真っ白なボーンチャイナが有名なメーカーで、様々な陶磁器を作り出しています。ニッコーが得意とする白い器をベースに、花柄のデザインを施したシリーズをご紹介しましょう。
SALLUSはワントーンの花柄がシンプルに映えるシリーズ。黄金色の花々が、真っ白なニッコーのボーンチャイナに咲き誇ります。白と黄金色のコントラストを楽しむため、形状はシンプルに。大人っぽい印象に仕上がっています。大小サイズ違いの皿は、ケーキ皿からディナープレートとして使えるサイズまでそろっています。
手描きで花のイラストを入れているというHANAシリーズは、金色の縁取りと真っ赤な花の絵が上品な艶やかさです。こちらもティーセットとサイズの異なるプレートの展開があります。
FLOWER DANCEは、カラフルな花々を器に飾ったデザイン。独特の色遣いが情熱的で、惹かれるものがあります。
WEDGWOOD(ウェッジウッド)
ウェッジウッドはイギリスの老舗食器ブランドです。非常に有名なブランドなので、食器好きでなくとも名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか。ウェッジウッドは1759年に創業されたヨーロッパでもかなり古いブラントです。
そんなウェッジウッドの花柄の食器は実に華やかです。
ワイルドストロベリーシリーズは、ウェッジウッドの代表的なパターンになっています。野イチゴとイチゴの花を散りばめたデザインは、可愛らしくアイテムの展開も豊富です。ティーカップやコーヒーカップ、マグカップの他、皿やボウルの形も様々なものがあり、あれこれ集めたくなりますね。
ハミングバードシリーズは、色彩豊かな花とさえずる鳥が描かれています。鳥以外にもトンボやミツバチといったラッキーモチーフが描かれているので、贈り物にしても喜ばれると思いますよ。
バタフライブルームは様々な花の絵が描かれたシリーズ。境界線で柄を区切っているのが珍しいデザインになっています。
MEISSEN(マイセン)
マイセンとは、ドイツの名窯として有名なブランドです。今も国立の磁器製作所を保有しており、国を挙げての事業として認められています。その歴史は古く、1710年まで遡ります。ヨーロッパ最古の硬質磁器として、今も確かな品質の洋食器を作り出していますよ。
マイセンの花柄の食器は、美しいバラの絵付けを中心に、様々なデザインがあります。選ばれる花のモチーフは、アイリスやスミレ、アネモネにマーガレットなど幅広く、お気に入りの花のイラストを見つけられそうですね。ピンクに青、オレンジなどを使って描かれる花々は実に華やかで、眺めているだけでも満足感があります。
マイセンのシリーズで一番注目したいのは、マイセンのバラ。カップやソーサーのセットの他、小皿や深皿、ボウルなどの食器をお揃いにできますよ。
また、インドの花シリーズは、エスニックな雰囲気の花柄が印象的。現在はカップ&ソーサーのセットのみの販売となっていますが、全色揃えたくなる美しさですよ。
ARABIA(アラビア)
続いては、北欧の花柄食器をご紹介します。まずはフィンランドの食器ブランドであるアラビアです。150年もの歴史があり、フィンランドの生活には欠かせないブランドにもなっていますよ。人気の秘密は、細かな部分にまでこだわった美しさと機能性にあります。使い心地が良い、ということは、北欧の文化では非常に重要なのです。
アラビアの生み出す花柄の食器は、実に個性的です。
スンヌンタイシリーズは、食器全面に大きな花を広げた大胆なデザインになっています。明るく元気いっぱいな花の絵は、見る人を笑顔にしてくれそう。ボウルやプレート、カップ&ソーサーなどのアイテム展開で、にぎやかな食卓にぴったりです。
クロッカスシリーズは黒の線画に緑と青の色をのせた繊細で美しいパターンが魅力的。希少価値があり、ヴィンテージ品も人気です。
パストラーリは細かな草花の絵柄の中にさりげなく人物が描かれているシリーズです。独創的な絵柄に、ブルーの差し色が映えるデザインですよ。
marimekko(マリメッコ)
同じくフィンランドで有名なブランドと言えばマリメッコですよね。マリメッコは様々なプリントパターンを創造してきたデザインハウスです。マリメッコのパターンは洋服やバッグ、ファブリックや食器などに使われています。どのパターンも明るく前向きになれるデザインばかりで、世界中の人々を魅了しています。
そんなマリメッコの花柄と言えば、やはりUnikkoシリーズです。抽象的でありながら大胆な花柄は、いつの時代も新鮮に目に映ります。マグカップやコーヒーカップ、ティーカップの他、ボウルや皿類も種類が多いので、一式揃えてみても素敵ですね。
Kestitシリーズは黄色と青の花の組み合わせが鮮やかなデザイン。オンライン限定で手に入るシリーズなので、気になった方は公式のネットショップをチェックしてみてくださいね。
Vihkiruusuはウェディングローズをモチーフにしたシリーズです。整然と並ぶ花の模様が愛らしく、どこか大人っぽい雰囲気もありますよ。
Tiffany(ティファニー)
ティファニーと言えばニューヨーク発のジュエリーブランドとして有名ですが、実は美しいテーブルウェアを作り出しているブランドでもあります。まるで宝石のようにきらめく食器の数々は、他ではなかなか見られないデザインをしています。
ジャルダンシリーズは、可憐な草花と鳥や蝶といった生き物の絵を描いたシリーズです。色彩豊かに自然の風景を表現していて、繊細ながら躍動感のあるデザインになっていますよ。
ジャルダンシリーズは、ティーセットやお皿、ボウルといった磁器の他に、ガラス製品も展開しています。ガラス製品にはジャルダンのパターンが彫られており、より繊細さを感じる仕上がりですよ。
ウィステリアコレクションは、藤の花が描かれたエレガントなシリーズ。こちらも磁器の食器の他にガラス食器も用意があります。ガラスに藤の花がペイントされたデザインで、非常に美しい花柄になっています。光を通した影に藤の花が浮かび上がり、テーブルの上を華やかにしてくれますよ。
HERMES(エルメス)
エルメスも誰もが知るフランスの高級ブランドですよね。原点は馬具工房ですが、現在はバッグやウェア、アクセサリーにコスメまで幅広く商品を展開しています。多岐にわたり活躍しているエルメスですが、洋食器の取り扱いもあることはあまり知られていないかもしれません。エルメスのテーブルウェアな非常に個性的なデザインのものばかりで、圧倒的な存在感がありますよ。
そんなコレクションの中から花柄のシリーズを見ていきましょう。
ソレイユ・ドゥ・エルメスのシリーズは、エネルギッシュで明るい色柄が特徴的。花というよりは万華鏡をイメージしたパターンなのですが、夏のひまわりのような力強さを感じます。大小の平皿の他、スープ皿やボウルも展開しているのも魅力的ですね。
もう一つのシリーズは、パシフォリアシリーズ。こちらは熱帯を思わせる花々が咲き誇るデザインです。カップやボウルは内側までびっしりと絵が描き込まれていて迫力がありますよ。飾り皿にしても素敵です。
Roy Kirkham(ロイカーカム)
ロイカーカムは、イギリス最大の陶磁器の産地であるストーク・オン・トレントで活躍する食器ブランドです。ボーンチャイナや高級磁器の食器を生産しており、薄く硬く焼き上げる製法に秀でています。食器に描かれる模様は非常に鮮やかで美しく、花柄のシリーズも多い特徴がありますよ。
ルドゥーテローズシリーズは、ロイカーカムのボーンチャイナに繊細な色彩のバラを描いています。このバラのイラストはロイカーカムのブランドシンボルのようなもの。ロイカーカムに興味を持ったならまずは手に入れたいシリーズになっていますよ。
スイートピーシリーズはピンクや赤の花が散りばめられたデザイン。ティーポットとカップのセットや、カップ&ソーサー、マグカップなどがあり、ティータイムに花を咲かせてくれます。
スウィートメドウシリーズは、淡い水彩画のようなイラストが儚げなデザインです。アイテム展開が多く、ティーセットの他、ボウルやプレート、大皿などがありますよ。
Twig NEW YORK(トゥイグ・ニューヨーク)
トゥイグ・ニューヨークはその名の通りニューヨーク発の食器ブランドです。様々なアーティストとコラボレーションをしており、作り出される食器のデザインは近代的で華やかなものが多い特徴がありますよ。花柄のシリーズも豊富なので、チェックしてみましょう。
ランゲージオブフラワーシリーズは、その名の通り花言葉を託したシリーズになっています。全て愛の花言葉になっていますので、片思いの相手にプレゼントしてもロマンチックですね。
ペタルコレクションは、花びらを散らしたようなデザイン。非常に華やかで食卓がパッと明るくなりそう。サラダプレートやディナープレートの他、ボウル、カップ&ソーサーのセットまで揃えることができますよ。
デイジーチェーンシリーズは、可愛らしい黄色のデイジーが散りばめられたデザインです。手描きのような温かみのあるデイジーにほっこりしますね。イラストの配置をアイテムごとに変えることで、お揃いにしたときもリズム感が出るよう工夫されていますよ。
今回は、様々な食器ブランドの花柄シリーズをご紹介しました。多くのブランドで花柄の食器を出していることが分かりましたよね。どのシリーズもおしゃれで可愛いデザインです。花柄の食器を探すのに役立てて頂ければ幸いです。