博多といえば、どんな街を思い浮かべますか?九州の北部にある福岡県の中心であり、とんこつラーメンやモツ煮、魚介類などグルメの街として有名ですよね。
それだけではなく、最近では優れたセンス、感度の高い街としても注目を集めており、外国人旅行客は東京よりも博多を目指す、ということも珍しくないようです。そんな今注目の街、博多には魅力たっぷりのアンティークショップが多くあります。
今回は、アンティークショップ通なら見逃せない博多のお店と、少し足を伸ばした天神・薬院地区のお店をご紹介いたします。
※掲載時の情報です。実際の情報と異なる場合もあるので、詳細は店舗HPなどでお確かめください。
目次
アンティーク家具
Lloyd’s Antiques(ロイズ・アンティークス)
博多でアンティーク家具をみようと思ったら、まずは訪ねてみたいのが「Lloyd’s Antiques」です。
地下空港線の中洲川端駅のすぐ目の前、博多リバレインモールの1Fにある本格英国家具のアンティークショップ。駅前ということもありアクセスのしやすさが嬉しいですね。
英国アンティーク家具を中心に、北欧、イタリアなどの重厚感ある家具が揃っています。歴史と品格を重んじるロイズならではの、選りすぐりのアンティーク家具が出迎えてくれますよ。家具をその家庭と共に次世代へ引き継ぐ志には、アンティーク家具の醍醐味を感じさせられます。
「Lloyd’s Antiques」の家具を見て驚くのが、綺麗に補修がされているのにアンティーク家具独特の深い艶や味わいが失われていないこと。それもそのはずで、イギリスのロイズ専属修復師と日本の職人間で技術を共有して、修復に取り掛かっているという話なのです。「家具は引き継ぐもの」という考えが根底にあるイギリスの技術を活かしているから、家具の質感が失われないのですね。
「Lloyd’s Antiques」には、キャビネットやチェア、ソファなどはもちろんですが、ちょっとしたオブジェ、ミラー類が多いのも特徴的です。特にミラーはどのアイテムもクラシカルな雰囲気たっぷりで、お部屋に置けばたちまちロマンチックなイメージを演出できそう。大きな家具だと敷居が高く感じる方も、トライしやすいアンティークアイテムがありますので、まずは店内でチェックしてみたいですね。
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Lloyd’s Antiques
営業時間 10:00〜19:00
定休日 年中無休(リバレインモール閉館日を除く)
所在地 〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川瑞町3-1博多リバレインモール1F
電話番号 092-263-8630
Lille Nordic(リルノルディック)
北欧のアンティーク家具がお好きならば、専門店の「Lille Nordic」は押さえておきたいお店です。博多区は古門戸町に佇むこのアンティークショップは、落ち着いたトーンの店構えで、じっくり家具を見たい方にぴったりです。北欧ヴィンテージならではの木の温かみ、味わい深さにノスタルジックな趣きを感じます。
デンマーク、フィンランドなどから仕入れている家具はどれも安心感のあるもの。長年家具の修理をしてきた職人が、その知識や経験を活かして目利きをして買い付けているそうで、納得のいくアイテムが揃います。チェストやデスク、ソファ、椅子などメインの家具は網羅したラインナップ。珍しいところだと、キャスター付きのデスク用チェアがあるのも見どころです。アンティーク家具の販売はもちろん、業者向けにリースなども行っているのが特徴で、これから北欧調の店舗を構えたい業者も一見の価値ありですね。
長く付き合っていきたい北欧のアンティーク家具、リペアに力を入れているのもこのお店の魅力。ガタつきやキズ、色褪せなどの補修もお願いできます。修理に関しては、持ち込みも受けてくれるとのこと。今まで愛用してきた家具のお手入れも、一度相談してみてもいいかもしれませんね。
また、家具だけではなく、買い付けの際に一緒に仕入れているというアンティーク雑貨も見所の一つ。北欧のおしゃれな雑貨も是非同時に楽しみましょう。
注意点としては、平日に店舗に訪れる際には予約が必要になります。事前にお店にコンタクトを取ってみてくださいね。
ラフジュ工房で扱っている北欧ヴィンテージ家具の商品一覧はこちら
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Lille Nordic
営業時間 土・日曜日11:00〜18:00 月〜金曜日は事前予約制
定休日 不定休
所在地 〒812-0029 福岡県福岡市博多区古門戸町6-6
電話番号 092-409-5623
UNLOOP(アンループ)
博多でフレンチアンティークを楽しみたいなら、「UNLOOP」がおすすめです。地下鉄箱崎線の呉服町駅から歩いて3分ほどの距離にあるこのお店では、ちょっとサビ感があるアンティーク家具を多く取り揃えています。うちっぱなしの天井や真っ白な壁に、フランスのアンティーク家具が映えるキュートなショップです。
フランスの田舎町から集めてきたというアンティーク家具は、ちょっとしたキズや塗装ムラも愛おしく感じさせるから不思議。どの家具も、明るいトーンの木目やフランスのセンスを感じるカラーリングが魅力です。このアンティークショップの家具を自宅に迎え入れれば、フレンチムードたっぷりのお気に入りインテリアになること間違いなしですね。
テーブルや食器棚などダイニング系のアイテムが多く見られますが、フレンチアンティーク好きなら気になるのは個性的なチェアの数々。ベーシックなデザインの椅子、パステル調のペイントがされた椅子、布張りの椅子など、いろんな椅子を同時に置いてもうるさくならないのがフレンチアンティークの嬉しいところ。家族でそれぞれお気に入りを見つけて、自由にレイアウトしてもオシャレに決まるからおすすめですよ。
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UNLOOP
営業時間 平日11:00〜17:00 土・祝日10:00〜17:00
定休日 日・月曜日
所在地 〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町4-5白水ビルB棟1F
電話番号 092-292-8257
krank(クランク)
博多から少し足を伸ばして、薬院へ。ここには、全国的に有名なアンティークショップ「krank」が店を構えています。訪れた人の多くが「非日常的な空間」、「異世界に迷い込んだような」という表現をするこのお店は、アンティークの世界をどっぷりと楽しむのにはもってこいです。
「krank」では、フランス、オランダ、ベルギーなどのヨーロッパ各地から家具、雑貨の買い付けを行っているそうです。あえて塗装を取り払い無垢の状態に戻された家具は、むしろ家具本来の美しさを堪能できるのではないでしょうか。職人技を感じる細やかな装飾や、長く使っても色褪せることのない機能美で、見るものを魅了してしまうと人気なのだとか。
全体に木目を活かした無垢調の家具なので、自宅に取り入れたイメージが湧きやすいのも嬉しいポイント。艶を抑えたシックな色調だから、手持ち家具とのバランスが取りやすく実用的です。雰囲気たっぷりのお店に圧倒され尻込みしがちですが、販売されているアンティーク家具は意外なほど日常にマッチするから面白いですよね。
お店自体の居心地の良さも人気の秘密。行ってみて良かった、という声が跡を絶たないアンティークショップは全国的に見ても珍しいかもしれません。博多に訪れた際は是非薬院の「krank」まで足を伸ばしたいですね。
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krank
営業時間 14:00〜19:00
定休日 水・木曜日
所在地 〒810-0023 福岡県福岡市中央区警固3-1-27
電話番号 092-724-3250
アンティーク雑貨
LIGHT YEARS(ライトイヤーズ)
博多で抜群のセンスで魅了するアンティークショップといえば、「LIGHT YEARS」を外しては語れません。博多駅前通りから少し奥まった場所にあるこのお店は、その天才的なセンスで多くのファンを抱えています。
店頭に並んでいるのは、ラグや生地など布系のアイテムや、世界各地の民芸品の数々。特にモロッコ、インドや西アフリカなどのエスニック系アンティーク品が多くあり、その品揃えは他のアンティークショップとは少し雰囲気が異なります。ヴィンテージのジェイルラグやクッション、スツールなど異国情緒たっぷりのアイテムに心が弾みますね。
アイテムのレイアウトが独特のセンスを放ち、多くの方から支持を得ている理由の一つにもなっています。アンティーク好きはもちろんのこと、美術系の勉強をしている方や、これからお店を構えたいという方にも良い刺激になること間違いなしです。
また、スタッフの親身な接客もファンを生んでいる理由です。アイテムに対して、自分ならどう使うか、の実用例や、どのアイテムが合うのかを一緒に考えてくれたりと、ゲストの立場に立ったアドバイスをしてくれるのがありがたいですよね。スタッフのアイテムに対する愛情も深く、それぞれの商品について詳細を尋ねれば丁寧に説明してくれます。アイテムについて詳しくわかれば、購入するときも安心ですよね。
訪れた人を虜にする「LIGHT YEARS」は、博多に来たなら必ず足を運びたいアンティーク雑貨店です。
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LIGHT YEARS
営業時間 11:00〜19:00
定休日 不定休
所在地 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3-30-5
電話番号 092-473-1927
Bootymarket(ブーチーマーケット)
アンティーク雑貨が溢れかえるマーケットの雰囲気を楽しみたいなら、吉塚駅から5分ほどの場所に店を構える「Bootymarket」がオススメ。
国内外問わず集められたアンティーク雑貨が、所狭しと並べられています。倉庫のような広い店内は、宝探しをするようなワクワク感がありますよね。店長が「古いものならなんでも」とサイトの冒頭に書いているように、本当に多種多様なアンティーク品が置かれています。
格好良いものから可愛いもの、よく分からない不思議なアイテムまでとにかく盛りだくさんなので、見て歩いているうちに自分の感性に刺さるアンティーク雑貨に出会えるかもしれません。
1階だけではなく2階にも雑貨、家具などがたっぷりとあり、見て回るだけで時間が経つのを忘れてしまいそう。雑多に置かれているように見えますが、カテゴリーごとに分かれているのでアメリカンヴィンテージならここ、食器類ならここ、と目安は付けられると思いますよ。小綺麗なアンティーク品も良いけど、ジャンクな感じの古物も大好き!という方には、ばっちりマッチするお店ですね。
また、保護猫活動をされているお店でもあり、定期的に譲渡会も開催しているようです。猫好きの方も注目のお店ですよ。
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Bootymarket
営業時間 12:00〜19:00
定休日 火・水曜日
所在地 〒812-0011 福岡県福岡市博多区吉塚6丁目-11-1
電話番号 092-629-8762
古道具のささや
小さなお店ながら、厳選された古道具が置かれているのは「古道具のささや」。博多から少し足を伸ばし、地下鉄七隈線薬院駅を出て徒歩10分程度の場所にあるアンティークショップです。
アンティークショップらしい可愛らしい店構えと懐かしい赤い郵便受け、青いドアに「古道具のささや」の文字がレトロでときめきます。お店自体はこぢんまりとしていますが、置いているアイテムはどれも店主のこだわりを感じるものばかり。店内は清潔感があり、アンティーク雑貨を美しく見せる心配りが随所から伺えます。
店内に置かれているアンティーク雑貨は日本製のものがメイン。木製の家具や骨董品、掛け時計、置き時計などが目を引きます。大正、昭和レトロな雰囲気のアイテムがたまりませんね。どの商品も綺麗に磨き上げられていて、すぐに購入して使えるのも魅力。
特にヴィンテージの石油ストーブに力を入れているのが特徴で、オーナーは石油機器技術管理士の資格を持っているという徹底ぶり。レトロなヴィンテージストーブの購入はもちろんのこと、手持ちの石油ストーブの修理も受けてくれます。
また、手の届きやすい価格帯のものも多いのが嬉しいポイント。自分へのご褒美や、大切な人への贈り物を選ぶのも素敵ですね。
博多観光と合わせて、予定に組み込みたいアンティークショップです。
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古道具のささや
営業時間 14:00〜19:00
定休日 月・火曜日
所在地 〒810-0014 福岡県福岡市中央区平尾1-12-2
電話番号 092-531-4373
今回は、博多でおすすめのアンティークショップのご紹介でした。海外からも感度の高い街として注目を集めているという博多。
アンティークショップも独自のコンセプトを感じる、洗練されたお店が多いので見応えがありますね。
福岡観光の際は、見るも楽しい直方のびっくり市、楽しいがぎゅっと詰まった小倉のチャチャタウンだけでなく、是非あわせて福岡のアンティークショップ巡りも楽しんでみてくださいね。