こんにちは!ラフジュ工房店長の岩間守です。
今回は、ラフジュで販売している家具の設置、組み立てについてお話したいと思います。
というのも、つい先日当店の商品をご購入いただいたお客様から、

ですが同梱されている上下を固定するネジ止めは自分でしてくださいということで、女性一人で再び動かして後ろをネジ止めしないといけませんでした。
と、Googleレビューの方に口コミをいただきまして。
該当のお客様には、すでに担当スタッフよりお詫びのご連絡をさせていただきました。
が、私からも改めて言わせてください。
この度は当店の案内不足によりご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。
そもそもこの件は「設置」という言葉の指す意味について、私どもとお客様との間に齟齬があったことが原因の一つです。
では、齟齬とはいったいどういうことなのか?
今後の再発防止の意味も込めて、まずはそこからお話します。
「設置」の認識の違い

配送業者(アートセッティングデリバリー)のサービス内容には、たしかに「家具の搬入・開梱・設置」が含まれています。
…なのですが、今回のケースのように”工具を使って家具の上下段を固定する”という作業は、実のところ「設置」の範囲外なんです。
ドライバー等の工具を使わなければならない場合、それは「設置」ではなく「組み立て」になります。
つまり、
・我々と配送業者 ⇒ 重ねて置くまでが「設置」と思っている
・お客様 ⇒ 付属金具の取り付けまでが「設置」と思っていた
ということで、前提からしてお互いの認識に”ズレ”があったんですね。
「設置」っていうのはここからここまでの作業です、と商品ページに注意書きを載せていたわけでもありませんし、この一件に関してはただただ当店の案内が至らなかった、それに尽きます。
「組み立て」は有料サービスなんです

もしかしたら、そんな風に思った方もいらっしゃるでしょうか。
正直に言います。
実はほとんどの配送スタッフさんは、上下段の固定ぐらいだったらやってくれてます。
ただ、それはあくまでも配送スタッフさんの善意であって、本当はやらなくて良いことなんです。
なぜなら「組み立て」は有料のオプションサービスだから。
しかも、ラフジュの商品によくある「木ネジ」で固定するタイプの家具は、本来はサービスの対象外。
当該商品も、対象のボルト式ではなく木ネジ式でした。

・木ネジ(画像左):先端が尖っていて、木材にねじ込みながら締め付ける
・ボルト(画像右):ネジの一種で、基本的にはナットと合わせて使うことが多い
お金をもらっているわけでもない、まして対応不可の木ネジですから、配送スタッフさんからしてみれば放置して当然なんですよね。
にもかかわらず、実情としてはほぼ100%対応してくれていて、だからこそ私もその善意に甘えきっていました。
お恥ずかしい限りです。
反省を踏まえ商品ページを修正しました
今回こういったお申し出をいただき、早急に商品ページを見直すことにしました。
現在、宅急便やチャーター便でのお届けになる商品を除き、こちらの案内文が一律で商品ページに表示されています。

一つは、家具の固定方法がボルト式である場合。
その際はお届け前の段階で、配送業者へ組み立てオプションの依頼をさせていただきます。
もう一つは、固定方法が木ネジ式の場合。
木ネジは前述の通り組み立てオプションの対象外ですので、この場合は当店にてボルト式に作り直し(加工費3万円~)、その上でオプションの依頼をします。
今回のような箱物家具の上下段固定のほかにも、脚が取り外しできるテーブルの組み立て、ベッドの組み立てなんかも対象です。
基本的にはお客様ご自身でご対応いただくことが前提ではありますが、一人暮らしの女性やご高齢の方、あるいは家にドライバーがないなど、どうしても自分ではできない・抵抗があるというときには、ぜひご相談ください。
最後に
ちなみにラフジュ工房では、元々組み立て式ではない家具を組み立て式(ボルト固定)に加工することもできます。
例えばソファやテーブルなど、「脚が外れれば搬入できるのに」というケースも間々ありますよね。
商品によっては対応が難しい場合もありますが、ご相談いただければ確認してご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせいただけたら嬉しいです。