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コラム

おしゃれな日本の洋食器ブランド・メーカー特集

洋食器といえば「海外で作られるもの」と、つい思ってしまいがちですよね。しかし、日本国内でも古くから洋食器を作っているブランドは意外と多くあります。なかには生産も国内で行っている日本製の高品質な食器もあるんです。洋食器で有名なブランドから注目したいブランドまで取り上げてみましたので、是非ご覧ください。

Noritake(ノリタケ)

ノリタケとは、日本の洋食器ブランドで世界的にも有名です。1904年に設立したノリタケは、日本で初めてディナーセットを完成させた歴史もあります。日本における洋食器の文化をけん引してきた食器ブランドと言えそうですね。
ノリタケの魅力は長年の伝統や技術の積み重ねによるデザイン性の高さ、そして機能性の高さにあります。例えばノリタケが作り出すボーンチャイナは透光性があり艶やかな光沢が特徴的で、その美しさは世界を魅了しています。また、絵付けのデザインなども独特で、同じフラワー柄でも洋風のデザインのものからどこか和の雰囲気を感じるものまで様々です。ノリタケらしい華やかで独創的な絵柄が人気を集めていますよ。

ノリタケの食器のレパートリーは、ティーカップやティーポット、コーヒーカップ、マグカップなどのティーセットの他、お皿、サラダボウル、ケーキ皿など実に様々です。特に人気のコレクションには錦織をイメージしたアルマンド、花柄が愛らしいキューティーローズなどがあります。また、戦前アメリカを中心に輸出されていたノリタケの食器はオールドノリタケと呼ばれ、アンティーク品として非常に価値が高いものになっていますよ。
現在、ノリタケの森という陶磁器に関する総合施設を運営しており、誰でも自由に陶磁器に触れられる場所を提供しています。様々なイベントを通して社会貢献にも力を入れているブランドです。

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NARUMI(ナルミ)

ナルミとは、ボーンチャイナの製造に長けた国内洋食器の高級ブランドです。鳴海製陶株式会社から生まれたナルミは、日本ではノリタケに次ぐ人気を誇るブランドですよ。ノリタケとナルミの食器を比較する方も多く、2ブランドの競り合う関係が見て取れますね。
ナルミは日本で初めてボーンチャイナの量産化に成功したブランドです。当時、極めて困難とされていたボーンチャイナを量産化したことにより、ボーンチャイナのパイオニアとして他のブランドを引っ張っていくことになります。現在はそのノウハウを活かして、家庭用の食器だけではなく、高級ホテルのレストランや機内食のテーブルウェアとしても幅広く活躍しています。

そんなナルミの人気のコレクションには、シルキーホワイトやミラノといったシリーズがあります。シルキーホワイトは美しい白地に、繊細な花と曲線の浮彫を施した控えめながら優雅な印象のコレクション。アイテムの展開が非常に豊富で、平皿やスープ皿、ケーキ皿、カレー皿、スープカップなど一通りのアイテムが揃います。ミラノは梅の花をモチーフにしたという柄が人気のシリーズ。ティーカップやコーヒーカップなどのティーセットはもちろん、和風の湯呑セットや中華食器のセットまであることには驚きですね。

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Nikko(ニッコー)

ニッコーとは、金沢で生まれた陶器の専門メーカーです。その歴史は古く、明治時代まで遡ります。当時の日本では国家的事業として硬質陶器の製造を進めていました。その信念のもと日本硬質陶器株式会社、現在のニッコーが生まれました。設立当初はカップやティーポットなどの食器を製造して海外に輸出していますが、その後は食器だけでなく浴槽や浄化槽といった分野にも手を伸ばしていき、現在のニッコー株式会社へと進化してきました。

その中でもニッコーの食器は今も人気のあるカテゴリーです。世界一白いと認定されたボーンチャイナの食器を販売しているので、白さにこだわりのある方にもおすすめですよ。注目のシリーズは、花シリーズ。鮮やかな赤が目を惹く花柄模様で、白い食器とのコントラストが美しいデザインです。この花模様は、一つひとつ手描きされているのだそう。とても手が込んでいます。MING TREE(ミングトゥリー)シリーズは1957年にデザインされたもの。それをニッコーのボーンチャイナで復元しています。ティーカップとソーサーのセットの他、プレートが大きさ違いで揃っていますので、ケーキ皿にしても良さそうですね。
またオンラインショップでは、アウトレットコーナーも充実していますので、お得に買い物をしたい方は要チェックですよ。

大倉陶園

大倉陶園とは、1919年に設立された歴史ある日本の洋食器ブランドです。親会社はノリタケカンパニーリミテドであり、ノリタケと関係のあるメーカーでもあります。非常に繊細な絵柄や技法を得意としており、観賞用としても価値のあるアイテムを多く世に送り出しています。美しい白地にブルーの絵柄やゴールドのラインを引いたデザインが多く、他のメーカーとは違いを感じる佇まいが特徴です。

なかでも人気のシリーズがブルーローズシリーズです。コーヒーカップ&ソーサーやマグカップ、ティーカップ、ティーポット、お皿に湯呑みなどの展開がある他、花瓶などのインテリアアイテムも展開していますよ。ブルーローズシリーズは大倉陶園のシリーズの中でも圧倒的な人気を誇り、岡染めと呼ばれる技法で描かれた青いバラの花が上品に咲き誇ります。
また、ゴールドラインシリーズも人気です。大倉陶園の美しい白い陶器にゴールドのラインを引いたシンプルながら印象的なシリーズです。ゴールドラインにはリムシェープとクープシェープの2種類があり、リムシェープは持ち手やカップの下部にカーブをつけているのに対し、クープシェープは凹凸の少ないすっきりとしたシンプルな形状をしているという違いがあります。
いずれのシリーズも上品で美しく、コレクションしたくなるブランドですよ。

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たち吉

たち吉というと、和食器のイメージが強いメーカーですが、実は和洋どちらにも使えるデザインの食器も多く作っています。日本で古くから食器のセット販売を提案していたのもたち吉であり、食器を贈り物にするという感覚はそれ以前はなかったようです。今でこそ当たり前のように器を贈答品にしていますが、たち吉のアイデアが無ければそんな常識はなかったかもしれませんね。

そんなたち吉が作り出す洋食器は、洋食器ながら和の雰囲気も兼ねたものばかりです。例えば、木立シリーズは、放射状の筋がスタイリッシュなデザイン。パスタ皿やボウル、ケーキ皿など洋食に対応するラインナップですが、必ずしも洋食ではなく、和食を盛っても美しく映えます。和洋どちらも使えるので、いくつも揃えたくなるシリーズですね。花咲みシリーズは明るいカラーに線画の植物が愛らしい印象。線画は白で描かれているため、目立ちすぎず料理を盛った時もさりげなくきまります。シンプル八角シリーズは、その名の通り八角形の食器です。盛皿も小鉢も八角形になっているのがおもしろいですよね。個性的な形状にニュアンスカラーを乗せておしゃれに仕上がっています。
このようにたち吉には探してみると魅力的な洋食器もあるので、是非見てみてくださいね。

NISHIYAMA(西山)

西山は150年の歴史を持つ波佐見焼のメーカー。国産の食器作りにこだわる由緒正しいブランドです。これだけを聞くと、和食器のメーカーなのでは?と思ってしまいますよね。ところが、西山の食器のほとんどは、北欧を思わせるようなデザインのものになっています。産地は波佐見であることに間違いありませんが、これは洋食器と言って問題ないと思いますよ。

デイジーシリーズは、花のイラストのアウトラインと同じ色で塗られた絵柄が北欧デザインを思わせるコレクション。ポットやフリーカップ、マグカップにソーサーなどの茶器だけではなく、大きな深皿や茶碗、小鉢など多くのアイテム展開があり、お揃いにできるのも嬉しいですね。センティアラポールシリーズは、ポコポコとしたリズミカルな模様が楽しいシリーズ。ニュアンスカラーがおしゃれで色違いで欲しくなってしまいます。ボウルや平皿の他に、蓋つきのアミューズボウルのレパートリーもあるのがポイントです。フォレッジビスクシリーズは葉っぱの模様が可愛いシリーズ。平皿にフリーカップ、ボウル、マグカップに茶碗までありますよ。
いずれのシリーズも、波佐見焼らしい普段使いしやすい手頃感があります。それでいて国産ならでは品質の高さも魅力になっていますよ。

KINTO(キントー)

キントーは洋食器のオリジナル商品を販売する日本のブランドです。シンプルなデザインながら独特のスタイルを感じるアイテムが揃い、モダンな食卓にぴったりの洋食器が揃います。キントーの食器の特徴は、和とも洋とも感じられるデザインが多いことです。食卓に並べる料理の内容に関係なく、いつでも使える食器と言えるでしょう。

キントーの食器は、波佐見焼で作られているレパートリーもあり、例えばCERAMIC LABは波佐見の砂岩土を使ったシリーズです。素朴な土の風合いと釉薬の組み合わせが心地よいデザインになっています。RIMシリーズは波佐見焼の白磁の食器と、鉄粉入陶土を使った食器のシリーズ。NORIは波佐見焼で使われる天草陶石の磁器の原料と山土を混ぜたもので作られています。いずれのシリーズも国産の材料を使うことだけではなく、環境にも配慮しているのがポイントですよ。
また、ガラス製の食器も豊富なのがキントーのポイント。CASTシリーズは、エスプレッソカップ、コーヒーカップ、ティーカップ、ミルクカップにカフェラテ用のマグまであります。それぞれの飲み物を美味しく飲めるように設計されているというのだから、いろいろ揃えてみたくなりますね。

Sghr(スガハラ)

スガハラは、1932年創業の老舗のガラス器メーカーです。清涼感のあるガラスの食器は、和洋どちらにも使うことができますよね。また、シャンパングラスやワイングラス、タンブラーといったドリンク用の洋食器も豊富に揃っているので、グラス類が欲しい方におすすめのブランドですよ。また、お皿やボウル類も個性的なデザインのものが目を惹きます。それというのも、スガハラの食器のほとんどは、職人たちが自らデザインしているから。職人がそれぞれ、使って使い心地の良いもの、楽しいものを追求した結果、様々なデザインが生まれているようですよ。

例えばディンブル2シリーズは、高温で溶けたガラスを急速に冷やすことで縮む特性を利用した作品。ガラスの表面に滑らかな凹凸が細かくつき、独特の表情を生み出しています。カメリアシリーズは、透明なガラスのプレートに、ガラスの花を施したデザイン。光を通した時の影まで美しく、料理を乗せるのはもちろんですが、そのまま飾っておいても美しいシリーズです。1996年の発表以来人気が続いているのが、デュオシリーズ。二つの色を重ねたデザインはどこかモダンな印象です。
スガハラのガラス食器はそれぞれに個性があるのが特徴ですね。

KAGAMI(カガミ)

最後にご紹介するのが、カガミです。カガミは日本初のクリスタル専門メーカーで、繊細なクリスタルガラスの食器を販売しています。また、江戸切子にも力を入れていて、和洋どちらの技法も取り入れているブランドです。鏡が生み出すクリスタルは宮内庁御用達品としても認められている一級品ですよ。

クリスタルガラスで作られたロックグラスなどは、非常に透明度が高くお酒を注いだ時に鮮やかに映えます。クリスタルが生み出す光がより一層お酒を美味しく彩ってくれることでしょう。また、江戸切子のワイングラスなども和洋の概念が溶け合い、うっとりとするような芸術作品に仕上がっています。中でも重ね色目のロックグラスは2つのカラーが交じり合う宝石のようなきらめきを見せてくれます。見ているだけでも幸せな気持ちにさせてくれるガラス食器ですよ。凛とした美しさを称えるのが、ロイヤルブルーシリーズ。上品なロイヤルブルーの色被せにシンプルなカットを入れて、ガラスの透明な輝きをプラスしたデザインで、最高級の空間を演出できること間違いなしです。
いずれのガラス食器も、カガミならではの輝きを感じることができるものばかり。ガラス製品が好きな方に是非おすすめしたいブランドです。

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おわりに

今回は、日本の洋食器ブランド・メーカーをまとめてみましたが、いかがでしょうか。日本国内にも魅力的な洋食器ブランドが多くあることをお分かりいただけたと思います。それぞれのブランドの個性や違いを確認して、お好みの洋食器を見つけ出せると良いですよね。是非、洋食器探しの旅をお楽しみください。

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