栃木県北東部に位置する那須エリア。
那須御用邸があることでも有名ですよね。
那須高原や那須温泉郷など、自然豊かな景観や過ごしやすい気候は休暇の避暑地として人気を集めています。
大正時代から数多くの別荘やホテルが建てられ、都会の喧騒を忘れて自然を満喫する場所として愛されてきました。
今回はそんな那須エリアにあるアンティークショップをご紹介します。
店舗情報も記載しているので、気になったお店があったら足を運んでみてはいかがでしょうか。
※掲載時の情報です。実際の情報と異なる場合もあるので、詳細は店舗HPなどでお確かめください。
アンティーク家具
ROOMS(ルームス)
ルームスは、那須エリアでも素敵なお店の集まる黒磯に建てられたアンティークショップです。
お店の外に並べられた家具を見ると、英国産のローバーチェアが置いてありました。
キャンバス生地とアルミ製の脚、木製のひじ掛けが組み合わさったデザインは、近年のアウトドアブームから再び人気を集めていますね。
ローバーチェアの扱いがあるように、ルームスではヨーロッパ、それとインドのヴィンテージ家具や雑貨に加えて日本の古道具を取り扱っています。
オーナー独自の視点で集められたヴィンテージアイテムは、色味の違う木材、アルミやアイアンなどの異素材、カラフルなラグなど…
国を超えて様々なデザインがあるのに、落ち着きのある雰囲気で統一されています。
しかも個性的なのが、棚に並べられた相当な数の木彫りの熊です。
オーナーは木彫りに関するイベントなども時折開催していて、手仕事に対する敬意を忘れずに持ち続けている方です。
アンティーク家具も職人の手仕事が生んだ一点もの。
そんな心意気を持っているオーナーが扱うアンティークも、きっと同じように敬意を払って仕上げられているものばかりなのでしょうね。
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ROOMS
営業時間 12:00~18:00
定休日 不定休(InstagramまたはFacebookで告知)
所在地 〒325-0045 栃木県那須塩原市高砂町1−9
TEL 0287-64-5650
Factory Service(ファクトリー サービス)
ファクトリーサービスは古びたトタンづくりの町工場を改装して、その半分をカフェのようなモダンな建物と合わせた不思議な形のアンティークショップです。
中に入ると、赤や緑のレトロポップな色や、涼やかなアンティークガラスなど色んな年代のペンダントライトが店内を照らしています。
ショップでは国産アンティークを中心に扱っていて、その豊富な照明の数からも想像できるように、幅広い年代の家具を揃えています。
つやっぽいダーク系な色合いと、凝った装飾を施されて高級感のある大正ロマンデザインの家具。
古き良き昭和を思い起こすような、素朴な佇まいのレトロな家具。色が褪せて古びた風合いをそのまま生かした古家具など。
ここまで色んな方面の和家具を集められるのは、元工場のポテンシャルを生かした広い作りだからこそ!
それぞれの和家具好きの心を掴んでしまう魅惑のショップです。
雑貨の種類も豊富なので、好きな家具の雰囲気と合うものをじっくりと選べるのもうれしいポイント。
個人的に気に入っているのは額縁の種類も多いところです!
額縁って買えるお店がぱっと思いつかないので、こうして一つのショップの中に揃っているとありがたいです。
さらに2階ではたくさんの建具も取り揃えられています。ドアや引き戸まで、さらなるトータルコーディネートを目指す方にも納得のラインナップとなっています。
こんな素敵なショップですが、実は店内は撮影禁止となっています。足を運ばれる際は、思わずシャッターを切ってしまわないように気を付けてくださいね。
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Factory Service
営業時間 13:00~18:00(冬期は12:00~17:00)
定休日 毎月第2,第4 金・土・日
所在地 〒325-0025 栃木県那須塩原市下厚崎364−6
TEL 070-4406-0644
HaUS LIVING(ハウス リビング)
那須ICを降りてすぐ、観光客に人気のドライブコース那須街道で店を構えるハウズリビング。
ショップは平屋で横に長く作られていて、3つの建物が中をつなげた状態で連なっています。
店内はエキゾチックなムードを漂わせていて、その雰囲気を作っているのはヨーロッパ・アメリカ・アジアの各国から集められたアンティーク家具や雑貨の数々です。
アジア系のアンティークを扱っているショップって珍しいですね!
華やかな模様を施した色取り豊かなトルコランプに、エスニックな手織りのラグが、店内にアジアンな香りをもたらしています。
他には建具も豊富にそろっていて、経年してペンキがはがれたシャビ―な風合いのドアや、淡い配色のアンティークドアなんかもあります。
フレンチシャビ―なドアを探している、なんて方が居たらぴったりの品ぞろえです。ドアほど大きい物はいらないという方には、同じ雰囲気を備えた椅子も豊富に扱っていますよ。
さらに珍しいのが、入り口にも装われていたロートアイアンです。
ユニークに形どられたアイアンフレームは、いい意味で日本っぽさが無く、インテリアやエクステリアに予想外なアクセントをもたらしてくれそうです。
観光のお土産品として手ごろな価格のアンティーク雑貨も置かれているので、ドライブついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ラフジュ工房で扱っているアジアンアンティークの商品一覧はこちら
HaUS LIVING
営業時間 11:00~17:00
定休日 月曜・火曜
所在地 〒325-0001 栃木県那須郡県那須町高久甲4492
TEL 0287-62-9217
BRITISH LIFE(ブリティッシュ ライフ)
イギリス製の家具に注力し、倉庫を利用したアンティークショップが「BRITISH LIFE」です。
運営元の企業は「有限会社英国住宅 ブリティッシュライフ」で、東京の日暮里にもショップを構えています。
自社でイギリス本国からアンティーク家具を直輸入しており、買い付けはもちろんのこと、必要に応じてメンテナンスを施し、展示と販売をしています。
海上コンテナを使うほど買い付けの規模は大きく、倉庫を利用した那須の店舗では、その数500点以上の家具や雑貨が並びます。
テーブルやキャビネット、ドレッサーやビューローなどの大型家具をここまで取り揃えられるのは、広々としたスペースが確保できる倉庫型の店舗ならでは。
判明する限りで1800年代にまで遡る家具が並び、優雅で繊細な彫刻や細工が施された美しい様式美を見ることができます。
まさに「ためいきが出そうな美しさ」とはこのこと。繊細ながらも重厚感があり、いつまでも眺めていたくなりますね。
イギリスのアンティーク家具は、高品質な素材が使われたものが多く、長持ちする作りは時代を超えて愛されています。
ずっと愛せる家具を探したい!という方に、訪れてほしいショップです。
ラフジュ工房で扱っているイギリスアンティーク家具の商品一覧はこちら
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BRITISH LIFE
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜・金曜
住所 〒329-2372 栃木県那須塩原市一区町237−29
TEL 0287-39-5368
アンティーク雑貨
antiques tamiser / tamiser table(アンティークス タミゼ /タミゼ テーブル)
アンティークスタミゼとタミゼテーブルは2022年4月3日にリニューアルオープンしたばかりのアンティークショップ。
建物を正面に見て、右がタミゼテーブル、左がアンティークスタミゼとなっています。
そのさらに左にはアンティーク家具の項目で紹介した”「萬」吉田商店”が隣接しています!なんとも贅沢な場所です。
リニューアル前には恵比寿に“アンティークスタミゼ”、黒磯に“タミゼクロイソ”の2店舗を持ち、どちらも人気店でした。恵比寿からは移転した形ですね。
根強いファンは今でも片道3時間かけてくるまで来るほどだそうです!
そこまで愛されるショップである理由は、お客さんが信頼を置くオーナー2人の審美眼。
アンティークスタミゼは吉田昌太郎さん、タミゼテーブルは高橋みどりさんがオーナーを務めています。
経年で付いたシミが味わいのある木鉢や、銀継ぎの施された器など、大切に使われてきたことを思わせる食器類も魅力的なものがたくさんあります。
中には、フランスの子供が描いた落書き帳や、酒樽の蓋など、役目を終えて捨てられてしまったようなマニアックものまで!
かつての持ち主はびっくりでしょうね。
自分たちの暮らす日本とは違う文化圏のリアルな生活の中で使われていた、ちょっとした品々がおもしろいです。
こうした背景のストーリーを思わせる小物類が好きな方も、経年の味わいを残した雑貨が好きな方も、とても楽しめるショップですよ。
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antiques tamiser / tamiser table
営業時間 13:00~18:00
定休日 火曜・水曜
所在地 〒325-0056 栃木県那須塩原市本町3−13
TEL 0287-74-3448
Melody Base(メロディベース)
今年の4月29日に移転オープンしたばかりの「Melody Base」。
閑静な住宅街にあり、軒先の可愛らしい看板が目印のショップです。
ショップの名前の通り、音楽をモチーフにした雑貨を中心に、オーナーが50年以上かけて収集したアンティークやヴィンテージの品々があります。
その数なんと1万点以上に及ぶそう。まさにコレクションの宝庫です。
店内には、ヴィンテージ感漂う家具が並び、その扉を開けると小さくて可愛らしいフィギュアや、食器、小物が大切にディスプレイされています。
カトラリーやお皿、グラスのように、生活に使える雑貨はもちろんのこと、オーナーが海外で買い付けた絵画やオブジェなどインテリアにも取り入れたいアイテムもあります。
そのほかにも、コインや切手、文房具もあり、ジャンルを超えた品揃えは、お店を訪れるお客さんたちが口をそろえて「何時間でもいられる!」「宝探しをしている気持ちになる」と言うほど、大評判です。
音楽をモチーフにした品々だけでなく、なんとアバイオリンやチェロ、コントラバスなどのアンティーク楽器そのもの見ることができるのですよ。
オーナーはその昔、アルトサックスの奏者だったそう。音楽が大好きな人柄がうかがえますね。
インスタグラムでもコレクションの一部がご覧いただけます。オーナーのとびっきりの「好き」が詰まった空間で、宝探しをしてみてはいかがでしょうか。
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Melody Base
営業時間 10:00~18:00
定休日 水曜
所在地 〒325-0017 栃木県那須塩原市黒磯643−8
TEL なし
アンティーク・マザーグース
那須高原のロイヤルロード沿い、緑が生い茂る中にあるのがアンティーク・マザーグース。
ショップの看板のかわいいアヒルさんが出迎えてくれます。
レンガが使われた建物は、外観からしてクラシックの雰囲気が漂い、思わず引き寄せられてしまいます。
店内に入ると、上品で高級感が漂う絵画やオブジェが飾られ、ガラスのショーケースがずらりと並んでいます。
オーナーはご夫婦のお二人。お二人が欧米諸国やアジア諸国を実際に訪問し、一つ一つ吟味され買い付けされてきたものです。
そのジャンルは幅広く、年代は中世から20世紀初頭の高貴なアンティーク品を揃えています。
なかでも目を引くのは、明治中期から昭和初期にかけて、日本から欧米に輸出され人気を博した「オールドノリタケ」のアンティーク品たち。
ヨーロッパ諸国中心の品々の中に、めぐりめぐって日本に帰ってきたオールドノリタケの存在感はひときわ目を引きます。
日本の独自の美意識や伝統的な技術を取り入れたデザイン施されています。
明治維新の間もない当時、ヨーロッパ諸国へ日本の存在をアピールする大きな力となったことでしょう。
那須高原の自然あふれる中で、時を忘れて美しいアンティーク品を堪能してみてはいかがでしょうか。
アンティーク・マザーグース
営業時間 平日8:30~14:00(月のみ8:30~13:30)、土8:30~17:00
休日 木曜・日曜
所在地〒325-0002 栃木県那須郡那須町高久丙1787ー6
TEL 0287-76-7182
Antique&雑貨 那須LIVES(ライヴス)
植物やガーデニングが好きな方にぜひ訪れてほしいショップが、Antique&雑貨 那須 LIVES。
前述でご紹介したアンティーク・マザーグースから車で15分のところにあります。
白い建物の店舗と、お花畑のような庭先はまるでフランスの田舎に来たようです。
カラフルな窓ガラス付のドアを開くと、アンティークやヴィンテージのお皿がいっぱい!
アイテムの年代は1920年ごろのものが多いようで、ほかにもカトラリーや、気軽に飾れるカジュアルアートもあり、暮らしにすぐ取り入れたくなるものばかりです。
ガーデニング用品や古道具など、インテリアだけでなくエクステリアにまで使えそうなアイテムも揃っていますよ。
ちなみに、こちらのお店ではネット販売はしていません。
オーナーはアンティーク品を「海を越え、戦火を超えたものたち」と捉え、お客様が直接アンティーク品と出会うことを大切にされています。
一点ものが多いアンティーク品。
アイテムを選ぶときは、出会うまでのプロセスに思いを馳せることも醍醐味のひとつですよね。
ショップは週末中心の営業のようです。不定期でお休みされることもあるので、ご来店前はホームページやインスタグラムでご確認をお願いします。
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Antique&雑貨 那須LIVES
営業時間 土曜12:00~17:00、日曜12:00~16:00
定休日 不定休
所在地 〒325-0114 栃木県那須塩原市戸田676−3
TEL なし
Maria’s Country Antiques(マリアズカントリーアンティークス)
那須高原の森の中にあるショップが、Maria’s Country Antiquesです。
森林に溶け込み、「こんなところにお店が!?」と驚いてしまうことでしょう。
昨年の12月にリニューアルオープンしたばかりだそうです。
店内に入りますと、そこには映画のセットのような空間が。
キッチン雑貨やガーデニング用品を中心としたアンティーク品が見事にディスプレイされ、ヨーロッパの田舎の庶民の生活を映し出しているようです。
壁紙にはローラアシュレイのものが使われたり、レースをあしらったりとガーリーな要素も見どころです。
オーナーのマリアさんは、幼いころから古いもので遊ぶことが大好きだったとか。
アンティーク品の中でもとりわけ「貴族やお金持ちとは無縁の庶民の生活」を感じるアイテムに心を奪われてしまうそう。
店内のアイテムたちは、そんなオーナー自らがヨーロッパの田舎の小さな町や村で実際に見つけてきたものです。
なかでも面白いなと感じるのが古いコーヒーミルです。
手動式や電動式と、現在はさまざまなタイプのコーヒーミルがある中で、特にコアなファンが多い壁掛け式のコーヒーミルが、こちらのお店にあります。
陶器や金属のボディで作られていることが多く、素材が実にクラシックな雰囲気を放ちますね。
オーナーのセンス抜群の空間は、お店に行くたびにときめかせてくれるでしょう。
インテリアのヒントにもなること、間違いなしです。
「田舎のような」「庶民的が好き」「ガーリーな雰囲気が好き」という方には、絶対に訪れてほしいお店です。
オーナーの買付期間など、ショップをお休みすることもあるようです。ご来店前には一度連絡することをおすすめします。
ラフジュ工房で扱っているフレンチアンティーク家具の商品一覧はこちら
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Maria’s Country Antiques
営業時間 10:00~17:00
定休日 水曜(+不定休)
所在地 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本213-827
TEL 0287-76-6923
今回は那須エリアのアンティークショップを紹介させていただきました。
立地柄、大正時代に盛んに開かれたこともあり、西洋の高級アンティーク品が多いように感じました。
広いスペースを構えた店舗も多く、家具の品揃えも豊富でしたね。
ドライブコースに組み込めそうなところも那須エリアならではの魅力です。
ぜひ那須エリアの自然に癒されながら、アンティークショップを巡ってみてくださいね。